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Oracle® Fusion Middleware Oracle Service Bus開発者ガイド
11gリリース1 (11.1.1.7)
B61435-08
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20 パレットの使用

この章では、Format Builderのパレットのユーザー・インタフェース・リファレンスを提供します。

Format Builderのパレットを使用すると、よく使用するメッセージ・フォーマット項目を格納したり、格納されている項目をメッセージ・フォーマット定義に挿入することができます。これらの項目はXMLドキュメントに保存され、Windowsの標準のドラッグ・アンド・ドロップ機能を使用してパレットからメッセージ・フォーマット定義に項目をコピーできます。

パレットには、一般的な日付フォーマット、リテラルおよび文字列が含まれています。作成するメッセージ・フォーマットでこれらの項目を使用することも、独自の項目をパレットに追加することもできます。

20.1 パレット・ウィンドウの表示

パレットの表示と非表示を切り替えるには、「表示」パレットの表示を選択します。パレットが現在表示されていない場合は、Format Builderウィンドウの横に別のウィンドウとしてパレットが開きます。パレットが現在表示されている場合は、そのウィンドウが閉じます。

20.2 パレットへの項目の追加

パレットに項目を追加するには:

  1. ナビゲーション・ツリーで、パレットに追加する項目を選択します。

  2. 項目をクリックし、左マウス・ボタンを押したまま項目をパレット・ウィンドウにドラッグします。

  3. 項目を配置する位置(選択した項目の兄弟として挿入される)までドラッグしたら、マウス・ボタンを離します。ナビゲーション・ツリーの項目がパレット・ウィンドウにコピーされます。


    注意:

    別のノードの有無に依存するノードをパレットに追加することはできません。たとえば、フィールドまたはグループの参照を追加することはできません。また、繰返しフィールドが定義されている項目を追加することもできません。

    コメントの追加は可能ですが、コメントはユニークな名前を持たないのでパレット上で区別が付きにくいため、追加しないことをお薦めします。


20.3 メッセージ・フォーマットへのパレットの項目の追加

メッセージ・フォーマットにパレットの項目を追加するには:

  1. パレット・ウィンドウで、メッセージ・フォーマットに追加する項目を選択します。

  2. 項目をクリックし、左マウス・ボタンを押したまま項目を「Format Builder」ウィンドウの左ペインにドラッグします。

  3. 項目を配置する位置(目的の項目の子または兄弟として挿入される)までドラッグしたら、マウス・ボタンを離します。パレットの項目がメッセージ・フォーマットにコピーされます。

20.4 「ファイル」メニューの使用

パレットの「ファイル」メニューには次のコマンドがあります。

表20-1 「ファイル」メニューのコマンド

メニュー・コマンド 説明

開く

既存のメッセージ・フォーマットを開きます。

保存

パレットに追加したメッセージ・フォーマット項目または変更した既存の項目を保存します。

パレットの非表示

パレット・ウィンドウを閉じます。


20.5 ショートカット・メニューの使用

パレットのショートカット・メニューには次のコマンドがあります。ショートカット・メニューにアクセスするには、パレット・ウィンドウ内を右クリックします。


注意:

ツリーで選択した項目によっては、使用できないコマンドもあります。


表20-2 ショートカット・メニューのコマンド

メニュー・コマンド 説明

挿入

パレットに新しいグループを挿入します。このコマンドを選択すると、新しいグループの名前を入力するウィンドウが表示されます。

名前変更

グループの新しい名前を入力するウィンドウが表示されます。

削除

選択した項目を削除します。

上に移動

選択した項目を、その親の中でポジションを1つ上に移動します。

下に移動

選択した項目を、その親の中でポジションを1つ下に移動します。

昇格

選択した項目を、ツリー内のすぐ上のレベルに昇格させます。たとえば、Field1がGroup1の子オブジェクトであるとします。Field1を選択して昇格ツールをクリックすると、そのフィールドはGroup1の兄弟になります。

降格

選択した項目を、ツリー内のすぐ下のレベルに降格させます。たとえば、Group1がField1の兄弟であるとします。ツリー内でField1はGroup1のすぐ次にあります。Field1を選択して降格ツールをクリックすると、そのフィールドはGroup1の子になります。