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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherデータ・モデリング・ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B66712-04
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データ・モデル・デザイナ向けの新機能

この序章では、Oracle Business Intelligence Publisher 11gリリース1 (11.1.1)のOracle BI Publisherデータ・モデリング機能に加えられた変更点について説明します。

この序章には、次のトピックが含まれています。

Oracle BI Publisher 11gリリース1 (11.1.1.7)の新機能

この項では、Oracle BI Publisher 11g リリース1 (11.1.1.7)の新機能について説明します。内容は次のとおりです。

11.1.1.7.16の新機能


注意:

Oracle BI Publisher 11g リリース1 (11.1.1.7.16以降)についての情報が適用されるのは、Oracle Fusion Applications 11g リリース9 (11.1.9)をご使用のお客様およびOracle Fusion Applications 11g リリース8 (11.1.8)をご使用の一部のお客様のみです。


Oracle BI Publisher 11g リリース1 (11.1.1.7.16)におけるレポート・データ・モデル開発者のための新機能は、次のとおりです。

付加フレックスフィールドのサポート

Oracle Fusion Applicationsのお客様は、付加フレックスフィールドに格納されたデータについてレポートを作成できるようになりました。詳細は、第6.3項「付加フレックスフィールドの追加」を参照してください。

11.1.1.7.10の新機能


注意:

Oracle BI Publisher 11g リリース1 (11.1.1.7.10)についての情報が適用されるのは、Oracle Fusion Applications 11g リリース8 (11.1.8)をご使用のお客様のみです。


Oracle BI Publisher 11g リリース1 (11.1.1.7.10)におけるレポート・データ・モデル開発者のための新機能は、次のとおりです。

非標準SQLのサポート

データ・エンジンでは、匿名ブロック/プロシージャ・コール、条件付き問合せ、ネストされた結果セットまたはREFカーソルを返す関数が含まれるSQL文の実行がサポートされるようになりました。詳細は、第2.3.2項「非標準SQLデータ・セットの作成」を参照してください。

名前付きの共有Webサービスをデータソースとしてサポート

以前は、Webサービスベースのデータ・セットについて、Webサービスへの接続がデータ・セットごとに構成されていました。このリリースでは、集中管理されたWebサービス接続が導入されました。管理者が設定したWebサービス接続は、データ・モデル開発者が値リストから使用できます。したがって、データ・モデルでは集中管理された接続を共有でき、データ・セットごとに設定する必要がなくなりました。詳細は、第2.8項「Webサービスを使用したデータ・セットの作成」を参照してください。

名前付きの共有HTTPをデータソースとしてサポート

以前は、HTTPベースのデータ・セットについて、HTTPサーバーへの接続がデータ・セットごとに構成されていました。このリリースでは、集中管理されたHTTP接続が導入されました。管理者が設定したHTTPサーバー接続は、データ・モデル開発者が値リストから使用できます。したがって、データ・モデルでは集中管理された接続を共有でき、データ・セットごとに設定する必要がなくなりました。詳細は、第2.13項「HTTP XML入力からのデータ・セットの作成」を参照してください。

11.1.1.7.0の新機能

Oracle BI Publisher 11g リリース1 (11.1.1.7.0)におけるレポート・データ・モデル開発者のための新機能は、次のとおりです。

MDXクエリー・ビルダー

MDXクエリー・ビルダーを使用してMDX問合せを作成できるようになりました。作成するには、OLAPキューブのディメンション・メンバーを「列」、「行」、「ページ」、「スライサ/POV」(視点の場合)の各軸に対して選択します。この機能を利用すると、MDX問合せの中で特定のメンバー、関係(たとえば子や子孫)、レイヤー(たとえばレベルや世代)を使用してメンバー選択を組み立てることができます。詳細は、第2.4項「OLAPデータソースに対するMDX問合せを使用したデータ・セットの作成」を参照してください。

ローカルXMLファイル・データソースのサポート

ローカルに格納されたXMLまたは共有XMLファイルを、データ・セットのデータソースとして使用できるようになりました。このファイルは、データ・モデル定義から必要に応じてリフレッシュできます。詳細は、第2.10項「XMLファイルを使用したデータ・セットの作成」を参照してください。

データソースとしてのCSVファイルのサポート

ローカルに格納されたCSVまたは共有CSVファイルを、データ・セットのデータソースとして使用できるようになりました。このファイルは、データ・モデル定義から必要に応じてリフレッシュできます。詳細は、第2.12項「CSVファイルを使用したデータ・セットの作成」を参照してください。

データソースとしてのEndecaのサポート

Endecaをデータソースとして使用できるようになりました。詳細は、第2.14項「Oracle Endeca問合せからのデータ・セットの作成」を参照してください。

プライベート・データソースのサポート

BI Publisherデータ・モデルを使用するデータ・セットを作成するときに、プライベートのJDBCまたはODBCデータソース接続を使用できるようになりました。詳細は、第1.8項「プライベート・データソースの管理」を参照してください。

サンプル・データの使いやすさに関する機能強化

データ・モデルの結果の表示と保存を、新しい「表示」タブでできるようになり、ブラウザ依存はなくなりました。この改良の目的は、BI Publisherでのサンプル・データの扱いを容易にするとともに、一貫性を高めることです。

