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Oracle® WebCenter Content Dynamic Converterテンプレート・エディタ・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B66699-01
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2 要素の設定

この項では、次のClassic HTML Conversion Editor関連トピックについて説明します。

2.1 要素の設定について

要素の設定は、テンプレートを編集するために使用されるClassic HTML Conversion Editor内の4つのプロパティ・シートのうちの1つです。要素の設定では、ソース・ドキュメントに適用されたランク用に生成された要素をレビューしたり、新しいランクや要素を作成したり、作成するWebページ内のコンテンツの処理を制御したりできます。

要素の設定をClassic HTML Conversion Editor内で開くには、任意の時点で要素の設定アイコン(図2-1)をクリックします。

図2-1 要素の設定アイコン

これは要素の設定アイコンです。

2.2 要素について

Classic HTML Conversion Editorは、要素を「ハンドル」として使用して、ソース・ドキュメントのコンテンツをフォーマットしたり、これらのドキュメント内(および作成されたスタイルやパターン内)のランクをWebページの外観を制御するHTMLタグと関連付けたりします。Classic HTML Conversion Editorはこの操作を自動的に実行するため、開発者がHTMLタグ自体について配慮する必要はありません。

ソース・ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインする際は、開発者はそのドキュメントのテンプレートを選択し、Classic HTML Conversion Editorは自動的に、そのドキュメントのコンテンツにランクを適用して、各ランクの対応する要素を生成して、これらの要素をそのテンプレート内に配置します。追加のランク、スタイル、またはパターンを作成して、これらに割り当てる要素を作成できます。

特定のWebページの外観を作成するには、ソース・ドキュメントと関連付けられたテンプレートを編集します。一部の指示はテンプレート自体に適用されますが、ほとんどの指示はテンプレート内の個別の要素に適用されます。

Classic HTML Conversion Editor全体に表示される「要素」リストは、編集する要素を選択するのに役立ちます。たとえば、「書式設定」では、どのタブ・ダイアログを開いている場合でも常に「要素」リストを使用可能であり、現在選択されている要素はリスト上で常に強調表示されます。

2.3 要素

この項では、次のトピックについて説明します。

2.3.1 要素の割当ての変更

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは、テンプレート内のデフォルトのランク・セット(最低1、「タイトル」、最低2、見出し1)をコンテンツに適用します。これらのランクは、ソース・ドキュメント内のコンテンツ階層を識別することを目的として設計されているため、特に最上位コンテンツの一貫した扱いが可能になります。同時に、Dynamic Converterはランクごとに1つの要素を生成します。これらの要素はテンプレートに保存されます。

追加のランク、スタイルおよびパターンを作成することで、コンテンツをさらに細かく制御できます。

要素の割当てを変更するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-2)をクリックしてから、「要素」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-2 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。

    本文内列の緑のチェック・マークと赤い×印は、要素と関連付けられたコンテンツが本文(Web)ページに割り当てられているのかどうかを示します。

  2. 「名前」で、再割当てする要素を選択します。

  3. 変更する緑のチェック・マークまたは赤い×印を右クリックします。

  4. 表示されるポップアップ・メニューから、かわりに使用する×印またはチェック・マークを選択します。ポップアップ・メニューが閉じて、関連付けが変更されます。


    注意:

    要素を選択した状態で、「プロパティ」をクリックしてそのダイアログ・ボックスを開いて、そこで関連付けを変更することもできます。「プロパティ」ダイアログ・ボックスでは、要素と関連付けられたコンテンツをHTMLファイルのヘッド部分にあるメタ・タグ内に組み込むための追加のオプションが用意されています。「メタ・タグへの要素の配置」を参照してください。

2.3.2 要素のプロパティの変更

要素には、要素の設定の要素のプロパティで変更できるいくつかのプロパティが含まれています。

要素のプロパティを変更するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-3)をクリックしてから、「要素」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-3 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 「要素」リストで、変更する要素の名前を右クリックして、ポップアップ・メニューから「プロパティ」を選択します(またはその要素を選択して「プロパティ」ボタンをクリックします)。

  3. 要素のプロパティプロパティ・シートで、適切なタブをクリックして開いて、希望の変更を加えます。

  4. 「OK」をクリックします。

2.3.3 「要素」リスト

「書式設定」または他の場所で「要素」リストを表示すると、以下が表示されます。

図2-4 「要素」リスト

これは「要素」リストです。

各種の要素について理解して、これらの要素がテンプレート・エディタ全体にわたってどのように一覧表示されるのかを理解することが重要です。上記のリストの要素は、次のようにアルファベット順に表示されています。

アイコン 説明
elemdocpara.gifについては周囲のテキストで説明しています。
段落要素。これらは、ソース・ドキュメント内のスタイルやパターンから生成されるか、ランクと関連付けられています。
elemdocchar.gifについては周囲のテキストで説明しています。
文字要素。これらはソース・ドキュメント内の特殊なフォーマットの文字のスタイルやパターン・マッチングから生成されます。
elemsystempara.gifについては周囲のテキストで説明しています。
システム段落要素。これらはすべてのテンプレートに共通しており、削除できません。
elemsystemchar.gifについては周辺のテキストで説明しています。
システム文字要素。デフォルト文字のみがこの要素に該当します。
elemdocparagray.gifについては周辺のテキストで説明しています。
どのランク、スタイルおよびパターンにも現在割り当てられていない段落要素は、グレー表示されて、バーの下に配置されます。

システム段落要素の詳細は、「特殊な要素」を参照してください。

2.3.4 要素名の変更

要素には、要素の設定の要素のプロパティで変更できるいくつかのプロパティが含まれています。

要素の名前を変更するには、次のようにします。

  1. 要素の設定アイコン(図2-5)をクリックしてから、「要素」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-5 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 変更する要素を右クリックして、ポップアップ・メニューから「プロパティ」を選択します。

  3. 「一般」をクリックしてそのタブを開きます。

  4. 「名前」テキスト・ボックスに、要素の新しい名前を入力します。

  5. 「OK」をクリックします。

2.3.5 新しい要素の作成

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは、テンプレート内のデフォルトのランク・セット(最低1、「タイトル」、最低2、見出し1)をコンテンツに適用します。これらのランクは、ソース・ドキュメント内のコンテンツ階層を識別することを目的として設計されているため、特に最上位コンテンツの一貫した扱いが可能になります。同時に、Dynamic Converterはランクごとに1つの要素を生成します。これらの要素はテンプレートに保存されます。

次のことが必要です。

  • Dynamic Converterによって「タイトル」と見出し1のランクがコンテンツに正常に割り当てられたことを確認します。最適な確認方法は、「プレビュー」ウィンドウにカーソルを合わせることです。画面チップが表示されて、コンテンツの各部分と関連付けられた要素が示されます。

  • デフォルト段落と関連付けられたコンテンツをレビューして、ソース・ドキュメント内の各種のコンテンツを識別して書式設定オプションを最大限に増やすために作成する必要のある新しいランクの数を決定します。

希望に応じて、新しい要素を作成できます。たとえば、ソース・ドキュメント内のパターンの固有の要素を作成することをお薦めします。これにより、フォーマット・オプションが増えます。

新しい要素を作成するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-6)をクリックしてから、「要素」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-6 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 「名前」に、作成する新しい要素の名前を入力します。

  3. 必要に応じて、デフォルトのHTMLタグである<P>を変更します。

  4. 「要素タイプ」で、「段落」または「文字」を選択します。

  5. 「OK」をクリックして、「要素」タブに戻ります。

新しい要素が「要素」リストの一番下にグレー表示されます。この要素をいずれかのランク、スタイル、またはパターンに割り当てると、この要素はアクティブ状態になり、リストの上部に標準フォントで表示されます。

ほとんどの場合は、段落要素を作成します。ただし、たとえばドキュメント内の特定の単語やフレーズを検索する場合は、文字のスタイルやパターンの文字要素を作成することが必要になる場合があります。

2.3.6 要素のプロパティ

要素には、要素の設定の要素のプロパティで変更できるいくつかのプロパティが含まれています。

  • 「分割」タブ・ダイアログを使用して、ソース・ドキュメントを一連の小さな本文ページに分割することで、表示とダウンロードを行いやすくします。任意の要素を基準にしてソース・ドキュメントを分割できます。

  • HTMLタグ・タブ・ダイアログでは、要素の前後にカスタムHTMLタグを配置できます。

  • メタ・タグ・タブ・ダイアログでは、要素がHTMLファイルのヘッド部分のメタ・タグに含まれている場合に、その要素に名前を付けることができます。カスタム・タグを指定することもできます(このタブ・ダイアログを使用できるのは、本文ページ・テンプレートを編集する際のみです)。

  • 「イベント」タブ・ダイアログでは、要素のイベントを指定できます。つまり、その要素のタグ内に組み込まれるHTMLコードまたはスクリプト・コードを指定できます。

要素のプロパティはいつでも変更できます(「要素のプロパティの変更」を参照)。

2.3.7 「要素」タブ・ダイアログ

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは、コンテンツに適用するための一連のデフォルト・ランクを作成して、各ランクの要素を生成します。これらの要素はテンプレートに保存されます。

要素の設定に含まれている4つのタブ・ダイアログでは、ランクを表示したり、自身が作成したすべてのスタイルやパターンを、これらに割り当てられた要素とともに表示したりできます。(5つ目のタブ・ダイアログでは、テンプレート内のメタデータが一覧表示されます)。

「要素」タブ・ダイアログでは、次のことが可能です。

  • 作成したWebページ内のコンテンツの配置を制御できます。

  • 選択した要素を基準にしてソース・ドキュメントを一連の小さなWebページに分割することでブラウジングやダウンロードを簡単にしたり、ソース内の強制改ページを基準にしてドキュメントを分割したりできます。

2.3.8 要素のイベントの処理

ブラウザ内のイベントによってトリガーされる要素にイベント・ハンドラを割り当てることができます。このようなイベント・ハンドラとしては、onClickやonMouseOverが考えられます。HTMLコードやJavaScriptを組み込むこともできます。

イベント・ハンドラを割り当てるかHTMLコードやスクリプト・コードを組み込むには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-7)をクリックしてから、「要素」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-7 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. イベント・ハンドラを割り当てる要素を選択して、「プロパティ」をクリックします。

  3. HTMLコードまたはスクリプト・コードを要素のタグに組み込むをクリックしてから、次を使用またはこのファイルのコンテンツを使用をクリックします。

    • 次を使用をクリックした場合は、該当するボックスに使用するコードを入力します。

    • このファイルのコンテンツを使用をクリックした場合は、テキスト・ボックスにパスとファイル名を入力するか、ギャラリをクリックして、ギャラリ内のHTMLコードフォルダからファイルを選択します。

  4. 「OK」をクリックします。


    注意:

    要素からイベント・ハンドラを一時的に削除する一方で、そのイベント・ハンドラを後で使用できるようにするには、HTMLまたはスクリプト・コードを要素のタグに含めるチェック・ボックスを選択解除します。イベント・ハンドラを再び割り当てる準備ができたら、このチェック・ボックスを選択します。

2.3.9 メタ・タグへの要素の配置

HTMLファイルのヘッド部分のメタ・タグに任意の要素を配置することができ、そうすることでWebサーバー上の検索を簡易化できます。ユーザーに表示するために、Webページに任意の要素を配置することもできます(「Webページへの要素の配置」を参照)。

Dynamic Converterは、各テンプレート内のランクの要素を自動的に作成しますが、メタデータ(およびスタイルとパターン)については要素を自動的に作成しません。標準メタデータである「キーワード」は、Dynamic Converterに付属しているテンプレート用に特別に作成されています。メタデータをWebページに組み込むためには、そのメタデータを要素ベース化する必要があります(「メタデータの要素ベース化」を参照)。


注意:

一部の要素は、HTMLファイルのメタ・タグに自動的に組み込まれるため、次の手順は不要な場合があります。

要素をメタ・タグに配置するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-8)をクリックしてから、「要素」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-8 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 出力HTMLのヘッダー部分に組み込む要素を選択します。

  3. 「プロパティ」をクリックして、要素のプロパティダイアログ・ボックスを開きます。

  4. 「一般」タブ・ダイアログで、メタ・タグを使用してヘッダーに含めるを選択します。

  5. メタ・タグをクリックして、そのタブ・ダイアログを開きます。

  6. 標準のメタ・タグを使用を選択して、この要素を説明する名前を入力します(この名前はメタ・タグ内に表示されます)。その要素の名前自体を入力することをお薦めします。

  7. カスタム・タグをかわりに使用するには、カスタム・タグを使用をクリックして、適切なチェック・ボックスを選択して、開始タグと終了タグをテキスト・ボックスに入力します。「新しいメタデータに対するカスタム・タグの使用」を参照してください。

  8. 「OK」をクリックしてから、もう一度「OK」をクリックします。

メタデータがメタ・タグに表示されるためには、そのメタデータはソース・ドキュメント内に存在している必要があります。スタイル、パターンおよびランクの要素と同様に、作成したメタデータは、編集対象のテンプレートと関連付けられたすべてのソース・ドキュメントに適用されます。

要素の設定の「メタデータ」タブ・ダイアログにメタデータが一覧表示される順序によって、HTML出力のメタ・タグにメタデータが表示される順序が決まります。ドラッグ・アンド・ドロップ操作によって、メタデータ・リスト内で要素を上下に移動できます。「メタデータの順序付け」を参照してください。

