Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのインストールと構成 11g リリース1 (11.1.1) B65039-06 |
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この章では、Oracle Application Development Framework (Oracle ADF)に基づいたOracle WebCenter Content ServerインタフェースであるWebCenter Contentユーザー・インタフェースを使用したOracle WebCenter Content管理対象サーバーのインストールおよび構成方法を説明します。
この章では、次の項目について説明します。
コンテンツ・サーバーがデフォルトで使用するネイティブの11gユーザー・インタフェース以外にも、WebCenter Contentユーザー・インタフェースを使用してコンテンツ・サーバーを構成できます。WebCenter Contentユーザー・インタフェースは、コンテンツ・サーバーとは別のドメインに存在し、異なるポート(デフォルトでは16225)で実行されます。
この別ドメインには、独自のOracle Fusion Middlewareホームが必要ですが、これは、Middlewareホームと同一のマシンまたは別のマシンに存在していてもかまいません。WebCenter Contentユーザー・インタフェース・サーバーの複数インスタンスがOracle WebCenter Content Server (旧称Oracle UCM Content Server)と動作するように選択できます。
注意: Webcenter Contentユーザー・インタフェースは、フォルダ・コンポーネントの依存性により、Oracle WebCenterポータルと同じコンテンツ・サーバーを使用することはできません。フォルダ・コンポーネントの問題が発生し、非互換性が、 |
この章では、次の用語を使用します。
最初のMiddlewareホームは、Oracle WebCenter Contentを含み、Oracle WebCenter Content Middlewareホーム(パス名ではWCC_MW_HOME
)と呼ばれます。
最初のドメインは、WebCenter Contentを含み、Oracle WebCenter Contentドメイン(パス名ではWCC_DOMAIN
)と呼ばれます。このドメインは、Oracle WebCenter Content Middlewareホームと関連付けられています。
2番目のMiddlewareホームは、WebCenter Contentユーザー・インタフェースを含み、WebCenter Contentユーザー・インタフェースMiddlewareホーム(パス名ではWCCUI_MW_HOME
)と呼ばれます。
2番目のドメインは、WebCenter Contentユーザー・インタフェースを含み、WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ドメイン(パス名ではWCCUI_domain
)と呼ばれます。このドメインは、WebCenter Contentユーザー・インタフェースMiddlewareホームと関連付けられています。
2つのMiddlewareホームおよびドメインは、同じホストまたは別のホスト上に存在できます。同じホスト上で両方のドメインを実行するには、各ドメインに異なる管理サーバー・ポートを使用することが唯一必要となります。この章では、2つの管理サーバー・ポートを区別するために、これらをWebCenter Content管理サーバー・ポート(WCC_ADMINSERVER_PORT
)およびWebCenter Contentユーザー・インタフェース管理サーバー・ポート(WCCUI_ADMINSERVER_PORT
)と呼びます。
WebCenter Contentユーザー・インタフェースに必要となるOracle ADFスタックに変更を加えるため、WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ドメインには、独自のMiddlewareホームが必要です。
WebCenter Contentユーザー・インタフェースを使用してコンテンツ・サーバーを構成するには、次の手順を実行する必要があります。
WebCenter Contentユーザー・インタフェースを使用してコンテンツ・サーバーを構成できるようにするには、次に示す章の説明に従って、Oracle WebCenter Content 11gR1 (11.1.1.8)をインストールして構成する必要があります。
新しいOracle WebCenter Content 11gR1 (11.1.1.8.0 MLR3)アプリケーションをインストールすることも、この項で説明するように構成した既存のOracle WebCenter Content 11gR1 (11.1.1.8.0)インストールを使用することもできます。
この項のすべての操作は、WebCenter Content Middlewareホームに関連しているため、WebCenter Contentドメインにも関連しています。次の手順は、2つのうち最初のMiddlewareホームのOracle WebCenter Contentのインストールおよび構成手順を説明しています。
最初のドメイン(WebCenter Content Middlewareホーム)では、第2章「Oracle WebCenter Contentのインストール」の手順に従って、次の製品をインストールします。
