Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート 11g リリース1 (11.1.1) for IBM AIX on POWER Systems (64-Bit) B55935-06 |
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この章では、Oracle WebCenter Contentに関連する問題について説明します。次のトピックが含まれます:
この項では、一般的な問題および回避策について説明します。次のトピックが含まれます:
20.1.1項「Site StudioではサイトID、ディレクトリ名およびページ名のマルチバイト・キャラクタはサポートされていない」
20.1.5項「Internet Explorer 8でコントリビューション・フォルダを表示すると余分な行が表示される」
20.1.27項「Dynamic Converterコンポーネントが有効になっていると、EBRモードのUCMが起動できない」
20.1.31項「最上位に表示コンテキスト・メニュー・オプションが、WebCenter Contentユーザー・インタフェースで予期されるようには表示されない」
20.1.33項「WebCenter Contentユーザー・インタフェースのスクリーン・リーダー・モードでの表形式ビューの使用」
Oracle Site Studioでは、URLに使用されるすべての値(サイトID、ディレクトリ名およびページ名を含む)について、マルチバイト・キャラクタがサポートされていません。
Oracle Site Studio Publisherでは、マルチバイト・キャラクタはサポートされていません。
Oracle WebCenter ContentサーバーはIPv4/IPv6デュアルスタック・ホストでサポートされますが、IPv6のみのホストではサポートされません。サポートされているトポロジは次のとおりです。
Oracle Database (IPv4ホスト上)
Oracle WebCenter Content、Oracle WebCenter Content: Records、Oracle WebCenter Content: Inbound Refinery (IPv4/IPv6デュアルスタック・ホスト上)
クライアント(ブラウザ)(IPv4またはIPv6ホスト上)
Content Categorizer固有の実行トレース・ログ設定は中止されました。かわりに、コンテンツ・サーバー・システムの監査情報機能を使用してください。Content Categorizerの実行トレースを有効化するには、「管理システム監査情報」ページの「トレース・セクション情報」セクションで「アクティブなセクション」コントロールにcontentcategorizer
を入力します。
Internet Explorer 8のデフォルト設定でフォルダを使用する場合、IE8には余分な表示が追加されます。これを解決するには、「互換表示設定」ダイアログを開いて「互換表示でイントラネット サイトを表示する」チェック・ボックスを選択解除します。
Windows 7およびWindows Vistaクライアントでは、ログアウトして再ログインした後、または再起動後に、WebDAV経由でのWebCenter Contentへのアクセスに使用されるネットワーク・プレースが機能しなくなります。これは、接続を削除して再作成すると解決します。
Oracle OpenOfficeを使用してコンテンツを変換するようInbound Refineryを構成する場合、追加構成の詳細は、『PDF Converterインストレーションおよび管理ガイド』のOracle 10g リリースを参照してください。完全なガイドは、次のURLのOracle Technology NetworkからPDFまたはHTML形式でダウンロードできます。
http://download.oracle.com/docs/cd/E10316_01/ouc.htm
Oracle OpenOffice構成の詳細は、第4章「PDFコンバータのインストール」、サード・パーティのアプリケーションのインストールに関する項内のOpenOfficeに関する項で説明されており、次のURLから直接アクセスできます。
Oracle OpenOffice構成の詳細は、第4章「PDFコンバータのインストール」、サード・パーティのアプリケーションのインストールに関する項内のOpenOfficeに関する項で説明されており、次のURLから直接アクセスできます。
『Oracle Digital Asset Manager and Conversion管理ガイド』の第2章「変換の管理」、コンテンツ・サーバーとRefineryの通信の構成に関する項のステップ2では、次を入力するよう求められます。
JAVA_CLASSPATH_openoffice_jars=<OfficePath>/Basis/program/classes/unoil.jar:<OfficePath>/URE/java/ridl.jar:<OfficePath>/URE/java/jurt.jar:<OfficePath>/URE/java/juh.jar
<OfficePath>の正規の値にはスペースが含まれる可能性があるため、Microsoft Windows環境でこの値を設定する際は注意が必要です。
