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Oracle® Business Intelligence Mobileアプリケーション・デザイナ・インストレーション・ノート
11g リリース1 (11.1.1.7.1)
E52963-01
 

 

Oracle® Business Intelligence Mobileアプリケーション・デザイナ

インストレーション・ノート

11g リリース1 (11.1.1.7.1)

E52963-01(原本部品番号:E48576-03)

2014年2月

このドキュメントでは、Oracle Business Intelligence Mobileアプリケーション・デザイナのインストール方法について説明します。内容は、次のとおりです。

1 概要

Oracle Business Intelligence Mobileアプリケーション・デザイナをインストールするには、既存のOracle Business Intelligence Enterprise Edition環境に必要なパッチをダウンロードして適用します。インストール後のタスクを完了して、お使いの環境でBI Mobileアプリケーション・デザイナのコンポーネントを有効にします。

2 前提条件

パッチをインストールまたは削除する前に、次の要件を満たしていることを確認します。パッチをMy Oracle Support(https://support.oracle.com)からダウンロードします。

3 Oracle BI Mobileアプリケーション・デザイナのインストール

次のタスクを実行して、Oracle BI Mobileアプリケーション・デザイナをインストールします。

3.1 タスク1: Oracle BIEEシステムの停止

次の順序ですべてのコンポーネントを停止します。

  1. BI Systemのコンポーネント。

    • UNIXの場合:

      次の場所に移動します。

      prod_mwhome/instances/<instance>/bin

      コマンド・プロンプトで次のように入力します。

      ./opmnctl stopall

    • Windowsの場合:

      次の場所に移動します。

      prod_mwhome\instances\<instance>\bin

      コマンド・プロンプトで次のように入力します。

      opmnctl stopall

  2. WebLogic管理対象サーバー:

    • UNIXの場合:

      次の場所に移動します。

      prod_mwhome/user_projects/domains/<domain_name>/bin

      コマンド・プロンプトで次のように入力します。

      ./stopManagedWebLogic.sh bi_server1

    • Windowsの場合:

      次の場所に移動します。

      prod_mwhome\user_projects\domains\<domain_name>\bin

      コマンド・プロンプトで次のように入力します。

      stopManagedWebLogic.cmd bi_server1

  3. WebLogic管理サーバー

    • UNIXの場合:

      次の場所に移動します。

      prod_mwhome/user_projects/domains/<domain_name>/bin

      コマンド・プロンプトで次のように入力します。

      ./stopWebLogic.sh

    • Windowsの場合:

      次の場所に移動します。

      prod_mwhome\user_projects\domains\<domain_name>\bin

      コマンド・プロンプトで次のように入力します。

      stopWebLogic.cmd -stop

3.2 タスク2: Oracle BI Mobileアプリケーション・デザイナOPatchの適用


注意:

標準的なOracle Fusion Middleware (FMW)のお客様は、このパッチを次のパスに適用する必要があります。

-MW_HOME /OracleBI1 (Oracle BI Home)


OPatchを適用する手順は次のとおりです。

  1. パッチzipファイルをOracle BIホーム・ディレクトリに解凍します。

    たとえば、次のようになります。

    • Unixの場合、パッチ17220944を次のパスに抽出します。

      prod_mwhome/Oracle_BI1/17220944

    • Windowsの場合、パッチ17220944を次のパスに抽出します。

      c:\prod_mwhome\Oracle_BI1\17220944

  2. 現行ディレクトリを、パッチがあるディレクトリに設定します。

    次に例を示します。

    • UNIXの場合: Oracle BIホーム・ディレクトリがprod_mwhome/Oracle_BI1の場合、次のように入力します。

      $ cd prod_mwhome/Oracle_BI1

    • Windowsの場合: Oracle BIホーム・ディレクトリがC:\prod_mwhome\Oracle_BI1の場合、次のように入力します。

      cd c:\prod_mwhome\Oracle_BI1

  3. コマンド・プロンプトで、ORACLE_HOME、PATHおよびJAVA_HOME環境変数を、オペレーティング・システムに応じて適切に設定します。

    次に例を示します。

    • Unixの場合: Cシェルから派生したコマンド・シェルを使用している場合、次のように入力して環境変数を設定します。

      setenv ORACLE_HOME $PWD
      setenv PATH $ORACLE_HOME/bin:$PATH
      setenv JAVA_HOME $ORACLE_HOME/jdk
      setenv PATH $JAVA_HOME/bin:$PATH
      setenv PATH $ORACLE_HOME/OPatch:$PATH
      