2.3.10 Webページへの要素の配置

Webページに任意の要素を配置して、ユーザーに表示できます。HTMLファイルのヘッダー部分にあるメタ・タグに任意の要素を配置して、Webサーバー上の検索を簡易化することもできます(「メタ・タグへの要素の配置」を参照)。

Dynamic Converterは、各テンプレート内のランクの要素を自動的に作成しますが、メタデータ(およびスタイルとパターン)については要素を自動的に作成しません。標準メタデータである「キーワード」は、Dynamic Converterに付属しているテンプレート用に特別に作成されています。メタデータをWebページに組み込むためには、そのメタデータを要素ベース化する必要があります(「メタデータの要素ベース化」を参照)。


注意:

一部の要素はWebページに自動的に組み込まれるため、次の手順は不要な場合があります。

メタデータをWebページに配置するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-9)をクリックしてから、「要素」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-9 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 発行物に組み込むメタデータと関連付けられた要素を選択します。

  3. 「プロパティ」をクリックして、要素のプロパティダイアログ・ボックスを開きます。「一般」タブ・ダイアログでは、デフォルトでは、該当する要素のチェック・ボックスがすでに選択されて、その要素がHTML出力ファイルのヘッダー部分に表示されるようになっています。メタデータをWebページのボディに組み込むこともできます。

  4. 本文に含めるチェック・ボックスを選択または選択解除して、発行物の変換後に適切なメタデータがWebページに自動的に表示されるようにします。

  5. 「OK」をクリックしてから、もう一度「OK」をクリックします。

メタデータがWebページに表示されるためには、そのメタデータがソース・ドキュメント内に存在している必要があります(標準またはカスタムのメタデータとして)。スタイル、パターンおよびランクの要素と同様に、作成したメタデータは、編集対象のテンプレートと関連付けられたすべてのソース・ドキュメントに適用されます。

要素の設定の「メタデータ」タブ・ダイアログにメタデータが一覧表示される順序によって、HTML出力のメタ・タグにメタデータが表示される順序が決まります。ドラッグ・アンド・ドロップ操作によって、メタデータ・リスト内で要素を上下に移動できます。「メタデータの順序付け」を参照してください。

2.3.11 テンプレートからの要素の削除

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは、テンプレート内のデフォルトのランク・セット(最低1、「タイトル」、最低2、見出し1)をコンテンツに適用します。これらのランクは、ソース・ドキュメント内のコンテンツ階層を識別することを目的として設計されているため、特に最上位コンテンツの一貫した扱いが可能になります。同時に、Dynamic Converterはランクごとに1つの要素を生成します。これらの要素はテンプレートに保存されます。

希望に応じて、要素を削除できます。要素を削除するケースとしては、重複するスタイルをそれぞれ異なる名前で作成した場合が挙げられます。このような場合は、両方のスタイルを単一の要素と関連付けて、不要な要素を削除できます。

要素をテンプレートから削除するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-10)をクリックしてから、「要素」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-10 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 削除する要素を選択して、「削除」をクリックします。

  3. これにより、その要素と関連付けられたランク、スタイル、またはパターンは、デフォルト段落要素と関連付けられます。このランク、スタイル、またはパターンをかわりに別の要素と関連付けることができます。

  4. 要素の削除が完了したら、「OK」をクリックします。

2.3.12 ランク、スタイル、またはパターンと要素の間の関連付けの変更

ランク、スタイル、またはパターンとその要素の間の関連付けを変更できます。この操作を実行するケースとしては、たとえば、2つの類似するスタイルをインポートして、これらを単一の本文ページ内で同じ内容で書式設定しようとする場合が挙げられます。

ランク、スタイル、またはパターンと要素の間の関連付けを変更するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-11)をクリックしてから、ランク「スタイル」、または「パターン」をクリックして、該当するタブを開きます。

    図2-11 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 現在開いているタブ・ダイアログに応じて、異なる要素と関連付けるランク、スタイル、またはパターンを選択して、「アソシエーション」をクリックします。

  3. アソシエーションの変更ダイアログ・ボックスで、要素リストから新しい要素を選択します。

  4. 「OK」をクリックします。

ランク、スタイル、またはパターンと関連付けられた新しい要素は、そのランク、スタイル、またはパターンの名前の反対側にある要素の列に表示されます。

2.3.13 特殊な要素

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは一連の4つのデフォルト・ランクを自動的に作成するとともに、ランクごとに1つの要素を作成し、これらの要素はテンプレートに保存されます。このテンプレートには、いずれかのテンプレートに含まれているいくつかの事前定義済の要素も格納されますが、これらの要素は削除できません。これらの特殊な要素は、特殊なソース・コンテンツを表します。

また、Dynamic Converterに付属しているサンプル・テンプレート(Academy.ttpなど)には、様々な状況で役に立つ可能性のあるいくつかの事前設定済の要素が含まれており、これらの要素は希望に応じて削除できます。これら(1つのメタデータと3つの文字パターン)は、次の表で最初に示されています。


注意:

新しいテンプレートを作成するために使用されるデフォルト・テンプレートであるブランク・テンプレートには、これら4つの要素は含まれていません。

アイコン 要素 説明
elemdocpara.gifについては周囲のテキストで説明しています。
キーワード ソース・ドキュメント内のキーワード・メタデータ用に使用されます。キーワード・メタデータは、デフォルトでは出力ページのメタ・タグに含まれています。
elemdocchar.gifについては周囲のテキストで説明しています。
電子メール ソース・ドキュメント内の電子メール・アドレスが含まれたリンク用に使用されます。書式設定には、このようなリンクを出力ページでアクティブにするために必要なHTMLコードが含まれます。
elemdocchar.gifについては周囲のテキストで説明しています。
HTTP ソース・ドキュメント内のHTTPプロトコルを使用するリンク用に使用されます。書式設定には、このようなリンクを出力ページでアクティブにするために必要なHTMLコードが含まれます。
elemdocchar.gifについては周囲のテキストで説明しています。
Webリンク ソース・ドキュメント内のWorld Wide Webリンク専用に使用されます。書式設定には、このようなリンクを出力ページでアクティブにするために必要なHTMLコードが含まれます。
elemsystempara.gifについては周囲のテキストで説明しています。
アドレス(システム) グローバルプロパティ・シートの「アドレス」タブで入力されたアドレス情報を書式設定するために使用されます。
elemsystempara.gifについては周囲のテキストで説明しています。
デフォルト段落 スタイルやパターンと対応付けられていない段落と関連付けられます。
elemsystempara.gifについては周囲のテキストで説明しています。
電子メール(システム) グローバルプロパティ・シートの「アドレス」タブで入力された電子メール情報を書式設定するために使用されます。
elemsystempara.gifについては周囲のテキストで説明しています。
タイトル(システム) グローバルプロパティ・シートの「タイトル」タブで入力されたタイトル情報を書式設定するために使用されます。
elemsystemchar.gifについては周辺のテキストで説明しています。
デフォルト文字 文字要素と関連付けられていない文字スタイルや文字パターンと関連付けられます。

2.3.14 ソース・ドキュメントを複数のWebページに分割

要素には、要素の設定の要素のプロパティで変更できるいくつかのプロパティが含まれています。

「分割」プロパティを使用すると、大きなソース・ドキュメントを一連の小さなWebページに分割して、ナビゲーションとダウンロードを簡易化できます。分割プロセスによって、各Webページは個別のHTMLファイルになります。

ソース・ドキュメントを複数のWebページに分割するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-12)をクリックしてから、「要素」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-12 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 「要素」リストから、ソース・ドキュメントを分割する基準にする要素を選択します。

  3. その要素の反対側にある「分割」列の赤い×印を右クリックして、表示されるポップアップ・メニューから緑のチェック・マークを選択します(別の方法として、「プロパティ」をクリックして、「分割」タブ・ダイアログで、ソース・ドキュメントを複数の出力ページに分割するチェック・ボックスを選択することもできます)。

Dynamic Converterがソース・ドキュメントを分割する際は、分割基準として選択した要素が2回目に登場する箇所が、2つ目のWebページの先頭となります。Dynamic Converterは、それ以降にその要素が登場するたびに、1つの新しいWebページを作成します。選択した要素が初めて登場する箇所をドキュメントの最初の分割点にするには、グローバルの「オプション」タブ・ダイアログで、該当するチェック・ボックスを選択解除します。

要素を基準にした分割に加えて、またはそのかわりに、強制改ページに基づいて複数の出力ページを作成することもできます(「強制改ページに基づいた複数の出力ページの作成」を参照)。

2.3.15 強制改ページに基づいた複数の出力ページの作成

要素を基準にしてソース・ドキュメントを分割するかわりに(「ソース・ドキュメントを複数のWebページに分割」を参照)、ソース・ドキュメントの強制改ページに基づいて複数の出力ページを作成できます。

強制改ページに基づいて複数の出力ページを作成するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-13)をクリックしてから、「要素」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-13 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 強制改ページごとに、ソース・ドキュメントを複数の出力ページに分割をクリックします。

  3. 「OK」をクリックします。

ソース・ドキュメントを変換する際は、Dynamic Converterは、テンプレートと関連付けられた各ソース・ドキュメント内の強制改ページごとに1つの新しいWebページを作成します。

2.4 ランク

この項では、次のトピックについて説明します。

2.4.1 ランクについて

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは、テンプレート内のデフォルトのランク・セット(最低1、「タイトル」、最低2、見出し1)をコンテンツに適用します。これらのランクは、ソース・ドキュメント内のコンテンツ階層を識別することを目的として設計されているため、特に最上位コンテンツの一貫した扱いが可能になります。同時に、Dynamic Converterはランクごとに1つの要素を生成します。これらの要素はテンプレートに保存されます。

次の表では、記載どおりの手動で書式設定されたスタイルを持つ2つのドキュメントの状態に関する簡単な例を示しています。

コンテンツ ドキュメントA ドキュメントB ランク 要素
タイトル Times 20 pt 太字 Arial 16pt 太字 タイトル タイトル
第1レベルの見出し Times 14 pt 斜体 Arial 12 pt 太字   見出し 1    見出し1
他の見出し Times 12 pt 下線付
最低2 デフォルト段落
キャプション
Times 9 pt 太字 最低2 デフォルト段落
テキスト Times 10 pt Times 9 pt 最低1 デフォルト段落

ランクを使用した場合、Dynamic Converterは、ソース・ドキュメントに含まれている可能性のある各種のコンテンツすべてを認識することはできません。しかしDynamic Converterは、ソース・ドキュメントの最上位階層を定義するのに役立つコンテンツを認識できるため、ソース・ドキュメント内の最も重要なコンテンツを正常に書式設定できます。

コンテンツのどの部分が指定される必要があるのかをDynamic Converterが特定する方法に留意してください。「タイトル」、見出し1、最低1、または最低2の順序は、ランク・ルールによって決定されます。これらをカスタマイズできます。「ランク・ルール」を参照してください。

2.4.2 テンプレートからのランクの削除

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは、テンプレート内のデフォルトのランク・セット(最低1、「タイトル」、最低2、見出し1)をコンテンツに適用します。これらのランクは、ソース・ドキュメント内のコンテンツ階層を識別することを目的として設計されているため、特に最上位コンテンツの一貫した扱いが可能になります。同時に、Dynamic Converterはランクごとに1つの要素を生成します。これらの要素はテンプレートに保存されます。

希望に応じて、追加のパターン(およびランクとスタイル)を作成できます。

初期設定の後に、特定のテンプレート用の追加のランクをいくつか作成したにもかかわらず、これらのランクのうちのいくつかが後になって不要になることがあります。このような場合でも、任意のランクをテンプレートから簡単に削除できます。

ランクをテンプレートから削除するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-14)をクリックしてから、ランクをクリックしてそのタブを開きます。

    図2-14 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. ランクで、削除するランクを選択して、「削除」をクリックします。

  3. 「要素」をクリックして、「要素」タブ・ダイアログに切り替えます。この時点で該当する要素は線の下でグレー表示になっています。

  4. 該当する要素を選択して、「削除」をクリックします。

    これにより、そのランクと関連付けられているコンテンツは、デフォルト段落要素と関連付けられます。

ランクを削除すると、Dynamic Converterは、次回の変換時に、残りのランクに基づいてコンテンツを再評価します。「タイトル」を削除した場合は、Dynamic Converterは、それまで「タイトル」を割り当てていたコンテンツに見出し1を割り当てます。このため、ランクをどのように削除するのかに注意してください。また、削除したランクと関連付けられている要素は保持されます。その要素は、別のランクと関連付けることも、テンプレートから削除することもできます。

2.4.3 ランク・タブ・ダイアログ

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは、テンプレート内のデフォルトのランク・セット(最低1、「タイトル」、最低2、見出し1)をコンテンツに適用します。