Oracle Database 11 gリリース2
Repository Creation Utility (RCU)
MiddlewareホームへのOracle WebLogic Server
Oracle WebCenter Content 11g (11.1.1.8)
第2.2項「リポジトリ作成ユーティリティによるOracle WebCenter Contentスキーマの作成」の説明に従って、RCUを使用し、「Oracle WebCenter Content Server - 完了」スキーマおよびメタデータ・サービス(MDS)スキーマを作成します。
第3.2項「Oracle WebLogicサーバー・ドメインの作成」の説明に従って、(「Oracle Universal Content Management - Content Server」テンプレートを使用した)WebCenter Content管理対象サーバーを含むWebLogic Serverドメイン、およびオプションの(「Oracle Universal Content Management - Inbound Refinery」テンプレートを使用した)Inbound Refinery管理対象サーバーを作成します。
次の項の説明に従って、コンテンツ・サーバーを構成します。
第12.2.1項「WebCenter Contentユーザー・インタフェース・コンポーネントの有効化」
この構成は、WebCenter Contentユーザー・インタフェースを使用する場合に必要です。
第12.2.2項「Remote Intradoc Client (RIDC)の設定」
この構成は、WebCenter Contentユーザー・インタフェースを使用する場合に必要です。
第12.2.3項「画像およびWeb表示可能レンディションの生成」
この構成は、WebCenter Contentユーザー・インタフェースの操作性を向上させるためのオプションです。
この構成は、標準的なコンテンツ・サーバー機能を設定するためのオプションです。
WebCenter Contentユーザー・インタフェースを使用できるようにするには、これらのコンテンツ・サーバー・コンポーネント(AutoSuggestConfig、DynamicConverterおよびFrameworkFolders)を有効にする必要があります。これらを有効化するには、コンテンツ・サーバー・コンポーネント・マネージャ・インタフェースを使用して、次の手順を実行します。
コンテンツ・サーバーにWebCenter Content管理者としてログインします。
「管理」トレーまたはメニューから、管理サーバーを選択し、次にコンポーネントを選択します。
「コンポーネント・マネージャ」ページで、「すべてのコンポーネント」の下の3つのコンポーネントすべてを選択します。
AutoSuggestConfig
DynamicConverter
FrameworkFolders
「更新」をクリックして「OK」をクリックし、コンポーネントの有効化を確定します。
第10.3項「管理対象サーバーの再起動」の説明に従って、コンテンツ・サーバーを再起動します。
WebCenter Contentユーザー・インタフェースは、IDCソケット・プロトコルを使用してコンテンツ・サーバーと通信します。この通信を有効にするには、WebCenter Contentドメインで、コンテンツ・サーバーのWCC_domain
/ucm/cs/config/config.cfg
構成ファイルのIntradocServerPort
およびSocketHostAddressSecurityFilter
値を設定する必要があります。
次の例は、これらの値の設定方法を示しています。
IntradocServerPort=port_number SocketHostAddressSecurityFilter=IP addresses of permitted UI hosts separated by a bar symbol (|) For example: IntradocServerPort=4444 SocketHostAddressSecurityFilter=123.456.789.0 If you want to open this up to all hosts in the network, use this setting: SocketHostAddressSecurityFilter=*.*.*.*
config.cfg
ファイルの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentでの開発』のconfigディレクトリに関する項を参照してください。
WebCenter Contentユーザー・インタフェースからファイルのサムネイル画像およびWeb表示可能レンディションを取得するには、Inbound Refineryでそれらが提供されるように構成します。ネイティブの11gユーザー・インタフェースを使用して、サムネイルおよびPDF Exportなどのファイル変換のためにInbound Refineryプロバイダを設定できます。
サムネイルおよびWeb表示可能レンディションの生成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのマネージング』のInbound Refineryの構成に関する項を参照してください。
一部のコンテンツ・サーバー機能はサポートされていますが、WebCenter Contentユーザー・インタフェースでは必ずしも必要ありません。たとえば、アクセス制御リスト(ACL)およびアカウントは、デフォルトでは構成されていません。ただし、これらの機能がコンテンツ・サーバーで有効化されている場合、WebCenter Contentユーザー・インタフェースは追加機能へのアクセスを提供します。
