Oracle® WebCenter Content Site Studio for External Applications開発者ガイド 11g リリース1 (11.1.1) B72419-01 |
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Site Studioプロジェクトは、リモート・アプリケーション・サーバーにバンドルしてデプロイできます。バンドルされたSite Studioプロジェクトは、JDeveloperを使用するか手動でリモートのWebLogicアプリケーション・サーバーやWebSphereアプリケーション・サーバーにデプロイできます。
このトピックでは、WebプロジェクトWARアーカイブおよびアプリケーションEARアーカイブを作成して、それらのアーカイブをリモートのWebLogicアプリケーション・サーバーやWebSphereアプリケーション・サーバーにデプロイする手順を説明します。
注意: 前提条件として、WebSphereアプリケーション・サーバーにデプロイする場合はSite Studioテクノロジを含むSite Studioプロジェクトが必要です。また、WebSphereアプリケーション・サーバーにデプロイする場合はADFライブラリとWebアプリケーション・サポートが必要です。Site Studioプロジェクトを新規作成する方法および必要なテクノロジを既存のプロジェクトに関連付ける方法については、第4.1項「Site Studioプロジェクトおよび接続の作成」またはオンライン・ヘルプのSite Studioプロジェクトの作成に関する項を参照してください。 |
この項の内容は次のとおりです。
この項では、アプリケーション・サーバー接続を作成する手順について説明します。
メイン・メニューで「ファイル」→「新規」を選択します。
「新規ギャラリ」ダイアログで「一般」l→「接続」を選択します。
「アプリケーション・サーバー接続」を選択し、「OK」をクリックします。
アプリケーション・サーバー接続の作成ウィザードを使用して、リモート・アプリケーション・サーバーへの接続を作成します。
名前とタイプ・ステップで、接続名を指定し、接続タイプとしてWebLogic 10.3かWebSphere 7.xを選択します。
認証ステップで、管理者レベルのユーザー名とパスワードを指定します。
WebLogicの構成ステップでは、WebLogicリモート・サーバーのホスト名とポートを指定し、WebLogicサーバーが管理権限のないサーバー・ノードを名前で識別するように構成されている場合はWebLogicドメイン名を指定します。インストール時のデフォルトでは、WebLogicサーバーは、myserverという1つのバックエンド・ノードと、ポート番号7001のリスニング・ポートで構成されており、このダイアログでもこれらがデフォルト値です。
WebSphereの構成ステップでは、ホスト名、SOAP接続ポート、サーバー名(デフォルトはSSXA_server1)、ターゲット・ノード、およびターゲット・セルを指定します。WS管理スクリプト・ファイルの場所には、WebSphereローカル・アプリケーション・サーバー上のwsadmin.shファイルへのパスを入力するか、「参照」をクリックしてwsadmin.shファイルまでナビゲートします。例: /WebSphere/AppServer/bin/wsadmin.sh
テスト・ステップで、「接続のテスト」をクリックして、指定された情報によりアプリケーション・サーバーとの接続が確立されるかどうか確認します。テストがうまく行ったら「終了」をクリックします。
この項では、WebプロジェクトWARデプロイメント・プロファイルとアプリケーションEARデプロイメント・プロファイルを作成する手順を説明します。
WebプロジェクトWARデプロイメント・プロファイルを作成する手順は次のとおりです。
メイン・メニューから、「表示」→「アプリケーション・ナビゲータ」を選択します。
「アプリケーション・ナビゲータ」で、「プロジェクト」パネルを選択します。
Site Studioプロジェクトを右クリックして、「プロジェクト・プロパティ」を選択します。
「プロジェクト・プロパティ」ダイアログで次の操作を実行します。
「デプロイメント」を選択します。
ユーザーの構成により、プロジェクト設定を使用デフォルト・オプションを受け入れるか、「カスタム設定の使用」を選択します。
「新規」をクリックします。
「デプロイメント・プロファイルの作成」ダイアログで次の操作を実行します。
「WARデプロイメント・プロファイルのプロパティの編集」ダイアログで次の操作を実行します。
「プラットフォーム」を選択します。
「デフォルト・プラットフォーム」には、「WebLogic 10.3」または「WebSphere 7.x」を選択します。
「ターゲット接続」でデフォルトの「<none>」を受け入れます。これによりプロジェクトをデプロイするときに接続を選択できます。
「OK」をクリックします。
「プロジェクト・プロパティ」ダイアログで次の操作を実行します。
新しいWARアーカイブがデプロイメント・プロファイル・リストに表示されます。
「OK」をクリックします。
メイン・メニューで「ファイル」→「すべて保存」を選択します。
アプリケーションEARデプロイメント・プロファイルを作成する手順は次のとおりです。