これらのランクは、要素の設定のランク・タブ・ダイアログに一覧表示されます。このタブ・ダイアログでは、次のことが可能です。

  • ランクとそれらに割り当てられた要素の間の関係を制御できます。

  • 新しいランクを追加できます。

  • 不要なランクを削除できます。

  • ランクのプロパティを変更できます。

  • ランク・ルールを変更できます。

ランク・タブ・ダイアログ上のランクの順序は重要です。通常は、この順序を変更してはいけません。「ランクの順序」を参照してください。

各ランクの階層と頻度は、このタブ・ダイアログの「プロパティ」ボックスに一覧表示されています。

2.4.4 ランク・ルール

ランク・ルールによって、Dynamic Converterがコンテンツ階層を識別するためにランクを割り当てる際に、ソース・ドキュメント内のコンテンツがどのように扱われるのかが決定されます。ランク・ルールは、すべての設定可能なテキスト属性を表す複数の「エフェクト」で構成されています。ランク付けのために、各エフェクトには「重要度」と「順序」というプロパティがあります。これらのプロパティを変更することで、Dynamic Converterによるランクの割当て方法を規定するランク・ルールを変更できます。

デフォルト設定は、ランク・ルールダイアログ・ボックスで確認できます(要素の設定の「詳細」タブ・ダイアログで「詳細」をクリックします)。

図2-15 ランク・ルールダイアログ

これは重要度と順序のプロパティを表示しているランク・ルールダイアログです。

デフォルトでは、非表示テキストと取消し線テキストには「ネガティブ」重要度が割り当てられているため、Dynamic Converterは、ソース・ドキュメント内でこれらのエフェクトと関連付けられているコンテンツをすばやく識別して、そのコンテンツをリストの一番下に配置できます。

重要なのは、順序において「ポジティブ」なエフェクトです。したがってデフォルトでは、Dynamic Converterは、変換時にソース・ドキュメントにランクを適用する際に、フォント・サイズが最も大きいテキストを最上位の階層レベルに配置します。

Dynamic Converterで特に重要な3つのエフェクトは、「色」、「フォント」、および「位置合せ」です。重要度と順序に加えて、これらのエフェクトのプロパティを様々な方法で変更できます。「ランクの「色」プロパティの変更」「ランクの「フォント」プロパティの変更」、および「ランクの「位置合せ」プロパティの変更」を参照してください。


注意:

ランク・ルールは、ランクのプロパティ(特に階層と頻度)と連係して機能します。

2.4.5 ランクのプロパティ

ランクには、要素の設定のランクのプロパティダイアログ・ボックスで変更できるプロパティが含まれています。ランクの名前と、そのランクに割り当てられた要素を変更できます。さらに、ランクの階層レベルを変更できるとともに、ランクがソース・ドキュメント内に登場する頻度も変更できます。これらのプロパティが特に重要となるのは、ソース・ドキュメント内の固有のコンテンツを識別しやすくするために新しいランクを作成する場合です。必要に応じて、固有のコンテンツを正常に識別するために、階層と頻度について試行してください。

2.4.6 ランクの順序

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは、テンプレート内のデフォルトのランク・セット(最低1、「タイトル」、最低2、見出し1)をコンテンツに適用します。Dynamic Converterは、そのドキュメントと関連付けられたテンプレート内にこれらの要素を格納します。

これらのランクは、ソース・ドキュメント内のコンテンツ階層を識別することを目的として設計されているため、特に最上位コンテンツの一貫した扱いが可能になります。Dynamic Converterは次のルールを使用します。

ランク 要素 可用性 出現回数
最低1 デフォルト段落 最低 0より多い
タイトル タイトル 最高 1と等しい
最低2 デフォルト段落 最低 0より多い
見出し1 見出し1 最高 0より多い

Dynamic Converterは常に、「最低」として定義されたコンテンツを最初に探します。その理由は、ほとんどの場合はこのコンテンツが本文テキストであるからです。また、いずれかのソース・ドキュメントがテキスト・ファイルである場合は、それらのテキストはすべて同じフォント・サイズになり、それらのテキストが「タイトル」として指定されることは望ましくないでしょう。Dynamic Converterが本文テキストとして識別する対象は、ランクを作成するために使用されるルールによって決定されます。詳細は、「ランク・ルール」を参照してください。

ランクは変換時にDynamic Converterによって設定されるため、この順序は重要です。このため、順序を変更した場合(たとえば最低1を2番目にして、「タイトル」を1番目にした場合)、テキスト・ファイルの場合は、すべてのコンテンツに「タイトル」が割り当てられます。同様に、新しいランクを作成してランク・タブ・ダイアログ上のリストに追加する際にも、この順序は重要となります。「新しいランクの作成」を参照してください。

Dynamic Converterが「タイトル」と見出し1のランクを特定のソース・ドキュメントにどのように割り当てたのかを確認するには、カーソルを「プレビュー」ウィンドウにゆっくりと合わせます。画面チップが表示されて、コンテンツの各部分の要素が示されます。

厳密に言うと、Dynamic Converterは最上位コンテンツの単一インスタンスのみを識別します。ソース・ドキュメントのタイトルが手動改行によって複数の行にまたがっている場合でも、Dynamic Converterは、このテキストの「ブロック」を単一のインスタンスとして扱って、このテキスト・ブロックに「タイトル」ランクを正常に割り当てます。

2.4.7 ランクの「位置合せ」プロパティの変更

ランク・ルールによって、テンプレート・エディタが階層を識別するためにランクを割り当てる際に、ソース・ドキュメント内のコンテンツがどのように扱われるのかが決定されます。ランク・ルールは、すべての設定可能なテキスト属性を表す複数の「エフェクト」で構成されています。

ソース・ドキュメントのコンテンツの特性に応じて、ランク・ルールを変更することをお薦めします。たとえば、コンテンツの区別と階層の設定のためにソース・ドキュメント内で特定の位置合わせを使用する場合は、「位置合せ」エフェクトのデフォルト設定を変更することをお薦めします。

「位置合せ」エフェクトのプロパティを変更するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-16)をクリックしてから、ランクをクリックしてそのタブを開きます。

    図2-16 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 「詳細」をクリックして、ランク・ルールダイアログ・ボックスを開きます。

  3. 「位置合せ」エフェクトを選択して、「プロパティ」をクリックします。

  4. 「重要性」で、ポジティブなエフェクトが選択されていることを確認します。

  5. 「位置合せ」ボックスには、「右揃え」、「中央揃え」、および「左揃え」という3つの選択可能な位置合わせが含まれています。いずれかの位置合わせを削除するには、その位置合わせを選択して、「削除」をクリックします。位置合わせの順序を変更するには、任意の位置合わせを選択して、「上に移動」または「下に移動」をクリックします。

  6. 位置合わせの選択肢に「両端の調整」を追加するには、「追加」をクリックして、位置合わせの追加ダイアログ・ボックスを開きます。「両端の調整」を選択して、「OK」をクリックします。

  7. 「OK」をもう一度クリックして、ランク・タブ・ダイアログに戻ります。

位置合わせがソース・ドキュメント内で一貫して使用されており、特殊なコンテンツのランクを作成するのに役立つ場合は、ランク・ルールダイアログ・ボックスで「位置合せ」エフェクトの順序を変更することもお薦めします。

2.4.8 ランクと要素の間の関連付けの変更

ランクとその要素の間の関連付けを変更できます。この操作を実行するケースとしては、2つの異なるタイプのコンテンツのランクを作成した後で、これらのコンテンツを本文ページ内で同じ内容で書式設定することを希望している場合が挙げられます。

ランクと要素の間の関連付けを変更するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-17)をクリックしてから、ランクをクリックしてそのタブを開きます。

    図2-17 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. ランクリストから、異なる要素と関連付けるランクを選択して、「アソシエーション」をクリックします。

  3. アソシエーションの変更ダイアログ・ボックスで、要素リストから新しい要素を選択します。

  4. 「OK」をクリックします。

選択したランクと関連付けられた新しい要素は、そのランク名の反対側にある要素列に表示されます。

2.4.9 ランクの「フォント」プロパティの変更

ランク・ルールによって、Classic HTML Conversion Editorが階層を識別するためにランクを割り当てる際に、ソース・ドキュメント内のコンテンツがどのように扱われるのかが決定されます。ランク・ルールは、すべての設定可能なテキスト属性を表す複数の「エフェクト」で構成されています。

ソース・ドキュメントのコンテンツの特性に応じて、ランク・ルールを変更することをお薦めします。たとえば、コンテンツの区別と階層の設定のためにソース・ドキュメント内で特定のフォントを使用する場合は、「フォント」エフェクトのデフォルト設定を変更することをお薦めします。

「フォント」エフェクトのプロパティを変更するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-18)をクリックしてから、ランクをクリックしてそのタブを開きます。

    図2-18 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 「詳細」をクリックして、ランク・ルールダイアログ・ボックスを開きます。

  3. 「フォント」エフェクトを選択して、「プロパティ」をクリックします。

  4. 「重要性」で、ポジティブなエフェクトが選択されていることを確認します。

  5. 「追加」ボタンをクリックして、フォントの追加ダイアログ・ボックスを開きます。リストから、「フォント」エフェクトのプロパティにするフォントを選択して、「OK」をクリックします。そのフォント名が「フォント」ボックスに表示されます。ソース・ドキュメント内で使用されているフォントの名前がリストにない場合は、その名前をテキスト・ボックスに入力します。

  6. 2つ目のフォント・プロパティを「フォント」エフェクトに追加するには、「追加」をもう一度クリックします。

  7. 複数のフォントを「フォント」エフェクトに追加した場合、それらのフォントの順序を並べ替えるには、任意のフォントを選択して、「上に移動」または「下に移動」をクリックします。

  8. 「OK」をクリックして、ランク・ルールダイアログ・ボックスに戻ります。

フォントがソース・ドキュメント内で一貫して使用されており、特殊なコンテンツのランクを作成するのに役立つ場合は、ランク・ルールダイアログ・ボックスで「フォント」エフェクトの順序を変更することもお薦めします。

2.4.10 ランクの「色」プロパティの変更

ランク・ルールによって、Classic HTML Conversion Editorが階層を識別するためにランクを割り当てる際に、ソース・ドキュメント内のコンテンツがどのように扱われるのかが決定されます。ランク・ルールは、すべての設定可能なテキスト属性を表す複数の「エフェクト」で構成されています。

ソース・ドキュメントのコンテンツの特性に応じて、ランク・ルールを変更することをお薦めします。たとえば、コンテンツの区別と階層の設定のためにソース・ドキュメント内で色を使用する場合は、「色」エフェクトのデフォルト設定を変更することをお薦めします。

「色」エフェクトのプロパティを変更するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-19)をクリックしてから、ランクをクリックしてそのタブを開きます。

    図2-19 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 「詳細」をクリックして、ランク・ルールダイアログ・ボックスを開きます。

  3. 「色」エフェクトを選択して、「プロパティ」をクリックします。

  4. 「重要性」で、ポジティブなエフェクトが選択されていることを確認します。

  5. 「追加」ボタンをクリックして、「色」ダイアログ・ボックスを開きます。「色」エフェクトのプロパティにする色を選択して、「OK」をクリックします。その色を表す色バーが「色」ボックスに表示されます。2つ目の色プロパティを追加するには、「追加」をもう一度クリックします。

  6. 複数の色を「色」エフェクトに追加した場合、それらの色の順序を並べ替えるには、任意の色を選択して、「上に移動」または「下に移動」をクリックします。

  7. 「OK」をクリックして、ランク・ルールダイアログ・ボックスに戻ります。

色がソース・ドキュメント内で一貫して使用されており、特殊なコンテンツのランクを作成するのに役立つ場合は、ランク・ルールダイアログ・ボックスで「色」エフェクトの順序を変更することもお薦めします。

2.4.11 ランクのプロパティの変更

ランクのプロパティを構成しているのは、そのランクの名前、そのランクが関連付けられている要素、およびそのランクの階層レベルと頻度です。

ソース・ドキュメント内の固有のコンテンツを識別しやすくするためにランクを作成する際は、階層レベルと頻度は重要なプロパティです。通常は、「タイトル」と見出し1のランクが正常に割り当てられている状態で、追加の見出しレベルと特殊なコンテンツの追加のランクを作成することをお薦めします。

ランクのプロパティを変更するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-19)をクリックしてから、ランクをクリックしてそのタブを開きます。

    図2-20 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. ランクリストで、プロパティを変更するランクを右クリックして、ポップアップ・メニューから「プロパティ」を選択します(またはそのランクを選択して「プロパティ」ボタンをクリックします)。

  3. このランクの名前を変更するには、「名前」テキスト・ボックスに新しい名前を入力します。

  4. このランクと関連付けられている要素を変更するには、「要素」リストから別の要素を選択します。

  5. 「階層」で、適切なラジオ・ボタンを選択します。「頻度」で、リストから適切な項目を選択して、テキスト・ボックスに値を入力します。詳細は、「ランクの階層と頻度」を参照してください。

  6. 「OK」をクリックします。

2.4.12 ランク・ルールの変更

ランク・ルールによって、Classic HTML Conversion Editorが階層を識別するためにランクを割り当てる際に、ソース・ドキュメント内のコンテンツがどのように扱われるのかが決定されます。ランク・ルールは、すべての設定可能なテキスト属性を表す複数の「エフェクト」で構成されています。ランク付けのために、各エフェクトには「重要度」と「順序」というプロパティがあります。これらのプロパティを変更することで、Dynamic Converterによるランクの割当て方法を規定するランク・ルールを変更できます。

ランクを多用する場合は、ソース・ドキュメントのコンテンツの特性に応じて、ランク・ルールを変更することをお薦めします。ルールを変更するには、各エフェクトの重要度や順序を変更します。

エフェクトを変更するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-21)をクリックしてから、ランクをクリックしてそのタブを開きます。

    図2-21 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 「詳細」をクリックして、ランク・ルールダイアログ・ボックスを開きます。

