この章では、Format Builderのパレットのユーザー・インタフェース・リファレンスを提供します。
Format Builderのパレットを使用すると、よく使用するメッセージ・フォーマット項目を格納したり、格納されている項目をメッセージ・フォーマット定義に挿入することができます。これらの項目はXMLドキュメントに保存され、Windowsの標準のドラッグ・アンド・ドロップ機能を使用してパレットからメッセージ・フォーマット定義に項目をコピーできます。
パレットには、一般的な日付フォーマット、リテラルおよび文字列が含まれています。作成するメッセージ・フォーマットでこれらの項目を使用することも、独自の項目をパレットに追加することもできます。
パレットの表示と非表示を切り替えるには、「表示」→パレットの表示を選択します。パレットが現在表示されていない場合は、Format Builderウィンドウの横に別のウィンドウとしてパレットが開きます。パレットが現在表示されている場合は、そのウィンドウが閉じます。
パレットに項目を追加するには:
ナビゲーション・ツリーで、パレットに追加する項目を選択します。
項目をクリックし、左マウス・ボタンを押したまま項目をパレット・ウィンドウにドラッグします。
項目を配置する位置(選択した項目の兄弟として挿入される)までドラッグしたら、マウス・ボタンを離します。ナビゲーション・ツリーの項目がパレット・ウィンドウにコピーされます。
注意: 別のノードの有無に依存するノードをパレットに追加することはできません。たとえば、フィールドまたはグループの参照を追加することはできません。また、繰返しフィールドが定義されている項目を追加することもできません。 コメントの追加は可能ですが、コメントはユニークな名前を持たないのでパレット上で区別が付きにくいため、追加しないことをお薦めします。 |
メッセージ・フォーマットにパレットの項目を追加するには:
パレット・ウィンドウで、メッセージ・フォーマットに追加する項目を選択します。
項目をクリックし、左マウス・ボタンを押したまま項目を「Format Builder」ウィンドウの左ペインにドラッグします。
項目を配置する位置(目的の項目の子または兄弟として挿入される)までドラッグしたら、マウス・ボタンを離します。パレットの項目がメッセージ・フォーマットにコピーされます。
パレットの「ファイル」メニューには次のコマンドがあります。
パレットのショートカット・メニューには次のコマンドがあります。ショートカット・メニューにアクセスするには、パレット・ウィンドウ内を右クリックします。
注意: ツリーで選択した項目によっては、使用できないコマンドもあります。 |
表20-2 ショートカット・メニューのコマンド
メニュー・コマンド | 説明 |
---|---|
挿入 |
パレットに新しいグループを挿入します。このコマンドを選択すると、新しいグループの名前を入力するウィンドウが表示されます。 |
名前変更 |
グループの新しい名前を入力するウィンドウが表示されます。 |
削除 |
選択した項目を削除します。 |
上に移動 |
選択した項目を、その親の中でポジションを1つ上に移動します。 |
下に移動 |
選択した項目を、その親の中でポジションを1つ下に移動します。 |
昇格 |
選択した項目を、ツリー内のすぐ上のレベルに昇格させます。たとえば、Field1がGroup1の子オブジェクトであるとします。Field1を選択して昇格ツールをクリックすると、そのフィールドはGroup1の兄弟になります。 |
降格 |
選択した項目を、ツリー内のすぐ下のレベルに降格させます。たとえば、Group1がField1の兄弟であるとします。ツリー内でField1はGroup1のすぐ次にあります。Field1を選択して降格ツールをクリックすると、そのフィールドはGroup1の子になります。 |