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Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート
11g リリース1 (11.1.1) for IBM AIX on POWER Systems (64-Bit)
B55935-06
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4 Oracle Fusion Middlewareの管理

この章では、Oracle Fusion Middlewareの管理に関連する問題について説明します。次のトピックが含まれます:


注意:

この機能は、x86-64 (64ビット)上のOracle Solarisではサポートされていません。



注意:

この章では、Oracle Fusion Middleware製品の管理において発生する可能性のある問題について説明します。

使用中の製品固有の問題については、この文書内で、その製品固有のリリース・ノートの章を参照してください。


4.1 一般的な問題および回避策

この項では、一般的な問題および回避策について説明します。次のトピックが含まれます:

4.1.1 OPMNのパスの概要

OPMNではopmnctlコマンドを提供しています。実行可能ファイルは次のディレクトリにあります。

  • ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl: この場所のopmnctlコマンドは、ローカル・システムのOracleインスタンスまたはOracleインスタンスのコンポーネントの作成にのみ使用されます。この場所で生成されるすべてのopmnctlコマンドは、システム・プロセスの管理またはOPMNの起動には使用されません。

    Windowsでは、この場所からopmnctl起動コマンドを使用してOPMNを起動すると、WindowsユーザーがログアウトしたときにOPMNとそのプロセスが終了します。

  • ORACLE_INSTANCE/bin/opmnctl: この場所でopmnctlコマンドを使用すると、Oracleインスタンスごとにopmnctlがインスタンス化されます。この場所からopmnctlコマンドを使用して、このOracleインスタンスのプロセスを管理します。また、このopmnctlを使用してOracleインスタンスのコンポーネントも作成できます。

    Windowsでは、この場所からopmnctl起動コマンドを使用してOPMNを起動すると、OPMNがWindowsサービスとして起動されます。そのため、OPMN親プロセスおよびその下位のプロセスは、MS Windowsユーザーがログアウトした後も維持されます。

4.1.2 IPv6とIPv4の混在環境でFusion Middleware Controlからエラーが返される問題

現在の環境にIPv6とIPv4のネットワーク・プロトコルが両方とも含まれる場合、特定の状況下でFusion Middleware Controlからエラーが返される可能性があります。

Fusion Middleware ControlにアクセスするブラウザがIPv4プロトコルを使用するホスト上に存在し、IPv6プロトコルを使用するホストにアクセスするコントロールを選択すると、Fusion Middleware Controlからエラーが返されます。同様に、Fusion Middleware ControlにアクセスするブラウザがIPv6プロトコルを使用するホスト上に存在し、IPv4プロトコルを使用するホストにアクセスするコントロールを選択すると、Fusion Middleware Controlからエラーが返されます。

たとえば、IPv4プロトコルを使用するホスト上のブラウザを使用しており、同時にFusion Middleware Controlを使用している場合、次のようにIPv6プロトコルを使用するホスト上で稼働するエンティティに移動すると、Fusion Middleware Controlからエラーが返されます。

  • Oracle Internet Directoryのホームページで、「Oracle Internet Directory」メニューから「Directory Services Manager」を選択する場合。Oracle Directory Services Managerは、IPv6プロトコルを使用するホスト上で稼働しています。

  • 管理対象サーバーのホームページで、IPv6上で稼働するOracle WebLogic Server管理コンソールのリンクをクリックする場合。

  • IPv6を使用するホスト上のWebサービス・エンドポイントをテストする場合。

  • IPv6を使用するホスト上のアプリケーションURLまたはJavaアプリケーションをクリックする場合。

この問題を回避するには、/etc/hostsファイルに次のエントリを追加します。

nnn.nn.nn.nn  myserver-ipv6 myserver-ipv6.example.com

この例で、nnn.nn.nn.nnは、管理サーバー・ホスト(myserver.example.com)のIPv4アドレスです。

4.1.3 JSFアプリケーションのデプロイ

一部のJSFアプリケーションでは、Javaクラス・ライブラリにおけるAbstract Window Toolkit (AWT)アプリケーション・コンテキストのクラス・ローダーの不適切な初期化が原因で、メモリー・リークが発生する可能性があります。oracle.jrf.EnableAppContextInitシステム・プロパティをtrueに設定すると、AWTアプリケーション・コンテキストのクラス・ローダーの即時初期化が試行され、このリークの発生を抑止できます。デフォルトでは、このプロパティはfalseに設定されています。