  3. エフェクトの重要度を変更するには、そのエフェクトを選択して、「プロパティ」をクリックします。

  4. ランク・プロパティダイアログ・ボックスで、適切なラジオ・ボタンを選択して重要度を変更します。

    • ネガティブなエフェクトの意味は、Dynamic Converterがコンテンツ階層を決定する際に、このエフェクトを持つランクをそのリストの一番下に配置するということです。

    • エフェクトなしの意味は、Classic HTML Conversion Editorがコンテンツ階層を決定する際に、Dynamic Converterはそのエフェクトを考慮に入れないということです。

    • ポジティブなエフェクトの意味は、Dynamic Converterがこのエフェクトを使用して、ソース・ドキュメント内の最上位コンテンツのランクを確認するということです。

  5. 「OK」をクリックして、ランク・ルールダイアログ・ボックスに戻ります。

  6. エフェクトの順序を変更するには、エフェクトを選択して、「上に移動」または「下に移動」を必要に応じてクリックして、エフェクトをエフェクト・リスト内の希望の位置に移動します。

  7. 別のエフェクトを選択して、手順3から5を繰り返します。

  8. 「OK」をクリックして、ランク・タブ・ダイアログに戻ります。

「色」、「フォント」、および「位置合せ」のエフェクトには追加のプロパティがあり、これらのプロパティは、ソース・ドキュメントで階層を設定するために色、フォント、または位置合わせを特別な方法で一貫して使用している場合は、コンテンツのランク付けに役立つことがあります。「ランクの「色」プロパティの変更」「ランクの「フォント」プロパティの変更」、および「ランクの「位置合せ」プロパティの変更」を参照してください。

2.4.13 新しいランクの作成

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは、テンプレート内のデフォルトのランク・セット(最低1、「タイトル」、最低2、見出し1)をコンテンツに適用します。これらのランクは、ソース・ドキュメント内のコンテンツ階層を識別することを目的として設計されているため、特に最上位コンテンツの一貫した扱いが可能になります。同時に、Dynamic Converterはランクごとに1つの要素を生成します。これらの要素はテンプレートに保存されます。

次のことが必要です。

  • Dynamic Converterによって「タイトル」と見出し1のランクがコンテンツに正常に割り当てられたことを確認します。最適な確認方法は、「プレビュー」ウィンドウにカーソルを合わせることです。画面チップが表示されて、コンテンツの各部分と関連付けられた要素が示されます。

  • デフォルト段落と関連付けられたコンテンツをレビューして、ソース・ドキュメント内の各種のコンテンツを識別して書式設定オプションを最大限に増やすために作成する必要のある新しいランクの数を決定します。

新しいランクを作成するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-22)をクリックしてから、ランクをクリックしてそのタブを開きます。

    図2-22 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 「新規作成」ボタンをクリックして、新しいランクダイアログ・ボックスを開きます。

  3. 「名前」テキスト・ボックスに、新しいランクの名前を入力します。「概要」などのわかりやすい名前を使用することをお薦めします(たとえばソース・ドキュメントに特定スタイルの概要テキストが含まれていた場合など)。

  4. 関連要素で、リストから要素を選択するか、「新規作成」ボタンをクリックして新しい要素ダイアログ・ボックスを開きます。

  5. テキスト・ボックスに、新しい要素の名前を入力します。通常は、新しいランクごとに1つの新しい要素を作成して、これらの要素にランクと同じ名前を使用することをお薦めします。

  6. 「OK」をクリックして新しいランクダイアログ・ボックスに戻り、「OK」をもう一度クリックしてランク・タブ・ダイアログに戻ります。

  7. 新しいランクをランクリストから選択して、「プロパティ」をクリックしてそのダイアログ・ボックスを開きます。新しいランクに名前を付けて、そのランクを新しい要素と関連付けたら、次にそのランクのプロパティを指定する必要があります。

  8. 「階層」で、いずれかのオプションを選択します。「最大使用可能」の意味は、現在のランク・ルールに基づいて、Dynamic Converterがコンテンツを識別することで、「タイトル」と見出し1のランクのすぐ下に新しいランクを作成するということです。

  9. 「頻度」で、リストから適切なオプションを選択して、2つ目のテキスト・ボックスに値を入力します。たとえば、第2レベルの見出しのランクを作成しようとしていた場合は、次より多い発生数という頻度を選択して、「0」という値を入力することが考えられます。

  10. 「OK」をクリックして、ランク・タブ・ダイアログに戻ります。

    これで、新しいランクがもたらす効果をプレビュー・ウィンドウで確認できます。

必要となる要素の数がすでにわかっている場合は、これらの要素を常に最初に作成できます。これらの要素を最初に作成した場合は、それらの要素を新しいランクダイアログの関連要素リストから選択できるようになります。ただしこれらの要素は、選択されてランクと正式に関連付けられるまで、「線の下」に配置されてグレー表示になります。

新しいランクを作成して、新しい要素と関連付けたら、次のステップとしてそのランクのプロパティを確認します(そのランクをランク・タブ・ダイアログで選択して、「プロパティ」をクリックします)。「階層」と「頻度」で選択したオプション(「ランクの階層と頻度」を参照)、およびランク・ルール(「ランク・ルール」を参照)に基づいて、新しいランクがどのコンテンツと関連付けられるのかが決定されます。

2.4.14 ランクの階層と頻度

階層と頻度は、ランクの2つの重要なプロパティです。Dynamic Converterはランクを作成する際に、これらのプロパティとランク・ルールを使用して、ソース・ドキュメント内の固有のコンテンツを識別します。

新しいランクを作成して、新しい要素と関連付けたら、次のステップとしてそのランクのプロパティを確認します(そのランクをランク・タブ・ダイアログで選択して、「プロパティ」をクリックします)。「階層」と「頻度」で選択したオプションと、ランク・ルールに基づいて、新しいランクがどのコンテンツと関連付けられるのかが決定されます。

ランク・プロパティダイアログ・ボックスには、次の3つの階層オプションがあります。

  • 次と等しい発生数: ランクを関連付けようとしているコンテンツの正確な出現回数がわかっている場合は、このオプションを選択して、その出現回数を対応するテキスト・ボックスに入力します。ソース・ドキュメントがコンテンツ・サーバーに初めて追加されると、Dynamic Converterは、このオプションと「1」という値を使用して、「タイトル」ランクを作成します。

  • 次より少ない発生数: 特定のコンテンツの出現回数を制限する場合は、このオプションを選択して、対応するテキスト・ボックスに値を入力します。

  • 次より多い発生数: このオプションを選択した場合は、通常はテキスト・ボックスに「0」という値を入力します。Dynamic Converterによって作成される4つのデフォルト・ランクのうち3つには、このプロパティが割り当てられています。

前述のとおり、これらのオプションはランク・ルールと連係して機能します。

タイトルを識別するためには、次と等しい発生数の値は、常に1に設定される必要があります。ソース・ドキュメントのタイトルが手動改行によって複数の行にまたがっている場合でも、Dynamic Converterは、このテキストの「ブロック」を単一のインスタンスとして扱って、このテキスト・ブロックに「タイトル」ランクを正常に割り当てます。(この値は、他のランクについても1に設定できます)。

2.5 スタイル

この項では、次のトピックについて説明します。

2.5.1 スタイルについて

Dynamic Converterでの「スタイル」とは、一般にワード・プロセッシング・ドキュメントで使用される名前付きスタイルのことを指します。名前付きスタイルは、名前を付けて保存することでドキュメント内の任意の段落に適用できる一連の書式設定属性です。

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは、テンプレート内のデフォルトのランク・セット(最低1、「タイトル」、最低2、見出し1)をコンテンツに適用します。ランクは、ソース・ドキュメント内のコンテンツ階層を識別することを目的として設計されているため、特に最上位コンテンツの一貫した扱いが可能になります。同時に、Dynamic Converterはランクごとに1つの要素を生成し、これらの要素はテンプレートに保存されます。

ソース・ドキュメントにスタイルが含まれている場合は、HTML出力を通常より細かく制御できます。スタイルは要素の設定で作成可能であり、ソース・ドキュメント内のスタイルごとに1つの補足要素を作成できます。これらのスタイルはClassic HTML Conversion Editorによって認識されるため、これらのスタイルと関連付けられた要素を書式設定して、これらのスタイルと関連付けられたコンテンツを従来より細かく制御できるようになります。

2.5.2 「スタイル」タブ・ダイアログ

Dynamic Converterによって作成されて、コンテンツ・サーバーへのドキュメントのチェックイン時にコンテンツに適用されるランクに加えて、ソース・ドキュメント内の任意のスタイルのスタイルを作成できます。その後、これらのスタイルと関連付ける要素を作成できます。これらの要素は、ドキュメントと関連付けられたテンプレートに格納されます。

要素の設定に含まれているタブ・ダイアログでは、スタイルとそれらに割り当てられた要素を表示できます。「スタイル」タブ・ダイアログでは、次のことが可能です。

  • スタイルとそれらに割り当てられた要素の間の関係を制御できます。

  • 新しいスタイルを追加できます。

  • 不要なスタイルを削除できます。

  • スタイルのプロパティを変更できます。

2.5.3 スタイルのプロパティ

スタイルには、要素の設定のスタイルのプロパティで変更できるプロパティが含まれています。「一般」タブ・ダイアログでは、スタイルの名前と、スタイルに割り当てられた要素を変更できます。「スタイルのプロパティの変更」および「スタイル」を参照してください。

2.5.4 テンプレートからのスタイルの削除

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは、テンプレート内のデフォルトのランク・セット(最低1、「タイトル」、最低2、見出し1)をコンテンツに適用します。

ランクは、ソース・ドキュメント内のコンテンツ階層を識別することを目的として設計されているため、特に最上位コンテンツの一貫した扱いが可能になります。同時に、Dynamic Converterはランクごとに1つの要素を生成します。これらの要素はテンプレートに保存されます。希望に応じて、追加のパターン(およびランクとスタイル)を作成できます。たとえば、ソース・ドキュメント内に存在していることがわかっているスタイルを作成できます。

スタイルは、テンプレートからいつでも簡単に削除できます。

スタイルをテンプレートから削除するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-23)をクリックしてから、「スタイル」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-23 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 入力スタイルで、削除するスタイルを選択して、「削除」をクリックします。

  3. 「OK」をクリックします。

これにより、そのスタイルと関連付けられているコンテンツは、デフォルト段落要素と関連付けられます。

2.5.5 新しいスタイルの作成

Dynamic Converterは、テンプレート内のデフォルトのランク・セット(最低1、「タイトル」、最低2、見出し1)をソース・ドキュメントに適用します。これらのランクは、ソース・ドキュメント内のコンテンツ階層を識別することを目的として設計されているため、特に最上位コンテンツの一貫した扱いが可能になります。同時に、Dynamic Converterはランクごとに1つの要素を生成します。これらの要素はテンプレートに保存されます。

次のことが必要です。

  • Dynamic Converterによって「タイトル」と見出し1のランクがコンテンツに正常に割り当てられたことを確認します。最適な確認方法は、「プレビュー」ウィンドウにカーソルを合わせることです。画面チップが表示されて、コンテンツの各部分と関連付けられた要素が示されます。

  • デフォルト段落と関連付けられたコンテンツをレビューして、ソース・ドキュメント内の各種のコンテンツを識別して書式設定オプションを最大限に増やすために作成する必要のある新しいランクの数を決定します。

選択可能な方法の1つは、特定のスタイルがソース・ドキュメント内に存在していることがわかっている場合に、新しいスタイルを作成することです。ソース・ドキュメント内のそのスタイルと同じ名前の新しいスタイルを作成してから、そのスタイルの新しい要素を同時に作成できます。ただし、作成する新しいスタイルに必ず正確に名前を付けてください。

新しいスタイルを作成するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-24)をクリックしてから、「スタイル」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-24 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 「新規作成」をクリックします。

  3. 新しいスタイルダイアログ・ボックスで、新しいスタイルの名前をテキスト・ボックスに入力します。

  4. 関連要素リストから、新しいスタイルと関連付ける要素を選択します。必要に応じて、「新規作成」をクリックして新しい要素を作成します。

  5. スタイル・タイプで、段落スタイルについては「段落」を選択して、文字スタイルについては「文字」を選択します。

  6. 「OK」をクリックします。

通常は、段落スタイルを作成することをお薦めします。文字スタイルは、段落内のテキストやデータの特殊な処理のために使用されるからです。

2.5.6 スタイルと要素の間の関連付けの変更

スタイルとその要素の間の関連付けを変更できます。この操作を実行するケースとしては、たとえば、2つの類似するスタイルをインポートして、これらを単一の本文ページ内で同じ内容で書式設定しようとする場合が挙げられます。

スタイルと要素の間の関連付けを変更するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-25)をクリックしてから、「スタイル」をクリックして該当するタブを開きます。

    図2-25 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 現在開いているタブ・ダイアログに応じて、異なる要素と関連付けるスタイルを選択して、「アソシエーション」をクリックします。

  3. スタイル・アソシエーションの変更ダイアログ・ボックスで、要素リストから新しい要素を選択します。

  4. 「OK」をクリックします。

    選択したスタイルと関連付けられた新しい要素は、そのスタイル名の反対側にある要素列に表示されます。

2.5.7 スタイルのプロパティの変更

スタイルのプロパティを構成しているのは、そのスタイルの名前、およびそのスタイルが関連付けられている要素です。これらは、要素の設定のスタイルのプロパティで変更できます。

