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Oracle® WebCenter Content Dynamic Converterテンプレート・エディタ・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B66699-01
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B HTML Conversion Editorユーザー・インタフェース

Dynamic Converter HTML変換エディタは、HTML変換テンプレートをカスタマイズするために使用するいくつかの管理ページから構成されています。HTML変換エディタを使用すると、テンプレートによるソース・ドキュメントの解釈方法、およびソース・ドキュメントからHTMLへの変換方法を幅広く制御できます。インタフェースは、次の4つのオプションに従って構成されています。

B.1 ドキュメントの書式設定

ドキュメント・フォーマット・ページを使用すると、ファイル・タイプに応じて、変換されるファイルのフォーマットをカスタマイズできます。

B.1.1 「テキスト/語句の処理」タブ

テキスト/ワープロ・タブでは、テキストおよびワープロ・ファイルの書式設定オプションを設定できます。

図B-1 ドキュメントの書式設定 - 「テキスト/語句の処理」タブ

図B-1は、周囲のテキストで説明されています。
要素 説明
レイアウト 該当のタイプのドキュメントにどのレイアウトを使用するかを選択します。レイアウトによって、ドキュメントの外観全体が制御されます。ページ・レイアウトは出力ページ・レイアウトで定義し、定義したレイアウトはドロップダウン・メニューから選択できます。
<li>タグなしでリストの箇条書きを生成する このオプションを選択すると、HTMLリスト・タグを使用するかわりに、リストの各エントリの黒丸または数字が生成されます。生成された黒丸または数字は、元のドキュメントの外観により忠実なものになる傾向がありますが、かわりに、この場合はHTMLリスト・タグでリストを配置できません。生成される黒丸または数字および段落テキストは、通常の段落テキストとして処理されます。このオプションを選択しない場合はHTMLリスト・タグが使用されますが、ブラウザに表示できる黒丸および数字のタイプは非常に限定されます。
脚注と最後の注釈を含める これを選択すると、入力ドキュメントの脚注および最後の注釈が出力に含められます。脚注は、常に、注釈が参照するHTMLページの最後に配置されます。最後の注釈の配置は、このオプションのすぐ下に表示される「最後の注釈を分ける」オプションにより決定されます。
最後の注釈を分ける これを選択すると、最後の注釈は、ドキュメントの最後に別ページとして配置されます。そうでない場合、最後の注釈は出力の最後のページの続きとして処理されます。このオプションを有効にするには、ページ・レイアウト「ページで区切る」オプションを有効にする必要があります。
名前なし文字スタイルの無視 これを選択すると、ソース・ドキュメント内の名前のない文字スタイルからの書式設定は無視され、出力に表示されません。これは、テンプレートの作成者が書式マッピングを通じて出力内の段落の書式設定を上書きする場合に便利です。このオプションを選択しないと、ソース・ドキュメントが適切に書式設定されていない場合に、テンプレートで指定された書式が上書きされることがあります。この状況は、たとえばドキュメント作成者がテキストのブロックを選択し、スタイルを指定するかわりに文字書式を適用した場合に発生することがあります。
ノート・セパレータ 本文と、ページの最後の脚注または最後の注釈の間に置くHTMLマークアップを入力できます。デフォルトでは、ここでHTMLマークアップを指定しないかぎり、分けられることはありません。
最大幅(ピクセル単位)を次に設定 大きすぎるイメージを、この値の幅(ピクセル)以下に縮小します。変更が必要になる場合でも、ソース・イメージのアスペクト率は保持されます。デフォルト(0)は、制限がないことを意味します。
最大高さをxピクセルに設定 大きすぎるイメージを、この値の高さ(ピクセル)以下に縮小します。変更が必要になる場合でも、ソース・イメージのアスペクト率は保持されます。デフォルト(0)は、制限がないことを意味します。
最大サイズをxピクセルに設定 大きすぎるイメージを、領域内でこの値のサイズ(ピクセル)以下に縮小します。変更が必要になる場合でも、ソース・イメージのアスペクト率は保持されます。デフォルト(0)は、制限がないことを意味します。
強制改ページが発生した場合に改ページする これが設定されている場合、ソース・ドキュメントに強制改ページが出現するたびに出力が追加の出力ファイルに分割されます。ページ区切りを行うには、ページ・レイアウト「ページで区切る」オプションを有効にする必要があります。
ページ当たりx文字 このオプションは、生成される出力のページ・サイズを文字数で指定します。つまり、ドキュメントのテキストは、ほぼ指定したサイズのページで区切られます。ページ区切りを行うには、ページ・レイアウト「ページで区切る」オプションを有効にする必要があります。設定が0の場合は、ページを区切らないことを意味します。

B.1.2 スプレッドシート・タブ

スプレッドシート・タブでは、スプレッドシートに関連するフォーマット・オプションを設定できます。

図B-2 ドキュメントの書式設定 - スプレッドシート・タブ

ドキュメントの選択ダイアログ
要素 説明
レイアウト このタイプのドキュメントで使用するレイアウトを選択します。レイアウトによって、ドキュメントの外観全体が制御されます。ページ・レイアウトは出力ページ・レイアウトで定義し、定義したレイアウトはドロップダウン・メニューから選択できます。
セクション・タイトルの書式 セクション・タイトルのレイアウト・アイテムに適用するフォーマットを指定します。
デフォルトのセクション・ラベル セクション・ベースのナビゲーションに使用するデフォルトのラベルを指定します。
グリッド線の表示 このボックスを選択すると、スプレッドシートを表す表は、値が1の枠線付きで出力されます。
セル・オーバーフローの許可 このオプションを設定すると、スプレッドシートを表す表に、ラップされていないテキストおよびフレームが配置されます。ほとんどの場合、これにより、エクスポート・フィルタは、ソース・ドキュメントに非常に忠実な出力を生成でき、そこでは、複数のセルをオーバーラップするテキストまたはグラフィック、あるいはその両方が表の他の部分のレイアウトを変えることはありません。また、このオプションを使用すると、選択範囲内で中央揃えされたテキストを正しくレンダリングできます(選択範囲が1つのセルのみの場合、テキストは左揃えにレンダリングされます)。ただし、このオプションを有効にしている場合でも、ソース・ドキュメントの書式設定によっては、テキストが読み取れないことがあります。
最大幅(ピクセル単位)を次に設定 大きすぎるイメージを、この値の幅(ピクセル)以下に縮小します。変更が必要になる場合でも、ソース・イメージのアスペクト率は保持されます。デフォルト(0)は、制限がないことを意味します。
最大高さをxピクセルに設定 大きすぎるイメージを、この値の高さ(ピクセル)以下に縮小します。変更が必要になる場合でも、ソース・イメージのアスペクト率は保持されます。デフォルト(0)は、制限がないことを意味します。
最大サイズをxピクセルに設定 大きすぎるイメージを、領域内でこの値のサイズ(ピクセル)以下に縮小します。変更が必要になる場合でも、ソース・イメージのアスペクト率は保持されます。デフォルト(0)は、制限がないことを意味します。

B.1.3 「プレゼンテーション」タブ

プレゼンテーション・タブでは、プレゼンテーションのフォーマット・オプションをカスタマイズできます。

図B-3 ドキュメントの書式設定 - 「プレゼンテーション」タブ

プレビュー・ドキュメントの選択ダイアログ
要素 説明
レイアウト プレゼンテーション・ファイルに使用するレイアウトを選択します。レイアウトによって、ドキュメントの外観全体が制御されます。ページ・レイアウトは出力ページ・レイアウトで定義し、定義したレイアウトはドロップダウン・メニューから選択できます。
セクション・タイトルの書式 セクション・タイトルのレイアウト・アイテムに適用するフォーマットを指定します。
デフォルトのセクション・ラベル セクション・ベースのナビゲーションに使用するデフォルトのラベルを指定します。
正確な幅(ピクセル単位)を次に設定 指定した値に幅が一致するよう、イメージを縮小または拡大します。正確な高さをxに設定を設定しない場合、イメージは元のアスペクト率のままでサイズ変更されます。このオプションをゼロに設定した場合、設定は無視されます。
正確な高さを(ピクセル単位で)xに設定 指定した値に高さが一致するよう、イメージを縮小または拡大します。正確な幅をxに設定を設定しない場合、イメージは元のアスペクト率のままでサイズ変更されます。このオプションをゼロに設定した場合、設定は無視されます。
最大幅(ピクセル単位)を次に設定 非常に大きなイメージを最大でもこのピクセル数の幅に縮小します。変更が必要になる場合でも、ソース・イメージのアスペクト率は保持されます。デフォルト(0)にすると、最大幅が設定されていないということになります。
最大高さをxピクセルに設定 非常に大きなイメージを最大でもこのピクセル数の高さに縮小します。変更が必要になる場合でも、ソース・イメージのアスペクト率は保持されます。デフォルト(0)にすると、最大高さが設定されていないということになります。
最大サイズをxピクセルに設定 非常に大きなイメージを最大でもこのピクセル数の領域に縮小します。変更が必要になる場合でも、ソース・イメージのアスペクト率は保持されます。デフォルト(0)にすると、最大サイズが設定されていないということになります。