パスは引用符で囲まず、パス区切りには円記号(\)ではなくスラッシュ(/)を使用し、パス内のスペースは円記号(\)を使用してエスケープするようにしてください。たとえば、Windows環境で正しく表記されたクラスパスは、次のようになります。
JAVA_CLASSPATH_openoffice_jars=C:/Program\Files/OpenOffice.org\3/Basis/program/classes/unoil.jar:C:/Program\Files/OpenOffice.org\3/URE/java/ridl.jar:C:/Program\ Files/OpenOffice.org\3/URE/java/jurt.jar:C:/Program\ Files/OpenOffice.org\ 3/URE/java/juh.jar
Oracle WebCenter Content: Inbound Refineryでは、ネイティブ・フォーマットからPDFへ変換されるコンテンツの視覚的な整合性とフォーマットを保つために最善が尽くされていますが、生成されるPDFのレプリケーションが視覚的に厳密であることは保証できません。
WebCenter ContentのOracle E-Business SuiteおよびPeopleSoft管理対象のアタッチメント機能では、ユーザー・ロケールとサーバー・ロケールが一致しない場合、管理対象のアタッチメント・ページにアクセスする権限がユーザーに付与されません。つまり、ユーザーはこれらのページを表示できません。
状況によっては、サポートされているWindowsオペレーティング・システムでも、HTTPを介して実行され、HTTP Basic認証を使用しているWebDAVサーバーへの接続が困難である場合があります。これを修正するには、クライアント・コンピュータのレジストリを編集してBasic認証を有効にする必要があります。詳細は、http://support.microsoft.com/kb/841215にあるMicrosoft Knowledge Baseの文書番号841215を参照してください。
Oracle WebCenter Content製品にレコード管理機能がインストールされている場合、ドメインの作成後、Oracle WebLogic管理コンソールからxdoruntime.earライブラリを手動で追加する必要があります。管理対象サーバーを初めて起動する前に、Oracle WebCenter ContentのEARファイルのweblogic-application.xmlファイルにこのライブラリへの参照を追加する必要があります。
WebLogic WebCenter Contentドメインにxdoruntime.earを追加するには、次の手順を実行します。
ドメインの作成後、管理サーバーのみを起動します。管理対象WebCenter Contentサーバーがすでに起動されている場合、管理者は後で追加手順を実行し、デプロイされているWebCenter Contentサーバー・インスタンスへの参照を追加する必要があります。
ブラウザでWeblogicコンソールを開きます。左側のペインで「デプロイメント」をクリックします。各ページを参照し、WebLogic管理コンソール内にxdoruntime.earファイルがすでに存在するかどうかを確認します。すでに存在する場合は、これ以上の手順を実行する必要はありません。
xdoruntime.earファイルが存在しない場合は、「デプロイメント」表示で「インストール」をクリックします。ファイル選択ダイアログが開きます。使用可能なファイル・システムを参照し、次のパスでxdoruntime.earを選択します。
/FMW_HOME/Oracle_ECM1/ucm/idc/components/ReportPublisher/lib/xdoruntime.ear
「次へ」をクリックします。ファイルをライブラリとして選択するためのオプション・ページが開きます。「このデプロイメントをライブラリとしてインストールする」を選択し、「次へ」をクリックします。
「ターゲット選択」画面が開きます。すべてのターゲットを選択し、「次へ」をクリックします。
「デプロイメント名」画面が開きます。「セキュリティ」セクションで、「DDのみ: デプロイメント・ディスクリプタ内に定義されたロールとポリシーのみを使用します。」を選択します。「ソースのアクセス可能性」セクションで、「すべてのターゲットにこのアプリケーションをコピーする」を選択し、「次へ」をクリックします。
「追加構成」セクションで、「はい、デプロイメントの構成画面に移動します。」を選択し、「終了」をクリックします。これで、ライブラリが使用環境にデプロイされます。
WebCenter Contentエンタープライズ・アプリケーション・ライブラリからデプロイされたライブラリを参照するには、次の手順を実行します。
次のパスからcs.earファイルを抽出します。
/FMW_HOME/Oracle_ECM1/ucm/idc/components/ServletPlugin/cs.ear
抽出したディレクトリで、META-INF/weblogic-application.xmlを変更し、ライブラリ参照として次の行を追加します。