スタイルのプロパティを変更するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-26)をクリックしてから、「スタイル」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-26 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 入力スタイルリストで、名前を変更するスタイルを右クリックして、ポップアップ・メニューから「プロパティ」を選択します(またはそのスタイルを選択して「プロパティ」ボタンをクリックします)。

  3. 「名前」テキスト・ボックスに、新しいスタイルの名前を入力します。

  4. このスタイルと関連付けられている要素を変更するには、「要素」リストから別の要素を選択します。

  5. 「OK」をクリックします。

2.6 パターン

この項では、次のトピックについて説明します。

2.6.1 パターンについて

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは、テンプレート内のデフォルトのランク・セット(最低1、「タイトル」、最低2、見出し1)をコンテンツに適用します。これらのランクは、ソース・ドキュメント内のコンテンツ階層を識別することを目的として設計されているため、特に最上位コンテンツの一貫した扱いが可能になります。同時に、Dynamic Converterはランクごとに1つの要素を生成します。これらの要素はテンプレートに保存されます。

Classic HTML Conversion Editorを使用すると、追加のランクや、スタイル、パターンを作成して、フォーマット・オプションを増やすことができます。字体、フォント・サイズ、フォント・エフェクト(太字や斜体など)、色などの属性を指定することで、Classic HTML Conversion Editorは、ドキュメント内のコンテンツを類似した書式設定が施された複数のグループに分けることができます。これらのグループはパターンと呼ばれます。

2.6.2 パターンのプロパティの変更

パターンには、要素の設定のパターンのプロパティで変更できるいくつかのプロパティが含まれています。

パターンのプロパティを変更するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-27)をクリックしてから、「パターン」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-27 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 「パターン」リストで、変更するパターンの名前を右クリックして、ポップアップ・メニューから「プロパティ」を選択します(またはそのパターンを選択して「プロパティ」ボタンをクリックします)。

  3. パターンのプロパティプロパティ・シートで、適切なタブをクリックして開いて、希望の変更を加えます。

  4. 「OK」をクリックします。

「フォント」タブ・ダイアログ、「段落」タブ・ダイアログおよびテキスト表現タブ・ダイアログに用意されているオプションは、新しいパターンの作成時にパターン・マッチングのために使用します。パターンを作成した後に、ソース・ドキュメント内のコンテンツの特性が変化した場合は、これらのオプションを使用してそのパターンを更新できます。

2.6.3 パターンと要素の間の関連付けの変更

パターンとその要素の間の関連付けを簡単に変更できます。この操作を実行するケースとしては、2つの類似したパターンをインポートして、これらを同じ形で書式設定することを希望する場合が挙げられます。

関連付けを変更するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-28)をクリックしてから、「パターン」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-28 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 異なる要素と関連付けるパターンを選択して、「アソシエーション」をクリックします。

  3. パターン・アソシエーションの変更ダイアログ・ボックスで、このパターンと新たに関連付ける要素をリストから選択します。

  4. 「OK」をクリックします。

2.6.4 パターンの名前の変更

パターンには、要素の設定のパターンのプロパティで変更できるいくつかのプロパティが含まれています。

Dynamic Converterによって自動的に作成されるランクを補足するためにいくつかのパターンを作成した場合は、テンプレートを編集しやすくするために、これらのパターンの名前と、これらのパターンに割り当てられた要素を後で変更することが必要になる場合があります。

パターンの名前を変更するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-29)をクリックしてから、「パターン」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-29 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 変更するパターンを右クリックして、ポップアップ・メニューから「プロパティ」を選択します。

  3. 「一般」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

  4. 「名前」テキスト・ボックスに、パターンの新しい名前を入力します。

  5. このパターンと関連付けられている要素を変更するには、新しい要素を「要素」リストから選択します。

  6. 「OK」をクリックします。

「一般」タブ・ダイアログでは、選択されたパターンのタイプ(段落または文字)と、そのパターンが格納されているテンプレートも示されます。「説明」ウィンドウには、そのパターンと関連付けられた属性が一覧表示されます。これらの属性は、「フォント」タブ・ダイアログ、「段落」タブ・ダイアログおよびテキスト表現タブ・ダイアログで変更でき、「プレビュー」タブ・ダイアログで表示できます。

2.6.5 文字パターン

文字パターンを使用して、段落内の特定の文字を識別できます。これにより、段落内の単語、フレーズ、または任意のデータを認識できるとともに、一致するデータのみの書式設定を制御できます。

文字パターンを作成するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-30)をクリックしてから、「要素」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-30 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 「新規作成」をクリックして、新しい要素ダイアログ・ボックスを開きます。

  3. 「名前」テキスト・ボックスに、新しい名前を入力して、「要素タイプ」で、「文字」を選択します。次に、「OK」をクリックします。

  4. 「パターン」をクリックして開いてから、「新規作成」をクリックして新しいパターンダイアログ・ボックスを開きます。

  5. 「名前」テキスト・ボックスに、作成する文字パターンの名前を入力して、手順3で作成した要素を選択します。次に、「OK」をクリックします。

  6. 作成したパターンを選択して、「プロパティ」をクリックします。

  7. パターンのプロパティで、このパターンと関連付けるコンテンツを見つけるために使用するプロパティを設定します。

文字パターンと一致させる場合は、段落の位置合せや表を含む段落などの一部のオプションは(「段落」タブ・ダイアログ内)、無関係なため使用できません。また、文字パターンでは部分式のみを使用できるため、"FISHING AND BOATING"のような文字パターンは無効です。

2.6.6 新しいパターンの作成

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは、テンプレート内のデフォルトのランク・セット(最低1、「タイトル」、最低2、見出し1)をコンテンツに適用します。これらのランクは、ソース・ドキュメント内のコンテンツ階層を識別することを目的として設計されているため、特に最上位コンテンツの一貫した扱いが可能になります。同時に、Dynamic Converterはランクごとに1つの要素を生成します。これらの要素はテンプレートに保存されます。

次のことが必要です。

  • Dynamic Converterによって「タイトル」と見出し1のランクがコンテンツに正常に割り当てられたことを確認します。最適な確認方法は、「プレビュー」ウィンドウにカーソルを合わせることです。画面チップが表示されて、コンテンツの各部分と関連付けられた要素が示されます。

  • デフォルト段落と関連付けられたコンテンツをレビューして、ソース・ドキュメント内の各種のコンテンツを識別して書式設定オプションを最大限に増やすために作成する必要のある新しいランクの数を決定します。

パターン・マッチングを使用して、特殊なコンテンツを識別して、そのコンテンツに新しいパターン名を割り当ててから、そのパターンの要素を作成することをお薦めします。これにより、コンテンツの書式設定をより細かく制御できるようになります。

テンプレート内の新しいパターンを作成するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-31)をクリックしてから、「パターン」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-31 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 「新規作成」をクリックして、新しいパターンダイアログ・ボックスを開きます。

  3. 新しいパターンダイアログ・ボックスで、新しいパターン名をテキスト・ボックスに入力します。

  4. 関連要素リストから、新しいパターンと関連付ける要素を選択します。

  5. パターン・タイプで、「段落」を選択します。

  6. 「OK」をクリックします。

一般に、新しいパターンを作成するたびに、新しい要素を作成することをお薦めします。また、そのパターンと要素に同じ名前を使用することもお薦めします。

通常は、段落パターンを作成することをお薦めします。文字パターンは、段落内のテキストやデータの特殊な処理のために使用されるからです。

2.6.7 図番号の段落パターンの作成

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは、テンプレート内のデフォルトのランク・セット(最低1、「タイトル」、最低2、見出し1)をコンテンツに適用します。これらのランクは、ソース・ドキュメント内のコンテンツ階層を識別することを目的として設計されているため、特に最上位コンテンツの一貫した扱いが可能になります。同時に、Dynamic Converterはランクごとに1つの要素を生成します。これらの要素はテンプレートに保存されます。

希望に応じて、追加のパターン(およびランクとスタイル)を作成できます。たとえば、パターン・マッチングを使用して、特定のコンテンツを識別して書式設定できます。

ここでは、ソース・ドキュメント内にある一連の図に、図1、図2というように順番に番号が付けられていると想定します。

図番号の段落パターンを作成するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-32)をクリックしてから、「パターン」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-32 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 「新規作成」をクリックして、新しいパターンダイアログ・ボックスを開きます。

  3. 「名前」テキスト・ボックスにと入力(または希望する任意の名前を入力)して、「新規作成」ボタンをクリックして新しい要素ダイアログ・ボックスを開きます。

  4. 「名前」テキスト・ボックスにと入力して、「OK」をクリックして新しいパターンダイアログ・ボックスに戻ります。

  5. 「OK」をクリックして、「パターン」タブ・ダイアログに戻ります。

  6. 新しいパターンである「図」を選択した状態で、「プロパティ」をクリックしてパターンのプロパティを開いてから、テキスト表現をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

  7. テキスト段落位置で、先頭をクリックします。

  8. テキスト表現テキスト・ボックスに、次の文字列を引用符で囲んで入力します。

    図\d+

  9. 「OK」をクリックして、「パターン」タブ・ダイアログに戻ります。これで、パターンの詳細ボックスには、ソース・ドキュメント内の図を定義するために使用した属性が一覧表示されます。この時点で、この要素を使用して、「書式設定」でこのテキストを書式設定できるようになります。さらに、この新しい要素を使用して図のリストを作成できます。

ソース・ドキュメント内の図に、図1-1、図1-2のような形式で番号が付けられている場合でも、手順7で作成したパターンは、これらの図番号に正常に一致します。

2.6.8 ソース・ドキュメント内のグラフィックの段落パターンの作成

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは、テンプレート内のデフォルトのランク・セット(最低1、「タイトル」、最低2、見出し1)をコンテンツに適用します。

ランクは、ソース・ドキュメント内のコンテンツ階層を識別することを目的として設計されているため、特に最上位コンテンツの一貫した扱いが可能になります。同時に、Dynamic Converterはランクごとに1つの要素を生成し、これらの要素はテンプレートに保存されます。希望に応じて、追加のパターン(およびランクとスタイル)を作成できます。

パターン・マッチングを使用して、デフォルト要素と現在関連付けられている特定のコンテンツを識別して書式設定できます。たとえば、ソース・ドキュメント内のグラフィックが含まれた段落専用のパターンを作成したいとします。この場合は、このパターンの新しい要素を書式設定することで、これらのグラフィックを書式設定できます(「書式設定」のグラフィック・タブ・ダイアログを使用)。

ソース・ドキュメント内のグラフィックの段落パターンを作成するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-33)をクリックしてから、「パターン」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-33 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 「新規作成」をクリックして、新しいパターンダイアログ・ボックスを開きます。

  3. 「名前」テキスト・ボックスにグラフィックと入力(または希望する任意の名前を入力)して、「新規作成」ボタンをクリックして新しい要素ダイアログ・ボックスを開きます。

  4. 「名前」テキスト・ボックスにグラフィックと入力して、「OK」をクリックして新しいパターンダイアログ・ボックスに戻ります。

  5. 「OK」をクリックして、「パターン」タブ・ダイアログに戻ります。

  6. 新しいパターンである「グラフィック」を選択した状態で、「プロパティ」をクリックしてパターンのプロパティを開いてから、「段落」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

  7. 図を含む段落ボックスで、「はい」を選択します。

  8. 「OK」をクリックして、「パターン」タブ・ダイアログに戻ります。これで、パターンの詳細ボックスには、新しいパターンを定義するために使用した段落属性が一覧表示されます。

これらのグラフィックがデフォルト段落要素と関連付けられている場合でも、Dynamic Converterはこれらのグラフィックを変換します。これらのグラフィックがGIFでない場合、デフォルトでは、これらのグラフィックはGIFに変換されます。ただし、これらのグラフィックに特殊な要素を割り当てることで、フォーマット・オプションを増やすことができます。

2.6.9 番号付きリストの段落パターンの作成

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは、テンプレート内のデフォルトのランク・セット(最低1、「タイトル」、最低2、見出し1)をコンテンツに適用します。

パターン・マッチングを使用して、デフォルト要素と現在関連付けられている特殊なコンテンツを識別して書式設定できます。たとえば、ソース・ドキュメント内にある番号付きリストに対して、ソース・ドキュメントの残りのコンテンツと同じフォントおよびフォント・サイズを適用しているとします。

番号付きリストの段落パターンを作成するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-34)をクリックしてから、「パターン」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-34 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 「新規作成」をクリックして、新しいパターンダイアログ・ボックスを開きます。

  3. 「名前」テキスト・ボックスに番号付きリストと入力(または希望する任意の名前を入力)して、「新規作成」ボタンをクリックして新しい要素ダイアログ・ボックスを開きます。

  4. 「名前」テキスト・ボックスに番号付きリストと入力して、「OK」をクリックして新しいパターンダイアログ・ボックスに戻ります。

  5. 「OK」をクリックして、「パターン」タブ・ダイアログに戻ります。

  6. 新しいパターンである「番号付きリスト」を選択した状態で、「プロパティ」をクリックしてパターンのプロパティを開いてから、テキスト表現をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

  7. テキスト表現テキスト・ボックスに、次の文字列を入力します。

    "\d+\.[\t| ]"
    

