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Oracle® WebCenter Content Site Studio Contributorユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B69394-01
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6 表の操作

表は、Webページ上で様々な目的に使用できます。ワード・プロセッサ・プログラムの使用経験が長い場合は、テキストやグラフィックをまとめたり、(表計算ソフトに類似した)表形式でデータを表示したりするために表を使用することに慣れていると思います。

Webページでも同じ目的で表を使用できます。また、Webページでは、コンテンツの構造化のために表がよく使用されます。典型的なWebページでは、テキスト、グラフィックなどのコンテンツはフリー・フロー形式で表示されます。つまり、テキストおよびイメージは行端で折り返され、次々に項目が表示されます。Webページで項目を表示する場所を制御する方法はありません。この点で表が役に立ちます。

表を使用すると、テキストやイメージを1つのセルに置き、そのセルの位置を適宜調整して、さらに追加のテキストやイメージを別のセルに置いてそのセルの位置を適宜調整できます。たとえば、テキストをイメージの近くに配置したり、テキスト、グラフィック、その他のコンテンツを隣合せにしたり、テキストを別のテキストの上に配置したりする場合は、表を使用します。

表を使用すると、次のタスクを実行できます。

6.1 表の追加

編集ツールバーを使用して、Contributorで表を追加できます。表を追加した後、そのサイズやプロパティなどを変更できます。

表を追加するには、次の作業を行います。

  1. 表を追加する場所にカーソルを置きます。

  2. 編集ツールバーで、表の挿入アイコン(図6-1)をクリックします。

    図6-1 「Table」アイコン

    「Table」アイコン

    表のプロパティ・ダイアログが表示されます(図6-2)。

    図6-2 「Table」ダイアログ

    表のプロパティ・ダイアログ
    「図6-2 「Table」ダイアログ」の説明

  3. 必要に応じて表の各プロパティを指定または編集します。

    • Rows: 表の行数を指定します。

    • Columns: 表の列数を指定します。

    • Border size: 表の枠線のサイズを指定します(ピクセル)。(表を囲む枠線が不要な場合は、0に設定します。)