<library-ref> <library-name>oracle.xdo.runtime</library-name> </library-ref>
抽出した変更済ディレクトリからcs.earという名前のアーカイブ・ファイルを作成し、取得元のパス内の同じ名前でこのファイルを置き換えます。この変更は、アンデプロイされたすべてのWebCenter Contentサーバー・インスタンスに適用されます。
管理対象サーバーを起動します。
ドメインが作成された後に管理対象サーバーが少なくとも1回起動されている場合、次を実行します。
次の例のようなパスにあるデプロイ済WebCenter Contentドメイン内のOracle WebCenter Contentエンタープライズ・アプリケーションのweblogic-application.xmlを探します。
/FMW_HOME/domain path/servers/UCM_server1/servers/UCM_server1/tmp/_WL_user/Oracle Universal Content Management - Content Server/k6ggd/META-INF/weblogic-application.xml
META-INF/weblogic-application.xmlを変更し、ライブラリ参照として次の行を追加します。
<library-ref> <library-name>oracle.xdo.runtime</library-name> </library-ref>
/FMW_HOME/domain path/servers/内にUCM_server1がない場合、このステップは必要ありません。これは、UCM_server1をこの場所にデプロイしたはずの管理対象サーバーが起動されていないためです。
新規カスタム要素フォームを最初から作成している場合(既存のフォームをコピーして要素フォームを作成するのではなく)、SSXAでの適切なロードに関する問題が発生する可能性があります。
SSXA内でHCSPカスタム要素を使用するには、SSXAアプリケーションのweb.xmlファイルに次を含める必要があります。
<mime-mapping> <extension>hcsp</extension> <mime-type>text/html</mime-type> </mime-mapping>
これにより、カスタム要素に関連するファイルをダウンロードするかわりに実行できるようになります。
Chromeを使用してSite Studio Webサイトをバックアップし、アーカイブを管理してZIPファイルとしてダウンロードする場合、ZIPファイルの名前が予想どおりにならない可能性があります。
ZIPファイルとしてダウンロードしたアーカイブの名前は、server_DDMMYYYY_HHMMSS.zipというフォーマットにする必要があります。しかし、Chromeを使用する場合、この名前はidcplg.zipでもかまいません。
Windows Media PlayerまたはQuickTime Playerのプラグインを備えたChromeまたはSafariブラウザで、(特定の時点でビデオの再生を開始する)ビデオ・アイテムの「レンディション情報」ページ上のストーリーボード・リンクが機能しません。このリンクをクリックしても何も起こりません。これらは、Flash Playerを備えたChromeおよびSafariで機能するだけでなく、FirefoxおよびIE内のすべてのプラグインで機能します。
Site StudioコントリビュータとともにFirefoxブラウザおよびFCKエディタを使用する場合、表に使用可能な表スタイルを適用するのが困難です。これはFCKエディタで欠落している機能であり、FirefoxまたはSite Studioの制限ではありません。
Oracle Content Information Server (CIS)は、任意のフォーマットのWebCenter Content 11g接続に対してサポートされていません。
コンテンツ・サーバーでSite Studioとともにトレイ表示を使用する場合、Firefoxブラウザで表示した一部の画面がブラウザ・ウィンドウに適切に収まりません。
Kofax 9では、多くのエクスポート・コネクタに必要なVB6コンポーネントがインストールされません。エクスポート・コネクタの使用に必要なVB6コンポーネントをインストールおよび登録してください。
対象フィルタまたは対象外フィルタのリストでURLを使用する場合、ピリオド(.)をエスケープする必要があります。そうしないと、フィルタは失敗します。例:
http://www\.oracle\.com/information/about\.html
ピリオド(.)が、'\'でエスケープされています。
Folders_gが有効になっていると、次のようなアラートが表示されます: 「Folders_gコンポーネントが使用されていますが、現在は非推奨です。Folders_gをFrameworkFoldersコンポーネントに置き換えてください。このコンポーネントはフォルダ機能を実装しています。Folders_gデータは、新しいフォルダ機能に移行できます。」
このアラートが表示されないようにするには、config.cfgファイルを開き、次の構成値を設定します。
DisableFoldersgDeprecationMesssage=1