    • Windowsの場合: Oracle BIホーム・ディレクトリがC:\prod_mwhome\Oracle_BI1の場合、次のように入力して環境変数を設定します。

      set ORACLE_HOME=C:\prod_mwhome\Oracle_BI1
      set PATH=%ORACLE_HOME%\bin;%PATH%
      set JAVA_HOME=%ORACLE_HOME%\jdk
      set PATH=%JAVA_HOME%\bin;%PATH%
      set PATH=%ORACLE_HOME%\OPatch;%PATH%
      
  4. コマンド・プロンプトで、ディレクトリを、抽出されたパッチのディレクトリに変更します。

    次に例を示します。

    • Unixの場合: パッチ17220944を次のパスに抽出した場合

      prod_mwhome/Oracle_BI1/17220944

      この場合、次のように入力します。

      $ cd prod_mwhome/Oracle_BI1/17220944

    • Windowsの場合: パッチ17220944を次のパスに抽出した場合

      C:\prod_mwhome\Oracle_BI1\17220944

      この場合、次のように入力します。

      cd C:\prod_mwhome\Oracle_BI1\17220944

  5. パッチを適用します。

    次のコマンドを使用して、パッチをORACLE_HOMEに適用します。

    opatch apply

    OPatchが起動すると、パッチを検証して、ORACLE_HOMEにすでにインストールされているソフトウェアとの競合がないことを確認します。

    OPatchでは、競合を次の2種類に分類します。

    • ORACLE_HOMEにすでに適用されているパッチとの競合。

      この場合、パッチのインストールを中止して、Oracleサポート・サービスにお問い合せください。

    • ORACLE_HOMEにすでに適用されているサブセット・パッチとの競合。

      この場合、新しいパッチにはORACLE_HOMEの既存のパッチの修正がすべて含まれているので、インストールを続行してください。

4 インストール後の手順

OPatchの適用後、次の手順を実行します。

4.1 タスク1: Oracle BI Mobileアプリケーション・デザイナのデプロイ

WebLogic構成アシスタントを実行して、Oracle BI Mobileアプリケーション・デザイナをデプロイします。この手順は、初めてパッチをインストールするときにのみ必要です。

次のようにオペレーティング・システムに基づいて、ORACLE_HOME(デフォルト・フォルダ名はOracle_BI1)のbinディレクトリからOracle Business Intelligence構成アシスタントを起動します。

例:

  • Unixの場合: prod_mwhome/Oracle_BI1/common/binに移動して、

    次のコマンドを実行します

    ./config.sh

  • Windowsの場合: prod_mwhome\Oracle_BI1\common\binに移動して、

    次のコマンドを実行します

    config.cmd

構成アシスタント画面に対して次のように入力します。


注意:

bimad Webアプリケーションは、分析Webアプリケーションのターゲットと同じターゲットにデプロイする必要があります。デフォルトのターゲットは「bi_cluster」です。


  1. 「ようこそ」画面で、次の操作を行います。

    「既存のWebLogicドメインの拡張」を選択します。

    describes wls_1.gifについては前後の文で説明しています。
  2. 「WebLogicドメイン・ディレクトリの選択」画面で、次の操作を行います。