    • Alignment: 表でデフォルトの設定を使用するかどうか、あるいは右揃え、左揃え、中央揃えを行うかどうかを指定します。

    • Width: 表の幅(ピクセル単位またはページ幅の割合)を指定します。幅を指定しない場合、表のサイズはセルの内容にあわせて自動的に調整されます。

    • Height: 表の高さを指定します(ピクセル)。高さを指定しない場合、表のサイズはセルの内容にあわせて自動的に調整されます。

    • Cell spacing: セルの枠線の太さを指定します。

    • Cell padding: セルのコンテンツと、セルの内側の枠線との間のスペースを指定します。

    • Caption: 表のタイトルを指定します。タイトルは、表の上に表示されます。

    • Summary: 表のコメントを設定します。コメントは、表に表示されません。サマリーは、アクセシビリティのために役立ちます。

    表の作成に、すべてのオプションが必要なわけではありません。行数と列数の指定は必須です。他のすべての属性はオプションで、必要に応じて使用できます。

  4. 「OK」をクリックして表を追加します。

    表がページに追加されます。表のサイズや属性は、マウスを使用するか、表のプロパティ・ダイアログで変更できます(「表のプロパティの変更」を参照)。

6.2 表のサイズ変更

マウスまたは表のプロパティ・ダイアログを使用して、表全体のサイズを変更できます。

マウスを使用してのサイズ変更

マウスで表のサイズを変更するには、次の作業を行います。

  1. 表の枠線にマウス・カーソルを置き、カーソルが上下左右の矢印に変わったら、マウスの左ボタンをクリックします。

    表の周囲にフレームが表示されて、表が選択された状態になります(図6-3)。

    図6-3 選択されていない表と選択された表

    選択されていない表と選択された表(フレームあり)
  2. フレームのいずれかのボックスをクリックしてドラッグし、表のサイズを変更します。

表のプロパティ・ダイアログでのサイズ変更

表のプロパティ・ダイアログで、表全体のサイズを変更することもできます。「表のプロパティの変更」を参照してください。

6.3 表の列幅の変更

表の列幅を変更するには、次の作業を行います。

  1. サイズ変更する列の任意のセルにマウス・カーソルを置きます。

  2. 右クリックして「Cell」「Cell Properties」を選択します。

  3. 「Width」フィールドに、値を指定します(ピクセルまたは割合)。

  4. 「OK」をクリックします。

列幅の更新された列が表示されます。予定していた列の外観とは異なる場合、表の幅の設定が優先されている可能性があります。「表のプロパティの変更」を参照してください。

6.4 表の行の高さの変更

表の行の高さを変更するには、次の作業を行います。

  1. 高さを変更する行の任意のセルにマウス・カーソルを置きます。

  2. 右クリックして「Cell」「Cell Properties」を選択します。

  3. 「Height」フィールドに、値を指定します(ピクセル)。

  4. 「OK」をクリックします。

更新された高さで、行が表示されます。予定していた列の外観とは異なる場合、表の高さの設定が優先されている可能性があります。「表のプロパティの変更」を参照してください。

6.5 表の行または列の追加

マウスを使用して、表に行や列を追加できます。

表への行の追加

表に行を追加するには、次の作業を行います。

  1. 行を追加する行に、マウス・カーソルを置きます。

  2. 右クリックして「Row」を選択し、現在の行の上下のどちらに行を表示するかに応じて、「Insert Row Before」または「Insert Row After」を選択します。

表への列の追加

表に列を追加するには、次の作業を行います。

  1. 列を追加する列に、マウス・カーソルを置きます。

  2. 右クリックして「Column」を選択し、現在の行の左右のどちらに列を表示するかに応じて、「Insert Column Before」または「Insert Column After」を選択します。

行または列を追加した後、セルのプロパティ・フォームを使用して幅を調整できます(「表のセルのプロパティの変更」を参照)。

6.6 表の行および列の削除

マウスを使用して、表の行および列を削除できます。

表の行の削除

表から行を削除するには、次の作業を行います。

  1. 削除する行の任意の場所にマウス・カーソルを置きます。

  2. 右クリックして「Row」「Delete Rows」を選択します。

表の列の削除

表から列を削除するには、次の作業を行います。

  1. 削除する列の任意の場所にマウス・カーソルを置きます。

  2. 右クリックして「Column」「Delete Columns」を選択します。

削除の操作を取り消す場合は、[Ctrl] + [Z]を押して元に戻します。

6.7 表のセルの分割とマージ

表のセルを分割およびマージできます。セルの分割は、行または列の追加に類似していますが、セルの分割の場合は、セルのグループではなく、1つのセルで行われます。また、セルのマージは、セルを削除した後に隣接するセルと結合する操作に類似しています。

表のセルの分割

表のセルを分割するには、次の作業を行います。

  1. 分割するセルにマウス・カーソルを置きます。

  2. 右クリックして「Cell」を選択し、セルを2つの列に分割するか、行に分割するかに応じて、「Split Cell Horizontally」または「Split Cell Vertically」を選択します。

表のセルのマージ

表のセルをマージするには、次の作業を行います。

  1. マージするセルにマウス・カーソルを置きます。

  2. 右クリックして「Cell」を選択し、右側のセルとマージするか、下のセルとマージするかに応じて、「Merge Right」または「Merge Down」を選択します。

6.8 表のプロパティの変更

表をページに追加した後、表のプロパティを変更することができます。これには、表のプロパティ・ダイアログを使用します。表の行数と列数、表の幅と高さ、および一部の表示オプションを変更できます。