コンテンツ・サーバーでのACLの有効化の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentの管理』のアクセス制御リストのセキュリティの管理に関する項を参照してください。
コンテンツ・サーバーでのアカウントの有効化の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentの管理』のアカウントの管理に関する項を参照してください。
コンテンツ・サーバーの3つの索引付け構成(Oracle Text検索、データベース・メタデータまたはデータベース全文)のいずれかを設定できます。この設定方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentの管理』の検索索引の構成に関する項を参照してください。
これらの標準的なコンテンツ・サーバー設定は、WebCenter Contentユーザー・インタフェースに固有なものではありません。コンテンツ・サーバーのその他の拡張機能の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentの管理』を参照してください。
Oracle WebLogic Serverがインストールされている11gR1 (11.1.1.6.0) Middlewareホームに、Oracle Application Development Framework (Oracle ADF) 11gR1 (11.1.2)をインストールして構成します。これには、Middlewareホームを作成後、続いてOracle ADFおよび2つのOracle ADF OPatchファイルをインストールするためのOracle WebLogic Server 11gR1 (10.3.6のみ)が含まれます。サイトで、WebCenter Contentユーザー・インタフェースを使用してOracle WebCenter Content: Desktopを使用する場合、Desktop 11.1.1.8での互換性モードをサポートするパッチもインストールする必要があります。
この項のすべての操作は、WebCenter Contentユーザー・インタフェースMiddlewareホームに関連しているため、WebCenter Contentインタフェース・ドメインにも関連しています。次のコマンドで、WCCUI_MW_HOME
は、Oracle ADFインストールを含むWebCenter Contentユーザー・インタフェースMiddlewareホームを指します。
2番目のドメインでは、次の手順を実行します。
Oracle WebLogic Server 11gR1 (11.1.1.6.0)をインストールして、11.1.1.6.0 Middlewareホームをインストールします。これが、WebCenter Contentユーザー・インタフェースMiddlewareホーム(WCCUI_MW_HOME
)になります。
Oracle Application Development Framework 11gR1 (11.1.1.6.0)をインストールします。
第1.2.2項「Oracle WebCenter Contentをインストールおよび構成するためのソフトウェアのダウンロード」の説明に従って、Oracle Application Development Framework 11gR1 (11.1.1.6.0)メディアを取得します。
Oracle ADFを含むZIPファイルを一時的な場所media_loc
に解凍します。
次のコマンドを使用してインストーラを実行します。
UNIXコマンド:
media_loc/Disk1/runInstaller -jreLoc WCCUI_MW_HOME/jrockit_160_24_D1.1.2-4
Windowsコマンド:
media_loc\Disk1\runInstaller -jreLoc WCCUI_MW_HOME\jrockit_160_24_D1.1.2-4
WebCenter Contentユーザー・インタフェースと連動するように構成されていたOracle WebCenter Content 11.1.1.8.0インストールがある場合は、Oracle Application Development Framework 11gR1 (11.1.2.2.0) OPatch 13656274をロール・バックする必要があります。
https://support.oracle.com
にあるMy Oracle Support (旧称OracleMetaLink)から、Oracle Application Development Framework 11gR1 (11.1.2.4.0) OPatch 16546129 - (16546129_11.1.1.6.0_Generic.zip
)を入手します。
パッチZIPファイルを一時的なフォルダtemp_location
に解凍し、次のコマンドを実行します。
UNIXコマンド:
WCCUI_MW_HOME/oracle_common/OPatch/opatch apply -jre ${JAVA_HOME}/jre -oh $WCCUI_MW_HOME/oracle_common/ temp_location/16546129
Windowsコマンド:
WCCUI_MW_HOME\oracle_common\OPatch\opatch apply -jre %JAVA_HOME%\jre -oh %WCCUI_MW_HOME%\oracle_common\ temp_location\16546129