B.1.4 「イメージ」タブ

「イメージ」タブでは、イメージ・ファイルに固有のフォーマット・オプションをカスタマイズできます。

図B-4 ドキュメントの書式設定 - 「イメージ」タブ

プレビュー・ドキュメントの選択ダイアログ
要素 説明
レイアウト イメージ・ファイルに使用するレイアウトを選択します。レイアウトによって、ドキュメントの外観全体が制御されます。ページ・レイアウトは出力ページ・レイアウトで定義し、定義したレイアウトはドロップダウン・メニューから選択できます。
セクション・タイトルの書式 セクション・タイトルのレイアウト・アイテムに適用するフォーマットを指定します。
デフォルトのセクション・ラベル セクション・ベースのナビゲーションに使用するデフォルトのラベルを指定します。
正確な幅(ピクセル単位)を次に設定 指定した値に幅が一致するよう、イメージを縮小または拡大します。正確な高さをxに設定を設定しない場合、イメージは元のアスペクト率のままでサイズ変更されます。このオプションをゼロに設定した場合、設定は無視されます。
正確な高さを(ピクセル単位で)xに設定 指定した値に高さが一致するよう、イメージを縮小または拡大します。正確な幅をxに設定を設定しない場合、イメージは元のアスペクト率のままでサイズ変更されます。このオプションをゼロに設定した場合、設定は無視されます。
最大幅(ピクセル単位)を次に設定 非常に大きなイメージを最大でもこのピクセル数の幅に縮小します。サイズ縮小が必要になる場合でも、ソース・イメージのアスペクト率は保持されます。デフォルト(0)にすると、最大幅が設定されていないということになります。
最大高さをxピクセルに設定 非常に大きなイメージを最大でもこのピクセル数の高さに縮小します。サイズ縮小が必要になる場合でも、ソース・イメージのアスペクト率は保持されます。デフォルト(0)にすると、最大高さが設定されていないということになります。
最大サイズをxピクセルに設定 非常に大きなイメージを最大でもこのピクセル数の領域に縮小します。サイズ縮小が必要になる場合でも、ソース・イメージのアスペクト率は保持されます。デフォルト(0)にすると、最大サイズが設定されていないということになります。

B.1.5 「アーカイブ」タブ

「アーカイブ」タブを使用すると、アーカイブ・ファイルに固有のフォーマット・オプションを指定できます。

図B-5 ドキュメントの書式設定 - 「アーカイブ」タブ

プレビュー・ドキュメントの選択ダイアログ
要素 説明
レイアウト このタイプのドキュメントで使用するレイアウトを選択します。レイアウトによって、ドキュメントの外観全体が制御されます。ページ・レイアウトは出力ページ・レイアウトで定義し、定義したレイアウトはドロップダウン・メニューから選択できます。
表示方法 「ファイル名」を選択すると、アーカイブ内のファイル名とフォルダ名が出力されます。解凍ファイルを選択すると、ファイル名は、エクスポートされたファイルへのリンクとして出力されます。

B.1.6 「データベース」タブ

「データベース」タブを使用すると、データベース・ファイルに固有のフォーマット・オプションを指定できます。

図B-6 ドキュメントの書式設定 - 「データベース」タブ

プレビュー・ドキュメントの選択ダイアログ
要素 説明
レイアウト このタイプのドキュメントで使用するレイアウトを選択します。レイアウトによって、ドキュメントの全体的な外観が制御されます。ページ・レイアウトは出力ページ・レイアウトで定義し、定義したレイアウトはドロップダウン・メニューから選択できます。
セクション・タイトルの書式 セクション・タイトルのレイアウト・アイテムに適用するフォーマットを指定します。
デフォルトのセクション・ラベル セクション・ベースのナビゲーションに使用するデフォルトのラベルを指定します。
ページ当たりのレコード数 ゼロ以外の値に設定すると、ページ・レイアウトページで区切るオプションと連動して、各ページで出力されるレコード数が指定されます。

B.2 ドキュメント・プロパティ

エディタのこのセクションでは、ドキュメントのヘッダーや本文に配置する事前定義済またはカスタムのドキュメント・プロパティを指定できます。

このセクションには、次のページがあります。

B.2.1 ドキュメント・プロパティの追加

ドキュメント・プロパティの追加ページを使用すると、ドキュメント・プロパティを追加および削除できます。

図B-7 ドキュメント・プロパティの追加

プレビュー・ドキュメントの選択ダイアログ
要素 説明
追加 新しいドキュメント・プロパティを追加するには、このボタンをクリックします。
削除 ドキュメント・プロパティを削除するには、リストから定義済のドキュメント・プロパティを選択して、このボタンをクリックします。プロパティがページ・レイアウトで使用されている場合は、そのプロパティを削除できない場合があります。

B.2.2 ドキュメント・プロパティ

ドキュメント・プロパティ・ページでは、2種類のドキュメント・プロパティ、定義済および「カスタム」を定義できます。

図B-8 ドキュメント・プロパティ

プレビュー・ドキュメントの選択ダイアログ
要素 説明
定義済 「定義済」プロパティは、多数のファイル形式で格納されているメタデータ・フィールドです。たとえば、入力ドキュメントの作成者を意味するプライマリ作成者などです。実際、どのプロパティを使用できるかは入力ファイル形式に大きく依存し、ほとんどの場合、作成者がこの情報を提供しているかどうかによって決まります。
カスタム カスタム・プロパティは、作成者により定義されます。これらのプロパティを使用して、任意のテキストおよびHTMLマークアップを出力ファイルに挿入できます。

デフォルトで、ドキュメント・プロパティは何も定義されていません。変換による出力にドキュメント・プロパティを含めるには、必要なドキュメント・プロパティを最初にここで定義する必要があります。その後、出力ページ・レイアウトで定義されているページ・レイアウトにドキュメント・プロパティを挿入することで、それらを変換による出力に追加します。

デフォルト値 変換中の入力ドキュメントにプロパティが見つからない場合に使用するデフォルト値。この値は、カスタム・プロパティの値としても使用されます。デフォルト値の指定はオプションです。
メタ・タグ名 プロパティをHTMLメタ・タグで表示する場合、これが、メタ・タグで使用するname属性の値となります。content属性の値は、ソース・ドキュメントから取得されるか、または必要に応じて前述の「デフォルト値」オプションの設定から取得されます。

入力ドキュメントに作成者が指定されていない場合、生成されるメタ・タグは、次のようになります。

<meta name="author" content="Unknown">

メタ・タグ名の指定はオプションですが、出力ファイルの<head>に残りのメタ・タグとともにプロパティを挿入する場合、メタ・タグ名を指定する必要があります。

出力書式 プロパティの値を出力に参照可能なテキストとして含める場合にプロパティをフォーマットするために使用する出力段落書式の名前。

B.3 生成済コンテンツ

生成されたコンテンツは、2種類の要素から構成されています。

次のページを使用できます。

B.3.1 テキスト要素の追加

テキスト要素の追加ページからアクセスできるテキスト要素ページでは、変換済出力に挿入するテキストを指定できます。

図B-9 テキスト要素の追加

プレビュー・ドキュメントの選択ダイアログ
要素 説明
追加 新しいテキスト要素を追加するためのテキスト要素の定義ページを表示するには、このボタンをクリックします。
削除 テキスト要素を削除するには、リストから定義済のテキスト要素を選択して、このボタンをクリックします。要素がページ・レイアウトで使用されている場合は、その要素を削除できない場合があります。

