Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート 11g リリース1 (11.1.1) for HP-UX Itanium B55937-06 |
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この章では、Oracle Data Integratorに関連する問題について説明します。次のトピックが含まれます:
この項では、次の問題および回避策について説明します。
Oracle WebLogic構成ウィザードでは、データソースのOracle RAC URLはサポートされていません。データソースがOracle Data Integrator Studioで生成されたJava EEエージェント・テンプレートに含まれる場合、このテンプレートのデプロイは失敗し、次の例外が発生します。
com.oracle.cie.wizard.WizardController - Uncaught Exception java.lang.NullPointerException atcom.oracle.cie.domain.jdbc.DatasourceXBeanAspectHelper.decomposeURL
回避策として、このデータソース定義を生成されたテンプレートに含めずに、Oracle Data Integrator Studioからデータソースをデプロイしてください。
Oracle WebLogic構成ウィザードでは、URLを解析し、わかりやすい形式でパラメータを公開するために特定のコードが使用されるため、事前定義済のJDBC URLのセットのみがサポートされています。Oracle Data Integrator Studioで生成されたJavaEEエージェント・テンプレートに、このセットに含まれていないURLやドライバを含むデータソースが含まれる場合は、次の例外が発生するため、ウィザードでこのテンプレートを使用できません。
com.oracle.cie.wizard.WizardController - Uncaught Exception java.lang.NullPointerException atcom.oracle.cie.domain.jdbc.DatasourceXBeanAspectHelper.decomposeURL
回避策として、このデータソース定義を生成されたテンプレートに含めずに、Oracle Data Integrator Studioからデータソースをデプロイしてください。
エージェントの「失効したセッションの除去」機能は、接続プールの失効または停止した接続が、接続の期限切れ、または接続プール実装によって実行される接続検証テストを介して自動的に除去されることに依存します。
失効した接続が接続プールによって削除されない場合、データベースを再起動しても「失効したセッションの除去」は機能しません。エージェント自体を再起動しないかぎり、データベースを再起動しても、エージェントのその他のリクエストはいずれも機能しません。
WebLogic Serverコンテナでは、接続はテスト問合せを使用して数秒ごとに検証されます。テスト問合せ(select count(*) from <test_table_name>
)を実行するためにデータベースによって使用される表名を検証および指定することをお薦めします。
マスター・リポジトリおよび作業リポジトリのデータソースでは、表名としてSNP_LOC_REP
およびSNP_LOC_REPW
が使用されます。
もしくは、OracleリポジトリのDUAL
表を使用できます。
IBM WebSphere上でのFusion Middleware Controlを介したODI Webサービスにアタッチしたポリシーを表示する機能は、このリリースではサポートされていません。
この項では、次の問題および回避策について説明します。
ODI Studio内では、データストア内からデータを表示するとき、データストア用に定義されたグローバル・コンテキストが存在する必要があります。
com.sunopsis.core.SnpsInexistantSchemaException: ODI-17523: この論理スキーマ/コンテキストのペアに対する接続がありません: lg1/GLOBAL。
回避策として、データストア用のグローバル・コンテキストを定義します。
ODI Studioのクイック編集では、結合を削除するとき、結合の選択後に結合リストがソートされると、間違った結合が削除される可能性があります。回避策として、クイック編集で結合を削除する前に結合リストをソートします。
ODI Studioのクイック編集では、ソースを削除するとき、削除前に警告で「いいえ」を選択した場合でもソースが削除済と表示されます。
回避策として、ODI Studioをリフレッシュしてからクイック編集を開くと、ソースは引き続き使用できます。
ODI Studio内では、ロード計画で最新のシナリオ参照を選択するためにロード計画をリフレッシュすると、最新のシナリオはシナリオ作成タイムスタンプによって決定されます。ODIエージェントの実行中、最新のシナリオは英字昇順のシナリオ・バージョンの文字列値によって決定されます。
