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Oracle® Fusion Middlewareパッチ適用ガイド
11g リリース1 (11.1.1.8.0)
B61412-09
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B パッチ・セット・アシスタントの画面

この付録では、パッチ・セット・アシスタントの画面のスクリーンショットを掲載し、各画面について説明します。

内容は次のとおりです。

B.1 ようこそ

pa.gifの説明が続きます
pa.gifの画像の説明

「ようこそ」画面は、インストーラを起動するたびに表示されます。

スキーマのアップグレード・プロセス時は、「ログの表示」をクリックすればいつでもログ・ファイルを表示できます。ログ・ファイルに書き込まれたメッセージを含む別のウィンドウ(「ログ・ファイル・ビューア」)が表示されます。「ログ・ファイル・ビューア」の最上部には、ログ・ファイルの場所と名前が表示されます。「リフレッシュ」をクリックすると、ログに記録された最新のメッセージを表示できます。

B.2 コンポーネントの選択

two.gifの説明が続きます
two.gifの画像の説明

この画面を使用して、更新するコンポーネント・スキーマを選択します。

パッチ・セット・インストーラには、Middlewareホームにあるすべてのコンポーネントがリストされます。たとえば、パッチ・セット・インストーラをMW_HOME/oracle_common/bin/psaディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはc:\Products\Oracle\Middleware\Oracle_SOA1\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)から起動した場合、パッチ・セット・インストーラには、/home/Oracle/Middlewareディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはc:\Products\Oracle\Middlewareディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)にあるすべてのコンポーネントがリストされます。

パッチ・セット・アシスタントでは、一度に1つの最上位レベルのコンポーネントしか更新できません。前述の図ではOracle SOAが選択されているため、パッチ・セット・アシスタントでは、SOAINFRAスキーマと、SOAINFRAスキーマが依存するMDSスキーマが更新されます。ただし、最上位レベルの「Oracle Metadata Services」ボックスは、そのスキーマが更新対象であっても選択されません。

このMiddlewareホームにある他の2つの最上位レベル・スキーマ(この場合は「Oracle Audit Services」および「Oracle Platform Security Services」)のいずれかを更新する場合は、パッチ・セット・アシスタントを再起動して、それらのコンポーネントを個別に選択する必要があります。


注意:

リリース11.1.1.2.0または11.1.1.3.0からアップグレードする場合、prefix_ACTIVITIESスキーマはリリース11.1.1.4.0まで導入されないため、ご使用の環境では使用可能になりません。WebCenter Portalコンポーネントからこのスキーマを必ず選択解除してください。そうしないと、パッチ・セット・アシスタントでこのスキーマの資格証明を要求されます。


B.3 前提条件

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three.gifの画像の説明

処理を続行する前に、この画面を使用してデータベースの前提条件を満たしていることを確認します。すべてのチェック・ボックスを選択して、アップグレードの前提条件をすべて満たしていることを確認する必要があります。すべての前提条件を満たしていないと、次の画面には進めません。Webcenter Contentの場合、「前提条件」画面の後で、「Content Serverのディレクトリ」と呼ばれる新しい画面も表示されます。Content Serverがインストールされている、ドメイン・ディレクトリ・パスを指定します。

「データベースのバックアップが完了済」を選択し、第4.3.1項「データベースとデータベース・スキーマのバックアップ」の手順に従ってデータベースをバックアップしたことを確認します。

「Fusion Middlewareのアップグレードを行うデータベースのバージョンがOracleにより動作保証済」を選択して、「Oracle Fusion Middlewareサポートされるシステム構成」ページにあるOracle Fusion Middleware 11gR1のシステム要件とサポート対象プラットフォームのドキュメントを読んだこと、およびご使用のデータベースがOracle Fusion Middlewareでの使用について動作保証されていることを確認します。