Oracle BI Publisher 11gリリース1 (11.1.1.6)の新機能

Oracle BI Publisher 11gリリース1 (11.1.1.6)には、レポート・データ・モデル開発者用に次の新機能が含まれています。

イベント・ドリブン・スケジュール対応のスケジュール・トリガー

スケジュールされたレポート・ジョブの実行は、イベントに基づいて条件付けることができるようになりました。レポート・データ・モデルは、スケジュール・トリガーという新しいタイプのトリガーをサポートします。データ・モデルで作成するスケジュール・トリガーは、レポート・ジョブ・スケジュールで使用できます。レポート・ジョブの実行がスケジュールされると、このトリガーが実行されます。トリガーからデータが返されない場合、そのジョブのインスタンスはスキップされます。データが返されると、そのジョブのインスタンスはスケジュールに従って実行されます。詳細は、第5.3項「スケジュール・トリガーの作成」を参照してください。

パラメータ表示オプションの強化

パラメータ表示オプションの強化点は、次のとおりです。

データ内のHTML書式のサポート

格納済のXHTMLをXSL-FOに変換することで、生成されたレポートではデータからHTML書式を表示できるようになりました。このXHTMLデータは、CDATAセクションにラッピングされているものを抽出する必要があります。また、これをレンダリングするには、RTFテンプレートで特定の構文を使用する必要もあります。詳細は、第2.15.2項「CLOB列に格納されたXHTMLデータの処理」を参照してください。

Oracle BI Publisher 11g リリース1 (11.1.1.5)の新機能

Oracle BI Publisher 11g リリース1 (11.1.1.5)の新機能には、次が含まれています。

XMLとしてのCLOBのサポート

データ・エンジンは、構造を維持したままキャラクタ・ラージ・オブジェクト(CLOB)データ型としてデータベース列に格納された整形式XMLデータを抽出できるようになりました。この機能によって、別のプロセスで生成してデータベースに保存してあるXMLデータを、BI Publisherデータ・モデルへの入力として使用できます。詳細は、第2.15項「キャラクタ・ラージ・オブジェクト(CLOB)として格納されたデータのデータ・モデル内での使用方法」を参照してください。

データソースとしてのローカルMicrosoft Excelファイルのアップロード

ローカルに格納されたExcelファイルを、データ・モデル定義に直接アップロードできるようになりました。このファイルは、データ・モデル定義から必要に応じてリフレッシュできます。詳細は、第2.11項「Microsoft Excelを使用したデータ・セットの作成」を参照してください。

データ問合せ内でのバインド変数としてのLDAP属性の使用

LDAPセキュリティ・モデル定義で定義されたLDAP属性は、データ問合せ内でバインド変数として使用できます。詳細は、第2.17.2.1項「LDAPユーザー属性値からのバインド変数の作成」を参照してください。

Oracle BI Publisher 11g リリース1 (11.1.1.3)の新機能

Oracle BI Publisher 11g リリース1 (11.1.1.3)の新機能には、次が含まれています。

ユーザー・インタフェースの大幅な改良

新しいホーム・ページや再設計されたエディタやペインなど、ユーザー・インタフェースがいくつかの点で大幅に改良されました。これらの改良は、Oracle BI Publisherでの操作をより容易にし、一貫性を高めるためのものです。新しいインタフェースの使用方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherユーザーズ・ガイドを参照してください。

BIプレゼンテーション・カタログの共有化

Oracle BI Enterprise EditionでのBI Publisherのインストールについて、BI Publisherでは、Oracle BIプレゼンテーション・サービスと同じカタログを共有しています。強化されたカタログの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherユーザーズ・ガイドを参照してください。

データ・モデル・エディタ

このリリースでは、レポートのデータ・モデルを作成するためのデータ・モデル・エディタが導入されています。データ・モデル・エディタにより、SQL、Excelファイル、Webサービス、HTTPフィード、その他のアプリケーションなど、様々なデータソースの複数のデータ・セットから単一のXML構造にデータを組み合せることができます。各データ・セットは関連のないものであることも、データ・セット間にデータ・リンクを使用してリレーションシップが確立されていることもあります。このガイドでは、データ・モデル・エディタの詳しい使用方法について説明しています。

共有可能なオブジェクトとしてのデータ・モデル

データ・モデルは、個別のカタログ・オブジェクトとして保存されます。そのため、複数のレポートに単一のデータ・モデルを使用できるようになりました。

テータソースとしてのMicrosoft Excelファイルのサポート

BI Publisherデータ・モデルでデータ・セットを作成するために、Microsoft Excelファイルが使用できるようになりました。詳細は、第2.11項「Microsoft Excelを使用したデータ・セットの作成」を参照してください。

データソースとしてのビュー・オブジェクトのサポート

BI Publisherを使用すると、Oracle Application Development Frameworkで作成したカスタム・アプリケーションに接続して、そのアプリケーションのビュー・オブジェクトをレポートのデータソースとして使用できます。詳細は、第2.7項「ビュー・オブジェクトを使用したデータ・セットの作成」を参照してください。