B.3.2 テキスト要素

テキスト要素ページを使用すると、新しいテキスト要素に名前と値を設定できます。

図B-10 テキスト要素

プレビュー・ドキュメントの選択ダイアログ
要素 説明
名前 レイアウトの作成または編集時に、このテキスト要素の参照に使用される名前です。このフィールドは必須です。
このテキスト要素がページ・レイアウトで使用されるときに出力に挿入される値です。デフォルトで、この要素は空白です。
出力書式 出力フォーマット名です。これは、参照可能なテキストとして値を出力に含めるときのテキスト要素のフォーマットとして使用されます。

B.3.3 ナビゲーション要素の追加

ナビゲーション要素の追加ページからアクセスできるページでは、変換された出力にナビゲーション・リンクを配置できます。ナビゲーション要素には、ドキュメント・ナビゲーション、ページ・ナビゲーション、セクション・ナビゲーションの3種類があります。

図B-11 ナビゲーション要素の追加

プレビュー・ドキュメントの選択ダイアログ
要素 説明
追加 このボタンの横にあるドロップダウン・ボックスをクリックして、ドキュメント・ナビゲーション、ページ・ナビゲーション、セクション・ナビゲーションのいずれの要素を追加するかを選択します。
削除 不要になったナビゲーション要素を削除するには、ナビゲーション・アイテムをハイライトしてから、このボタンをクリックします。ナビゲーション要素がページ・レイアウトで使用されている場合、そのナビゲーション要素は削除されないことがあります。

B.3.4 ドキュメント・ナビゲーション

ドキュメント・ナビゲーション・ページを使用すると、ワープロ・ドキュメントのドキュメント要素へのナビゲーションをローカルまたはグローバルで実行できます。このページには、次のような下位のリンク・セット・ページがあります。

図B-12 ドキュメント・ナビゲーション

プレビュー・ドキュメントの選択ダイアログ
要素 説明
名前 ページ・レイアウトがこのナビゲーション要素の参照に使用する名前。必須。
リンク・タグ <a>または<option>のどちらを使用してこの要素内のリンクを囲むかを指定します。
"親なし"のレベルが発生した場合に親レベルを生成します。 変換中のドキュメントでのアウトライン・レベルの使用が緻密でない場合、アウトライン・レベルに基づいてナビゲーションを作成すると問題が発生することがあります。このオプションを設定すると、リンク・セット(後述)のリンク・セットのマークアップ・タブで指定した「このリンク・セットの前に挿入するようマークアップ」および「このリンク・セットの後に挿入するようマークアップ」が親なしのレベルの出力に挿入されます。デフォルトでは、このオプションは設定されていません。
同じページ上のターゲットへのリンクのみを含めます。 このオプションは、同じHTML出力ページにすべてが表示されるターゲットに対して小さなリンク・セットを生成する場合に使用します。たとえば、各HTML出力ページにアウトライン・レベル1の段落が1つ作成されるようドキュメントを分割する場合などです。ユーザーはその後、ページに表示されるすべてのアウトライン・レベル2の段落に移動する1行のリンクをページ最上部に作成する手順の一部として、このオプションを設定できます。

このオプションを設定しない(デフォルト)場合、ドキュメント全体にわたるターゲットに対するリンクが生成されます。

ラベルの語句の制限 リンクのラベルは、ドキュメント要素のテキストから取得されます。ターゲット要素の中には、大量のテキストを含むものもあります。このため、リンク・リストのフォーマットで問題が発生することがあります。このオプションを設定すると、指定したワード数の後、ラベルが切り捨てられます。その場合、切捨てを示すために省略記号が出力されます。

このオプションをゼロに設定(デフォルト)すると、ターゲット要素のすべてのテキストがリンク・ラベルとして使用されます。

リンク・セットの追加 新しいリンク・セットを追加すると、セット内のすべてのリンクにカスタムHTMLを追加できます。リンク・セットのマークアップ・タブを参照してください。
「上に移動」および「下に移動」 リンク・セットを追加した後は、これらのボタンを使用してその順序を調整できます。ウィンドウに表示されるリンク・セットの順序によって、ナビゲーション階層が確立されます。リンク・セットが上または下に移動すると、それに従ってリンク・セットの名前が変更されます。たとえば、2つのリンク・セット(レベル1およびレベル2)を定義し、2つ目のリンク・セットを選択して上に移動すると、このリンク・セットがレベル1になります。
削除 リンク・セットを削除するには、そのリンク・セットをハイライトしてからこのボタンをクリックします。

B.3.4.1 リンク・セットのマークアップ・タブ

リンク・セットのマークアップ・タブでは、カスタム属性およびカスタム・マークアップを定義して、リンク・セットの前または後に挿入できます。

図B-13 リンク・セットのマークアップ・タブ

図B-13については周囲のテキストで説明しています。
要素 説明
カスタム・リンク属性 ユーザーが指定したカスタム属性が表示されます。属性を追加または削除するには、「属性の追加」ボタンまたは「属性の削除」ボタンを使用します。
カスタム・マークアップ リンク・セットの前または後に表示する任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。

B.3.4.2 リンクの書式設定タブ

リンクのフォーマット・タブでは、外部CSSクラスを定義するか、またはリンク・セットの文字書式を直接定義できます。

図B-14 リンク・セット - リンクの書式設定タブ

図B-14については周囲のテキストで説明しています。
要素 説明
外部CSSクラスの使用 このオプションを選択した場合は、作成者が外部CSSファイルからのクラスの名前をここに入力する必要があります。外部CSSファイルのURLは、出力ページで設定された「外部ユーザー・スタイルシート」オプションを使用して指定します。
文字の書式設定 文字レベルの書式設定に使用可能なタイプごとに、次の4つの値の中の1つを設定できます。
  • 常にオフ: リンクの書式設定時に、属性を強制的に常にオフにします。

  • 常にオン: リンクの書式設定時に、属性を強制的に常にオンにします。

  • 継承: ナビゲーション・リンクの場合は、次の指定しないと同様の結果になります。

  • 指定しない: 書式設定を指定しないままにします。属性の状態は、ブラウザのレンダリング設定に従います。


B.3.4.3 リンクのマークアップ・タブ

リンクのマークアップ・タブでは、リンクの前、間または後に挿入するHTMLマークアップを定義できます。

図B-15 リンク・セット - リンクのマークアップ・タブ

図B-15については周囲のテキストで説明しています。
要素 説明
リンクの前に挿入するようマークアップ 最初のリンクの前に表示する任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。
リンクとリンクの間に挿入するようマークアップ リンクとリンクの間に表示する任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。
リンクの後に挿入するようマークアップ 最後のリンクの後に表示する任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。

B.3.4.4 リンク・マッピング・ルールの追加

リンク・マッピング・ルールの追加ページでは、リンク・マッピング・ルール・ページにアクセスできます。リンク・マッピング・ルールは、入力ドキュメントのどの部分がリンクの作成に使用されるかを決定します。

図B-16 リンク・マッピング・ルールの追加

図B-16については周囲のテキストで説明しています。
要素 説明
リンク・マッピング・ルールの追加/リンク・マッピング・ルールの削除 新しいリンク・マッピング・ルールを追加して、ドキュメント・コンテンツにナビゲーション用のマークを付けるには、「リンク・マッピング・ルールの追加」をクリックします。ルールを削除するには、そのルールをハイライトして「削除」をクリックします。
「上に移動」および「下に移動」 これらのボタンを使用して、追加したマッピング・ルールを並べ替えることができます。マッピング・ルールは、一致する最初のルールが適用されるルールとなる順序で並べられています。

B.3.4.5 リンク・マッピング・ルール

リンク・マッピング・ルール・ページは、ドキュメント・コンテンツにナビゲーション用のマークを付けるために使用します。

図B-17 リンク・マッピング・ルール

図B-17については周囲のテキストで説明しています。
要素 説明
次が一致 作成するマッピング・ルールの種類を決定します。次の2つの選択肢があります。
  • 段落のアウトライン・レベルが一致: 入力ドキュメントの作成者がアウトライン情報を含めていた場合、そのアウトライン・レベルに基づいてナビゲーションを生成できます。一般に、アウトライン情報は、作成者がHeadingsなどの事前定義済スタイルを含めた結果です。

