Oracle® Fusion Middleware Oracle Real-Time Decisionsプラットフォーム開発者ガイド 11g リリース1 (11.1.1) B72429-01 |
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この章では、Oracle RTD Webサービスを企業の業務系システムと統合する方法について、NetBeans IDEとOracle RTD DecisionService.wsdlを例に説明します。
Real-Time Decision Serverの統合点は、ゼロ・クライアントの手法でも使用できます。デプロイ済のインライン・サービスの統合点は、Webサービスの定義によって公開されます。
デプロイ済の統合点を同期して起動したり非同期で起動する機能は、Real-Time Decision ServerによってWebサービスとして公開されます。これらの操作の定義は、次の場所からWSDLファイルとして入手できます。
RTD_HOME
\deploy\DecisionService\DecisionService.wsdl
WSDLファイルには、使用可能なすべての複合型と操作が定義されています。
Oracle Real-Time Decisionsリリース2.2では構造がわずかに変更されて、デシジョン・サービスがWS-I Basicレベルに準拠するように改良されています。以前のバージョンのWSDLファイルの名前は次のとおりです。
RTD_HOME
\deploy\DecisionService\DecisionServiceLegacy.wsdl
新しいWSDLを使用して新しいクライアントを開発することをお薦めしますが、DecisionServiceLegacy.wsdl
に定義されているプロトコルにもサーバーはこれまでと同様に対応でき、既存クライアント機能が実現されます。
この章では、NetBeans IDEを使用して、RTD DecisionService WSDLファイルからJava WSDL Webサービス・クライアントを作成する方法について詳細に説明します。また、Webサービス・プロジェクトのMainクラスのコードも示します。
この章には次のトピックが含まれます:
Webサービス・クライアントで作業を行う前に、次の作業を実行する必要があります。
http://www.netbeans.org/downloads/index.html
からNetBeans IDE (Javaバンドル)をダウンロードします。
NetBeans IDEをインストールして起動します。
Netbeans IDEで、新しいNetBeans Javaアプリケーション・プロジェクトを作成するには、次の手順を実行します:
上部のメニューで「File」→「New Project」を選択します。
「New Project」ダイアログで次のようにします。
「Categories」で「Java」を選択します。
「Projects」で「Java Application」を選択し、「Next」をクリックします。
「Project」に名前を入力し、「Finish」をクリックします。
JAX-RPC Webサービス・プラグインのインストール
上部のメニューで「Tools」→「Plugins」→「Available Plugins」を選択します。
「Plugins|Plugins」ダイアログで「Available Plugins|Available Plugins」タブをクリックします。
「Web Services plug-in」チェック・ボックスを選択し、「Install」をクリックします。プラグインをインストールします。
Oracle RTD Webサービス・クライアントの作成
「Projects」エクスプローラで、使用するプロジェクトを右クリックし、 「New」→「Web Service Client...」を選択します。
「New Web Service Client」ダイアログで「Local File」ラジオ・ボタンを選択します。
「Local File:」の横にある「Browse...」ボタンをクリックします。
Oracle Real-Time Decisionsインストール内にあるDecisionService.wsdl
ファイルを探します。
例:
C:\OracleBI\RTD\client\Client Examples\Web Service Client Example\DecisionService.wsdl
C:\OracleBI\RTD\deploy\DecisionService\DecisionService.wsdl
「Client Style」で「JAX-WS Style」を選択します。
「Package」でプロジェクト・パッケージを選択します。
「Finish」をクリックします。
用意されているJavaコードを追加してクライアントをテストするには、次の手順を実行します:
「Projects」エクスプローラで「oracle.rtd.test」パッケージを作成します。
このパッケージの下にMainクラスとSecurityHandlerクラスを作成します。RTD_HOME
\client\Client Examples\Web Service Client ExampleにあるファイルMain.javaとSecurityHandler.javaと同様に、このサンプルのクラス・コンテンツを使用してください。
システムによって生成されたMainクラスは削除してかまいません。
「Web Service References」の下にある「DecisionService」を右クリックし、「Configure Handlers...」をクリックします。
「Configure Message Handlers」ウィンドウで「Add」をクリックして、oracle.rtd.test.SecurityHandlerクラスをハンドラとして追加し、「OK」をクリックします。
上部のメニューから「Run」→「Run Main Project」を選択します。
IDEの下部にある「Output」タブで出力を確認します。