4.1.4 テストから本番への移行における制限

テストから本番への移行については、次の制限に注意してください。

  • 使用している環境にOracle WebLogic Serverがあり、あるリリースから別のリリースにアップグレードしている場合(例: 10.3.4から10.3.5)、pasteConfigスクリプトは次のエラーで失敗します。

    Oracle_common_home/bin/unpack.sh line29:
    WL_home/common/bin/unpack.sh No such file or directory
    

    この問題を回避するには、次のファイルを編集します。

    MW_HOME/utils/uninstall/WebLogic_Platform_10.3.5.0/WebLogic_Server_10.3.5.0_Core_Application_Server.txt file
    

    次のエントリを追加します。

    /wlserver_10.3/server/lib/unix/nodemanager.sh
    /wlserver_10.3/common/quickstart/quickstart.cmd
    /wlserver_10.3/common/quickstart/quickstart.sh
    /wlserver_10.3/uninstall/uninstall.cmd
    /wlserver_10.3/uninstall/uninstall.sh
    /utils/config/10.3/setHomeDirs.cmd
    /utils/config/10.3/setHomeDirs.sh
    
  • Oracle Virtual Directoryを移動する場合、ソース環境のOracleインスタンスの名前は、ターゲット環境のOracleインスタンスの名前と同じにすることはできません。ターゲットのOracleインスタンスの名前は、ソースの名前とは異なっている必要があります。

  • Oracle Virtual Directoryをあるホストから別のホストに移動したら、ホストBのOracle Virtual DirectoryキーストアおよびEMエージェント・ウォレットに自己署名証明書を追加する必要があります。次の手順を実行してください。

    1. ORACLE_HOMEおよびJAVA_HOME環境変数を設定します。

    2. 既存の自己署名証明書を削除します。

      $JAVA_HOME/bin/keytool -delete -alias serverselfsigned
        -keystore ORACLE_INSTANCE/config/OVD/ovd_component_name/keystores/keys.jks
        -storepass OVD_Admin_password 
      
    3. 鍵ペアを生成します。

      $JAVA_HOME/bin/keytool -genkeypair
        -keystore ORACLE_INSTANCE/config/OVD/ovd_component_name/keystores/keys.jks
        -storepass OVD_Admin_password -keypass OVD_Admin_password -alias serverselfsigned
        -keyalg rsa -dname "CN=Fully_qualified_hostname,O=test" 
      
    4. 証明書をエクスポートします。

      $JAVA_HOME/bin/keytool -exportcert
        -keystore ORACLE_INSTANCE/config/OVD/ovd_component_name/keystores/keys.jks
        -storepass OVD_Admin_password -rfc -alias serverselfsigned
        -file ORACLE_INSTANCE/config/OVD/ovd_component_name/keystores/ovdcert.txt 
      
    5. EMエージェントにウォレットを追加します。

      ORACLE_HOME/../oracle_common/bin/orapki wallet add
        -wallet ORACLE_INSTANCE/EMAGENT/EMAGENT/sysman/config/monwallet
        -pwd EM_Agent_Wallet_password -trusted_cert
        -cert ORACLE_INSTANCE/config/OVD/ovd_component_name/keystores/ovdcert.txt 
      
    6. Oracle Virtual Directoryサーバーを停止して起動します。

    7. EMエージェントを停止して起動します。

  • copyConfig操作は、IPv6を使用しており、管理対象サーバーのリスニング・アドレスが設定されていないと失敗します。

    この問題を回避するには、Oracle WebLogic Server管理コンソールで管理対象サーバーのリスニング・アドレスを設定します。サーバーにナビゲートします。次に、サーバー・ページの「設定」で、リスニング・アドレスを入力します。管理対象サーバーを再起動します。

  • Oracle Platform Securityを移動し、LDAPストアを使用している場合、ソース環境のLDAPストアは稼働しており、pasteConfig操作中にターゲットからアクセスできる必要があります。

  • copyConfigスクリプトは、非SSLポートでのみ機能します。このため、すべての管理対象サーバーおよび管理サーバーに対して非SSLポートを使用できることを確認してください。