メイン・メニューで「アプリケーション」→「アプリケーション・プロパティ」を選択します。
「アプリケーション・プロパティ」ダイアログで次の操作を実行します。
「デプロイメント」を選択します。
ユーザーの構成により、プロジェクト設定を使用デフォルト・オプションを受け入れるか、「カスタム設定の使用」を選択します。
「新規」をクリックします。
「デプロイメント・プロファイルの作成」ダイアログで次の操作を実行します。
「アーカイブ・タイプ」にはリストから「EARファイル」を選択します。これでJava EEエンタープライズ・アーカイブ(EAR)ファイルをアプリケーション・サーバーにデプロイするためのプロファイルが作成されます。EARファイルは、アプリケーションのアセンブルされたWARファイル、EJB JARファイルおよびクライアントJARファイルで構成されます。
「名前」には、デプロイメント・プロファイルの名前を指定します。この名前は、アプリケーションまたはプロジェクトのデプロイ時に、このデプロイメント・プロファイルの識別に使用されます。
「OK」をクリックします。
「EARデプロイメント・プロファイルのプロパティの編集」ダイアログで次の操作を実行します。
「アプリケーション・アセンブリ」を選択します。
「Java EEモジュール」では、作成したWebプロジェクト・アーカイブ(WARファイル)のチェック・ボックスをオンにします。
「プラットフォーム」を選択します。
「デフォルト・プラットフォーム」には、「WebLogic 10.3」または「WebSphere 7.x」を選択します。
「ターゲット接続」でデフォルトの「<none>」を受け入れます。これによりプロジェクトをデプロイするときに接続を選択できます。
「OK」をクリックします。
「アプリケーション・プロパティ」ダイアログで次の操作を実行します。
新しいEARアーカイブがデプロイメント・プロファイル・リストに表示されます。
「OK」をクリックします。
メイン・メニューで「ファイル」→「すべて保存」を選択します。
JDeveloperを使用してプロジェクトをデプロイするには、WebプロジェクトWARデプロイメント・プロファイルとアプリケーションEARデプロイメント・プロファイルを作成する必要があります。
リモート・サーバーにアーカイブをデプロイする手順は次のとおりです。
メイン・メニューから「アプリケーション」→「デプロイ」を選択してから、作成したデプロイメント・プロファイルを選択します。
デプロイメント・アクション・ステップで、「アプリケーション・サーバーへのデプロイ」を選択します。
「次」をクリックします。
サーバーの選択ステップで、作成したアプリケーション・サーバー接続を選択します。
「次」をクリックします。
デプロイメント・サマリーを確認して「終了」をクリックします。
これでリモート・アプリケーション・サーバーにサイトがデプロイされます。
サイトにアクセスするリンクの例は、次のとおりです。http://192.0.2.200:7001/4235-4235Project-context-root/4235site/index.html
注意: アプリケーション・サーバーが正しく設定され、適切なライブラリがインストールされている必要があります。
プロジェクトを手動でデプロイするには、WebプロジェクトWARデプロイメント・プロファイルとアプリケーションEARデプロイメント・プロファイルを作成する必要があります。
アーカイブをデスクトップに出力する手順は次のとおりです。
メイン・メニューから「アプリケーション」→「デプロイ」を選択してから、作成したデプロイメント・プロファイルを選択します。
デプロイメント・アクション・ステップで、「EARにデプロイ」を選択します。
「次」をクリックします。
デプロイメント・サマリーを確認して、出力ファイルの場所をメモします。
「終了」をクリックします。
出力ファイル・ディレクトリからEARを取得します。
これでプロジェクトはリモート・アプリケーション・サーバーに移動できます。アプリケーションEARアーカイブ(WebプロジェクトWARアーカイブはアプリケーションEARアーカイブに含まれる)をWebLogicリモート・アプリケーション・サーバーに手動で転送し、WebLogic管理コンソールを使用してEARアーカイブをデプロイします。
このトピックでは、デプロイ用にバンドルされたSite Studioプロジェクトおよびリモート・アプリケーション・サーバーにデプロイされたSite Studioプロジェクトの接続情報を編集する手順について説明します。接続情報は3つの方法を使用して手動で編集できます。1つはアプリケーションEARおよびWebプロジェクトWARアーカイブに含まれるconnections.xmlおよびwcm-config.xmlファイルを編集する方法です。2つ目は更新された接続情報を含む新しいファイルを使用して前の接続情報を上書きする方法です。3つ目はアプリケーション・サーバーにデプロイされたプロジェクト・ファイルを編集する方法です。
デプロイ用にバンドルされたSite Studioプロジェクトは、WebプロジェクトWARアーカイブを含むアプリケーションEARアーカイブで構成されます。EARアーカイブには、接続情報を提供するconnections.xmlファイルが含まれます。WARアーカイブには、connections.xml内の特定の接続を参照するwcm-config.xmlファイルが含まれます。接続情報を編集するには、connections.xmlファイル内の3つの接続エントリを編集し、オプションでwcm-config.xmlファイル内の1つのエントリを編集する必要があります。