    このテキスト表現を入力すると、Dynamic Converterのパターン検索では、1つ以上の任意の数字(\d+)、それに続く1つのピリオド(\.)、それに続く1つのタブ文字または空白(\t| )で構成される文字列が検索されます。表現の末尾部分(\t| )は、数字の後にタブ文字が入力されているリストとそうでないリストの両方に対応するためのものです。

  8. 「OK」をクリックして、「パターン」タブ・ダイアログに戻ります。これで、パターンの詳細ボックスには、ソース・ドキュメント内の番号付きリストを定義するために使用した属性が一覧表示されます。この時点で、「書式設定」内の「リスト」タブ・ダイアログで、この番号付きリストを書式設定できるようになります。

2.6.10 箇条書きリストの段落パターンの作成

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは、テンプレート内のデフォルトのランク・セット(最低1、「タイトル」、最低2、見出し1)をコンテンツに適用します。

ランクは、ソース・ドキュメント内のコンテンツ階層を識別することを目的として設計されているため、特に最上位コンテンツの一貫した扱いが可能になります。同時に、Dynamic Converterはランクごとに1つの要素を生成し、これらの要素はテンプレートに保存されます。希望に応じて、追加のパターン(およびランクとスタイル)を作成できます。たとえば、パターン・マッチングを使用して、特定のコンテンツを識別して書式設定できます。

たとえば、ソース・ドキュメント内にある箇条書きリストに対して、ソース・ドキュメントの残りのコンテンツと同じフォントおよびフォント・サイズを適用しているとします。

箇条書きリストの段落パターンを作成するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-35)をクリックしてから、「パターン」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-35 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 「新規作成」をクリックして、新しいパターンダイアログ・ボックスを開きます。

  3. 「名前」テキスト・ボックスに箇条書きリストと入力(または希望する任意の名前を入力)して、「新規作成」ボタンをクリックして新しい要素ダイアログ・ボックスを開きます。

  4. 「名前」テキスト・ボックスに箇条書きリストと入力して、「OK」をクリックして新しいパターンダイアログ・ボックスに戻ります。

  5. 「OK」をクリックして、「パターン」タブ・ダイアログに戻ります。

  6. 新しいパターンである「箇条書きリスト」を選択した状態で、「プロパティ」をクリックしてパターンのプロパティを開いてから、テキスト表現をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

  7. テキスト段落位置で、先頭が選択されていることを確認します。

  8. テキスト表現テキスト・ボックス内の引用符の間にカーソルを合わせて、行頭文字ボタンをクリックして、[\t| ]と入力します。


    注意:

    実際には、行頭文字の直後に配置されている文字がパターン・マッチングにおいて重要でない場合は、単に行頭文字をクリックするだけでかまいません。

  9. 「OK」をクリックして、「パターン」タブ・ダイアログに戻ります。これで、パターンの詳細ボックスには、ソース・ドキュメント内の箇条書きリストを定義するために使用した属性が一覧表示されます。この時点で、「書式設定」内の「リスト」タブ・ダイアログで、この箇条書きリストを書式設定できるようになります。

2.6.11 表の段落パターンの作成

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは、テンプレート内のデフォルトのランク・セット(最低1、「タイトル」、最低2、見出し1)をコンテンツに適用します。Dynamic Converterは、そのドキュメントと関連付けられたテンプレート内にこれらの要素を格納します。

パターン・マッチングを使用して、デフォルト要素と現在関連付けられている特殊なコンテンツを識別して書式設定できます。たとえば、ソース・ドキュメント内にある番号付きリストに対して、ソース・ドキュメントの残りのコンテンツと同じフォントおよびフォント・サイズを適用しているとします。

ソース・ドキュメント内の表の段落パターンを作成するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-36)をクリックしてから、「パターン」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-36 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 「新規作成」をクリックして、新しいパターンダイアログ・ボックスを開きます。

  3. 「名前」テキスト・ボックスに「表」と入力(または希望する任意の名前を入力)して、「新規作成」ボタンをクリックして新しい要素ダイアログ・ボックスを開きます。

  4. 「名前」テキスト・ボックスに「表」と入力して、「OK」をクリックして新しいパターンダイアログ・ボックスに戻ります。

  5. 「OK」をクリックして、「パターン」タブ・ダイアログに戻ります。

  6. 新しいパターンである「表」を選択した状態で、「プロパティ」をクリックしてパターンのプロパティを開いてから、「段落」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

  7. 表を含む段落ボックスで、「はい」を選択します。

  8. 「OK」をクリックして、「パターン」タブ・ダイアログに戻ります。これで、パターンの詳細ボックスには、新しいパターンを定義するために使用した段落属性が一覧表示されます。

上記の手順では、実際には、表の直前の段落を選択しました。このことは重要です。なぜなら、表の外観を書式設定するためには(「書式設定」の「表」タブ・ダイアログを使用)、その表の直前の要素を選択する必要があるからです。

2.6.12 パターン・マッチングの例

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは、テンプレート内のデフォルトのランク・セット(最低1、「タイトル」、最低2、見出し1)をコンテンツに適用します。Dynamic Converterは、そのドキュメントと関連付けられたテンプレート内にこれらの要素を格納します。

ソース・ドキュメント内で明確に識別されていないコンテンツの新しい要素を作成することをお薦めします。そうすることで、テンプレートの編集時により多くのフォーマット・オプションが得られます。そのためには、パターン・マッチングを使用してそのコンテンツを識別します。作成するパターンは、段落であっても文字であってもかまいません。

場合によっては、ソース・ドキュメント内で明確に識別されていない他のコンテンツの新しい要素を作成することも必要になります。そうすることで、テンプレートの編集時により多くのフォーマット・オプションが得られます。そのためには、パターン・マッチングを使用してそのコンテンツを識別します。作成するパターンは、段落であっても文字であってもかまいません。

次のトピックでは、パターン・マッチングのいくつかの例を紹介しています。

Dynamic Converterに付属しているテンプレートのいくつかには、HTTP、WWWおよび電子メールという3つのデフォルト文字パターンが含まれています(要素名はそれぞれ「HTTP」、「Webリンク」および「電子メール」です)。それぞれに含まれているHTMLコードは、ソース・ドキュメント内の文字列のうち、httpプロトコルで始まるもの、Webリンクを意味するwwwで始まるもの、または電子メール・リンクを意味するMailto:で始まるものを、Dynamic Converterによって作成される出力ページで自動的にアクティブ化する役割を果たします。

2.6.13 パターンのフォント・プロパティ

パターンには、要素の設定のパターンのプロパティにある一連のタブ・ダイアログで変更できるいくつかのプロパティが含まれています。「パターン」タブ・ダイアログでは、変更または定義するパターンを選択して、「プロパティ」をクリックしてパターンのプロパティを開きます。

「フォント」タブ・ダイアログでは、ソース・ドキュメント内のテキストの属性を使用してパターン・マッチングを実行できます。

  • 「太字」や「イタリック」などのボックスには3つの設定が用意されています。「はい」を選択した場合は、コンテンツにその属性が含まれている場合にのみパターン・マッチングが有効になります。「いいえ」を選択した場合は、コンテンツにその属性が含まれていない場合にのみパターン・マッチングが有効になります。そして「N/A」を選択した場合は、その属性の有無にかかわらずマッチングが有効になります。

  • マッチング条件として、字体、フォント・サイズおよびフォント色を選択することもできます。これらのボックスのいずれかを選択解除した場合は、その属性の値に関係なくパターン・マッチングが有効になります。

段落パターンのマッチングでこれらのフォント属性のいずれかを選択した場合は、その属性は段落全体に適用されている必要があります。文字パターンのマッチングでこれらのフォント属性のいずれかを選択した場合は、その属性は文字列全体に適用されている必要があります。

2.6.14 パターンの段落プロパティ

パターンには、要素の設定のパターンのプロパティにある一連のタブ・ダイアログで変更できるいくつかのプロパティが含まれています。「パターン」タブ・ダイアログでは、変更または定義するパターンを選択して、「プロパティ」をクリックしてパターンのプロパティを開きます。

「段落」タブ・ダイアログでは、グラフィックや表が含まれている段落を識別できるとともに、段落をその位置合わせに基づいて識別できます。各段落には、3つの設定が用意されているボックス(グラフィック、表および位置合わせ)が含まれています。

  • グラフィック: 「はい」を選択した場合は、ソース・ドキュメント内の段落にグラフィックが含まれている場合にのみ、パターン・マッチングが有効になります。「いいえ」を選択した場合は、コンテンツにグラフィックが含まれていない場合にのみ、パターン・マッチングが有効になります。「N/A」を選択した場合は、この属性の有無にかかわらず、パターン・マッチングが有効になります。このオプションが役に立つのは、グラフィックが含まれているすべての段落を対象とした単一の新しいパターンを作成することで、これらのグラフィックの一貫した書式設定を可能にする場合です(「書式設定」のグラフィック・タブ・ダイアログを使用)。

  • 「表」: 「はい」を選択した場合は、ソース・ドキュメント内の段落に表が含まれている場合にのみ、パターン・マッチングが有効になります。「いいえ」を選択した場合は、コンテンツに表が含まれていない場合にのみ、パターン・マッチングが有効になります。「N/A」を選択した場合は、この属性の有無にかかわらず、パターン・マッチングが有効になります。ここでは、実際にはその表の直前の段落を識別することになります。なぜなら、表の外観を書式設定する場合は、「書式設定」の「表」タブ・ダイアログで、そのスタイルと関連付けられた要素を選択する必要があるからです。

  • 「位置合せ」: このボックスについては、段落の位置合わせ(「左揃え」「中央揃え」、または「右揃え」)が選択されている場合にのみ、パターン・マッチングが有効になります。「N/A」を選択した場合は、この属性の有無にかかわらず、パターン・マッチングが有効になります。このオプションが役に立つ事例としては、ページ上で中央揃えになっている特定の見出しのパターンを作成したい場合が挙げられます。このような場合は、「中央揃え」オプションを選択した上で、「フォント」タブ・ダイアログで特定のフォント設定を選択するとよいでしょう。

2.6.15 パターンのプロパティ

パターンには、要素の設定のパターンのプロパティで変更できるいくつかのプロパティが含まれています。「パターンのプロパティの変更」を参照してください。

  • 「一般」タブ・ダイアログでは、パターンの名前と、そのパターンに割り当てられた要素を変更できます。

  • 「フォント」タブ・ダイアログをパターン・マッチングで使用して、使用されているフォント、フォントのサイズと色、および太字や斜体などの文字属性に基づいて、テキストの一部を識別できます。

  • 「段落」タブ・ダイアログをパターン・マッチングで使用して、グラフィックや表が含まれている段落を識別したり、段落をその位置合わせに基づいて識別したりできます。

  • テキスト表現タブ・ダイアログでは、現在のパターンのテキスト表現プロパティ設定を変更して、パターン・マッチングの構文を確認できます。

  • 「段落」タブ・ダイアログでは、プロパティを変更したりパターンをテストしたりしながら、パターンに一致するソース・ドキュメントのコンテンツをプレビューできます。

2.6.16 「パターン」タブ・ダイアログ

ソース・ドキュメントには、Classic HTML Conversion Editorで指定および命名できるテキストのパターンが含まれており、これらのパターンに要素を割り当てることで、コンテンツに対する書式設定機能を拡充できます。

要素の設定に含まれている一連のタブ・ダイアログでは、作成したパターンと、それらに割り当てられた要素を表示できます。「パターン」タブ・ダイアログでは、次のことが可能です。

  • パターンとそれらに割り当てられた要素の間の関係を制御できます。

  • 新しいパターンを追加できます。

  • 不要なパターンを削除できます。

  • パターンのプロパティを変更できます。

2.6.17 パターンのプレビュー

パターンには、要素の設定のパターンのプロパティで変更できるいくつかのプロパティが含まれています。

「プレビュー」タブ・ダイアログでは、選択したパターンに一致する段落を表示できます。

パターンをプレビューするには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-37)をクリックしてから、「パターン」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-37 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. プレビューするパターンを右クリックして、ポップアップ・メニューから「プロパティ」を選択します。

  3. 「プレビュー」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

  4. 変更のプレビューをクリックしてそのダイアログ・ボックスを開きます。

  5. 現在のテンプレートと関連付けられたドキュメントの1つを選択して、「OK」をクリックします。

「プレビュー」タブ・ダイアログに戻ると、選択したドキュメント内で最初に登場する該当パターンが「プレビュー」ウィンドウに表示されます。「前へ」ボタンと「次へ」ボタンをクリックして前後にスクロールして、ドキュメント内に登場するすべての該当パターンをプレビューできます。ダイアログ・ボックスの右上に、該当パターンの合計登場回数が表示されます。

「プレビュー」ウィンドウに何も表示されない場合は、現在プレビューしているドキュメントに、該当パターンがまったく含まれていないということです。

2.6.18 テンプレートからのパターンの削除

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは、テンプレート内のデフォルトのランク・セット(最低1、「タイトル」、最低2、見出し1)をコンテンツに適用します。

ランクは、ソース・ドキュメント内のコンテンツ階層を識別することを目的として設計されているため、特に最上位コンテンツの一貫した扱いが可能になります。同時に、Dynamic Converterはランクごとに1つの要素を生成します。これらの要素はテンプレートに保存されます。希望に応じて、追加のパターン(およびランクとスタイル)を作成できます。たとえば、パターン・マッチングを使用して、特定のコンテンツを識別して書式設定できます。