ZipRenditionManagementコンポーネントは、スケジュール済ジョブを自動的に作成して静的レンディションの作成を支援します。このジョブは、設定または構成プロセス中に間違ったタイミングで作成されることがあり、それが原因で、管理者が「管理」→「スケジュールされたジョブの管理」→「アクティブなスケジュールされたジョブ」ページにアクセスするとエラーが発生します。管理者がジョブを削除してContent Serverを再起動すると、ジョブが再作成されて、「アクティブなスケジュールされたジョブ」ページからエラーがスローされなくなります。
UCMがEBRモードで実行されている場合、チェックイン・フォームまたは検索フォームを開くと、次のエラーが表示されます。
「websiteobjecttypelistビューのデータを生成できません。WebsiteObjectTypeListビューのwhere句を構築できません。dKeyフィールドが表OptionsListに存在しません。」
「pachagedconversionslistビューのデータを生成できません。PachagedConversionsListビューのwhere句を構築できません。dKeyフィールドが表OptionsListに存在しません。」
「pdfwtemplatetypelistビューのデータを生成できません。PdfwTemplateTypeListビューのwhere句を構築できません。dKeyフィールドが表OptionsListに存在しません。」
「videorenditionslistビューのデータを生成できません。VideoRenditionsListビューのwhere句を構築できません。dKeyフィールドが表OptionsListに存在しません。」
そのため、フォーム内の一部のドロップダウンにデータが移入されません。
UCM管理対象サーバーを起動すると、!csSchemaUnableToPublishView
のようなエラーが表示されることがあります。このようなエラーは、UCMがEBRモードのときのみ発生します。
Oracle 11.2.0.2.0データベースを使用するOracleTextSearchを外部検索プロバイダとして使用すると、最適化エラーがログに表示されることがあります。これは、UCMではなくデータベースの問題です。この問題は11.2.0.3.0データベースで解決されています。
cwallet.ssoファイルへの更新が、UCMサーバーからデプロイメント・マネージャに伝播されないことがあります。このような場合は、変更を手動で伝播する必要があります。
Oracle UCMサーバーは、次の場所にあるcwallet.ssoファイルを更新します。
WAS_PROFILES/UCM_SERVER_NAME/config/cells/UCM_CELL_NAME/fmwconfig/
ファイルは、「インストール後の構成」ページで構成を完了した後か、PdfWatermarkまたはBpelIntegrationコンポーネントを有効にした後に起動すると、更新されます。このような場合に、この変更をデプロイメント・マネージャに伝播して戻します。
これを行うには、cwallet.ssoファイルを次の場所にコピーします。
WAS_PROFILES/DEPLOYMENT_MANAGER_NAME/config/cells/UCM_CELL_NAME/fmwconfig/
コピーは、起動の直後に行います。
UCMがEBRモードで、Dynamic Converterが有効になっている場合、HtmlConversionsオブジェクトの作成でエラーが発生するため、UCM管理対象サーバーは起動しません。ORA-00955エラーがこの例外で参照されます。
!csDbUnableToPerformAction_create,HtmlConversions!$ORA-00955: name is already used by an existing object
考えられる回避策は、コンポーネント・ウィザードを使用してDynamicConverterコンポーネントを無効にすることです。
「Content Trackerレポート」ページの自動入力日付は、9つの言語でのみサポートされています。管理ロケールがその9つの言語のいずれかに設定されていない場合、日付書式はデフォルト(英語)で表示されます。
サポートされる管理ロケールは、簡体字中国語、繁体字中国語、ドイツ語、イギリス英語、アメリカ英語、スペイン語、フランス語、イタリア語、日本語の9つです。
Inbound Refinery WinNativeConverterを使用してドキュメントをPDFに変換する際、使用しているDistillerがGhostscriptバージョン9.07である場合は、PDF最適化オプションが動作しません。PDF最適化はGhostscriptバージョン9.06では動作しません。
タイ語ロケールに設定したContent ServerでFirefoxブラウザを使用する場合、アジア・キャラクタのフォント・サイズが非アジア・キャラクタよりも大きくなります。この問題はFirefoxに固有です。一般的には異なるブラウザを使用することをお薦めします。