connections.xmlファイルには通常、複数の接続エントリが含まれます。それぞれの接続エントリで、connectionURLおよびidcServerURLの値と参照名を編集する必要があります。これらの値はリストされたそれぞれの接続の接続情報を提供します。
wcm-config.xmlファイルはconnections.xmlファイル内の特定の接続を参照します。connectionNameエントリは、オプションで編集を必要とする唯一の値です。これはプロジェクトに使用する接続です。この値を変更して、connections.xmlファイルにリストされた接続から別の接続を選択できます。
この項の内容は次のとおりです。
Site Studioプロジェクトの接続情報は、アプリケーションEARアーカイブの中のconnections.xmlファイル(およびオプションでWebプロジェクトのWARアーカイブの中のwcm-config.xmlファイル)を手動で編集することによって変更できます。この方法は通常、編集を必要とする接続エントリの数が非常に少ないときに使用されます。多数の接続エントリを編集する必要がある場合は、正しい接続エントリが指定されたファイルでconnections.xmlファイルを上書きすることをお薦めします。
EARアーカイブをアンバンドルする手順は次のとおりです。
リモート・アプリケーション・サーバー用に出力するSite Studioプロジェクト(アプリケーションEARアーカイブ)を見つけてEARアーカイブをアンバンドルします。
EARアーカイブの構造は次のとおりです。
yourapplication.ear |- adf |- META-INF |- adf-config.xml |- connections.xml |- lib |- META-INF |- yourwebproject.war
connections.xmlファイルを編集する手順は、次のとおりです。
アンバンドルされたEARアーカイブで、/adf/META-INF/ディレクトリ内のconnections.xmlファイルを見つけます。
テキスト専用のエディタでconnections.xmlファイルを開きます。connections.xmlファイルには通常、複数の接続エントリが含まれます。これらの接続エントリのそれぞれで参照名、connectionURLおよびidcServerURLの値を編集する必要があります。これらの値はリストされたそれぞれの接続の接続情報を提供します。
対象となる接続について、参照名の値を編集します。
たとえば、以下に:
<Reference name="productionserver7" className="oracle.stellent.ridc.convenience.adf.mbeans.IdcConnection" xmlns="">
新しい値を指定します:
<Reference name="server4" className="oracle.stellent.ridc.convenience.adf.mbeans.IdcConnection" xmlns="">
接続のconnectionURL値を編集します。
たとえば、以下に:
<StringRefAddr addrType="oracle.stellent.idc.connectionUrl"> <Contents>idc://productionserver7.yourcompany.com:4444</Contents> </StringRefAddr>
新しい値を指定します:
<StringRefAddr addrType="oracle.stellent.idc.connectionUrl"> <Contents>idc://server4.yourcompany.com:4444</Contents> </StringRefAddr>
接続のidcServerURL値を編集します。
たとえば、以下に:
<StringRefAddr addrType="oracle.stellent.idc.idcServerURL"> <Contents>http://productionserver7.yourcompany.com:16200/cs/idcplg</Contents> </StringRefAddr>
新しい値を指定します:
<StringRefAddr addrType="oracle.stellent.idc.idcServerURL"> <Contents>http://server4.yourcompany.com:16200/cs/idcplg</Contents> </StringRefAddr>
connections.xmlファイル内のその他の接続に対してこれらの手順を必要なだけ繰り返します。
connections.xmlファイルを保存します。
WARアーカイブをアンバンドルする手順は次のとおりです。
アンバンドルされたアプリケーションEARアーカイブで、WebプロジェクトWARアーカイブを見つけて、それをアンバンドルします。
WARアーカイブの構造は次のとおりです。
yourwebproject.war |- wcm |- WEB-INF |- sites |- tags |- wcm-config.xml |- web.xml |- weblogic.xml