ランタイム・エージェントは、userpref.xml
に指定されているユーザー・パラメータ値を考慮しません。かわりにデフォルト値が常に使用されます。
この時点で一般的な回避策はありません。
Zipエクスポート・ファイルでASCII以外のファイル名が誤って生成されます。これらのファイル内のASCII以外の文字はアンダースコアで置き換えられます。「ASCII以外の文字をアンダースコアに変換することはできません」ユーザー・パラメータを「はい」
に変更しても効果がありません。回避策として、ファイルをフォルダにエクスポートし、このフォルダを圧縮してください。
「ASCII以外の文字をアンダースコアに変換することはできません」ユーザー・パラメータを「はい」に設定した場合でも、次の状況ではASCII以外の文字が不正に処理されます。
固定ファイル・リバース・エンジニアリング・ウィザードの使用時に、列の「別名」フィールドで、ASCII以外の文字がアンダースコアに置き換えられます。
デリミタ付きファイルのリバース・エンジニアリングの実行時に、ヘッダー行のASCII以外の文字が、列名でアンダースコアに置き換えられます。
回避策として、リバース処理の後に手動で列定義を変更します。
この項では、次の問題および回避策について説明します。
40.3.1項「別のタブを閉じるとOracle Data Integratorコンソール・ページのタスク・フローがリセットされる」
40.3.2項「Enterprise ManagerからログアウトしてもOracle Data Integratorコンソールに伝播されない」
Oracle Data Integratorコンソールでページを含むタブを閉じると、このタブの後のすべてのタブで、タスク・フロー(実行されたナビゲーション・アクション)がリセットされます。これらのタブに含まれるページは、最初に開いたオブジェクトにリセットされます。
この時点でこの問題の回避策はありません。
シングル・サインオン(SSO)をアクティブ化してOracle Data Integratorコンソールと組み合せてEnterprise Manager Fusion Middleware Control (EM)を使用した場合、Enterprise ManagerでSSOからログアウト中のユーザーが、同じブラウザ・ウィンドウでダイレクトURLを入力することで、Oracle Data Integratorコンソールのページにアクセスできる可能性があります。
Enterprise Managerのログアウト・アクションによってOracle Data Integratorコンソールが無効化されていないために、Oracle Data Integratorコンソールが作成するCookieによってこの問題が発生します。
回避策は次のとおりです。
管理者は、ゲートウェイ経由のアクセス用に、Enterprise ManagerおよびOracle Data Integratorコンソールのサーバーを構成する必要があります。ゲートウェイによって、SSOにログインしていないユーザーがSSOログイン・ページに自動的にリダイレクトされます。
共有またはパブリック・コンピュータからOracle Data IntegratorコンソールまたはEnterprise Managerにアクセスしている場合は、ログアウトしてセッションを閉じます。さらにセキュリティを高めるために、ブラウザ・セッションを閉じます。
IBM WebSphereにデプロイされたOracle WebTierおよびOPMNでは、FMWコンソールにおいて(OPMNで管理される)スタンドアロン・エージェント・ターゲットのステータスは、アプリケーションを実行または停止するときに、それを示すように更新されません。ステータス「ステータス保留中」が常に表示されます。
IMB WebSphereにデプロイされたOracle WebTierおよびOPMNでは、ホストおよびポート情報が含まれる「基本構成」ダイアログ(「StandAloneAgent」を選択して、右クリックで「ODIコンソール管理」を選択)が表示されないため、それを使用してそれらの値を変更できません。
特定のシーケンスでは、WHERE句の変数が正しく処理されません。最初の保存では機能しますが、2回目を保存した後エラーが発生します。
この項では、次の問題および回避策について説明します。
40.4.5項「モデル・コードにASCII以外の文字が含まれる場合、一貫性セットJKMでサブスクライバの追加が失敗する」
40.4.6項「ASCII以外の文字の場合、IKMおよびLKM SQL Incremental Update (Row by Row)が失敗する」
40.4.7項「IKM SQL Incremental Update (Row by Row)では日本語の表をターゲットにできない」
Microsoft Excelをターゲットとして使用している場合、列名は大文字である必要があります。
[Microsoft][ODBC Excel Driver]COUNT field incorrect
回避策として、Microsoft Excel内の列名を変更します。