B.4 「Content Serverのディレクトリ」

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four.gifの画像の説明

B.5 「OCSスキーマ」

five.gifの説明が続きます
five.gifの画像の説明

この画面を使用して、データベース接続の資格証明、およびアップデートするスキーマの情報を指定します。この画面は更新が必要なコンポーネント・スキーマごとに1回表示されます。最初に表示された後は、データベース資格証明のすべての値が画面に自動的に入力されて表示されます。スキーマが異なるデータベース上にある場合は、それに応じてデータベース接続情報を変更する必要があります。

次の表で、この画面のフィールドについて説明します。

フィールド 説明

データベース・タイプ

ドロップダウン・リストからデータベース・タイプを選択します。このリストでは、スキーマに対して有効なデータベース・タイプのみが選択可能になります。次のデータベース・タイプがサポートされています。

  • Oracle Database

  • エディションベースの再定義に対応したOracle Database

  • Microsoft SQL Server

  • IBM DB2

  • MySQL

さらに、Oracle Data Integratorでは、次のデータベースもサポートされています。

  • Sybase Adaptive Server Enterprise

  • PostgreSQL

  • Hypersonic SQL

注意: エディションベースの再定義に対応するOracle Databaseデータベース・タイプは、EBRデータベースに作成したエディションのアップグレードが必要な場合のみ選択されます。該当しない場合は、「Oracle Database」を選択します。

接続文字列

データベース接続の資格証明を指定します。

  • Oracleデータベースの場合

    host:port/service_name
    
  • Microsoft SQL ServerおよびIBM DB2データベースの場合

    //host:port;DatabaseName=dbname
    
  • MySQLデータベースの場合:

    //host:port/database
    

DBAユーザー名

データベース管理者ユーザーのユーザー名およびロールを指定します。

  • Oracleデータベースの場合は、SYSと入力するか、DBAロールを持つ任意のユーザー(たとえば、sys as sysdbaまたはDBA権限を持つ任意のユーザー)を入力します。

  • Microsoft SQL Serverデータベースの場合は、saと入力するか、db_ownerロールを持つ任意のユーザーを入力します。

  • IBM DB2データベースの場合は、db2adminと入力するか、DBAロールを持つ任意のユーザーを入力します。

  • Hypersonicデータベースの場合は、saを入力します。

  • Sybaseデータベースの場合は、saを入力します。

  • MySQLデータベースの場合は、rootと入力します。

DBAパスワード

データベース管理者ユーザーのパスワードを入力します。


これらの値を入力したら、「接続」をクリックしてデータベースに接続します。接続に成功したら、画面上で次の2つの追加フィールドがアクティブになります。

フィールド 説明

スキーマ・ユーザー名

このドロップダウン・リストには、接続先のデータベースで使用可能なすべての製品スキーマが含まれています。ドロップダウン・リストから更新するスキーマを選択します。

注意: Oracle WebCenter Content Server - 完全(prefix_OCS)の場合、スキーマ名を移入するドロップダウン・リストがあります。

注意: ドロップダウン・リストが空である場合は、必要な権限を持つユーザーとしてデータベースに接続していることを確認してください。

スキーマ・パスワード

選択したスキーマのパスワードを指定します。


B.6 「OCSSEARCHスキーマ」

six.gifの説明が続きます
six.gifの画像の説明

この画面を使用して、データベース接続の資格証明、およびアップデートするスキーマの情報を指定します。この画面は更新が必要なコンポーネント・スキーマごとに1回表示されます。最初に表示された後は、データベース資格証明のすべての値が画面に自動的に入力されて表示されます。スキーマが異なるデータベース上にある場合は、それに応じてデータベース接続情報を変更する必要があります。

次の表で、この画面のフィールドについて説明します。

フィールド 説明

データベース・タイプ

ドロップダウン・リストからデータベース・タイプを選択します。このリストでは、スキーマに対して有効なデータベース・タイプのみが選択可能になります。次のデータベース・タイプがサポートされています。