    拡張するドメイン(bifoundation_domainなど)を選択します。

    WebLogicドメイン・ディレクトリの選択
  3. 「拡張ソースの選択」画面で、次の操作を行います。

    「既存の拡張テンプレートを使用してドメインを拡張する」を選択します。

    「拡張ソースの選択」画面
  4. 「参照」をクリックし、<mw_home>/Oracle_BI1/common/templates/applications/oracle.bimad_template_11.1.1.jarを探して選択することにより、

    「テンプレートの場所」を指定します。

    テンプレートの選択
  5. 「JDBCデータ・ソースの構成」画面で、次の操作を行います。

    「次へ」をクリックします。

    「JDBCデータ・ソースの構成」画面
  6. 「JDBCデータ・ソースのテスト」画面で、次の操作を行います。

    「次へ」をクリックします。

    JDBCコンポーネント・スキーマの構成
  7. 「JDBCコンポーネント・スキーマの構成」画面で、次の操作を行います。

    「次へ」をクリックします。

    「JDBCデータ・ソースのテスト」画面
  8. 「JDBCコンポーネント・スキーマのテスト」画面で、次の操作を行います。

    「次へ」をクリックします。

    JDBCコンポーネント・スキーマのテスト
  9. 「オプションの構成を選択」画面で、次の操作を行います。

    「次へ」をクリックします。

    「オプションの構成を選択」画面
  10. 「構成のサマリー」画面で、次の操作を行います。

    「拡張」をクリックします。

    構成のサマリー
  11. 「ドメインの拡張中」画面で、進捗状況が100%の場合、次の操作を行います。

    「完了」をクリックして終了します。

    「ドメインの拡張中」の「進行状況」画面

4.2 タスク2: Oracle BI Mobileアプリケーション・デザイナのセキュリティ構成の更新

この手順では、Pythonスクリプトを実行し、BI Mobileアプリケーション・デザイナに必要なセキュリティ権限を使用してシステムJAZNファイル(system-jazn-data.xml)を更新します。この手順は、初めてパッチを適用するときにのみ必要です。

  1. WebLogic管理サーバーを起動します。

    • UNIXの場合:

      prod_mwhome/user_projects/domains/<domain_name>/binに移動します。

      コマンド・プロンプトで次のように入力します。

      ./startWebLogic.sh

    • Windowsの場合:

      prod_mwhome/user_projects/domains/<domain_name>/binに移動します。

      コマンド・プロンプトで次のように入力します。

      startWebLogic.cmd -start

  2. WLSTスクリプトを実行して、Oracle Fusion Middlewareとの統合を有効化します。

    • Unixの場合: ディレクトリを、インストール・ディレクトリに変更します。

      cd prod_mwhome/Oracle_BI1/bifoundation/install

      さらに、次のように入力します。

      prod_mwhome/Oracle_BI1/common/bin/wlst.sh addMADCodeGrants.py t3://<hostname>:7001 <WebLogic administrator name>

      例:

      prod_mwhome/Oracle_BI1/common/bin/wlst.sh addMADCodeGrants.py t3://myserver1:7001 weblogic

    • Windowsの場合: ディレクトリを、インストール・ディレクトリに変更します。

      cd c:\prod_mwhome\Oracle_BI1\bifoundation\install

      さらに、次のように入力します。

      prod_mwhome\Oracle_BI1\common\bin\wlst.cmd addMADCodeGrants.py t3://<hostname>:7001 <WebLogic administrator name>

      例:

      prod_mwhome\Oracle_BI1\common\bin\wlst.cmd addMADCodeGrants.py t3://myserver1:7001 weblogic

4.3 タスク3: BIプレゼンテーション・サービスでのBI Mobileアプリケーション・デザイナの有効化

BIプレゼンテーション・サービスのユーザー・インタフェースで、BIプレゼンテーション・サービスのinstanceconfig.xmlファイルを更新して、BI Mobileアプリケーション・デザイナを有効化します。

  1. 構成ファイルのinstanceconfig.xmlを開いて編集します。instanceconfig.xmlは次の場所にあります。

    ORACLE_INSTANCE\config\OracleBIPresentationServicesComponent\coreapplication_obipsn