パターンの削除は、プロジェクトの設定時(複数のパターンを同じように書式設定する場合)に行うことも、その後(修正後のソース・ドキュメントに特定種類の段落書式設定やテキスト書式設定が含まれていない場合)で行うこともできます。

パターンをテンプレートから削除するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-38)をクリックしてから、「パターン」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-38 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 「パターン」列で、削除するパターンを選択して、「削除」をクリックします。

    選択したパターンがテンプレートから削除されます。

  3. 「OK」をクリックします。

パターンを削除すると、Dynamic Converterはそのコンテンツを別の要素と自動的に再び関連付けます。ほとんどの場合、その要素はデフォルト段落です。ただしそのコンテンツは、かわりにパターン・リスト上の1つ下のパターンと関連付けられる場合もあります。たとえば、パターン4(11pt Arial 太字 斜体)と関連付けられた要素を削除した場合に、テンプレートにパターン5(11 pt Arial 太字)も含まれている場合は、パターン4と関連付けられていたコンテンツは、パターン5と関連付けられます。

2.6.19 パターンのテキスト表現プロパティ

パターンには、要素の設定のパターンのプロパティにある一連のタブ・ダイアログで変更できるいくつかのプロパティが含まれています。「パターン」タブ・ダイアログでは、変更または定義するパターンを選択して、「プロパティ」をクリックしてパターンのプロパティを開きます。

テキスト表現タブ・ダイアログでは、テキスト表現の設定を変更できます。これらの設定を使用すると、段落(または文字要素のテキスト文字列)を、その書式設定のかわりにそのコンテンツに基づいてマッチングできます。テキスト段落位置で適切なラジオ・ボタンを選択することで、段落の先頭、末尾、または任意の箇所を基準にして、コンテンツのマッチングを行うことができます。

テキスト表現編集ボックスでは、マッチング対象の文字列を編集できます。チェックボタンをクリックしてこの文字列を解析および検証することで、この文字列がパターン・マッチングの正しい構文に従っていることを確認できます。

式演算子

次の式演算子をテキスト表現編集ボックスで使用できます。

  • " " - 引用符。すべての式は、式の先頭と末尾を示す引用符で囲まれる必要があります。

  • < > - 式をネストするために使用します。

  • AND - 両方の部分式の一致対象が見つかる必要があることを指定します。

  • OR - どちらかの部分式の一致対象が見つかる必要があることを指定します。

  • NOT - 部分式の一致対象が見つかってはいけないことを指定します。

部分式演算子

次の式演算子をテキスト表現編集ボックスで使用できます。

  • [ ] - 文字の範囲を表します。たとえば、0から9の数字を表すには、[0-9]を使用します。

  • ( ) - 部分式をネストできます。

  • | - 部分式内に OR 式を設定するために使用します。

  • ? - 直前の表現の0個分または1個分と一致します。直前の表現が登場しないか1個だけ登場する場合に使用します。

  • + - 直前の表現の1個分以上と一致します。直前の表現が2個以上は確実に登場する場合に使用します。

  • * - 直前の表現の0個分以上と一致します。直前の表現が何個登場するかわからない場合に使用します。

一般的な文字の定義

次の文字定義は、特定の文字と一致させることができます。

  • . - 任意の1文字と一致します。

  • [0-9] - 任意の1つの数字と一致します。

  • [A-Z] - 任意の1つの大文字英字と一致します。

  • [a-z] - 任意の1つの小文字英字と一致します。

  • [A-Za-z] - 任意の1つの大文字英字または小文字英字と一致します。

  • 行頭文字 - 任意の行頭文字を検出するために使用します。行頭文字は、通常はANSI文字の0149または0183です。挿入された文字は、これらのANSI値を表します。

  • 「タブ」 - 任意のタブ文字を検出するために使用します。タブ文字は、ANSI値を挿入することで表現されます。

次の4つの表現を検索ワイルドカードとして使用することもできます。

  • \d - 任意の1つの数字と一致します。

  • \u - 任意の1つの大文字英字と一致します。

  • \l - 任意の1つの小文字英字と一致します。

  • \t - 1つのタブ文字と一致します。

さらに、キャレット(^)を使用して、その直後に配置された文字以外の任意の文字を表すこともできます。たとえば、[^ ]は、空白以外の任意の1文字を表します。

円記号(\)は、エスケープ文字として使用します。引用符やかっこなどの検索構文用文字と一致させるには、その文字の直前に円記号を配置します。

2.7 メタデータ

この項では、次のトピックについて説明します。

2.7.1 メタデータについて

メタデータとは、単に「データに関するデータ」のことです。標準的なソース・ドキュメントには、コンテンツが含まれているだけでなく、タイトルや作成者などの様々な方法で使用できる他の情報が関連付けられています。

2.7.2 メタデータのタイプ

Classic HTML Conversion Editorは以下を認識できます。

  • 標準メタデータ: ソース・ドキュメントを作成するために使用されたアプリケーションによって自動的に生成されるプロパティ。

  • カスタム・メタデータ: ソース・ドキュメント用のアプリケーションで作成する特殊なプロパティ。


    注意:

    すべてのソース・ドキュメントに標準メタデータやカスタム・メタデータが含まれているわけではありません。(詳細は「標準メタデータとカスタム・メタデータ」を参照してください)。

2.7.3 メタデータの使用法

メタデータをWebページ内やそれらのWebページのメタ・タグ内に配置することで、Webサイトの使いやすさを向上させて、サイト上の情報検索を簡易化できます。

メタデータをWebページ内やメタ・タグ内に配置するためには、そのメタデータを要素ベース化する必要があります(「メタデータの要素ベース化」を参照)。要素ベース化された標準メタデータやカスタム・メタデータは、コンテンツ・サーバーに公開できます。

使用する予定のすべてのメタデータは、Dynamic ConverterによってWeb出力内に正常に配置されるためには、ソース・ドキュメントに含まれているか関連付けられている必要があります。

ソース・ドキュメントのプロパティ(標準メタデータ)は、そのドキュメントの正確な情報を示していない場合があります。たとえば、既存のドキュメントをコピーすることで新しいドキュメントを作成した場合は、新しいドキュメントは既存のドキュメントのプロパティを継承します。

2.7.4 新しいメタデータの作成

ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Dynamic Converterは、デフォルトのランク・セットをコンテンツに適用しますが、メタデータをインポートしません。

ソース・ドキュメント内のメタデータをWebページに組み込むには、使用するメタデータをまず「作成」して、要素と関連付ける必要があります。次に、そのメタデータの使用法を決定する必要があります(「Webページへの要素の配置」を参照)。

新しいメタデータを作成するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-39)をクリックしてから、「メタデータ」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-39 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 「新規作成」をクリックして、新しいメタデータダイアログ・ボックスを開きます。

  3. 「標準」または「カスタム」を選択します。

    • 「標準」を選択した場合は、ページ用に作成する特定タイプのメタデータをリストから選択します。「メタデータのオプション」を参照してください。

    • 「カスタム」を選択した場合は、ソース・ドキュメント用に作成したカスタム・メタデータの名前を入力します。

  4. 「新規作成」ボタンをクリックして、新しい要素ダイアログ・ボックスを開きます。作成するメタデータごとに新しい要素を常に作成することをお薦めします。

  5. 「名前」テキスト・ボックスに、そのメタデータの名前を入力します。通常は、メタデータ自体の名前を使用すると、そのメタデータを識別しやすくなります。

  6. 「OK」をクリックして新しいメタデータダイアログ・ボックスに戻り、「OK」をもう一度クリックします。これで、新しいメタデータが「メタデータ」タブ・ダイアログのリストに表示されます。

  7. 「要素」をクリックして表示を切り替えます。このメタデータの新しい要素が要素のリストに追加されています。

どのメタデータが実際に組み込まれるのかは、お使いのソース・ドキュメントで使用できるものに依存します。「メタデータのオプション」を参照してください。

デフォルトでは、作成したメタデータは、ページの出力HTMLの<HEAD>内のメタ・タグに組み込まれます。コンテンツとともに表示するために、本文ページにメタデータを組み込むこともできます。

通常は、作成するメタデータごとに新しい要素を作成することをお薦めします。標準リストの「タイトル」を使用する場合は注意してください。お使いのドキュメントには、すでに「タイトル」要素が(スタイルに基づいて)存在する可能性があります。その場合は、そのメタデータの新しい要素に「タイトル(メタ)」という名前を付けることをお薦めします。

2.7.5 標準メタデータのリスト

次のリストでは、Dynamic Converterによって認識されるすべての標準メタデータを列挙しています。すべてのソース・ドキュメントですべてのメタデータを使用できるわけではありません。次のリストで示すメタデータの中には、Wordファイルのみで登場するものもあれば、PowerPointファイルのみで登場するものもあります。ソース・ドキュメントによっては、標準メタデータがまったく含まれていない場合もあります。

標準メタデータとカスタム・メタデータを作成できるアプリケーションのリストについては、「標準メタデータとカスタム・メタデータ」を参照してください。

これらのメタデータは、メタデータを要素ベース化する際に「標準」リストから選択できます(「メタデータの要素ベース化」を参照してください)。

標準メタデータ

  • タイトル

  • 作成者

  • 件名

  • キーワード

  • 作成日

  • 変更日

  • 説明

  • コメント

  • 時間

  • マネージャ

  • 会社名

  • ページ数

  • 文字数

  • 単語数

  • 編集日時

  • バイト数

  • 行数

  • 段落数

  • スライド数

  • 注釈数

  • 非表示スライド数

  • サウンドまたはビデオ・クリップの数

  • 宛先

  • CC

  • 送信元

  • 返信先

  • 改訂数

  • バージョン

  • 最終作成者

  • アカウント

  • カテゴリ

  • プレゼンテーション対象

  • 拡大/縮小またはトリミング

  • 最新リンク

  • 文字数(空白含む)

標準メタデータを要素ベース化しても、そのメタデータは必ずしもソース・ドキュメントで使用可能になるわけではありません。このため、試行を通じて何が可能なのかを確認する必要があります(特に、様々なタイプのソース・ドキュメントを同じテンプレートに関連付けている場合)。

2.7.6 メタデータのオプション

Dynamic Converterを使用すると、ソース・ドキュメント内のメタデータをWebページに組み込むことができます。新しいメタデータダイアログ・ボックスでは、使用する特定形式のメタデータを「標準」リストから選択することも、カスタム・メタデータを指定することもできます。

標準またはカスタムのオプションを使用してソース・ドキュメント内のメタデータを組み込む場合は、作成する新しいメタデータは必ずしもソース・ドキュメントで使用可能になるわけではないことに留意してください。詳細は、次の注意事項を参照してください。

次のことに注意してください。

  • 使用可能な標準メタデータとカスタム・メタデータは、ソース・ドキュメントのタイプに応じて異なり、場合によっては、ソース・ドキュメントを作成するために使用したアプリケーションのバージョンによっても異なります。

  • 標準メタデータにばらつきが生じる可能性があります。Microsoft Word、Microsoft ExcelおよびMicrosoft PowerPointの場合は、「ドキュメント・プロパティ」ダイアログ・ボックスの「サマリー」タブ・ダイアログ内と「統計」タブ・ダイアログ内の情報を使用できる可能性がありますが、他のアプリケーションの場合は、「サマリー」タブ・ダイアログ内のメタデータしか使用できない可能性があります。

  • カスタム・メタデータは、表で示しているアプリケーションでのみ使用できます。

    アプリケーション 標準 カスタム
    Word 97以上 bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。
    bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。
    Excel 97以上 bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。
    bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。
    PowerPoint 97以上 bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。
    bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。
    Ami Pro bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。

    Word Pro bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。

    Wordバージョン2および6 bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。

    Excel bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。

    RTF bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。

    Corel WordPerfect bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。


2.7.7 メタデータの要素ベース化

ソース・ドキュメント内のメタデータは、Webページに自動的に組み込まれません。(標準メタデータである「キーワード」は、Dynamic Converterに付属しているテンプレート用に特別に作成されています)。メタデータをHTMLファイルのメタ・タグ内とWebページ内に配置するには、そのメタデータを任意の要素に正式に関連付ける必要があります。


注意:

そのメタデータ自体がソース・ドキュメント内に存在している必要があります。作成するメタデータは、編集対象のテンプレートと関連付けられたすべてのソース・ドキュメントに適用されます。

メタデータを要素ベース化するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-40)をクリックしてから、「メタデータ」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-40 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 「新規作成」をクリックして、新しいメタデータダイアログ・ボックスを開きます。

  3. 「標準」または「カスタム」を選択します。

  4. 関連要素で、「新規作成」ボタンをクリックして新しい要素ダイアログ・ボックスを開きます。作成するメタデータごとに新しい要素を常に作成することをお薦めします。

  5. 「名前」テキスト・ボックスに、そのメタデータの名前を入力します。通常は、メタデータ自体の名前を使用すると、そのメタデータを識別しやすくなります。

  6. 「OK」をクリックして新しいメタデータダイアログ・ボックスに戻り、「OK」をもう一度クリックします。これで、新しいメタデータが「メタデータ」タブ・ダイアログのリストに表示されます。

