Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのインストールと構成 11g リリース1 (11.1.1) B65039-06 |
|
前 |
次 |
この章では、Oracle WebLogic Serverドメインで、Oracle WebCenter Captureの初期構成を完了する方法について説明します。
この章では、次の項目について説明します。
インストールおよび初期構成を実行するCaptureシステム管理者は、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlおよびOracle WebLogic Serverへのアクセスを含むシステム管理権限が付与されている必要があります。ユーザーがOracle WebCenter Captureを使用できるようにするには、システム管理者が、Fusion Middleware ControlでWebLogic ServerドメインのLDAP資格証明ストアのユーザーをCaptureロールに関連付ける必要があります。
ロールCaptureWorkspaceManager
、CaptureWorkspaceViewer
、およびCaptureUser
が、自動的にドメインのデフォルトのWebLogic Serverポリシー・ストアに追加されます。Captureシステム管理者は、Fusion Middleware Controlを使用して、ファイル/XMLベースのポリシー・ストア、Oracle Internet Directoryポリシー・ストアまたはOracle Databaseポリシー・ストアを使用したり、ポリシー・ストアを管理することができます。
Oracle Internet Directoryの使用方法の詳細は、第3.9項「アイデンティティ・ストアと外部LDAP認証プロバイダの再関連付け」を参照してください。
Fusion Middleware Controlを使用して、Captureのシステム設定およびロガーを構成することもできます。
WebLogic ServerドメインでCaptureの初期構成を完了するには、Captureシステム管理者が次のタスクを実行する必要があります。
Capture管理対象サーバーの起動
Fusion Middleware ControlでCaptureユーザーにロールを割り当てます。
MBeansを使用したシステムレベルの設定の変更
Capture管理対象サーバーの起動方法の詳細は、第10.2項「管理対象サーバーの起動」を参照してください。
ユーザーがCaptureを使用できるようにするには、Captureシステム管理者が、ポリシー・ストアのCaptureロールにLDAP資格証明ストアのユーザーを割り当てる必要があります。これは、Fusion Middleware Controlの「アプリケーション・ロール」ページから実行できます。
Captureユーザーにロールを割り当てる方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Captureの管理のOracle Enterprise ManagerでのCaptureロールの割当てに関する項を参照してください。
Fusion Middleware Controlを使用して、システム・プロパティおよび電子メールのSMTP設定など、Captureのシステムレベルの構成設定を変更できます。このページの設定によって、ドメインのCapture MBeansが設定されますが、これは、Oracle WebLogicスクリプティング・ツール(WLST)コマンドを使用して変更することもできます。
Fusion Middleware Controlの「システム構成」ページでシステムレベルの設定を変更する方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Captureの管理のシステム構成設定の変更に関する項を参照してください。
次のWLSTコマンドを使用すると、システムレベル設定へのアクセスまたは変更を行うこともできます。
listCaptureConfig
getCaptureConfig
setCaptureConfig
これらは、ドメイン用の管理サーバーに接続中に使用できるオンラインのWLSTコマンドです。接続するには、Oracle WebCenter Contentホーム・ディレクトリからwlst.sh
スクリプトを実行する必要があります。
WLSTコマンドでCaptureシステムレベル設定を変更する手順は、次のとおりです。
第10.1項「管理サーバーの起動」の説明に従って、Oracle WebLogic Serverドメインの管理サーバーを起動します。
Oracle WebLogic Server管理サーバーにログインします。
Oracle WebCenter Contentのホーム・ディレクトリMW_HOME
/
WCC_ORACLE_HOME
に移動します。
WLSTを呼び出します。
cd common/bin ./wlst.sh
WLSTコマンド・プロンプトでログインしてから、カスタムCaptureコマンドを入力します。
wls:/offline> connect() Please enter your username :weblogic Please enter your password : XXXXXXXXXXXXX Please enter your server URL [t3://localhost:7001] :t3://host_name:16401 Connecting to t3://host_name:16401 with userid weblogic ... Successfully connected to Managed Server 'capture_server1' that belongs to domain 'domainName'. wls:/domainName/serverConfig> setCaptureConfig('CaptureSystemID','CAPTURE_02') Attribute 'CaptureSystemID' changed to "CAPTURE_02' wls:/domainName/serverConfig> exit()
これらのコマンドの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareドメイン・テンプレート・リファレンス』のOracle WebCenter CaptureのカスタムWLSTコマンドに関する項を参照してください。
EBATCTITEMS
表のハッシュ・パーティションを使用すると、データベース待機イベントenq: HW– contention
を最小化できるため、データベースの拡張を抑制できます。次に示すように、このイベントは多くのスレッドでECBATCHTITEMSを更新して、ECBATCHTITEMSに新しいBLOBアイテムを追加しようとすると発生します。
table - "UPDATE ECBATCHITEMS SET ECITEMDATA=:1 WHERE ECITEMID=:2"
ハッシュ・パーティションを作成すると個々のアイテムが8個の異なるパーティションに存在するようになるため、この競合を最小化できます。
ハッシュ・パーティションを作成する手順は次のとおりです。
表の定義を取得します。
SELECT dbms_metadata.get_ddl('OBJECT TYPE','OBJECT NAME', OWNER') FROM DUAL;
パーティショニング構文を表の定義に追加します。ECBATCHITEMS
表にハッシュ・パーティションを作成する表定義は次のようになります。
SQL> create table "CAPCLIENT_CAPTURE"."ECBATCHITEMS2" 2 ( "ECTENNANTID" VARCHAR2(36 CHAR), "ECITEMID" VARCHAR2(36) NOT NULL ENABLE, 3 4 "ECORIGINALITEMID" VARCHAR2(36), 5 "ECORIGINALITEMINDEX" NUMBER(10,0), 6 "ECBARCODES" BLOB, 7 "ECBARCODECOUNT" NUMBER(10,0), 8 "ECSTATUS" VARCHAR2(255), 9 "ECSOURCEFORMAT" VARCHAR2(255), "ECANNOTATION" VARCHAR2(255), 10 11 "ECFILELENGTH" NUMBER(19,0), 12 "ECDOCUMENTLINKCOUNT" NUMBER(10,0), 13 "ECPATCHCODE" NUMBER(10,0), 14 "ECENDORSEMENT" VARCHAR2(255), 15 "ECSOURCEFILENAME" VARCHAR2(255), 16 "ECBATCHID" NUMBER(19,0), 17 "ECLASTMODIFIED" NUMBER(19,0), 18 "ECITEMDATA" BLOB, PRIMARY KEY ("ECITEMID")) partition by hash(ECITEMID) partitions 8 ;