    例:

    \instances\instance1\config\OracleBIPresentationServicesComponent\coreapplication_obips1

  2. 次の例に示すように、<EnableMAD>要素をファイルに追加します。

    <ServerInstance>
        .....
         <AdvancedReporting>
             <EnableMAD>true</EnableMAD>
             ...
        </AdvancedReporting>
      </ServerInstance>
    
  3. instanceconfig.xmlファイルを保存します。

4.4 タスク4: 管理対象サーバーおよびBIコンポーネントの起動

管理対象サーバーおよびBIコンポーネントを起動します。

  1. 管理対象サーバーを起動します。

    • Unixの場合、次の場所に移動します。

      prod_mwhome/user_projects/domains/<domain_name>/bin

      コマンド・プロンプトで次のように入力します。

      ./startManagedWebLogic.sh bi_server1

    • Windowsの場合、次の場所に移動します。

      prod_mwhome\user_projects\domains\<domain_name>\bin

      コマンド・プロンプトで次のように入力します。

      startManagedWebLogic.cmd bi_server1

  2. 次のアクションを実行して、BIシステム・コンポーネントを起動します。

    • Unixの場合、次の場所に移動します。

      prod_mwhome/instances/<instance>/bin

      コマンド・プロンプトで次のように入力します。

      ./opmnctl startall

    • Windowsの場合、次の場所に移動します。

      prod_mwhome\instances\<instance>\bin

      コマンド・プロンプトで次のように入力します。

      opmnctl startall

4.5 タスク5: アプリケーション・ライブラリの設定

アプリケーション・ライブラリは、ユーザーが公開されているアプリケーションを自分のモバイル・デバイスから表示、管理およびサブスクライブする場所です。管理者の観点からすると、アプリケーション・ライブラリは、ライブラリとして動作するように構成されたカタログ内のフォルダです。

Mobileアプリケーション・デザイナは、リモート・インスタンス上の構成済アプリケーション・ライブラリに対するアプリケーションの公開もサポートしています。リモートのアプリケーション・ライブラリの設定手順を含む、アプリケーション・ライブラリの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Mobileアプリケーション・デザイナ・ユーザーズ・ガイド』の管理者の参照に関する項を参照してください。

次の手順を実行して、ローカル・インスタンス上のアプリケーション・ライブラリを設定します。

4.5.1 カタログ内でのアプリケーション・ライブラリ・フォルダの作成

カタログ内で共有フォルダの下に、アプリケーション・ライブラリのターゲット・フォルダとなるフォルダを作成します。

カタログ内でフォルダを作成する手順は次のとおりです。

  1. Oracle Business Intelligenceにログインします。

  2. 「カタログ」ページで、「共有フォルダ」を選択します。

  3. カタログ・ツールバーで、「新規」をクリックし、「フォルダ」を選択します。

    図1 新規フォルダの作成

    図1については周囲のテキストで説明しています。
  4. 図1に示すように、フォルダ名を入力して「OK」をクリックします。

    図2 カタログ内でのアプリケーション・ライブラリ・フォルダに対する名前の入力

    アプリケーション・ライブラリ・フォルダの名前付け
  5. アプリケーション・ライブラリ・フォルダに対する権限を設定します。アプリケーションをフォルダに公開するアプリケーション・デザイナは、書込み権限を持っている必要があります。ライブラリのアプリケーションを表示するアプリケーション・コンシューマは、読込み権限を持っている必要があります。

4.5.2 構成ファイルの設定

カタログ内にアプリケーション・ライブラリとして動作するフォルダを登録するには、プロパティ・エントリをxmlp-server-config.xml構成ファイルに追加します。

構成ファイルを設定する手順は次のとおりです

  1. xmlp-server-config.xmlファイルを開きます。これは、<DOMAIN_HOME>/config/bipublisher/repository/Admin/Configurationの下にあります。