  • 段落スタイルまたは文字スタイルが一致: ソース・ドキュメントで使用されている段落スタイルまたは文字スタイルの名前がわかっている場合は、その名前に基づいてナビゲーションを実行できます。

段落のアウトライン・レベル 段落のアウトライン・レベルが一致を選択した場合は、一致させるアウトライン・レベルをここに入力する必要があります。デフォルトのアウトライン・レベルは1です。段落スタイルまたは文字スタイルが一致を選択した場合は、このオプションを使用できません。
段落スタイルまたは文字スタイル 段落スタイルまたは文字スタイルが一致を選択した場合は、一致させるスタイル名をここに入力する必要があります。スタイル名は大/小文字が区別され、ドキュメントに含まれるスタイル名と完全に一致する必要があります。デフォルトのスタイル名はありません。段落のアウトライン・レベルが一致を選択した場合は、このオプションを使用できません。

B.3.5 ページ・ナビゲーション

ページ・ナビゲーションでは、ページ相対ナビゲーションを使用できます。このページには、次の3つのタブと2つの下位ページがあります。

B.3.5.1 「カスタム・マークアップ」タブ

「カスタム・マークアップ」タブは、リンク・セットの前後にマークアップを挿入するために使用します。

図B-18 ページ・ナビゲーション - 「カスタム・マークアップ」タブ

プレビュー・ドキュメントの選択ダイアログ
要素 説明
名前 ページ・レイアウトがこのナビゲーション要素の参照に使用する名前。必須。
リンク・タグ リンクに使用するHTMLタグに対してアンカーまたはオプションを選択します。
このリンク・セットの前に挿入するようマークアップ リンク・セットの前に表示する必要がある任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。
このリンク・セットの後に挿入するようマークアップ リンク・セットの後に表示する必要がある任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。

B.3.5.2 ナビゲーションの書式設定タブ

ナビゲーション・フォーマット・タブは、ナビゲーション・リンクのフォーマットを指定するために使用します。

図B-19 ページ・ナビゲーション - ナビゲーションの書式設定タブ

プレビュー・ドキュメントの選択ダイアログ
要素 説明
名前 ページ・レイアウトがこのナビゲーション要素の参照に使用する名前。必須。
リンク・タグ このリンクのHTMLタグに対してアンカーまたはオプションを選択します。
外部CSSクラスの使用 このオプションを選択した場合は、外部CSSファイルからの以前に定義したクラスの名前をここに入力する必要があります。外部CSSファイルのURLは、出力ページで設定された「外部ユーザー・スタイルシート」オプションを使用して指定します。
文字の書式設定 文字レベルの書式設定で使用可能な種類が表示されます。書式設定の各種類に対して次の4つの値の1つを設定できます。
  • 常にオフ: リンクの書式設定時に、属性を強制的に常にオフにします。

  • 常にオン: リンクの書式設定時に、属性を強制的に常にオンにします。

  • 継承: ナビゲーション・リンクの場合は、次の指定しないと同様の結果になります。

  • 指定しない: 書式設定は指定しないまま、ブラウザの現在のデフォルトのレンダリングから属性の状態を取得します。つまり、ブラウザでリンクのテキストが青色にレンダリングされている場合、リンクは青色のテキストで表示されます。


B.3.5.3 ナビゲーション・マークアップ・タブ

ナビゲーション・マークアップ・タブは、ナビゲーション・リンクにカスタム・マークアップを設定するために使用します。

図B-20 ページ・ナビゲーション - ナビゲーション・マークアップ・タブ

プレビュー・ドキュメントの選択ダイアログ
要素 説明
名前 ページ・レイアウトがこのナビゲーション要素の参照に使用する名前。必須。
リンク・タグ このリンクに使用するHTMLタグに対してアンカーまたはオプションを選択します。
リンクの前に挿入するようマークアップ 最初のリンクの前に表示する任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。
リンクとリンクの間に挿入するようマークアップ リンクとリンクの間に表示する任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。
リンクの後に挿入するようマークアップ 最後のリンクの後に表示する任意のテキストまたはHTMLを入力します。デフォルトでは空です。

B.3.5.4 ページ・リンクの追加

ページ・リンクの追加ページからアクセスできるページ・リンク・ページでは、ページ・ナビゲーション・リンクを追加し、リンクの順序を決定できます。

図B-21 ページ・リンクの追加

図B-21については周囲のテキストで説明しています。
要素 説明
ページ・リンクの追加/削除 「ページ・リンクの追加」をクリックして、ページ・ナビゲーション・リンクを定義します。デフォルトではページ・リンクが存在しないため、リンクは生成されません。リンクを削除するには、そのリンクをハイライトして「削除」をクリックします。
「上に移動」および「下に移動」 ページ・リンクを追加した後は、これらのボタンを使用して順序を変更できます。

B.3.5.5 ページ・リンク

ページ・リンク・ページを使用すると、ページ・ナビゲーション・リンクを定義できます。

図B-22 ページ・リンク

図B-22については周囲のテキストで説明しています。
要素 説明
リンク・タイプ リンクを次のタイプのいずれかとして定義します。
  • 最初のページ: 生成された出力の最初のページへのリンク。これはデフォルト設定です。

  • 前のページ: 生成された出力の前のページへのリンク。

  • 次のページ: 生成された出力の次のページへのリンク。

  • ナビゲーション・ページ: 生成された出力のナビゲーション・ページへのリンク。ナビゲーション・ページはナビゲーション・レイアウトで定義します。

  • カスタム・リンク: 指定したURLへのリンク。

URL 前述した「リンク・タイプ」オプションがカスタム・リンクに設定されている場合に入力する必要があります。
リンク・テキスト HTMLの開始および終了のアンカー・タグの間に配置するテキスト。リンクのボタンとして使用するグラフィックの<img>タグなど、任意の有効なHTMLにすることもできます。
カスタム属性の追加/削除 「属性の追加」をクリックして、ページ・リンクのHTMLアンカー・タグに含める新規属性を追加します。ボタンをクリックすると、上の名前/値表にエントリが表示されます。デフォルトのnameを属性の名前で置き換えます。デフォルトのvalueを属性の値で置き換えます。たとえば、altおよびgeneratedをそれぞれ選択します。削除するには、名前と値のペアをハイライトしてから「属性の削除」をクリックします。
リンクが使用できない場合 このオプションは、指定したリンクが使用できない場合の処理方法を指定します。たとえば、ドキュメントの最後のページを生成しているときは「次」リンクを使用できません。次の選択が可能です。
  • リンクの抑制: リンク・テキストは引き続き出力に配置されますが、そのリンクは外されています。これはデフォルト設定です。

  • リンクおよびテキストの抑制: リンク・テキストは出力に配置されません。

  • 代替リンクの指定: このオプションを選択すると、指定したリンクのかわりに「代替リンク・オプション」が使用されます。

代替リンク・オプション 前述した代替リンクの指定を選択すると、次の設定が使用可能になります。

リンク・タイプ: 次の中から選択できます。

  • 最初のページ: 生成された出力の最初のページへのリンク。

    ナビゲーション・ページ: リンクを出力ドキュメント・レイアウトの主要ナビゲーション・ページへのリンクに置き換えます。このオプションを選択するには、ナビゲーション・レイアウトでナビゲーション・レイアウトを指定する必要があります。

  • カスタム・リンク: URL(後述)を代替リンクとして使用することを指定します。

  • テキストのみ: リンクは作成されません。前述した通常の「リンク・テキスト」オプション設定の値のかわりに、後述する「リンク・テキスト」オプション設定の値が使用されます。これがこのオプションのデフォルトです。

URL: 「リンク・タイプ」カスタム・リンクに設定されている場合に使用するURL。これは有効なURLに設定する必要があります。デフォルト値はありません。

リンク・テキスト: どの「リンク・タイプ」が選択されているかに関係なく、このテキストが代替リンクに使用されるテキストまたはHTML、あるいはその両方となります。デフォルト値はありません。