  7. 「要素」をクリックして、要素のリストに切り替えます。このメタデータの新しい要素が要素のリストに追加されています。

  8. 「OK」をクリックしてメイン・ウィンドウに戻ります。

デフォルトでは、すべての新しいメタデータは出力HTMLファイルのヘッド部分のメタ・タグ内に配置されます(「メタ・タグへの要素の配置」を参照)。

どのメタデータがWebページに実際に組み込まれるのかは、お使いのソース・ドキュメントで使用できるものに依存します。「標準メタデータとカスタム・メタデータ」を参照してください。

通常は、作成するメタデータごとに新しい要素を作成することをお薦めします。ただし、「標準」リストの「タイトル」を使用する場合は注意してください。お使いのドキュメントには、すでに「タイトル」要素が(スタイルに基づいて)存在する可能性があります。その場合は、メタデータの新しい要素に「タイトル(メタ)」という名前を付けることをお薦めします。

2.7.8 新しいメタデータに対するカスタム・タグの使用

発行物のHTML出力のヘッダー部分に組み込む新しいメタデータを作成すると、デフォルトでは、Dynamic Converterによってそのメタデータがメタ・タグ内に配置されます。希望に応じて、カスタム・タグをかわりに使用できます。

新しいメタデータに対してカスタム・タグを使用するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-41)をクリックしてから、「メタデータ」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-41 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 対象のメタデータと関連付けられている新しい要素を選択して、「プロパティ」をクリックして要素のプロパティダイアログ・ボックスを開きます。

  3. メタ・タグをクリックして、そのタブ・ダイアログを開きます。

  4. カスタム・タグを使用を選択して、メタデータの前にカスタム・タグを使用をクリックします。使用する開始カスタム・タグをテキスト・ボックスに入力します。たとえば、<TITLE>と入力します。

  5. メタデータの後にカスタム・タグを使用をクリックして、終了タグを入力します。たとえば、</TITLE>と入力します。

  6. 「OK」をクリックしてから、もう一度「OK」をクリックします。

HTML出力内に2つのTITLEタグを配置することはできません。このため、上記の例では、TITLEタグをカスタム・タグとして使用した場合は、グローバルの「タイトル」タブ・ダイアログでタイトルを無効にしてください。

2.7.9 メタデータと要素の間の関連付けの変更

メタデータとその要素の間の関連付けをいつでも変更できます。

メタデータと要素の間の関連付けを変更するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-42)をクリックしてから、「メタデータ」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-42 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 異なる要素と関連付けるメタデータを選択して、「アソシエーション」をクリックします。

  3. アソシエーションの変更ダイアログ・ボックスで、リストから新しい要素を選択します。

  4. 「OK」をクリックします。そのメタデータと関連付けられた新しい要素がそのメタデータ名の反対側にある「要素」列に表示されます。

  5. 「OK」をクリックしてメイン・ウィンドウに戻ります。

メタデータのプロパティダイアログ・ボックスを開いて、そこで要素を変更することもできます。要素の名前だけを変更する場合は、「要素」タブ・ダイアログを開いて、目的の要素を選択して、「プロパティ」をクリックします。次に、要素のプロパティダイアログ・ボックスで名前を変更します。

2.7.10 標準メタデータとカスタム・メタデータ

Dynamic Converterは、ソース・ドキュメントが生成元である標準メタデータとカスタム・メタデータを、その作成に使用されたアプリケーションとともに認識します。

標準メタデータとカスタム・メタデータは、要素と関連付けて、Web出力内やメタ・タグ内に配置できます。

Dynamic Converterによって認識される標準メタデータの一覧については、「標準メタデータのリスト」を参照してください。このセクションに列記されているメタデータ名を使用して、要素ベースの標準メタデータを作成できます。次の表では、特定のアプリケーションで使用できるメタデータのタイプを示しています。

アプリケーション 標準 カスタム
Word 97以上 bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。
bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。
Excel 97以上 bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。
bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。
PowerPoint 97以上 bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。
bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。
Ami Pro bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。

Word Pro bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。

Wordバージョン2および6 bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。

Excel bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。

RTF bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。

Corel WordPerfect bgbaby.gifについては周囲のテキストで説明しています。


次のことに注意してください。

  • Dynamic Converterで使用するメタデータ名は、ソース・ドキュメント内で使用されている名前と同じである必要があります。

  • 使用できるメタデータは、ソース・ドキュメントのタイプに応じて異なるとともに、場合によっては、ソース・ドキュメントを作成するために使用されたアプリケーションのバージョンによっても異なります。

  • 標準メタデータは、アプリケーション間で異なる可能性があります。Microsoft Word、ExcelおよびPowerPointの場合は、「ドキュメント・プロパティ」ダイアログ・ボックスの「サマリー」タブ・ダイアログ内と「統計」タブ・ダイアログ内の情報を使用できる可能性があります。他のアプリケーションの場合は、「サマリー」タブ・ダイアログ内のメタデータしか使用できない可能性があります。

  • カスタム・メタデータは、表で示しているアプリケーションでのみ使用できます。

2.7.11 メタデータのプロパティの変更

Classic HTML Conversion Editorでのメタデータのプロパティは、そのメタデータの名前と、そのメタデータに関連付けられた要素です。

標準メタデータの名前を作成した後に、その名前を変更することはできません。ただし、カスタム・メタデータの名前は変更できます。(当然ながら、最初の時点でメタデータの名前をどのように作成するのかに注意する必要があります。「メタデータの要素ベース化」を参照してください)。どのような場合でも、メタデータと関連付けられた要素の名前を常に変更できます。

メタデータのプロパティを変更するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-43)をクリックしてから、「メタデータ」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-43 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 変更するメタデータを選択して、「プロパティ」をクリックしてメタデータのプロパティダイアログ・ボックスを開きます。

  3. そのメタデータがカスタムまたはメタデータであると想定して、希望に応じてそのメタデータの名前を変更します。

  4. 別の要素をそのメタデータと関連付けるには、その要素をリストから選択します。

    そのメタデータの新しい要素を作成する場合は、新しい要素を作成してから、メタデータのプロパティダイアログ・ボックスを開く必要があります。その場合は、メタデータのプロパティダイアログ・ボックスで「要素」ドロップダウン・リストから新しい要素を選択する際に、その要素が線の下にグレー表示されています。

  5. 「OK」をクリックしてから、もう一度「OK」をクリックします。

メタデータと関連付ける要素には、独自のプロパティがあります。これらのプロパティを表示するには、「要素」タブ・ダイアログを開いて、その要素を選択して、「プロパティ」をクリックします。

2.7.12 「メタデータ」タブ・ダイアログ

「メタデータ」タブ・ダイアログは、要素の設定プロパティ・シートにある5つのタブ・ダイアログの1つです。このタブ・ダイアログでは、ランク、スタイル、パターンおよび要素を基準にして、テンプレートを初期構成します。

ランク、スタイルおよびパターンの要素を使用して、Webページのコンテンツを書式設定したり、ナビゲーション・リンクを作成したりできます。

Dynamic Converterは、ソース・ドキュメントのコンテンツにランクを自動的に適用しますが、ソース・ドキュメント内のメタデータ(およびスタイルとパターン)を認識しません。このため、「メタデータ」タブ・ダイアログは初期状態では空になっています(「キーワード」メタデータを除く)。

メタデータを要素ベース化したら(「メタデータの要素ベース化」を参照)、そのメタデータは出力HTMLファイルのヘッダー部分のメタ・タグに自動的に組み込まれます。メタデータは、本文ページ内のWeb出力に配置することもできます(「Webページへの要素の配置」を参照)。

2.7.13 メタデータの順序付け

要素の設定の「メタデータ」タブ・ダイアログにメタデータが表示される順序によって、メタデータがHTMLファイルのメタ・タグ内やWebページ内に表示される順序が決定されます。

ドラッグ・アンド・ドロップ操作によって、任意のメタデータをリストで上下に移動できます。

図2-44 要素の設定ダイアログの「メタデータ」タブ

これは要素の設定ダイアログの「メタデータ」タブです。

「メタデータ」タブ・ダイアログには、特定のテンプレートのすべての要素ベースのメタデータが表示されます。表示されているすべてのメタデータが、メタ・タグ内に配置されており、Webページに組み込まれている場合は、そのテンプレートと関連付けられたソース・ドキュメントのメタデータは、その表示されている順序で、対応する出力ページに表示されます。

2.7.14 テンプレートからのメタデータの削除

ソース・ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインしても、そのドキュメントのメタデータはテンプレート内の要素と自動的に関連付けられません。メタデータを出力HTMLファイルのメタ・タグ内やWebページ内に配置するためには、各メタデータを要素ベース化する必要があります。

作成したすべてのメタデータは、テンプレートから簡単に削除できます。

メタデータをテンプレートから削除するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-45)をクリックしてから、「メタデータ」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-45 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 削除するメタデータを選択して、「削除」をクリックします。これで、そのメタデータがテンプレートから削除されました。ただし、そのメタデータ専用に作成した要素は、テンプレート内にまだ残っています。

  3. 「要素」をクリックして表示を切り替えます。この時点で、削除したメタデータと関連付けられていた要素は、線の下にグレー表示されており、これはその要素はテンプレート内で現在は使用されていないことを意味します。この要素をテンプレートから削除するには、この要素を選択して「削除」をクリックします。

  4. 「OK」をクリックしてメイン・ウィンドウに戻ります。

2.8 要素とHTMLタグ

この項では、次のトピックについて説明します。

2.8.1 HTMLタグについて

Dynamic Converterは、要素にHTMLタグを自動的に割り当てます。要素は、ソース・ドキュメント内のランク、スタイルおよびパターンを表し、コンテンツの外観をHTML形式で設定するために使用されます。希望に応じて、デフォルトの割当て内容を変更できます。ここでは、Dynamic Converterが使用する業界で定義された標準HTMLタグのいくつかを紹介します。

HTMLタグ 「拡張」 説明
アドレス・ブロック <ADDRESS> Webサイトの発行元の住所を他のコンテンツと分離して表示します。
ブロック引用 <BLOCKQUOTE> 長い引用部分を他のコンテンツと分離して表示します。
改行 <BR> テキストの途中で強制的に改行します。
定義 <DD> 用語リスト内の訳語の定義。
区分 <DIV> 各種のコンテンツ単位(章、節、要約、付録など)を他のコンテンツと分離して表示します。
用語 <DT> 定義項目の説明部分。
見出し1~見出し6 <H1> ~ <H6> 第1レベルの見出しから第6レベルの見出し。
リスト見出し <LH> リストの見出しを指定します。
リスト項目 <LI> 任意のタイプのリストのメンバー項目を指定します。
タグなし
コンテンツがどのタグにも割り当てられていない場合に使用します。
注釈 <NOTE> 注意を喚起する文章を表示します(「注意」や「警告」など)。
段落 <P> テキストを改行して、空白行に挟まれたブロックを構成します。
整形済 <PRE> 等幅フォントを使用してテキストを表示し、入力された空白文字をそのまま空白文字として表示します。

2.8.2 要素に割り当てられたHTMLタグの変更

要素には、要素の設定の要素のプロパティで変更できるいくつかのプロパティが含まれています。

1つのプロパティとして、要素に割り当てられたHTMLタグがあります。Dynamic Converterは、見出しスタイルが関連付けられた要素に見出しタグを割り当てて、他のすべての要素に段落タグを割り当てます。希望に応じて、これらの割当て内容を変更できます。

要素に割り当てられたHTMLタグを変更するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-46)をクリックしてから、「要素」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-46 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 割当て内容を変更する要素を右クリックして、ポップアップ・メニューから「プロパティ」を選択します。

  3. HTMLタグをクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

  4. 標準タグで、選択した要素にデフォルトで割り当てられているHTMLタグが「タグ」テキスト・ボックスに表示されます。別のタグをリストから選択するか、新しいタグをテキスト・ボックスに入力します。

  5. 「OK」をクリックします。

標準のHTMLタグを使用するかわりに、カスタム・タグを割り当てることもできます。「要素の前後へのカスタム・タグの追加」を参照してください。

2.8.3 要素の前後へのカスタム・タグの追加

要素には、要素の設定の要素のプロパティで変更できるいくつかのプロパティが含まれています。

1つのプロパティとして、要素に割り当てられたHTMLタグがあります。Dynamic Converterは、見出しスタイルが関連付けられた要素に見出しタグを割り当てて、他のすべての要素に段落タグを割り当てます。希望に応じて、これらの割当て内容を変更できます。その方法の1つは、カスタム・タグを使用することです。

要素の前後にカスタム・タグを追加するには:

  1. 要素の設定アイコン(図2-47)をクリックしてから、「要素」をクリックしてそのタブを開きます。

    図2-47 要素の設定アイコン

    これは要素の設定アイコンです。
  2. 変更する要素を選択して、「プロパティ」をクリックします。

  3. HTMLタグをクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

  4. カスタム・タグを使用で、コンテンツの前にカスタム・タグを使用をクリックして、選択した要素の前に配置するHTMLタグをテキスト・ボックスに入力します。

  5. コンテンツの後にカスタム・タグを使用をクリックして、選択した要素の後ろに配置するHTMLタグをテキスト・ボックスに入力します。

  6. 「OK」をクリックします。

特定の要素と関連付けられたコンテンツの各段落の前のキャリッジ・リターン(改行)を削除するには、カスタム・タグの前の外観に関する書式設定を削除チェック・ボックスを選択します。このオプションは、JavaScriptをコードに組み込む場合に特に役立つことがあります。