    ソースOracle WebLogic Serverドメインで管理ポート機能が有効である場合、非SSLポートを使用した管理タスクができなくなるため、copyConfigを実行する前に、まず管理ポート機能を無効にする必要があります。

    管理ポートの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバー環境の構成』の管理ポートおよび管理チャネルに関する項を参照してください。

  • 移行スクリプトは、移行スクリプトまたは手動の手順のいずれかを介したOracle Identity Managerの別の環境への移行はサポートされません。また、Oracle Identity Managerが他のコンポーネントのソース環境の一部である場合、その環境の移行スクリプトは失敗します。この制限は、Oracle Identity Managerのリリース11.1.1のすべてに適用されます。

  • Oracle Business Activity Monitoringで、テスト環境にリモート・サーバーがあり、共有ディスクを使用していない場合、copyConfigおよびpasteConfigスクリプトは失敗します。また、Oracle BAMが移行元のソース・ドメインの一部である場合、このスクリプトは失敗します。たとえば、Oracle BAMがSOA InfrastructureおよびOracle BPEL Process Managerを含むドメインの一部である場合、copyConfigおよびpasteConfigスクリプトは失敗します。

    Oracle BAM以外のコンポーネントを移行する場合、BAM_t2p_registration.xmlファイルを次のディレクトリから別の任意のディレクトリに移動します。

    SOA_ORACLE_HOME/clone/provision
    

    次にOracle BAMを移行するために、次の手順を実行します。

    1. ソースで、次のコマンドを使用してORACLEBAMデータベース・スキーマをエクスポートします(ORACLE_HOMEは、Oracle DatabaseのOracleホームです)。

      ORACLE_HOME/bin/sqlplus "sys/password as sysdba"
      create or replace directory directory as 'path';
      grant read,write on DIRECTORY directory to oraclebam;
      exit;
      
      ORACLE_HOME/bin/expdp userid=oraclebam/bam@connect_id
             directory=directory dumpfile=orabam.dmp
             schemas=oraclebam logfile=oraclebam_date.log
      

      関連項目:

      『Oracle Databaseユーティリティ』のOracleデータ・ポンプの概要に関する説明およびOracleデータ・ポンプに関するその他の章


      ソース環境からOracle BAMオブジェクト(レポート、アラート、データ定義など)がエクスポートされます。

    2. ターゲットで、次のコマンドを使用して、ソース環境からエクスポートしたORACLEBAMデータベース・スキーマをインポートします(ORACLE_HOMEはOracle DatabaseのOracleホームです)。

      ORACLE_HOME/bin/impdp userid=system/password dumpfile=ORACLEBAM.DMP 
         remap_schema=oraclebam:oraclebam TABLE_EXISTS_ACTION=replace
      ORACLE_HOME/bin/sqlplus "sys/password as sysdba"
         alter user oraclebam account unlock;
         alter user oraclebam identified by bam;
      

      impdpが次のエラーをレポートする場合があることに注意してください。

      • ORA-00959: 表領域<source tablespace>は存在しません

        このエラーは、インポートする前にインポート・データベースに表領域を作成するか、またはREMAP_TABLESPACESを使用して、表定義で参照される表領域をインポート・データベースの表領域に変更することにより修正できます。

      • 11.2.0.2以前のバージョンのOracle Databaseを使用すると、索引統計のリストアで障害が発生する場合があります。この問題は、インポート後に索引統計を再作成することにより回避できます。

    3. Oracle Business Activity Monitoringの管理対象サーバーを再起動します。

  • Oracle Platform Security Servicesを移行し、データをLDAP間で移行する場合、ソースとターゲットのLDAPドメインのコンポーネント階層は同一である必要があります。同一でないと、Oracle Platform Security Servicesのデータ移行は失敗します。たとえば、ソースの階層がdc=us,dc=comとして構成されている場合、ターゲットLDAPにも同一のドメイン・コンポーネント階層が必要です。

  • Oracle Access Managerの移行は、28.2.6項に説明されているように失敗する可能性があります。

4.1.5 Oracle Business Process Managementのテスト環境から本番環境への移行における制限

Oracle Business Process Managementをテスト環境から本番環境へ移行する場合は、次の制限について注意します。

  • 『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Business Process Managementの新規本番環境への移行の項で示すように、Oracle Business Process Managementをテスト環境から本番環境へ移行する場合、Oracle Business Process Management組織単位はインポートされません。