B.3.6 セクション・ナビゲーション

セクション・ナビゲーションには、セクションに関連するナビゲーションが備えられています。このページには、3つのタブがあります。

ページの最上部には、3つすべてのタブ用のアイテムが2つ表示されます。

要素 説明
名前 ページ・レイアウトがこのナビゲーション要素の参照に使用する名前。必須。
リンク・タグ <a>または<option>のどちらを使用してこの要素内のリンクを囲むかを指定します。

B.3.6.1 「カスタム・マークアップ」タブ

「カスタム・マークアップ」タブでは、リンク・セットの前後にカスタム・マークアップを挿入できます。

図B-23 セクション・ナビゲーション - 「カスタム・マークアップ」タブ

図B-23については周囲のテキストで説明しています。
要素 説明
このリンク・セットの前に挿入するようマークアップ リンク・セットの前に表示する必要がある任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。
このリンク・セットの後に挿入するようマークアップ リンク・セットの後に表示する必要がある任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。

B.3.6.2 ナビゲーションの書式設定タブ

ナビゲーション・フォーマット・タブには、リンクのフォーマットを指定する方法が2つ用意されています。

図B-24 セクション・ナビゲーション - ナビゲーションの書式設定タブ

図B-24については周囲のテキストで説明しています。
要素 説明
外部CSSクラスの使用 このオプションを選択した場合は、外部CSSファイルからのクラスの名前をここに入力する必要があります。外部CSSファイルのURLは、出力ページで設定された「外部ユーザー・スタイルシート」オプションを使用して指定します。
文字の書式設定 使用可能な文字レベルのフォーマットのタイプは、それぞれ次の4つの値のいずれかに設定できます。
  • 常にオフ: リンクの書式設定時に、属性を強制的に常にオフにします。

  • 常にオン: リンクの書式設定時に、属性を強制的に常にオンにします。

  • 継承: ナビゲーション・リンクの場合は、次の指定しないと同様の結果になります。

  • 指定しない: 書式設定を指定しないままにします。属性の状態は、ブラウザのレンダリング設定に従います。


B.3.6.3 ナビゲーション・マークアップ・タブ

ナビゲーション・マークアップ・タブでは、リンクの前後やリンク間にHTMLマークアップを挿入できます。

図B-25 セクション・ナビゲーション - ナビゲーション・マークアップ・タブ

図B-25については周囲のテキストで説明しています。
要素 説明
リンクの前に挿入するようマークアップ 最初のリンクの前に表示する任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。
リンクとリンクの間に挿入するようマークアップ リンクとリンクの間に表示する任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。
リンクの後に挿入するようマークアップ 最後のリンクの後に表示する任意のテキストまたはHTML。デフォルトでは空です。

B.4 出力ページ

出力ページ・セクションには、マークアップ・アイテム、テキストの書式設定、ページ・レイアウト、ナビゲーション・レイアウトを含む、HTML出力のオプションが含まれています。インタフェースのこのセクションには、出力をカスタマイズできる次のページが含まれています。

B.4.1 出力ページ

出力ページ・ページでは、HTML出力に関する各種のオプションを設定できます。

図B-26 出力ページ

図B-26については周囲のテキストで説明しています。
要素 説明
DOCTYPEの使用 各出力ファイルの最上部にDOCTYPE文を挿入する場合、このオプションを選択します。CSSが有効な場合、生成されるHTMLはXHTML 1.0 Transitional DTDに準拠します。CSSが無効な場合は、HTML 4.0 Transitionalに準拠するHTMLが出力されます。このオプションはデフォルトで有効化されています。
言語文字列 <html>タグのlang属性の値を指定します。この値は、ドキュメントのプライマリ自然言語を示します。
CSS生成 この設定は、カスケード・スタイルシート(Cascading Style Sheet: CSS)フォーマットを使用するかどうか、および使用する場合はCSSプレゼンテーションの方法を指定します。CSSを使用すると、Dynamic Converterでソース・ドキュメントに関してさらに高い忠実度で出力を作成できます。CSSのサポートはブラウザによって異なることに注意してください。

このオプションは、次の値に設定できます。

  • なし: フォーマットにはHTMLタグのみを使用します。

  • 埋込み: CSSスタイルは各出力ファイルのヘッダーに含まれます。

  • 外部: CSSスタイルは別ファイルに出力されます。このファイルは、変換中に生成されるすべての出力ファイルによって参照されます。

デフォルトでは、各出力ファイルのHTMLにCSSが埋め込まれます。CSSが埋め込まれると、CSSファイルを別に作成する必要がなくなるため、変換により生成されるファイルの総数が少なくなります。変換の最終出力のどこかでスタイルが必要な場合は、すべてのHTMLファイルのスタイル定義にそのスタイルが表示されます。

外部ユーザー・スタイルシート 出力によって参照されるスタイルシートのURIを指定します。このオプションは、「文字の書式設定」タブおよび「段落書式」タブの「外部CSSクラスの使用」オプションとともに使用して、テンプレートの作者がドキュメント・コンテンツの書式を制御できるようにします。「CSS生成」が「なし」に設定されている場合、このオプションは無視されます。
出力キャラクタ・セット このオプションを使用すると、出力ファイルで使用する必要があるキャラクタ・セットを指定できます。指定後は、文字が必要に応じて入力ドキュメントのキャラクタ・セットから出力キャラクタ・セットに変換、つまり「マッピング」されます。
マッピングできない文字の値 出力キャラクタ・セットに文字が見つからない場合は、使用する文字をこのオプションで指定します。このオプションでは、16進法で指定された置換文字にUnicode値が使用されます(デフォルト値の2Aは、アスタリスク(「*」)文字に対応します)。選択した置換文字が出力キャラクタ・セットで使用可能かどうかの確認は、ユーザーに任されます。
グラフィック書式 このオプションを使用すると、開発者はシステムにより生成されるグラフィックの書式を指定できます。許容される値は次のとおりです。
  • GIF

  • JPEG

  • PNG

  • BMP

  • なし

このオプションの設定時には、JPEGファイル・フォーマットで透過性がサポートされないことに注意してください。また、このオプションが「JPEG」に設定されていても、OITオプションのSCCOPT_FILTERJPGがSCCVW_FILTER_JPG_DISABLEDに設定されている場合は、設定が上書きされて「なし」に設定されます。

インタレースGIF この項目は、グラフィック書式にGIFを選択した場合に選択可能になります。出力グラフィックをインタレースGIFにする場合はこのチェック・ボックスを選択します。
出力DPI このオプションを使用すると、出力グラフィック・デバイスの解像度をDPIで指定できます。この設定は、物理単位(in/cm)でサイズが指定されているオブジェクトにのみ適用されます。たとえば、100 DPIグラフィックでの1インチの正方形を50 DPIのデバイス(「出力DPI」オプションを50に設定)にレンダリングするとします。この場合、出力されるJPEG、GIF、BMPまたはPNGは、50×50ピクセルとなります。
JPEGクオリティ 選択した形式がJPEGの場合、システムにより作成されるJPEGの品質をここで設定できます(1から100)。
画像サイズの変更方法 このオプションでは、グラフィックのサイズ変更に使用する方法を指定します。次の3つの方法から選択できますが、どの方法も変換後のイメージ品質および変換速度が多少犠牲になります。
  • クイック

  • スムース

  • グレースケール

カスタム・ターゲット属性 一部の入力ドキュメントにはハイパーリンクが含まれています。テンプレートの作成者が、ブラウザでソース・ドキュメントのリンクを開くフレームやウィンドウを優先することがあります。このオプションを使用すると、テンプレートの作成者が生成されたハイパーリンクの「ターゲット」属性で使用する値を指定できます。これにより、ソース・ドキュメントのターゲット情報が上書きされますが、ナビゲーション・レイアウト・アイテムのハイパーリンクやマークアップは影響を受けません。このオプションを空白のままにすると、「ターゲット」属性はソース・ドキュメントで値を指定された場合にのみ設定されます。

HTMLのtarget属性に有効な値は次のとおりです。

  • _blank: ユーザー・エージェントは、指定されたドキュメントを新しい、名前のないウィンドウにロードする必要があります。

  • _self: ユーザー・エージェントは、このターゲットを参照する要素と同じフレームにドキュメントをロードする必要があります。

  • _parent: ユーザー・エージェントは、現在のフレームの直接の親であるFRAMESETにドキュメントをロードする必要があります。現在のフレームに親がない場合、この値は_selfと同等になります。