タイ語ロケールでFirefoxを使用するための回避策として、Content Serverの「アクセシビリティ」プリファレンスにアクセスして「大きいフォントの使用」を選択します。次にFirefoxのオプションで、「フォントと配色」セクションの「詳細設定」ダイアログを開き、「Webページが指定したフォントを優先する」を選択解除します。タイ語のフォントが正確に表示されるようになります。
マルチレベル・フォルダ・ツリーを操作するために(ネイティブの11gインタフェースではなく)WebCenter Contentユーザー・インタフェースを使用して、「最上位に表示」コンテキスト・メニュー・オプションを表示するためにサブフォルダ上で右クリックしても、オプションがすぐに表示されない場合があります。また、オプションが表示されたとき、クリックしてもすぐに機能しない場合があります。
回避策として、常にフォルダを最初に(左クリックによって)選択してから、右クリックしてコンテキスト・メニューを起動します。
(ネイティブの11gインタフェースではなく)WebCenter Contentユーザー・インタフェースおよびChromeを使用する場合、Ask.comツールバーが存在するためにドロップダウン・メニューの機能が無効になります。回避策として、Ask.comツールバーを削除します。
「ドキュメント」、「ライブラリ」、「お気に入り」または「フォルダ」ページにアクセスするために、スクリーン・リーダー・モードで(ネイティブの11gインタフェースではなく)WebCenter Contentユーザー・インタフェースを使用して、表形式ビューに切り替えると、「コンテキスト」メニューを取得するために右クリックしたときにエラーが発生します。回避策として、目的のドキュメントを選択し、メニュー・バーおよび「その他」メニューを使用して「コンテキスト」メニューにアクセスします。この状況は、表形式ビューでスクリーン・リーダー・モードを使用した場合のみ発生します。
ネイティブの11gインタフェースではなくWebCenter Contentユーザー・インタフェースが実装されている場合、Framework Foldersを有効にする必要があります(Folders_gは使用できません)。11.1.1.8.0では、ユーザーが検索語句を入力するとFramework FoldersによってAutoSuggest先行入力機能が使用されます。AutoSuggest機能が必要であり、WebCenter Contentユーザー・インタフェースでAutoSuggestConfigコンポーネントの一部として有効化されます。デフォルトで、AutoSuggest索引エンジンは語句をグラムに分割して索引に格納します。パフォーマンスをよくするため、最小グラム長はデフォルトの2に設定されます。最小グラム長が2であるため、ユーザーは長さが1文字のみであるユーザー名およびロール名は選択できません。1文字のみの名前のドキュメント、フォルダ、ライブラリ、ユーザーおよびロールは作成しないでください。
Active Server Page (ASP)サイトとJava Server Pages (JSP)サイトは、従来の(10gリリース4以前の)プロジェクトでも引き続き使用できますが、これらには11gリリース1機能がありません。Site Studioの以前のリリースを使用した場合と同じように機能します。
ASPサイトは、Site Studio 11gR1コンポーネントが10g Content Serverにインストールされている場合のみ機能します。IISは11g Content ServerのサポートされているWebサーバーではないため、ASPサイトを11g Content Serverで初期状態のまま動作させることはできません。
この項では、構成に関する問題およびその回避策について説明します。次のトピックが含まれます:
20.2.3項「Oracle Content Server 10gR3用のSite Studio for External Applications (SSXA)ポート値」
20.2.5項「ライブラリをターゲットとするプロデューサとしてのContent Portlet Suite (CPS) WebCenter」
20.2.12項「ネイティブの11gインタフェースではAutoSuggestConfigコンポーネントを無効化する必要がある」
WebCenter Content 11gR1に含まれているOracle Text Searchコンポーネントには、JDBCドライバのバージョン10.2.0.4以上が必要です。これより古いバージョンのJDBCドライバでは機能しません。
デフォルトでは、ユーザーがコントリビューション・フォルダ(Folders_g)を変更するために必要なのはRW権限のみです。このようなデフォルト設定になる前は、コラボレーションが有効でないかぎりRWDまたは所有者が必要でした。
RWD権限に明示的に依存するユーザーは、この設定を有効にするための環境変数を設定する必要があります。WebCenterユーザーやアップグレード問題のないユーザーは関係ありません。
RWではなくRWDが必要なユーザーは、次のように変数を設定してください。
FoldersModifyWithRW=false
JDeveloper Site Studio for External Applications接続ダイアログでは、Oracle Content Server 11gインスタンス用としてデフォルトのWeb接続ポート値16200が事前に移入されています。Oracle Content Server 10gR3 Webサーバーはほとんどの場合、ポート80をリスニングします。したがって、Oracle Content Server 10gR3インスタンスに接続する場合は、この値を変更する必要があると考えられます。