表のプロパティを変更するには、次の作業を行います。

  1. プロパティを編集する表の任意の場所にマウス・カーソルを置きます。

  2. 右クリックして「Table Properties」を選択します。

    表のプロパティ・ダイアログが表示されます(図6-4)。

    図6-4 「Table」ダイアログ

    表のプロパティ・ダイアログ
    「図6-4 「Table」ダイアログ」の説明

  3. 必要に応じて各プロパティを指定または編集します。

    • Rows: 表の行数を指定します。

    • Columns: 表の列数を指定します。

    • Border size: 表の枠線のサイズを指定します(ピクセル)。(表を囲む枠線が不要な場合は、0に設定します。)

    • Alignment: 表でデフォルトの設定を使用するかどうか、あるいは右揃え、左揃え、中央揃えを行うかどうかを指定します。

    • Width: 表の幅(ピクセル単位またはページ幅の割合)を指定します。幅を指定しない場合、表のサイズはセルの内容にあわせて自動的に調整されます。

    • Height: 表の高さを指定します(ピクセル)。高さを指定しない場合、表のサイズはセルの内容にあわせて自動的に調整されます。

    • Cell spacing: セルの枠線の太さを指定します。

    • Cell padding: セルのコンテンツと、セルの内側の枠線との間のスペースを指定します。

    • Caption: 表のタイトルを指定します。タイトルは、表の上に表示されます。

    • Summary: 表のコメントを設定します。コメントは、表に表示されません。サマリーは、アクセシビリティのために役立ちます。

  4. 終了したら「OK」をクリックします。

6.9 表のセルのプロパティの変更

表をページに追加した後、セルのプロパティを変更することができます。 You do this using the Cell Properties dialog.表の行数と列数、表の幅と高さ、および一部の表示オプションを変更できます。

表の各セルの外観を微調整するには、表のセルのプロパティ・フォームを使用します。このフォームを使用すると、表の個々のセルに対して位置、高さ、幅、背景色などを変更できます。

表のセルのプロパティを変更するには、次の作業を行います。

  1. プロパティを編集する表のセルにマウス・カーソルを置きます。

  2. 右クリックして「Cell Properties」を選択します。

    セルのプロパティ・ダイアログが表示されます(図6-5)。

    図6-5 セルのプロパティ・ダイアログ

    セルのプロパティ・ダイアログ
    「図6-5 セルのプロパティ・ダイアログ」の説明

  3. 必要に応じてセルの各プロパティを指定または編集します。

    • Width: セルの幅を指定します(ピクセル単位または表幅の割合)。指定したセル幅は、このセルを含む列全体の幅に影響を与えます。

    • Height: セルの高さを指定します(ピクセル)。指定したセルの高さは、このセルを含む行全体の高さに影響を与えます。

    • Word Wrap: セル・コンテンツのワードラップを有効または無効にします。ワードラップを有効にすると、セル・コンテンツは、定義されたセル幅を超えると自動的に次の行に送られます。ワードラップを無効にすると、セル・コンテンツを1行に表示できるようにセル幅が自動的に調整されます(列幅の制限がない場合)。

    • Horizontal Alignment: セルのコンテンツの水平位置を指定します(左、中央、右)。

    • Vertical Alignment: セルのコンテンツの垂直位置を指定します(上端、中央、下端、ベースライン)。

    • Rows Span: セルの範囲となる行数を指定します。

    • Columns Span: セルの範囲となる列数を指定します。

    • Background Color: セルの背景色を指定します。このフィールドの右側の「Select」をクリックして色を選択します。色は16進数値で表示されます。

    • Border Color: セルの枠線の色を指定します。このフィールドの右側の「Select」をクリックして色を選択します。色は16進数値で表示されます。

  4. 終了したら「OK」をクリックします。

6.10 表の削除

表を削除するには、次の作業を行います。

  1. 削除する表の任意の場所にマウス・カーソルを置きます。

  2. 右クリックして「Delete Table」を選択します。

    表が削除されます。


重要:

表を削除すると、表内のすべてのものが削除されます(テキスト、グラフィックなど)。表を削除する前に、表からコンテンツを移動しておきます。