  2. 次のプロパティをxmlp-server-config.xmlに追加します。

    プロパティ: APPS_LIBRARY_FOLDER_LOCAL

    説明: カタログ内でアプリケーション・ライブラリとして動作するフォルダを指定します。前の手順で作成した共有フォルダの下にあるフォルダへのパスを入力します(パスに「共有ファルダ」を含めないでください)。

    サンプル構成ファイルのエントリ:

    <property name="APPS_LIBRARY_FOLDER_LOCAL" value="/Apps Library"/>

  3. WebLogic Server管理コンソールからbimad (BI Mobileアプリケーション・デザイナ)アプリケーションを起動します。

5 インストールの検証

インストールを検証するには、Oracle Business Intelligence (http://<hostname>:<port_number>/analytics)にログインします。

ホーム・ページで、「モバイル・アプリケーション」が「作成」メニューのオプションであることを確認します。

「モバイル・アプリケーション」オプションが表示されない場合は、「トラブルシューティング」を参照してください。

6 Mobileアプリケーション・デザイナのアンインストール

このパッチのインストール後に問題が発生した場合は、次のようにパッチを削除します。

前提条件: パッチのアンイストール時と同じ前提条件に従うようにしてください。これには、環境変数(ORACLE_HOMEなど)の設定やアンイストール前のOUIインベントリの検証が含まれます。

6.1 タスク1: WebLogic管理コンソールからMobileアプリケーション・デザイナ・アプリケーションを削除

Mobileアプリケーション・デザイナ・アプリケーションを削除する手順は次のとおりです。

  1. ブラウザで、WebLogic管理コンソールに移動します。

  2. 「チェンジ・センター」で「ロックして編集」をクリックします。

  3. 「ドメイン構造」の左ペインで「デプロイメント」をクリックします。

  4. 「デプロイメント」表で、bimadアプリケーションを選択します。

  5. 表の上部にある「削除」をクリックします。

  6. 「チェンジ・センター」で、「構成の解放」をクリックします。

6.2 タスク2: セキュリティ構成を削除

更新をシステムJAZNファイル(system-jazn-data.xml)にバックアウトする手順は次のとおりです。

  1. WebLogic管理サーバーを起動します。

    • UNIXの場合:

      prod_mwhome/user_projects/domains/<domain_name>/binに移動します。

      コマンド・プロンプトで次のように入力します。

      ./startWebLogic.sh

    • Windowsの場合: prod_mwhome\Oracle_BI1\common\binに移動して、

      次のコマンドを実行します

      config.cmd

  2. WLSTスクリプトを実行して、Mobileアプリケーション・デザイナ用に追加された権限をバックアウトします。

    • UNIXの場合:

      ディレクトリを、インストール・ディレクトリに変更します。

      cd prod_mwhome/Oracle_BI1/bifoundation/install

      さらに、次のように入力します。

      prod_mwhome/Oracle_BI1/common/bin/wlst.sh removeMADCodeGrants.py t3://<hostname>:7001 <WebLogic administrator name>

      例:

      prod_mwhome/Oracle_BI1/common/bin/wlst.sh removeMADCodeGrants.py t3://myserver1:7001 weblogic

    • Windowsの場合:

      Windowsの場合: ディレクトリを、インストール・ディレクトリに変更します。

      cd c:\prod_mwhome\Oracle_BI1\bifoundation\install

      さらに、次のように入力します。

      prod_mwhome\Oracle_BI1\common\bin\wlst.cmd removeMADCodeGrants.py t3://<hostname>:7001 <WebLogic administrator name>

      例:

      prod_mwhome\Oracle_BI1\common\bin\wlst.cmd removeMADCodeGrants.py t3://myserver1:7001 weblogic