Oracle Content Server 10gR3から表示されるSite Studio Webサイトでネイティブ・ドキュメントの動的変換を使用するには、Dynamic Converterビルド・バージョン8.1.0.736以上をインストールおよび構成する必要があります。
カスタム管理対象サーバーを作成する場合、新しく作成する管理対象サーバーに対して次のライブラリ(CPS_Portletなど)をターゲットとする必要があります。11gR1 PS2 (11.1.1.3)用のライブラリは、WebCenterの11gR1 PS3 (11.1.1.4)および11gR1 PS4 (11.1.1.5)インストールのライブラリとは異なります。
WebCenterの11gR1 PS2 (11.1.1.3)インストールのライブラリ:
oracle-ridc-client-app-lib(10.3.2,10.3.2)
oracle-ucm-spi-app-lib(10.3.2,10.3.2)
p13n-app-lib-base(10.3.2,10.3.2)
vcr-app-lib(10.3.2,10.3.2)
oracle.webcenter.framework(11.1.1,11.1.1)
oracle.webcenter.spaces.fwk(11.1.1,11.1.1)
WebCenterの11gR1 PS3 (11.1.1.4)および11gR1 PS4 (11.1.1.5)インストールのライブラリ:
oracle.ucm.ridc.app-lib(11.1.1,11.1.1)
p13n-app-lib-base(10.3.2,10.3.2)
oracle.webcenter.framework(11.1.1,11.1.1)
oracle.webcenter.spaces.fwk(11.1.1,11.1.1)
oracle.webcenter.framework.core(11.1.1,11.1.1)
Oracle WebCenter 11gR1 PS3 (11.1.1.4)でOracle Content Portlet Suite 11gR1 PS3 (11.1.1.4)を使用する場合、例外「java.lang.IllegalArgumentException:IdcContext.setUser()メソッドは有効ではありません。このメソッドは使用しないでください。」が表示されます。
この問題を解決するために使用可能なオプションについては、Oracleサポートに連絡してください。
WebCenter ContentをOracle Access Manager 11gと統合する場合、WebGateのログアウトURL設定に次を追加してください。
/oamsso/logout.html
LDAPサーバーからユーザーのロール/グループをフェッチするには、WebCenter Contentに対してJpsUserProviderが稼働している必要があります。JPSレイヤーは、SSL信頼ストア構成をWLSから自動的には選択しません。WLS構成ではカスタム信頼ストアが使用されているため、ActiveDirectoryに対するJPS接続でこのカスタム信頼ストアが使用されていないことが問題になります。
したがって、UCM_server1を起動する場合、次のJavaプロパティを設定してください。
Djavax.net.ssl.trustStore=<location of custom truststore> Djavax.net.ssl.trustStorePassword=<truststore password>
startManagedWeblogic.shを使用してコマンドラインからサーバーを起動する場合、startManagedWeblogic.sh
を呼び出す前に環境変数EXTRA_JAVA_PROPERTIES
を設定できます。
NodeManagerを使用してサーバーを起動する場合、UCM_server1の構成用の「サーバーの起動」タブ内の「引数」を設定することにより、WLS管理コンソールを使用してこれらを設定できます。
IBM WebSphere Application Server (Network Deployment (ND)またはIBM WebSphere Application Server)でOracle WebCenter Contentをインストールするときに、LDAPサーバーは自動的にインストールおよび構成されません。WebCenter Contentを構成するには、WebCenter Contentアプリケーション用に外部LDAPアイデンティティ・ストアをインストールおよび構成する必要があります。Oracle Internet Directoryなどの外部LDAPアイデンティティ・ストアの設定方法の詳細は、Oracle Fusion Middlewareサードパーティ・アプリケーション・サーバー・ガイドのIBM WebSphereでのOracle Fusion Middlewareセキュリティの管理に関する章のIBM WebSphereアイデンティティ・ストアに関する項を参照してください。
