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Oracle® Fusion Middleware高可用性ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B55898-10
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16 HAパワー・ツールの使用

管理コンソールの「HAパワー・ツール」タブを使用して、Javaオブジェクト・キャッシュを構成します。

この章の内容は次のとおりです。

16.1 Oracle WebLogic管理コンソールでのHAパワー・ツールの有効化

HAパワー・ツールを使用するには、次の手順に従ってこれらのツールを有効にする必要があります。

  1. MW_HOME/oracle_common/hapowertoolsディレクトリに配置されている次の2つの.warファイルをDOMAIN_HOME/console-extディレクトリにコピーします。

    • powertools-core.war

    • powertools-configurejoc.war

  2. 管理サーバーを再起動します。

  3. 左側のナビゲーション・ツリーで「ドメイン」をクリックして、「HAパワー・ツール」タブを表示します。

16.2 HAパワー・ツールを使用したクラスタのJavaオブジェクト・キャッシュの構成

HAパワー・ツールを使用してクラスタのJavaオブジェクト・キャッシュを構成する手順は次のとおりです。

  1. 管理コンソールにログインして、「ドメイン」を選択します。

  2. 「HAパワー・ツール」タブをクリックします。「クラスタのJOC構成」を選択します。

  3. ドロップダウン・リストからクラスタ名を選択します。「検出ポート」を入力します。

  4. ホスト名をカンマで区切って入力します。

  5. 「JOCの構成」をクリックします。

  6. クラスタを再起動します。

  7. CacheWatcherユーティリティを使用してJOC構成を検証します。付録F「分散Javaオブジェクト・キャッシュの構成」を参照してください。

16.3 HAパワー・ツールを使用した管理対象サーバーのJavaオブジェクト・キャッシュの構成

HAパワー・ツールを使用して管理対象サーバーのJavaオブジェクト・キャッシュを構成する手順は次のとおりです。

  1. 管理コンソールにログインして、「ドメイン」をクリックします。

  2. 「HAパワー・ツール」タブをクリックします。

  3. 「管理対象サーバーのJOC構成」を選択します。

  4. 管理対象サーバー名と検出ポートを入力します。

  5. ホスト名をカンマで区切って入力します。

  6. 「JOCの構成」をクリックします。

  7. クラスタを再起動します。

  8. CacheWatcherユーティリティを使用してJOC構成を検証します。付録F「分散Javaオブジェクト・キャッシュの構成」を参照してください。

一部の管理対象サーバーをJOC構成の対象から除外するには、「除外するサーバー」セクションでサーバー名を(カンマで区切って)指定します。すべての指定されたサーバーの分散モードはfalseに設定されます。

すべての影響を受ける管理対象サーバーの分散モードを無効にするには、「分散モードの無効化」オプションを使用します。このオプションを適用できるのは、クラスタのJOCを構成する場合と、管理対象サーバーのJOCを構成する場合です。