コマンドのJAVA_HOME
は、WCCUI_MW_HOME/jrockit_160_24_D1.1.2-4
(JDKの場所)です。
WebCenter Contentユーザー・インタフェースと連動するように構成されていたOracle WebCenter Content 11.1.1.8.0インストールがある場合は、Oracle Application Development Framework 11gR1 (11.1.2.2.0) OPatch 13656372をロール・バックする必要があります。
https://support.oracle.com
から、Oracle Application Development Framework 11gR1 (11.1.2) OPatch 16546157 - (p16546157_11.1.1.6.0_generic.zip
)を入手します。
パッチZIPファイルを一時的なフォルダtemp_location
に解凍し、次のコマンドを実行します。
UNIXコマンド:
WCCUI_MW_HOME/oracle_common/OPatch/opatch apply -jre ${JAVA_HOME}/jre -oh $WCCUI_MW_HOME/oracle_common/ temp_location/16546157
Windowsコマンド:
WCCUI_MW_HOME\oracle_common\OPatch\opatch apply -jre %JAVA_HOME%\jre -oh %WCCUI_MW_HOME%\oracle_common\ temp_location\16546157
コマンドのJAVA_HOME
は、WCCUI_MW_HOME/jrockit_160_24_D1.1.2-4
(JDKの場所)です。
(オプション) WebCenter Contentユーザー・インタフェースをMDSカスタマイズする場合は、https://support.oracle.com
から、パッチ番号16020846、バージョン11.1.2.4.0 (p16020846_111240_Generic.zip
)を入手します。
(オプション) パッチZIPファイルを一時フォルダtemp_location
に解凍し、次のコマンドを実行します。
UNIXコマンド:
WCCUI_MW_HOME/oracle_common/OPatch/opatch apply -jre ${JAVA_HOME}/jre -oh $WCCUI_MW_HOME/oracle_common/ temp_location/16825232
Windowsコマンド:
WCCUI_MW_HOME\oracle_common\OPatch\opatch apply -jre %JAVA_HOME%\jre -oh %WCCUI_MW_HOME%\oracle_common\ temp_location\16825232
コマンドのJAVA_HOME
は、WCCUI_MW_HOME/jrockit_160_24_D1.1.2-4
(JDKの場所)です。
WebCenter Contentユーザー・インタフェース・アーティファクトは、最初のMiddlewareホームのWebCenter Content Oracleホームから取得できるWccADFUI.zip
というZIPファイル内にあります。ファイルの場所は、WCC_ORACLE_HOME
/ucm/Distribution/WccADFUI/WccADFUI.zip
です。
このZIPファイルには、次のWebCenter Contentユーザー・インタフェース・アーティファクトが含まれています。
アプリケーションEARファイル, WccAdf.ear
ドメイン拡張の構成テンプレート
Oracle WebCenter Content Serverへの接続を管理するためのカスタムOracle Weblogicスクリプティング・ツール(WLST)コマンド
アプリケーションのデプロイおよび管理をサポートするスクリプト
WebCenter Contentユーザー・インタフェース・アプリケーションのインストール方法
WebCenter Contentユーザー・インタフェース(2番目の)Middlewareホームに、ディレクトリWCCUI_MW_HOME
/oracle_common/webcenter/wccadf
を作成します。
WCC_ORACLE_HOME
/ucm/Distribution/WccADFUI/WccADFUI.zip
ファイルをWCCUI_MW_HOME
/oracle_common/webcenter/wccadf/
ディレクトリにコピーします。
WCCUI_MW_HOME
/oracle_common/webcenter/wccadf/
ディレクトリでZIPファイルを展開します。
この項のすべての操作は、WebCenter Contentユーザー・インタフェースMiddlewareホームに関連しているため、WebCenter Contentインタフェース・ドメインにも関連しています。
WebCenter Contentユーザー・インタフェース・アプリケーションのデプロイ方法
Oracle Metadata Services (MDS)リポジトリをアプリケーションに登録します。
WebCenter Contentユーザー・インタフェースMiddlewareホームからWLSTを実行します。
UNIXコマンド:
WCCUI_MW_HOME/oracle_common/common/bin/wlst.sh
Windowsコマンド:
WCCUI_MW_HOME\oracle_common\common\bin\wlst.sh