    この問題を回避するには、本番環境で組織単位を再度作成する必要があります。また、組織がテスト環境でロールのカレンダ・ルールと関連付けられている場合は、「ロール」画面で再度作成する必要があります。

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Process Managementモデリングおよび実装ガイド』の組織の使用に関する項を参照してください。

  • アーティファクトおよびデータは、空の本番環境に新たに移行することをお薦めします。本番環境に同じアーティファクトが存在するか、一部のデータがアップロードされている場合、プロシージャではこれらのアーティファクトが更新されません。

4.1.6 間違ったエラー・メッセージ・レベルで返されるメッセージ

Fusion Middleware Controlでは、メタデータ・リポジトリを選択すると、次のエラー・メッセージが記録されます。

Partitions is NULL
Partitions size is 0 

これらのメッセージは、エラー・レベルで記録されますが、そのレベルは間違っています。正しい記録レベルは、情報を提供するデバッグ・レベルです。

4.2 構成の問題および回避策

この項では、構成に関する問題およびその回避策について説明します。次のトピックが含まれます:

4.2.1 SOAインフラを停止する前に停止する必要のあるOracle SOA Suiteの管理対象サーバー

Fusion Middleware Controlを使用して、SOAインフラを停止する前にOracle SOA Suiteの管理対象サーバーを停止し、その後その管理対象サーバーを起動しても、SOAインフラ・アプリケーションは自動的に再起動しません。SOAインフラを再起動しようとしても、エラーが返されます。この問題が発生すると、ブラウザのダイアログ・ボックスが閉じなくなるため、Fusion Middleware Controlで別の操作を行うことができません。

この状況を回避するには、管理対象サーバーを停止することでSOAインフラ・アプリケーションを含むすべてのアプリケーションを停止する必要があります。管理対象サーバーとSOAインフラを起動するには、管理対象サーバーを起動します。

ブラウザのダイアログ・ボックスを閉じるには、ブラウザに次のURLを入力します。

http://host:port/em

4.2.2 Fusion Middleware Controlにおいてログ・ビューアのページで列のプリファレンスが維持されない問題

Fusion Middleware Controlでは、ログ・ファイルとログ・ファイル・メッセージが表示されるページの列の順序を変更できます。ただし、ページから一度移動して戻ると、列の順序は元に戻ります。

4.2.3 クラスタにデプロイされたアプリケーションがトポロジ・ビューアに表示されない問題

Fusion Middleware Controlでは、クラスタにデプロイされているアプリケーションはトポロジ・ビューアに表示されません。

4.2.4 ログ・ファイル形式の変更

ログ・ファイル形式を変更する場合、次のことを考慮してください。

  • ログ・ファイル形式をテキストからXMLに変更する場合、パスは指定しますが、ファイル名は省略します。新規ファイルの名前は、log.xmlになります。

  • ログ・ファイル形式をXMLからテキストに変更する場合、パスとファイル名の両方を指定します。

4.2.5 SSL自動化ツール構成の問題

SSL自動化ツールを使用する際、次の問題が検出されました。

  • スクリプトによって、クリア・テキストにパスワードを含む中間ファイルが作成されます。スクリプトが失敗すると、これらのファイルは削除できません。スクリプトに失敗した後は、rootCAディレクトリ下のファイルをすべて削除します。

  • Oracle Internet Directoryパスワード・ポリシーが有効な場合は、ウォレットまたはキーストアに入力したパスワードがポリシーに違反していると失敗します。

  • スクリプトを実行する前に、使用する環境にJDK 1.6をインストールし、JAVA_HOMEを設定する必要があります。

  • Oracle Virtual Directory構成スクリプトに失敗した場合は、実行ログをチェックするか、シェル・スクリプトのデバッグを有効化して特定のエラーを参照します。次のようなエラー・メッセージが表示される場合は、新規キーストア名でスクリプトを再実行します。