  3. 管理対象サーバーを起動します。

    • Unixの場合、次の場所に移動します。

      prod_mwhome/user_projects/domains/<domain_name>/bin

      コマンド・プロンプトで次のように入力します。

      ./startManagedWebLogic.sh bi_server1

    • Windowsの場合、次の場所に移動します。

      prod_mwhome\user_projects\domains\<domain_name>\bin

      コマンド・プロンプトで次のように入力します。

      startManagedWebLogic.cmd bi_server1

  4. 次のアクションを実行して、BIシステム・コンポーネントを起動します。

    • Unixの場合、次の場所に移動します。

      prod_mwhome/instances/<instance>/bin

      コマンド・プロンプトで次のように入力します。

      ./opmnctl startall

    • Windowsの場合、次の場所に移動します。

      prod_mwhome\instances\<instance>\bin

      コマンド・プロンプトで次のように入力します。

      opmnctl startall

6.3 タスク3: OPatchを実行してパッチをアンイストール

OPatchコマンドを使用して、Oracle BI Mobileアプリケーション・デザイナ・パッチをアンイストールします。

  1. パッチを解凍したディレクトリに変更します。

  2. 次のOPatchコマンドを実行します。

    opatch rollback -id 17220944

7 トラブルシューティング

7.1 bimadアプリケーションが起動しない

インストールおよびデプロイメントの後にbimadアプリケーションの起動に失敗する原因として、次の2つが考えられます。

7.1.1 bimadアプリケーションが分析と同じターゲットにデプロイされていない

bimad Webアプリケーションは、分析Webアプリケーションのターゲットと同じターゲットにデプロイする必要があります。デフォルトのターゲットは「bi_cluster」です。

bimadアプリケーションを分析Webアプリケーションと同じターゲットにデプロイしなかった場合、次のようにデプロイメントを変更します。

  1. ブラウザで、WebLogic管理コンソールに移動します。

  2. 「チェンジ・センター」で「ロックして編集」をクリックします。

  3. 「ドメイン構造」の左ペインで「デプロイメント」をクリックします。

  4. 「デプロイメント」表で、bimadアプリケーションを選択します。

  5. 「ターゲット」タブを選択します。

  6. 「ターゲットの変更」をクリックして、ターゲット・サーバーを更新します。

  7. 「チェンジ・センター」で、「構成の解放」をクリックします。

7.1.2 Oracle BI JBIPSがデプロイされていない

bimadアプリケーションが起動しない場合、次のエラーが表示されます。

[Extension-Name: oracle.bi.jbips.commons, exact-match: false], 
[Extension-Name: oracle.bi.jbips.soap, exact-match: false]

Oracle BI JBIPS 11.1.1.7.0をデプロイする必要があります。

『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』の開始点がリリース11.1.1.6.0である場合のパッチ適用後のタスクに関する項の下に記載されているSmartviewクライアントに対するJBIPS機能の有効化に関する項の手順に従ってください。

7.2 Oracle Business Intelligenceホーム・ページからMobileアプリケーション・デザイナのオプションを利用できない

Oracle Business Intelligenceホーム・ページにログインして、Mobileアプリケーション・デザイナのオプションが表示されない場合は、インストール後の手順(第4.3項「タスク3: BIプレゼンテーション・サービスでのBI Mobileアプリケーション・デザイナの有効化」)に従っていることを確認してください。

7.3 Mobileアプリケーション・デザイナを開いたときにログインが必要になる

Mobileアプリケーション・デザイナにアクセスしたときにログイン資格証明の入力が求められる場合は、コード権限付与がシステムJAZNファイルに正常に追加されていません。

コード権限付与を検証する手順は次のとおりです。

  1. WebLogic管理サーバーを起動します。

    UNIXの場合:

    prod_mwhome/user_projects/domains/<domain_name>/binに移動します。

    コマンド・プロンプトで次のように入力します。

    ./startWebLogic.sh

  2. WLSTスクリプトを実行して、Mobileアプリケーション・デザイナのコード権限付与を検証します。

    cd prod_mwhome/Oracle_BI1/bifoundation/install

    prod_mwhome/Oracle_BI1/common/bin/wlst.sh validateMADApplication.py t3://<hostname>:7001 <WebLogic administrator name>