LDAPアイデンティティ・ストアをセルに対して設定したら、CONNECTION_POOL_CLASS
プロパティをセルのjps-config.xml
ファイルに設定して、過剰なLDAP接続を回避する必要があります。次のプロパティをファイルの<serviceInstance>
エントリに追加する必要があります。
<property name="CONNECTION_POOL_CLASS" value="oracle.security.idm.providers.stdldap.JNDIPool"/>
IBM WebSphereアプリケーション・サーバーで外部LDAP IDストアの接続プールを設定するには:
テキスト・エディタでセルのjps-config.xml
ファイルを変更します。
WAS_HOME
/profiles/
profile_name
/config/cells/
cell_name
/fmwconfig/jps-config.xml
ファイルを開きます。
WAS_HOME
は、WebSphereアプリケーション・サーバーがインストールされた場所(デフォルトではDISK/IBM/WebSphere/Application Server
)です。profile_name
は、セルのWebSphereデプロイメント・マネージャのプロファイル名です。cell_name
はセルの名前です。
次のようにして、<serviceInstance>
エントリにCONNECTION_POOL_CLASS
プロパティを指定します。
<serviceInstance name="idstore.ldap.0" provider="idstore.ldap.provider">
<property name="subscriber.name" value="dc=us,dc=oracle,dc=com"/>
<property name="CONNECTION_POOL_CLASS" value="oracle.security.idm.providers.stdldap.JNDIPool"/>
<property name="bootstrap.security.principal.key" value="bootstrap_idstore"/>
<property name="idstore.type" value="OID"/>
<property name="ldap.url" value="ldap://example.com:3060"/>
<property name="bootstrap.security.principal.map" value="BOOTSTRAP_JPS"/>
<property name="user.login.attr" value="mail"/>
<property name="username.attr" value="mail"/>
<extendedProperty>
<name>user.search.bases</name>
<values>
<value>cn=Users,dc=us,dc=oracle,dc=com</value>
</values>
</extendedProperty>
<extendedProperty>
<name>group.search.bases</name>
<values>
<value>cn=Groups,dc=us,dc=oracle,dc=com</value>
</values>
</extendedProperty>
</serviceInstance>
すべての管理対象ノードを同期します。
すべてのサーバーを再起動します。
WebSphere Application ServerでOracle WebCenter Contentをインストールおよび構成する方法の詳細は、Oracle Fusion Middlewareサードパーティ・アプリケーション・サーバー・ガイドのIBM WebSphere Application ServerでのOracle WebCenter Contentの管理に関する項を参照してください。
電子シグネチャ認証プロセスは、ユーザーがOracle WebLogic Serverログイン・ページにリダイレクトされてからコンテンツ・アイテムに署名できるように、ESIG_GET_SIGN_CONTENT_FORMおよびESIG_SIGN_CONTENTサービスに対する変更を含んで再設計されました。
「コンテンツ・アイテムの署名」ページには、ユーザーがコンテンツ・アイテムに署名する前のユーザーを再認証する時間制限Cookie(デフォルトは2分)があります。Cookieタイムアウトは、electronicsignatures_environment.cfg
ファイルのESigCookieTimeOut
プロパティ(秒数の値)の設定によって再構成できます。たとえば、Cookieタイムアウト値を30秒に設定するには、次のように指定します: ESigCookieTimeOut=30
ネイティブの11gインタフェースではなくWebCenter Contentユーザー・インタフェースを使用するシステムの場合、管理者は、アプリケーション構成プロパティtemporaryDirectory
を、オペレーティング・システムや他のスケジュール済ジョブによって自動的にクリーンアップされることのない安全な場所に設定する必要があります。