次のコマンドをオフライン・モードで実行します。
wls:/offline> archive = getMDSArchiveConfig('WCCADF_EAR_LOCATION') wls:/offline> archive.setAppMetadataRepository(repository='mds-mds_repo_name', partition='partition_name', type='DB', jndi='jdbc/mds/mds_repo_name') wls:/offline> archive.save()
archive.setAppMetadataRepository
コマンドのmds_repo_name
は、リポジトリの名前で、partition_name
は、作成するパーティションの名前です。
次に例を示します。
archive = getMDSArchiveConfig("/scratch/ADFMW/oracle_common/webcenter/wccadf/WccAdf.ear") archive.setAppMetadataRepository(repository='mds-WCCUIMDSREPO', partition='MDS_PARTITION', type='DB', jndi='jdbc/mds/WCCUIMDSREPO') archive.save()
WebCenter Contentユーザー・インタフェースMiddlewareホームで、WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ドメイン・テンプレートoracle.ucm.cs_adf_template_11.1.1.jar
を次のディレクトリに配置します。
WCCUI_MW_HOME/oracle_common/common/templates/applications/
このMiddlewareホームで構成ウィザードを実行します。
WCCUI_MW_HOME/oracle_common/common/bin/config.sh
次のテンプレートを使用して、新しいWebLogic ServerドメインWCCUI_DOMAIN
を作成します。
Oracle WebCenter Content - Web UI - 11.1.1.0
依存コンポーネント(JRFおよびEM)が自動的に有効化されます。これにより、新しいドメインおよびWebCenter Contentユーザー・インタフェース・アプリケーションのための管理対象サーバーが作成されます。このアプリケーション用にデータ・ソースを設定する必要はありません。
WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ドメインのOracle ADF共有ライブラリをSherman Update 2にアップグレードします。
WCCUI_MW_HOME
/oracle_common/common/bin/wlst.sh
からWLSTを実行します。
次のコマンドをオフライン・モードで実行します。
wls:/offline> upgradeADF('DOMAIN_HOME');
次に例を示します。
wls:/offline> upgradeADF('/scratch/ADFMW/Middleware/user_projects/domains/WCCUI_domain') Target Library "jsf#2.0@1.0.0.0_2-0-2" to JRF "AdminServer" Target Library "jsf#2.0@1.0.0.0_2-0-2" to JRF "WCCADF_server1"
MDSリポジトリを使用してターゲットの管理対象サーバーを作成するか、メタデータ・パーティションを作成します。
Oracle WebLogic Server管理サーバーをWebCenter Contentユーザー・インタフェース・ドメインで起動します。これは、WebCenter Contentユーザー・インタフェースMiddlewareホーム(WCCUI_MW_HOME
)内にあります(第10.1項「管理サーバーの起動」を参照)。
同じホストに両方のドメインをインストールした場合、WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ドメイン内の管理対象サーバーのポートは、デフォルトの管理対象サーバー・ポートとなりません。
WCCUI_MW_HOME
/oracle_common/common/bin/wlst.sh
からWLSTを実行し、相互モードでWebLogic Server instanceに接続します。
wls:/offline> connect() Please enter your username : weblogic Please enter your password : Please enter your server URL: [t3://localhost:7001] :t3://host:port of admin server where the WebCenter Content user interface Managed Server is running
次のコマンドを実行します。
wls:/mydomain/serverConfig> registerMetadataDBRepository('mds_repo_name', 'Oracle', 'db_host_name', 'db_port_number', 'db_name', 'mds_schema_username', 'mds_schema_password', 'target_server') wls:/mydomain/serverConfig> createMetadataPartition(repository='mds-mds_repo_name', partition='partition_name')