ODI Studio内では、新規列を既存のデータストアに対してリバース・エンジニアリングしているとき、リバース後に、次のメッセージに対して「いいえ」を選択すると新規列が自動的に保存されます: 「<datastore>は変更されています。変更を保存しますか。」
ODI Studio内では、複製モードでテクノロジをインポートしているとき、SQLキーワードがインポートされません。回避策として、SQLキーワードをテクノロジ・プロパティに手動で追加します。
インタフェースを実行し、XMLまたは複合ファイル・スキーマをステージング領域として使用する場合、「不明なトークン」エラーが表示されます。このエラーの原因は、更新されたHSQLバージョン(2.0)です。HSQLの新規バージョンでは、ドル記号($)が含まれる表名は引用符で囲む必要があります。ナレッジ・モジュールによって作成される一時表(「ロード中」、「統合」など)は、複合ファイルおよびHSQLテクノロジにおけるこの要件を満たしていません。
回避策として、物理スキーマ定義を編集し、すべての作業表接頭辞からドル記号($)を削除してください。既存のシナリオは、これらの新規設定を使用して再生成する必要があります。
モデル・コードにASCII以外の文字が含まれる場合、一貫性セット・ジャーナル化KMでサブスクライバの追加が機能しません。これは、すべての一貫性セットJKMに当てはまります。セッションは正常に完了しますが、サブスクライバが追加されません。モデル・コードに排他的なASCII文字が含まれる場合、この問題は発生しません。
この時点で一般的な回避策はありません。
ソース・データベースにASCII以外の文字が含まれる場合、IKMまたはLKM SQL Incremental Update (Row by Row)を使用するインタフェースがステップ「I$表へのフローの挿入」で失敗し、次のエラー・メッセージが表示されます。
org.apache.bsf.BSFException: exception from Jython: Traceback (most recent call last): File "<string>", line 149, in <module> UnicodeEncodeError: 'ascii' codec can't encode characters in position 6-7: ordinal not in range(128)
この時点で一般的な回避策はありません。
ターゲット表名に日本語の文字が含まれる場合、IKM SQL Incremental Update (Row by Row)がタスク「更新する行にフラグ設定」で失敗します。生成されたコード内では、統合表名が「I$_??????」として表示されます。「?」文字は日本語の文字と置き換わります。
回避策として、このIKMをテクノロジに適した別のIKMに置き換えます。たとえば、Oracleの場合はIKM Oracle Incremental Updateに置き換えます。
この項では、次の問題および回避策について説明します。
ODQがLinux 64ビット・サーバーにインストールされており、ODQクライアントがWindowsマシンにインストールされており、メタベース・ホストがLinuxサーバーとして設定されている場合、ローダー接続を作成しようとしても、ローダー接続は作成されず、エラー・メッセージまたは警告も表示されません。
回避策として、パッチ11775170をダウンロードし、パッチに付属するREADMEファイルの指示に従います。
My Oracle Supportにアクセスします。
「パッチと更新版」タブをクリックします。
「パッチ検索」領域で、パッチ11775170を検索します。
パッチをダウンロードします。
UNIXマシンにインストールされているData QualityサーバーにOracle Data Qualityクライアントから接続しようとすると、「クライアント・アプリケーション"Admin"バージョン"12.0.1"はサポートされていません。」というエラー・メッセージが表示されます。
この問題を解決するには、次の手順でメタベース定義を再インストールします。
UNIXサーバーでODQ_HOME/oracledi/odp/Client/SvrSide
ディレクトリに移動します。
./setup
を実行します。
プロンプトに従って、メタベース・インストールの場所としてODQ_HOME/oracledq/metabase_server/
を入力します。
メタベース管理ユーザーおよびパスワードを入力します。
メタベース定義のインストールが完了したら、ODQ_HOME/oracledq/metabase_server/metabase/bin/scheduler -restart
コマンドを使用して、スケジューラ・サービスを再起動します。
保存済.tssファイルをダブルクリックしてOracle Data Qualityクライアントを起動すると、クライアント・マシンのロケールとは関係なく、メニューが英語で表示されます。
回避策として、ショートカット・メニューからクライアントを開いた後、.tssファイルを開きます。