たとえば、temporaryDirectoryプロパティが設定されていない場合、Linuxオペレーティング・システムではデフォルトで/tmp
に設定されます。多くのLinuxディストリビューションには、/tmp
ディレクトリを自動的にクリーンアップするcron
ジョブが含まれています。この場合、アプリケーションは予期しないエラーから回復できず、再起動する必要があります。
ネイティブの11gインタフェースではなくWebCenter Contentユーザー・インタフェースを使用するシステムの場合、構成パラメータmaximumWindowsPerSession
を使用してアクティブな「ドキュメント・プロパティ」ウィンドウの数を制限します。デフォルトは10です。WebCenter Contentインスタンスでメモリー消費が多くなりすぎる場合、設定を6に変更して必要なヒープ・サイズを減らすことができます。
AutoSuggestConfigコンポーネントは、ネイティブの11gインタフェースではなくWebCenter Contentユーザー・インタフェースでのみ有効な新機能です。WebCenter Contentユーザー・インタフェースを使用する場合、FrameworkFoldersおよびAutoSuggestConfigの両方のコンポーネントが必須であり、有効にする必要があります。ネイティブの11gインタフェースを使用する場合、FrameworkFoldersコンポーネントが有効になっていてもAutoSuggestConfigコンポーネントを無効にする必要があります。
Content Serverのローカライズの詳細トレースを有効にすると、厳密なエラー検出も有効になります。その結果、無効なキーをContent Serverがローカライズしようとした際に例外がスローされます。Content Serverがこの状態になると、解決策はサーバーの再起動のみです。ローカライズに対する厳密なエラー検出を無効にするには、config.cfg
ファイル内のパラメータEnableLocalizationAssertions=false
を設定します。
管理者はサポートに連絡して、リリース11gR1 (11.1.1.8.0)のFrameworkFoldersの次の不具合についてパッチを取得する必要があります。
17171852: FLD_PROPAGATEのコンテンツはxLibraryGUIDの変更を許可されない
17171834: UPDATE_DOCINFOのコンテンツはxLibraryGUIDの変更を許可されない
17171818: UPDATE_DOCINFOのコンテンツは未ファイル化を許可されない
17164502: コンテンツをELからADHOCに移動するUPDATE_DOCINFOがエラーにならない
17160600: コンテンツをELからの別のELに移動するUPDATE_DOCINFOがGUIDを更新しない
17153780: ELフォルダを別のELフォルダに移動すると、サブフォルダ・コンテンツがGUIDの更新に失敗する
17362858: /EnterpriseライブラリへのFLD_MOVEがxLibraryGUIDを更新しない
17323595: フォルダのコピー: すべてのファイルが1つのディレクトリにフラット化される
17317268: OverrideDuplicatesを使用するFLD_MOVEがxLibraryGUIDを正しく処理しない
17314494: フォルダでのRESOLVEを使用するフォルダ移動が競合解決でサブフォルダの名前を変更する
17312366: ReviseDuplicatesを使用するFLD_COPYがxLibraryGUIDを正しく処理しない
この項では、ドキュメントの訂正箇所を示します。次のトピックが含まれます:
プロデューサとしてWebCenterにCPS EARファイルをデプロイした後、11g PS2 (11.1.1.3)のWSDL URLがPS3 (11.1.1.4)およびPS4 (11.1.1.5)のWSDL URLと異なります。詳細は、『Content Portlet Suiteデプロイメント・ガイド』の3.1.4項、ステップ17を参照してください。
WebCenterのPS2 (11.1.1.3)インストールのWSRP URL:
http://Host_Name:Port/cps/portlets/wsrp1?wsdl
WebCenterのPS3 (11.1.1.4)およびPS4 (11.1.1.5)インストールのWSRP URL:
http://Host_Name:Port/cps/portlets/wsrp2?WSDL
11.1.1.6.0ドキュメント・セットに含まれているコンポーネント構成の更新情報が、11.1.1.7.0および11.1.1.8.0ドキュメント・セットに含まれていません。11.1.1.6.0のOracle WebCenter Content System Content Server管理者ガイドのA.3.7項のコンポーネント構成インタフェースの更新に関する情報は有効であり、http://docs.oracle.com/cd/E23943_01/doc.1111/e10792/e01_interface.htm#CIACFBAG
のOracleオンライン・ドキュメント・ライブラリで参照できます。