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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentの理解
11gリリース1 (11.1.1)
B66700-04
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4 Oracle WebCenter Contentを使用したキャプチャ管理

Oracle WebCenter Captureは、プロセス志向のイメージング・アプリケーションやイメージ対応のエンタープライズ・アプリケーションを中心に、拡張性の高いドキュメント・キャプチャを提供します。

この章の内容は、次のとおりです。

Captureの詳細は、次の各ガイドに記載されています。

4.1 Oracle WebCenter Captureについて

Oracle WebCenter Captureでは、一元的な大量の本番スキャンがサポートされており、リモートの場所からイメージを簡単に取得できるわかりやすいWebインタフェースが備えられています。スキャナおよび索引付けオプションからの、業界標準のイメージの取込みを提供します。Oracle WebCenter Captureは、Oracle WebCenter Forms Recognitionとの統合により取り込まれたイメージからの自動データ抽出を提供し、またOracle WebCenter ContentのイメージングおよびOracle WebCenter Contentと完全に統合されているため、組織が1つのシステムを使用して基幹ビジネス・コンテンツを取込み、保存、管理および取得することを可能にします。

バッチおよびドキュメントは、WebCenter Captureでの作業の主要なドライバです。Captureでは、ドキュメントはバッチ内にスキャンまたはインポートされて保存されます。バッチは、ドキュメントに編成されメタデータ(索引)値を割り当てられた、取り込まれたイメージまたは電子ドキュメント・ファイル(PDFやMicrosoft Officeファイル)で構成されます。各ドキュメントは、一連のメタデータ値を共有します。

WebCenter Captureには、次の主要なプロセスが関連しています。

4.2 キャプチャ・クライアント

キャプチャ・クライアントは、ナレッジ・ワーカーやスキャン・オペレータが、スキャナまたはユーザーのシステムからインポートされたドキュメント・ファイルを使用してバッチを作成するためのエンドユーザー・アプリケーションです。

クライアントには次の主要な機能があります。

4.3 キャプチャ・ワークスペース

キャプチャ・ワークスペースは、特定の環境のメタデータ、構成プロファイルおよび物理データを集中管理する場所を提供する完全なキャプチャ・システムです。キャプチャ・クライアントのユーザーは、権限を付与されているワークスペース内でバッチを作成してアクセスできます。ワークスペース・マネージャは、自分にアクセス権が付与されているワークスペースを構成および管理し、自分のワークスペースに対する他のユーザーのアクセスを制御します。

キャプチャ・ワークスペースには、次の利点があります。

4.4 キャプチャ・プロセッサ

Captureでは、次のプロセッサを提供します。ワークスペース・マネージャはワークスペース・コンソール内でこれらのプロセッサの自動化を構成できます。

4.5 キャプチャ・ワークスペース・コンソール

Captureでは、ワークスペース・マネージャがCapture全体で使用するワークスペースと要素を作成および管理できる、中央の構成コンソールが提供されます。たとえば、ワークスペース・マネージャはコンソールでメタデータ・フィールド、選択リストおよびデータベース参照を作成し、それらをクライアント・プロファイルやバッチ・プロセッサなどの複数の領域で使用できます。

4.6 キャプチャのセキュリティ

Captureのユーザー・ログイン、アクセスおよび認証は、Oracle Enterprise ManagerおよびOracle Platform Security Services (OPSS)と統合されています。認証後、ユーザーの権限は割り当てられたCaptureのロールによって異なります。ロールは、システム管理者によりOracle Enterprise Managerで割り当てられます。