  • Oracle Database

  • エディションベースの再定義に対応したOracle Database

  • Microsoft SQL Server

  • IBM DB2

  • MySQL

さらに、Oracle Data Integratorでは、次のデータベースもサポートされています。

  • Sybase Adaptive Server Enterprise

  • PostgreSQL

  • Hypersonic SQL

注意: エディションベースの再定義に対応するOracle Databaseデータベース・タイプは、EBRデータベースに作成したエディションのアップグレードが必要な場合のみ選択されます。該当しない場合は、「Oracle Database」を選択します。

接続文字列

データベース接続の資格証明を指定します。

  • Oracleデータベースの場合

    host:port/service_name
    
  • Microsoft SQL ServerおよびIBM DB2データベースの場合

    //host:port;DatabaseName=dbname
    
  • MySQLデータベースの場合:

    //host:port/database
    

DBAユーザー名

データベース管理者ユーザーのユーザー名およびロールを指定します。

  • Oracleデータベースの場合は、SYSと入力するか、DBAロールを持つ任意のユーザー(たとえば、sys as sysdbaまたはDBA権限を持つ任意のユーザー)を入力します。

    SYSデータベース・ユーザーは、次のSQL DDL文を使用して標準データベース・ユーザーのSCOTTにDBA権限を付与できることに注意してください。

    GRANT DBA TO SCOTT;
    
  • Microsoft SQL Serverデータベースの場合は、saと入力するか、db_ownerロールを持つ任意のユーザーを入力します。

  • IBM DB2データベースの場合は、db2adminと入力するか、DBAロールを持つ任意のユーザーを入力します。

  • Hypersonicデータベースの場合は、saを入力します。

  • Sybaseデータベースの場合は、saを入力します。

  • MySQLデータベースの場合は、rootと入力します。

DBAパスワード

データベース管理者ユーザーのパスワードを入力します。

スキーマ・ユーザー名

このドロップダウン・リストには、接続先のデータベースで使用可能なすべての製品スキーマが含まれています。ドロップダウン・リストから更新するスキーマを選択します。

注意: Oracle Universal Content Management (prefix_OCSSEARCH)の場合は、スキーマ名を手動で入力する必要があります(これらのスキーマはドロップダウン・リストには表示されず、「接続」ボタンはアクティブにはなりません)。

注意: ドロップダウン・リストが空である場合は、必要な権限を持つユーザーとしてデータベースに接続していることを確認してください。

スキーマ・パスワード

選択したスキーマのパスワードを指定します。


B.7 「Recordsディレクトリ」

seven.gifの説明が続きます
seven.gifの画像の説明

この画面では、ご使用のドメイン・ディレクトリへの完全なパスを指定します。

B.8 「URMServerスキーマ」

eight.gifの説明が続きます
eight.gifの画像の説明

この画面を使用して、データベース接続の資格証明、およびアップデートするスキーマの情報を指定します。この画面は更新が必要なコンポーネント・スキーマごとに1回表示されます。最初に表示された後は、データベース資格証明のすべての値が画面に自動的に入力されて表示されます。スキーマが異なるデータベース上にある場合は、それに応じてデータベース接続情報を変更する必要があります。

次の表で、この画面のフィールドについて説明します。

フィールド 説明

データベース・タイプ

ドロップダウン・リストからデータベース・タイプを選択します。このリストでは、スキーマに対して有効なデータベース・タイプのみが選択可能になります。次のデータベース・タイプがサポートされています。

  • Oracle Database

  • エディションベースの再定義に対応したOracle Database

  • Microsoft SQL Server

  • IBM DB2

  • MySQL

さらに、Oracle Data Integratorでは、次のデータベースもサポートされています。

  • Sybase Adaptive Server Enterprise

  • PostgreSQL

  • Hypersonic SQL

注意: エディションベースの再定義に対応するOracle Databaseデータベース・タイプは、EBRデータベースに作成したエディションのアップグレードが必要な場合のみ選択されます。該当しない場合は、「Oracle Database」を選択します。

接続文字列

データベース接続の資格証明を指定します。

  • Oracleデータベースの場合

    host:port/service_name
    
  • Microsoft SQL ServerおよびIBM DB2データベースの場合

    //host:port;DatabaseName=dbname
    
  • MySQLデータベースの場合:

    //host:port/database
    

DBAユーザー名

データベース管理者ユーザーのユーザー名およびロールを指定します。

  • Oracleデータベースの場合は、SYSと入力するか、DBAロールを持つ任意のユーザー(たとえば、sys as sysdbaまたはDBA権限を持つ任意のユーザー)を入力します。

    SYSデータベース・ユーザーは、次のSQL DDL文を使用して標準データベース・ユーザーのSCOTTにDBA権限を付与できることに注意してください。

    GRANT DBA TO SCOTT;
    
  • Microsoft SQL Serverデータベースの場合は、saと入力するか、db_ownerロールを持つ任意のユーザーを入力します。

  • IBM DB2データベースの場合は、db2adminと入力するか、DBAロールを持つ任意のユーザーを入力します。

  • Hypersonicデータベースの場合は、saを入力します。

  • Sybaseデータベースの場合は、saを入力します。

  • MySQLデータベースの場合は、rootと入力します。

DBAパスワード

データベース管理者ユーザーのパスワードを入力します。

スキーマ・ユーザー名

このドロップダウン・リストには、接続先のデータベースで使用可能なすべての製品スキーマが含まれています。ドロップダウン・リストから更新するスキーマを選択します。

注意: Oracle WebCenter Content: Records (prefix_URMSERVER)の場合は、スキーマ名を手動で入力する必要があります(これらのスキーマはドロップダウン・リストには表示されず、「接続」ボタンはアクティブにはなりません)。

注意: ドロップダウン・リストが空である場合は、必要な権限を持つユーザーとしてデータベースに接続していることを確認してください。

スキーマ・パスワード

選択したスキーマのパスワードを指定します。


B.9 「調査」

nine.gifの説明が続きます
nine.gifの画像の説明

このページには、アップグレードする各コンポーネント・スキーマのステータスが表示されます。次の表に、コンポーネントのステータス・インジケータの意味を示します。

ステータス 説明

進行中

パッチ・セット・アシスタントが、更新可能なスキーマかどうかを調査しています。

保留中

このスキーマは、先行するコンポーネントの調査終了後、パッチ・セット・アシスタントによって調査されます。

アップグレード済

このスキーマは、パッチ・セット・アシスタントによって正常にアップグレードされているか、最新バージョンのリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)によって作成されています。このスキーマではアクションは実行されません。

失敗

このスキーマはアップグレードできません。

スキップ済

このスキーマの調査はスキップされました。これは、依存スキーマの調査が失敗したときに発生します。

成功

このスキーマの調査は正常に実行されており、アップグレードする準備ができています。


B.10 「アップグレード・サマリー」

ten.gifの説明が続きます
ten.gifの画像の説明

このページを使用して、選択したオプションのサマリーをレビューし、アップグレード・プロセスを開始します。

「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、このアップグレード情報をレスポンス・ファイルに保存します。このファイルは、後でコマンドラインからパッチ・セット・アシスタントを実行する際に使用できます。詳細は、第4.4.2項「コマンドラインからのパッチ・セット・インストーラの使用」を参照してください。

B.11 「アップグレードの進行状況」

eleven.gifの説明が続きます
eleven.gifの画像の説明

この画面には、スキーマのアップグレードの進行状況が表示されます。「アップグレードの進行状況」バーは、開始時の0%からアップグレード完了時の100%まで移動します。

B.12 「アップグレード成功」

twelve.gifの説明が続きます
twelve.gifの画像の説明

この画面は、アップグレードが正常に完了したことを示します。

MW_HOME/oracle_common/upgrade/logsディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはMW_HOME\oracle_common\upgrade\logsディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)にあるログ・ファイルで、アップグレードの詳細について必ず確認してください。(正確なディレクトリ・パスは画面上に表示されます。)ログ・ファイルを任意のテキスト・エディタで表示するか、「ログの表示」ボタンをクリックできます。