  • _top: ユーザー・エージェントは、完全な、元のウィンドウにドキュメントをロードする必要があります(したがって、他のすべてのフレームは取り消されます)。現在のフレームに親がない場合、この値は_selfと同等になります。

HTMLソースを読みやすく書式設定する このオプションを選択すると、出力に改行が正確に書き込まれ、生成されるHTMLが読みやすく、視覚的にも美しくなります。この改行は、この段落の前に新しい行を追加を設定した場所にのみ表示されます。

このオプションが次には影響しないことに注意してください。

  • このオプションの設定は、テキスト・エディタに生成されるマークアップを読みやすくしますが、ブラウザへのドキュメントのレンダリングには影響しません。

  • .cssファイルのコンテンツにはソース・ドキュメントからのテキストが含まれないため、このオプションは、.cssファイルのコンテンツには影響しません。

  • テンプレートの内容はすでにユーザーの制御下にあるため、このオプションはテンプレートからコピーされた空白や改行には影響しません。

スタイル情報の表示 このチェック・ボックスを選択すると、ソース・ドキュメントのスタイル名およびマッピング方法に関する情報がDynamic Converterに取り込まれます。特定の段落やテキスト文字列の上にマウスを置くと、マッピングされている書式が表示されます。

B.4.2 出力マークアップ・アイテムの追加

出力マークアップ・アイテムの追加ページからアクセスできる出力マークアップ・アイテム・ページでは、カスタマイズされたマークアップを出力ページに追加したり削除できます。

図B-27 出力マークアップ・アイテムの追加

プレビュー・ドキュメントの選択ダイアログ
要素 説明
追加 このボタンを使用すると、出力ページに改行などのマークアップ・アイテムを追加できます。このような要素を追加するには、このボタンをクリックします。
削除 必要なくなったマークアップ・アイテムを削除するには、出力マークアップ・アイテムをハイライトして、このボタンをクリックします。

B.4.3 出力マークアップ・アイテム

出力マークアップ・アイテム・ページを使用すると、出力アイテムに関連付けられたマークアップを定義できます。

図B-28 出力マークアップ・アイテム

プレビュー・ドキュメントの選択ダイアログ
要素 説明
名前 このマークアップを参照する場合に使用する名前です。このフィールドは必須です。
マークアップ マークアップ・テキスト入力フィールドに、挿入するHTMLを入力します。
削除 このボタンをクリックすると、マークアップ・アイテムを削除できます。出力マークアップ・アイテム「削除」ボタンを使用して削除することもできます。

B.4.4 出力テキスト書式の追加

出力テキスト書式の追加ページでは、出力テキスト書式ページにアクセスできます。出力テキスト・フォーマットでは、出力ドキュメント・テキストのテキストおよび書式設定の属性を定義します。この書式は、フォント・ファミリ、フォント・サイズ、フォント・カラーなどの属性、標準のテキスト属性(太字、イタリック、下線など)、および表で使用する罫線の属性などを定義します。これにより、作成者は、ソース・ドキュメントで多数の作成者が様々な書式スタイルを使用している場合も、出力の外観を規格化できます。

図B-29 出力テキスト書式の追加

プレビュー・ドキュメントの選択ダイアログ
要素 説明
追加 新規の出力テキスト書式を追加するには、「追加」ボタンをクリックします。新規に追加されたアイテムが左側のツリー・ビューに表示され、編集する場合はそのアイテムにナビゲートされます。デフォルト段落書式は常に使用可能です。この書式は、基本的に、入力ドキュメントの書式設定どおりに出力を書式設定するよう指示します。出力テキスト書式の編集の詳細は、出力テキスト書式を参照してください。
削除 表の出力テキスト・フォーマットを選択し、「削除」をクリックして削除します。

B.4.5 出力テキスト書式

出力テキスト書式ページには2つのタブがあります。

B.4.5.1 出力テキスト書式 - 「マークアップ」タブ

このタブでは、出力ページの要素に関連付けるカスタム・テキスト書式のマークアップを定義できます。

図B-30 出力テキスト書式 - 「マークアップ」タブ

プレビュー・ドキュメントの選択ダイアログ
要素 説明
名前 この書式を参照するために使用する名前。このフィールドは必須です。
タグ名(デフォルトはp) この書式を使用する段落の前後に配置する段落レベルのHTMLタグ。有効かどうかに関係なく、ここには任意のタグ名を入力できることに注意してください。両側の角カッコ(「<」および「>」)は入力せず、タグ名のみを入力します。段落タグ(「p」)がデフォルトとなります。
属性の追加 「カスタム属性」表に新規の名前と値のペアを追加します。これらの属性は、上の「タグ名」オプションで名前が指定されているタグに適用されます。新規属性に名前および値を設定するには、「カスタム属性」表内で属性をクリックします。デフォルトでは、この表は空です。
属性の削除 エントリを削除するには、「カスタム属性」表内のエントリをハイライトしてからこのボタンをクリックします。
要素の前に挿入するようマークアップ この書式を使用するすべての段落の前に書き込むHTMLまたは通常のテキスト、あるいはその両方。
要素の後に挿入するようマークアップ この書式を使用するすべての段落の後に書き込むHTMLまたは通常のテキスト、あるいはその両方。
この段落の前にHTMLの新しい行を挿入します。 このオプションは、ブラウザにおける出力の外観には影響を及ぼしません。かわりに、変換の出力でHTMLが読みやすくなるように、HTMLの段落の前に新しい行を挿入するよう指定します。この新しい行は、出力ページ「HTMLソースを読みやすく書式設定する」オプションが設定されている場合にのみ書き込まれます。デフォルトでは、このオプションは設定されていません。
この段落から新しいページを開始します。 このオプションが設定されていると、この書式が段落に適用されるたびに、新しい出力ページが作成されます。デフォルトでは、このオプションは無効です。
このタイプの最初の段落でページを開始しないでください。 この要素から新しいページを開始しますが選択されている場合に、このオプションが設定されていると、最初の段落に関してのみ、その効果が無効になります。このオプションの目的は、出力の冒頭に空またはほぼ空のページが作成されないようにすることです。デフォルトでは、このオプションは、この要素から新しいページを開始しますが選択されている場合に設定され、そうでない場合は設定できないか、または無視されます。

B.4.5.2 出力テキスト書式 - 「書式設定」タブ

外部CSSの使用またはこのページでの書式の定義という2つの方法のいずれかを選択して、段落の書式を指定できます。


注意:

この書式設定は、主に段落スタイルに適用されます(ただし、名前付き文字スタイルもサポートされます)。テンプレートからスタイルをオーバーライドできるようにするには、ソース・ドキュメントのスタイルを適切に指定する必要があります。つまり、段落の書式設定を変更する場合は、段落のテキストを選択して書式設定を手動で適用するのではなく、段落スタイルを編集する必要があります。前者の方法では、ワード・プロセッサによってテキストに名前なし文字スタイルが適用されます。このようにすると、たとえば、Microsoft Wordでは、スタイルは「見出し1 + 斜体」のように表示されます(斜体の書式設定はスタイルの一部ではありません)。段落のスタイルを正しく指定するには、新しく「見出し1(斜体)」スタイルを作成して書式設定属性を適宜設定し、段落に適用します。このようにすると、たとえば、Microsoft Wordでは、スタイルは「見出し1 + 斜体」のように表示されます(斜体の書式設定はスタイルの一部ではありません)。段落のスタイルを正しく指定するには、新しく「見出し1(斜体)」スタイルを作成して書式設定属性を適宜設定し、段落に適用します。

図B-31 出力テキスト書式 - 「書式設定」タブ

プレビュー・ドキュメントの選択ダイアログ
要素 説明
外部CSSクラスの使用 このオプションを選択した場合は、作成者が外部CSSファイル内のすでに定義されているクラス名をここに入力する必要があります。外部CSSファイルのURLは、出力ページで設定された「外部ユーザー・スタイルシート」オプションを使用して指定します。
文字の書式設定 ここで使用可能な各タイプの文字レベル書式は、次のいずれかの値に設定できます。
  • 常にオフ: テキストの書式設定時に、属性を常にオフにします。