    WLSTException: Error occured while performing cd : Attribute 
    oracle.as.ovd:type=component.listenersconfig.sslconfig,name=LDAP SSL 
    Endpoint,instance=%OVD_INSTANCE%,component=ovd1 not found
    

4.3 『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のドキュメントの訂正箇所

次の項では、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の訂正箇所を示します。

4.3.1 単一インベントリ・ファイルでのすべてのOracleホームの結合

ソース環境のMiddlewareホームのすべてのOracleホームは、同じOracleインベントリに登録されている必要があります。複数のコンポーネントを1つのMiddlewareホームにインストールしているが、使用しているOracleインベントリの場所が様々である場合は、スクリプトで一部のOracleホームを検出できません。

この問題を回避するには、次の手順を実行します。

  1. 次のコマンドを使用して、登録先のインベントリを指定するoraInst.locを新しく作成します。

    cat oraInst.loc
          inventory_loc=new_oraInst_loc_location
          inst_group=g900 
    
  2. 現在のインベントリからOracleホームをデタッチします。

    cd ORACLE_HOME/oui/bin
          ./detachHome.sh -invPtrLoc ORACLE_HOME/oraInst.loc 
    
  3. 手順1で作成した新しいoraInst.locを渡すことによって、Oracleホームを新しいインベントリにアタッチします。

    ./attachHome.sh -invPtrLoc new_oraInst_loc_location
    

    Middlewareホーム内のすべてのOracleホームに対してこれを実行します。

  4. 必要に応じてOracleホーム間の依存関係を設定します(たとえば、ほとんどのOracleホームはoracle_commonに依存します)。依存関係はアンインストール時に必要です。ファイルoraInventory/ContentsXML/inventory.xmlを確認することによって、以前のインベントリから既存の依存関係を確認できます。ファイルの例を次に示します。

    <?xml version="1.0" standalone="yes" ?>
    <!-- Copyright (c) 1999, 2010, Oracle. All rights reserved. -->
    <!-- Do not modify the contents of this file by hand. --> 
    <VERSION_INFO>
       <SAVED_WITH>11.1.0.9.0</SAVED_WITH>
       <MINIMUM_VER>2.1.0.6.0</MINIMUM_VER>
    </VERSION_INFO>
    <HOME_LIST>
    <HOME NAME="OH339778486" LOC="/scratch/oracle/11gMW/oracle_common" TYPE="O" IDX="1">
       <REFHOMELIST>
          <REFHOME LOC="/scratch/oracle/11gMW/Oracle_WT1"/>
       </REFHOMELIST>
    </HOME>
    <HOME NAME="OH299443989" LOC="/scratch/oracle/11gMW/Oracle_WT1" TYPE="O"
    IDX="2">
       <DEPHOMELIST>
          <DEPHOME LOC="/scratch/oracle/11gMW/oracle_common"/>
       </DEPHOMELIST>
    </HOME>
    </HOME_LIST>
    <COMPOSITEHOME_LIST>
    </COMPOSITEHOME_LIST>
    </INVENTORY>
         
    
  5. 次のコマンドを実行して依存関係を設定します。これは移行スクリプトが機能するために必須ではありませんが、アンインストール時に必要です。

    ./runInstaller -updateHomeDeps
    "HOME_DEPENDENCY_LIST={/scratch/oracle/11gMW/Oracle_WT1:/scratch/oracle/11gMW/
    oracle_common}" -invPtrLoc ~/oraInst.loc 
    

4.3.2 MDSのサポートされるデータベースについてのリンクの修正

『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のMDSによってサポートされるデータベースに関する説明で、Oracle Fusion Middlewareのシステム要件と仕様へのリンクが誤っています。正しいリンクは次のとおりです。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-requirements-100147.html

4.3.3 Oracle WebCenter Contentの移行計画プロパティの概要

Oracle WebCenter ContentサーバーまたはOracle WebCenter Content: Recordsの場合、コンポーネントを移行するには次の2つのオプションがあります。

  • copy: このオプションは、構成およびデータを含むソース・システム全体をターゲット・システムにコピーします。これはデフォルトですが、使用する環境に適切ではない可能性があるテスト・データを移行するため、このオプションを使用しないことをお薦めします。

  • init: このオプションは、ターゲット・システムの新しいContentサーバーまたはRecordsインスタンスを初期化します。データを移行しません。