    例:

    prod_mwhome/Oracle_BI1/common/bin/wlst.sh validateMADApplication.py t3://myserver1:7001 weblogic

検証スクリプトによって、BI Mobileアプリケーション・デザイナのデプロイメントが見つかりません。インストール・プロセスを再確認してください。が返された場合、

「タスク2: Oracle BI Mobileアプリケーション・デザイナのセキュリティ構成の更新」を繰り返してください。

検証スクリプトによって、「BI Mobileアプリケーション・デザイナのデプロイメントが見つかりました」が返された場合、

Oracleサポート・サービスに問い合せてください。

7.4 addMADCodeGrants.pyスクリプトが失敗する

addMADCodeGrants.pyスクリプトが失敗した場合、次のパスの下にあるwlst.shを使用していることを確認してください。

prod_mwhome/Oracle_BI1/common/bin

次のパスの下にあるものは使用しないでください。

prod_mwhome/wlserver_10.3/common/bin

7.5 BIEEバンドル・パッチへのアップグレード後にBIホーム・ページからMobileアプリケーション・デザイナのオプションが表示されなくなる

Oracle BI Mobileアプリケーション・デザイナを11.1.1.7.1環境にインストールし、次に、それ以降にリリースされたOracle BIEEバンドル・パッチ(11.1.1.7.140114など)にアップグレードする場合、第4.3項「タスク3: BIプレゼンテーション・サービスでのBI Mobileアプリケーション・デザイナの有効化」の説明に従って、instanceconfig.xmlで<EnableMAD>が「true」に設定されていることを確認してください。

7.6 OPatchの実行時に次のパッチ競合エラー・メッセージが表示されるのはなぜか?

適用したパッチが、以前に適用したパッチと競合する場合、OPatchの実行時に次のエラー・メッセージが表示される可能性があります。

パッチ<PreviousPatch#>が現在インストール中のパッチ(<NewPatch#>)と競合します。

続行する場合、パッチ<PreviousPatch#>はロールバックされ、新しいパッチ(<NewPatch#>)がインストールされます。

新しいパッチ(<NewPatch#>)と競合するパッチ(<PreviousPatch#>)のマージが必要な場合、Oracleサポート・サービスに連絡し、マージされたパッチをリクエストしてください。

このエラーは、あるパッチが以前に適用されたファイルを更新しようとすると返されます。この競合が発生した場合、(1) 以前のパッチをロールバックして新しいパッチを使用するか(このアクションは以前のパッチが重要でなかった場合に適切である可能性があります)、(2) 新しいパッチとそれに競合するパッチから構成される「マージされたパッチ」をリクエストすることができます。マージされたパッチをリクエストする場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

7.7 OPatchの適用時にOUI-67078警告メッセージが表示されるのはなぜか?

この警告は、適用されているパッチが、すでにデプロイメント上にあるパッチのスーパーセットであり、既存のパッチがロールバックされることを意味します。次のスニペットは、この警告のコンテキストを示しています。

The following warnings have occurred during OPatch execution:
1) OUI-67078:Interim patch [77777777] is a superset of the patch(es) [77777777] in OH C:\Oracle\Middleware\EPM_ORACLE_HOME
-----------------------------------------------------------------------------------
OPatch Session completed with warnings.  

8 既知の問題

このリリースに関する既知の問題と回避策の最新のリストについては、次のOracle Technology NetworkのOracle Business Intelligence Mobileアプリケーション・デザイナ・リリース・ノートを参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/bi-foundation/bi-foundation/release-note-1990156.html

9 ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

Oracleサポート・サービスでは、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。


インストレーション・ノート、11g リリース1 (11.1.1.7.1)

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ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。

U.S. GOVERNMENT END USERS: Oracle programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations. As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, shall be subject to license terms and license restrictions applicable to the programs. No other rights are granted to the U.S. Government.

このソフトウェアまたはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアまたはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、このソフトウェアまたはハードウェアを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleおよびJavaはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXは、The Open Groupの登録商標です。

このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。