  • 常にオン: テキストの書式設定時に、属性を常にオンにします。

  • 継承: ソース・ドキュメントから属性の状態を取得します。つまり、ソース・ドキュメントのテキストが太字にレンダリングされている場合は、太字のテキストが作成されます。

  • 指定しない: 書式設定を指定しないままにします。場合によっては、これにより、常にオフと異なるHTML出力が生成される場合があります。この設定は、外部スタイルシートによりスタイルが提供される場合に便利です。

段落書式 テキストに適用する段落レベルの書式設定。使用可能な書式設定のタイプは、このセクションに表示されます。書式が文字スタイルにマッピングされている場合、段落の書式設定は無視されます。

注意: すべての色は000000からFFFFFFのRGB値で指定されます。

ここで使用可能な各タイプの段落レベル書式設定は、次のいずれかのオプションに設定できます。

  • 常にオフ: テキストの書式設定時に、属性を常にオフにします。

  • 常にオン: テキストの書式設定時に、属性を常にオンにします。

  • 継承: ソース・ドキュメントから属性の状態を取得します。つまり、ソース・ドキュメントのインデントが.5の場合は、.5のインデントが作成されます。

  • 指定しない: 上の「常にオフ」オプションと同様の効果があります。

枠線の使用 この要素では、段落の枠線を処理する方法を指定します。次のいずれかのオプションに設定できます。
  • 常にオフ: この書式にマップされた段落では枠線が使用されません。

  • 常にオン: この書式にマップされた段落では、下のフィールドで指定した枠線が使用されます。この設定を有効にするには、CSSを有効にする必要があります。

  • 継承: この書式にマップされた段落では、ソース・ドキュメントで定義された枠線がある場合に、それが使用されます。

  • 指定しない: 常にオフと同様の効果があります。

枠線のスタイル/枠線の色/枠線の幅 枠線の各辺(上、右、下、左)について、次の属性を指定できます。
  • 枠線のスタイル: 使用できる枠線のスタイルの1つを選択します。

  • 枠線の色: 16進数のRGB値で指定された色。

  • 枠線の幅: CSSに対して有効な書式の1つで指定された枠線の幅。


B.4.6 書式マッピング・ルールの追加

書式マッピング・ルールの追加ページでは、書式マッピング・ルール・ページにアクセスできます。テキストに対して使用する書式を把握するには、書式マッピング・ルールを作成する必要があります。マッピング・ルールは、ソース・ドキュメント・テキストのタイプをチェックすることによって書式を選択します。

図B-32 書式マッピング・ルールの追加

プレビュー・ドキュメントの選択ダイアログ
要素 説明
書式マッピング・ルールの追加 このボタンをクリックすると、新しい書式マッピング・ルールが追加されます。
「上に移動」および「下に移動」 これらのボタンを使用して、追加したマッピング・ルールを並べ替えることができます。マッピング・ルールは、最初に一致したルールのみ適用されます。

次のような例を考えます。スタイルが「マイ・スタイル」の段落にマッピングするためのルールを作成します。このルールの下には、「アウトライン・レベル1」が適用された段落にマッピングする別のルールが存在します。入力ドキュメントには、スタイルが「マイ・スタイル」で、かつ「アウトライン・レベル1」が適用されている段落が1つ以上あります。この例の場合、該当する段落には「マイ・スタイル」の書式設定のみ適用され、「アウトライン・レベル1」のルールは無視されます。

削除 マッピング・ルールを削除するには、目的のマッピング・ルールをハイライトしてこのボタンをクリックします。

B.4.7 書式マッピング・ルール

書式マッピング・ルール・ページは、出力テキスト書式を出力テキストにマップするために使用します。

図B-33 書式マッピング・ルール

プレビュー・ドキュメントの選択ダイアログ
要素 説明
書式 このマッピング・ルールが有効なときに適用する定義済の書式の1つを選択します。デフォルト段落書式は常に使用可能であり、常にデフォルトです。
次が一致 ルール・チェックを行うための段落書式情報を定義します。
  • アウトライン・レベル: ソース・ドキュメントで指定されているアウトライン・レベルに一致します。アプリケーションで事前定義された見出しスタイルには、通常、スタイル定義の一部として適用される対応するアウトライン・レベルが含まれます。

  • スタイル名: 段落または文字のスタイル名に一致します。

  • 脚注: いずれかの脚注に一致します。

  • 最後の注釈: いずれかの最後の注釈に一致します。

  • ヘッダー: ドキュメントのいずれかのヘッダー・テキストに一致します。

  • フッター: ドキュメントのいずれかのフッター・テキストに一致します。

段落のアウトライン・レベル 上の「次が一致」アウトライン・レベルに設定されている場合、ここで、一致する必要があるアウトライン・レベルを定義します。他のすべてのマッチング・ルールでは、このオプションは設定できないか、または無視されます。
段落スタイルまたは文字スタイル 上の「次が一致」スタイル名に設定されている場合、ここで、一致する必要があるソース・ドキュメントの段落または文字のスタイル名を定義します。スタイル名を一致させる場合、作成者は、ここでスタイル名を指定する必要があります。デフォルト値は用意されていません。名前は、ソース・ドキュメントのスタイル名と完全に一致している必要があります。スタイル名の一致では、大/小文字が区別されます。他のすべてのマッチング・ルールでは、このオプションは設定できないか、または無視されます。

B.4.8 出力ページ・レイアウトの追加

出力ページ・レイアウトの追加ページでは、出力ページ・レイアウト・ページにアクセスできます。ページ・レイアウトは、出力の様々な部分をどのように配置するかを決定するために使用します。

図B-34 出力ページ・レイアウトの追加

図B-34については周囲のテキストで説明しています。
要素 説明
追加 新規レイアウトを追加するには、このボタンをクリックします。新しく追加されたレイアウトはナビゲーション・ペインの左側に表示され、編集用の新規レイアウトに自動でナビゲートされます。
削除 レイアウトを削除するには、リストからレイアウトを選択してこのボタンをクリックします。テンプレートには、少なくとも1つのレイアウトが定義されている必要があります。このため、デフォルトのレイアウトは削除できません。必要に応じてデフォルトのレイアウトの再定義または名前変更、あるいはその両方を行うことができます。

B.4.9 出力ページ・レイアウト

出力ページ・レイアウト・ページでは、出力ページ・レイアウトを定義し、これをナビゲーション・レイアウトにリンクできます。たとえば、目次を出力ページのどこに配置するかを定義します。見やすいレイアウトであれば出力の細部にはこだわらないというユーザーのために、デフォルトのレイアウトが用意されています。複数ページ・レイアウトを作成すると、ファイル・タイプに応じてドキュメント・ナビゲーション・システムをカスタマイズできます。各ドキュメント・フォーマット・タブでは、ここで作成したページ・レイアウトのうちそのファイル・タイプに使用するものを指定できます。

図B-35 出力ページ・レイアウト

図B-35については周囲のテキストで説明しています。
要素 説明
名前 このレイアウトを参照するために使用する名前を入力します(必須)。名前を入力した後、名前(この例ではdefault)の左側にあるプラス記号をクリックして、下位レベルを開きます。
ナビゲーション・レイアウトを含める このオプションを選択すると、ページ・レイアウトで指定されたマークアップおよびドキュメント・コンテンツへのリンクを含む目次ページを別のファイルとして作成できます。ナビゲーション・レイアウトの使用はオプションです。

B.4.10 タイトル・ソース

このページでは、テンプレートでHTML <title>タグに使用する値の取得場所を選択できます。デフォルトでは、新しいレイアウトに対してこの指定は空ですが、DTDに準拠するために<title>タグは常に出力されます。<title>テキストのソースは、存在する子要素から判別されます。