前述のコマンドのターゲット・サーバーは、WebCenter Contentユーザー・インタフェース管理対象サーバーです。
次に例を示します。
registerMetadataDBRepository('WCCUIMDSREPO', 'Oracle','my_db_server', '1521', 'my_db', 'WCCUI_MDS', 'password', 'WCCADF_server1')
createMetadataPartition(repository='mds-WCCUIMDSREPO', partition='MDS_PARTITION')
WebCenter Contentユーザー・インタフェースと連動するように構成されていたOracle WebCenter Content 11.1.1.8.0インストールをアップグレードする場合、mds_repo_name
値およびpartition_name
値は、Oracle WebCenter Content 11.1.1.8.0のインストール時に作成したmds_repo_name
値およびpartition_name
値と同じにする必要があります。これらの値は、11.1.1.8.0インストール環境のFusion Middleware ControlのURLから取得できます。
WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ドメインで管理サーバーを再起動(停止してから起動)します(第10.3項「管理対象サーバーの再起動」を参照)。
同じホストに両方のドメインをインストールした場合、WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ドメイン内の管理対象サーバーのポートは、デフォルトの管理対象サーバー・ポートとなりません。
Oracle WebCenter Contentを既存の11.1.1.8.0インストールから11.1.1.8.0 MLR3にアップグレードする場合は、WccAdfCustomSkin.jar
ファイルとWccAdfStandardSkin.jar
ファイルを再デプロイする必要があります。
WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ドメインで、WebLogic Server管理コンソールに管理者としてログインします。
左側にある「ドメイン構造」で、「デプロイメント」をクリックします。
「デプロイメント」表で、デプロイメントのリストからライブラリのWccAdfCustomSkin.jarとWccAdfStandardSkin.jarを選択してから、「削除」ボタンをクリックして、これらのライブラリを削除します。
両方のスキンjarファイルを再デプロイします。
1. 「デプロイメント」表の上部または下部にある「インストール」をクリックします。
2. WccAdfCustomSkin.jarファイルとWccAdfStandardSkin.jarファイルを選択して、「次へ」をクリックします。
3. これらのライブラリのターゲットをWCCADF_server1管理対象サーバーと管理サーバーに設定して、「終了」をクリックします。4. WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ドメインで、管理対象サーバーを再起動します。
WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ドメインでWCCADF_server1管理対象サーバーを起動します。
接続アーキテクチャを使用して、WebCenter Contentユーザー・インタフェースをコンテンツ・サーバーに関連付けます。
変数WL_HOME
をWebLogic Serverインスタンスの場所に設定します。次に例を示します。
WL_HOME=WCCUI_MW_HOME/wlserver_10.3
WCCUI_MW_HOME
/oracle_common/webcenter/wccadf/ConnArchWlstResources/common/bin/
に移動します。
このディレクトリ内にあるカスタムWLSTコマンドmanageconnwlst.sh
を実行します。
wls:/offline> connect() Please enter your username :weblogic Please enter your password : Please enter your server URL [t3://localhost:7001] :t3://host:port of WebCenter Content user interface Managed Server
RIDC接続をWebCenter Contentユーザー・インタフェース管理対象サーバーに更新します。
wls:/mydomain/serverConfig>updateRIDCConnection('ADF_UI_APP_NAME','WccAdfDefaultConnection',connUrl='idc://contentserver_host:intradoc_port',credUsername='ucm_admin_user')
次のコマンドのADF_UI_APP_NAME
は、Oracle WebCenter Content - Web UIアプリケーションです。
次に例を示します。
