16 Oracle WebCenterアプリケーション・アダプタ

この章では、Oracle WebCenterアプリケーション・アダプタに関連する問題について説明します。次のトピックが含まれます:

• 16.1項「構成の問題および回避策」

• 16.2項「ドキュメントの訂正箇所」

16.1 構成の問題および回避策

この項では、構成に関する問題およびその回避策について説明します。次のトピックが含まれます:

• 16.1.1項「追加のメタデータ値を渡すためのAXF_MA_PARAMETERS表への移入(管理対象添付ファイル)」

16.1.1 追加のメタデータ値を渡すためのAXF_MA_PARAMETERS表への移入(管理対象添付ファイル)

この項では、Oracle Fusion Middleware Oracle Application Adapters for Oracle Enterprise Content Managementの管理者ガイドのビジネス・アプリケーションからコンテンツ・サーバーへの追加のメタデータ値の引渡しに関する説明に記載されている、Oracle E-Business Suite Forms構成のための、ビジネス・アプリケーションからコンテンツ・サーバーへの追加のメタデータ値の引渡しに関する追加情報を示します。

AXF_MA_PARAMETERS表に移入するには、次のようなスクリプトを使用します。

例16-1 AXF_MA_PARAMETERS表に移入するためのPL/SQLスクリプト

BEGIN
  FOR x1 IN
  (SELECT fndid, block_name FROM axf.axf_fnd_map WHERE FORM_NAME = 'APXINWKB')
  LOOP
  INSERT
  INTO AXF.AXF_MA_PARAMETERS VALUES
  (
  AXF.AXF_MA_PARAMETERS_SEQ.nextval,
  x1.fndid,
  'extraxIDNumber',
  'DATA',
  x1.block_name,
  'INVOICE_NUM',
  NULL,
  '0',
  SYSDATE,
  SYSDATE,
  '0',
  '0'
  );
  END LOOP;
END;

このスクリプトによって、AXF_MA_PARAMETERS表に多数の新しい行が作成されることに注意してください。form_nameパラメータ(APXINWKB)を変更することで、他のフォームに対してこのスクリプトを使用できます。メタデータ・フィールド(xIDNumber)を別のフィールドに変更することもできます。Oracle E-Business Suiteフォーム(xl.block_nameおよびINVOICE_NUM)から異なるフィールド値を取得する場合は、それらの設定を置き換えます。

16.2 ドキュメントの訂正箇所

この項では、ドキュメントの訂正箇所を示します。次のトピックが含まれます:

• 16.2.1項「誤りのデフォルト・ドキュメント・タイプが指定されている」

• 16.2.2項「AFGrants表のdPrivilegeパラメータが、誤ってオプションとして記載されている」

16.2.1 誤りのデフォルト・ドキュメント・タイプが指定されている

Oracle Fusion Middleware Oracle Application Adapters for Oracle Enterprise Content Managementの管理者ガイドの新しいアタッチメントに使用されるドキュメント・タイプのカスタマイズに関する項で、デフォルト・ドキュメント・タイプの指定に使用されているエントリは誤りです。afDocTypeはdDocTypeに置き換える必要があります。

16.2.2 AFGrants表のdPrivilegeパラメータが、誤ってオプションとして記載されている

Oracle Fusion Middleware Oracle Application Adapters for Oracle Enterprise Content Managementの管理者ガイドのAFGrants表の項で、dPrivilege表のエントリに、誤ってdPrivilegeパラメータがオプションであると記載されています。このパラメータは必須です。指定されていない場合は、AppAdapterGrantPrivilege構成変数に指定されたアクセス・レベルが使用されます。