図B-36 <title>ソース

図B-36については周囲のテキストで説明しています。
要素 説明
追加 タイトルを検索する場所を追加する場合にクリックします。次のソースを検索できます。
  • セクション名: 現在のドキュメントのセクション・タイトルを使用します。セクション・タイトルは、すべてのドキュメント形式で使用できるわけではなく、たとえば、ワープロ・ファイルでは使用されません。タイトルをセクション名に合せることは、プレゼンテーション(スライド・タイトル)、スプレッドシートやデータベース・ファイル(シート名)の場合に非常に有効です。セクション名の使用は、1つのスライドまたはシートが各HTML出力ページに配置される出力レイアウトで効果的に機能します。この場合、各ページはそのコンテンツのタイトルに一致するタイトルを持つことになります。ドキュメントがセクションで区切られないページ・レイアウトの場合は、最初のセクションがタイトル・テキストとして使用されます。

  • テキスト要素: 「テキスト要素」ですでに定義済のテキスト要素を使用します。タイトルのテキスト要素を使用すると、他のすべてのタイトル・ソースが定義されていないか、使用できない場合の安全策として、リストの最後にエントリを作成できます。

  • プロパティ: 「ドキュメント・プロパティ」ですでに定義済のドキュメント・プロパティを使用します。任意のプロパティを使用できますが、たとえば、「タイトル」ドキュメント・プロパティから使用します。

  • 出力テキスト書式: 出力テキスト書式ですでに定義済の段落の出力書式にマップされたテキストを使用します。任意の書式を使用できますが、たとえば、「タイトル」スタイルで作成されたテキストの書式から使用します。この書式の、空でない最初の段落が使用されます。

「上に移動」および「下に移動」 ボックス内にアイテムがリストされる順序は、Dynamic Converterがタイトルを検出するために使用する検索順序と一致します。リストの最初のソースにタイトルが見つからない場合、リスト内の次のソース、そしてまた次というようにチェックされます。これらの2つのボタンを使用して、必要に応じて順序を調整します。
削除 不要なエントリを削除するには、エントリをハイライトした後、このボタンをクリックします。この操作は、各ページの下部からエントリを削除する操作であり、このボタンをクリックしてもエントリの定義は削除されません。

B.4.11 ナビゲーション・レイアウト

ナビゲーション・レイアウトは、リンク・マッピング・ルールで定義したマッピング・ルールに基づいて、目次のHTMLページを個別に生成することを目的としています。このナビゲーション・ページは、変換による最初の出力ファイルとなり、出力の他のドキュメント改ページ・ルールからは完全に独立しています。

ナビゲーション・レイアウトは、実際のドキュメント・コンテンツへのリンクを含む別のファイルの作成をトリガーします。ナビゲーション・レイアウトの本体には、ナビゲーション・アイテムとマークアップのみを含めることができます。ページ・ナビゲーションはナビゲーション・レイアウトでサポートされず、ドキュメントおよびセクションのレイアウト・アイテムとともに使用することを目的としています。

ナビゲーション・レイアウトの使用はオプションです。これを使用した場合、出力ドキュメントの他のページからナビゲーション・ページにアクセスできるように、作成者は、ナビゲーション・ページ・リンクを含むページ・ナビゲーション・アイテムを主要なレイアウトに追加できます。

図B-37 ナビゲーション・レイアウト

図B-37については周囲のテキストで説明しています。

ナビゲーション・レイアウトには、ヘッドおよび「ボディ」という2つのセクションがあります。

レイアウト・セクション 説明
ヘッダー このページでは、このレイアウトが適用されるすべての出力ファイルのHTML <head>に配置するコンテンツを定義します。ヘッドには、次のものが自動的に配置されます。
  • HTMLファイルがエンコードされているキャラクタ・セットを示す<meta>タグ。

  • <title>タグ。そのコンテンツは、タイトル・ソースで定義されています。

  • HTMLが生成されたことを示す<meta>タグ。

  • メタ・タグ名を指定する「ドキュメント・プロパティ」で定義されたすべてのドキュメント・プロパティの<meta>タグ。

  • 出力ページ「CSS生成」オプションを選択した場合は、このテクノロジによって生成されたCSSスタイル定義が含められます。

  • 出力ページ外部CSSスタイルシート・オプションを選択した場合は、ユーザーが指定したCSSファイルへのHTML <link>タグが含められます。

  • このページにリストされたすべてのマークアップ・アイテム。マークアップ・アイテムをここに挿入できるようにするには、最初に出力マークアップ・アイテムでそれが定義されている必要があります。このページで指定したマークアップ・アイテムは、ヘッドの上にリストしたすべての自動生成アイテムの後に表示されます。デフォルトでは、ここには何もリストされていません。

本文 このページでは、このレイアウトにより作成されるナビゲーション・ページの本文に配置するコンテンツを定義します。

各レイアウト・セクションには、アイテムの追加、削除およびアイテムの順序の設定を制御する次の要素があります。

セクション 説明
「上に移動」および「下に移動」 ボックス内にアイテムがリストされる順序は、各ページの上部にアイテムが表示される順序と一致します。これらの2つのボタンを使用して、必要に応じて順序を調整します。
削除 不要なエントリを削除するには、エントリをハイライトした後、このボタンをクリックします。この操作は、各ページの上部からエントリを削除する操作であり、このボタンをクリックしてもエントリの定義は削除されません。
追加 レイアウトの各ページの上部にエントリを追加するには、このボタンをクリックします。上部には次のアイテムを挿入できます。

B.4.12 ページ・レイアウト

ページ・レイアウト・ページでは、出力HTMLページにドキュメント・コンテンツを配置する方法を定義します。

図B-38 ページ・レイアウト

図B-38については周囲のテキストで説明しています。

次の2つの要素で出力のページ区切りを制御します。

要素 説明
セクションで区切る 設定すると、ドキュメント・セクションでのページ・ブレークが有効になります。複数のセクションが含まれるドキュメントにのみ適用されます。
ページで区切る ドキュメント固有のページ区切りオプションに基づいてページ・ブレークが有効になります。

ドキュメント・コンテンツの配置方法を定義するには、次の各レイアウト・セクションをクリックします。

レイアウト・セクション 説明
ヘッダー 各出力ファイルのHTML <head>に挿入されるマークアップ・アイテムを追加できます。
ページの先頭 各出力ページの上部に挿入されるアイテムを指定できます。次のアイテムを挿入できます。
コンテンツの前 ドキュメント・コンテンツの前に出力されるマークアップ・アイテムを指定できます。次のアイテムを挿入できます。
セクションの前 複数のセクションが含まれるドキュメントの各セクションの前に挿入されるアイテムを指定できます。これはワープロ・ドキュメントには適用されません。次のアイテムを挿入できます。
コンテンツの後 ドキュメント・コンテンツの後に出力されるアイテムを指定できます。次のアイテムを挿入できます。
ページの最後 各出力ページの下部に挿入されるアイテム(たとえば、著作権情報)を指定できます。次のアイテムを挿入できます。

B.5 テンプレートのプレビューと保存

この項の内容は次のとおりです。

B.5.1 テンプレートXML構造のプレビュー

HTML変換エディタでは、テンプレート作成中にテンプレートのXML構造をプレビューできます。このプレビュー機能を使用すると、テンプレート構成時に使用した選択肢を確認できます。インタフェースの左上で「ツール」→「XML構造の表示」を選択します。「XML構造ビューア」ウィンドウが表示されます。

図B-39 XML構造ビューア

これはXML構造ビューアです。

B.5.2 変換されたドキュメントのプレビュー

テンプレートを構成する場合には、指定したソース・ドキュメントがテンプレート適用後にどのように表示されるかを確認できる便利なツールを使用できます。

  1. 最初に、プレビューするドキュメントを設定します。インタフェースの左上で、「ツール」→「プレビュー・ドキュメントの設定」を選択します。「プレビュー・ドキュメントの設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    図B-40 プレビュー・ドキュメントの設定

    これは「プレビュー・ドキュメントの設定」ダイアログです。
  2. 「プレビュー用コンテンツID」テキスト・ボックスに、コンテンツ・サーバーにチェックイン済のプレビュー対象ドキュメントのコンテンツIDを入力して、「OK」をクリックします。

  3. 「ツール」→「変換のプレビュー」を選択します。デフォルトのブラウザが起動され、変換されたドキュメントのプレビューが表示されます。

B.5.3 テンプレートの保存

変更内容を保存しないでHTML Conversion Editorを終了しようとすると、3つの選択肢があるダイアログ・ボックスが表示されます。

  • 保存して終了

  • 終了

  • 取消