connect('weblogic','password','t3://myuihost.example.com:16225')
updateRIDCConnection('Oracle WebCenter Content - Web UI', 'WccAdfDefaultConnection',connUrl='idc://mycshost.example.com:4444', credUsername='weblogic')
この時点で、WebCenter Contentユーザー・インタフェース・アプリケーション・インスタンスが設定されて、1台目のマシンにインストールされたWebCenter Content管理対象サーバーに関連付けられています。
第10.3項「管理対象サーバーの再起動」の説明に従ってコンテンツ・サーバー管理対象サーバーを再起動します。
第10.3項「管理対象サーバーの再起動」の説明に従って、WebCenter Contentユーザー・インタフェース管理対象サーバーを再起動します。
コンテンツ・サーバーおよびWebCenter Contentユーザー・インタフェースは、同じユーザー・ディレクトリにアクセスする必要があります。Oracle Internet DirectoryおよびActive Directoryなどの標準的なLDAP機能をドメイン間で共有できます。このような統合で標準的なガイドラインを使用すると、Oracle Access ManagerまたはOracleシングル・サインオンを使用したシングル・サインオン・ソリューションを構成できます。
LDAPオプションの詳細は、第3.9項「アイデンティティ・ストアと外部LDAP認証プロバイダの再関連付け」を参照してください。
デフォルトでは、WebCenter Contentユーザー・インタフェースには、有効なWebCenter Content管理者ユーザーが1つ必要です。
管理者ユーザーは、第12.5項「WebCenter Contentユーザー・インタフェース・アプリケーションのデプロイ」の手順9dで、WebCenter Contentユーザー・インタフェース管理対象サーバーに接続するために使用されたupdateRIDCConnection()
WLSTコマンドのcredUsername
パラメータで指定されました。
LDAPストアで選択された名前のユーザーが必要です。この管理者ユーザーがない場合、WebCenter Contentユーザー・インタフェース・デプロイメントは成功しません。
ユーザーには、WebCenter Content管理対象サーバーの管理者
権限が必要です。
WebCenter Contentユーザー・インタフェースには、次のURLからアクセスできます。
http://ui-host:wccui-port/wcc/faces/wccmain
WebCenter Contentユーザー・インタフェース・アプリケーションは、デフォルトではポート16225で実行されます。
WebCenter Contentユーザー・インタフェース用のワークフロー構成を完了するには、コンテンツ・サーバーのconfig.cfg
ファイルでUseDatabaseWfInQueue=true
とEmailNotificationType=ContentUI
を設定し、管理対象サーバーを再起動してから構成を検証します。UseDatabaseWfInQueue
構成変数により、WebCenter Contentユーザー・インタフェースは、ユーザーに割り当てられたワークフローにフィルタを適用できるようになります。EmailNotificationType
構成変数では、ワークフローとサブスクリプションが異なるコンテンツ・サーバー・ユーザー・インタフェースに含まれる場合に、通知電子メール内のリンクがポイントする先を指定します。この構成変数のデフォルト値は、NativeWebUI
です。
ワークフロー構成を完了するには:
UseDatabaseWfInQueue=true
(またはUseDatabaseWfInQueue=1
)をWCC_DOMAIN
/ucm/cs/config/config.cfg
ファイルに追加します。
WCC_DOMAIN
/ucm/cs/config/config.cfg
ファイルに、次のどちらかに設定されたEmailNotificationType
変数が含まれていることを確認します。
WebCenter Contentユーザー・インタフェースのみをポイントするリンクを含む電子メールを生成する場合は、config.cfg
内でEmailNotificationType=ContentUI
を設定します。
WebCenter Contentユーザー・インタフェースとネイティブの11gユーザー・インタフェースの両方をポイントするリンクを含む電子メールを生成する場合は、config.cfg
内でEmailNotificationType=ContentUI,NativeWebUI
を設定します。
第10.3項「管理対象サーバーの再起動」の説明に従ってコンテンツ・サーバー管理対象サーバーを再起動します。
再起動後にコンテンツ・サーバーのホーム・ページに表示される、Click to complete workflow setup
という警告をクリックします。
コンテンツ・サーバーから返される、Workflow setup is now complete
という成功メッセージを確認します。
第10.3項「管理対象サーバーの再起動」の説明に従って、WebCenter Contentユーザー・インタフェース管理対象サーバーを再起動します。
ワークフローの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのマネージング』のワークフローの管理に関する項を参照してください。