wcm-config.xmlファイルを編集する手順は、次のとおりです。
WARアーカイブをアンバンドルするには、/WEB-INF/ディレクトリ内でwcm-config.xmlファイルを見つけます。
テキスト専用エディタでwcm-config.xmlを開きます。connectionNameエントリは、オプションで編集を必要とする唯一の値です。これはプロジェクトに使用する接続です。この値を変更して、connections.xmlファイルにリストされた接続から別の接続を選択できます。
コンテンツ・サーバーのconnectionName値を希望どおりに編集します。
たとえば、以下に:
<contentServer pollerInterval="10000" enablePoller="true" connectionName="productionserver7" adminUser="sysadmin"/>
新しい値を指定します:
<contentServer pollerInterval="10000" enablePoller="true" connectionName="server4" adminUser="sysadmin"/>
wcm-config.xmlファイルを保存します。
WARおよびEARアーカイブを再度バンドルする手順は次のとおりです。
アンバンドルされたアプリケーションEARアーカイブで、アンバンドルされたWebプロジェクトWARアーカイブを見つけます。
WARアーカイブを再バンドルします。
完全なEARアーカイブ(再バンドルされたWARアーカイブを含む)を再バンドルします。
Site Studioプロジェクトを再デプロイします。
バンドルされたSite Studioプロジェクトの接続情報は、新しいファイルでconnections.xmlファイルを上書きすることにより手動で変更できます。この方法は多数の接続エントリを変更する必要があるときに一般的に使用されます。少数の接続エントリを編集するときには、connections.xmlファイルを直接編集することをお薦めします。詳細は、第5.5.1項「接続情報の手動での編集」を参照してください。
JDeveloperを使用して新しい(空の) Site Studioプロジェクトを作成します。
接続情報を定義します。
新しいWebプロジェクトWARアーカイブとアプリケーションEARアーカイブを作成します。
アーカイブを出力します。
新しいプロジェクトEARアーカイブからconnections.xmlファイルを抽出します。
connections.xmlファイルは、アンバンドルされたEARアーカイブの/adf/META-INF/ディレクトリにあります。
新しいconnections.xmlファイルをコピーして古いEARアーカイブの中の古いXMLファイルを上書きします。
アプリケーションEARアーカイブをリモート・アプリケーション・サーバーに手動で転送します。
アプリケーション・サーバー管理コンソールを使用して、新しい接続情報で更新されたEARアーカイブを再デプロイします。
アプリケーション・サーバーにデプロイした後に接続情報を編集するには、アプリケーション・サーバー上にデプロイされたプロジェクト・ファイルを編集します。デプロイ後のプロジェクト・ファイルは、デプロイ可能ユニットの一部となり、デプロイ前のEARおよびWARアーカイブにはバンドルされていません。接続情報を編集するには、デプロイ可能ユニットの中のconnections.xmlファイルとwcm-config.xmlファイルを見つけて、それをアプリケーション・サーバー上で編集する必要があります。
WebLogic管理コンソールを使用して、実行中のWebLogicアプリケーション・サーバー上でデプロイされたSite Studioプロジェクト・ファイルを見つけて編集する手順は次のとおりです。それ以外のアプリケーション・サーバー上であっても、デプロイ可能ユニットでconnections.xmlファイルおよびwcm-config.xmlファイルを見つけて編集する手順は類似しています。アンバンドルされたファイルを見つける方法は、それぞれのアプリケーション・サーバー管理ガイドを参照してください。
Oracle WebLogic管理コンソールを起動します。
「ドメイン構造」から「デプロイメント」を選択します。
「デプロイメントのサマリー」から「コントロール」タブを選択します。
編集対象のデプロイされたSite Studioプロジェクトのリンクをクリックします(例: mySiteStudioProject)。
「設定」から「概要」タブを選択します。
Path
値に管理サーバー上のデプロイ可能ユニットのソースへのパスが表示されます。
注意: ソース・パスが相対パスの場合は、InstallDirがヌルでなければInstallDir/appに対する相対パスです。そうでない場合は、ドメイン・ルートに対する相対パスです。
例:
\JDeveloper\mywork\mySiteStudioProject\
connections.xmlファイルと(オプションで) wcm-config.xmlファイルを手動で編集します。
注意: これらのファイルはデプロイ可能ユニットの一部です。つまり、これらはデプロイ前のEARおよびWARアーカイブにはバンドルされていません。
connections.xmlファイルは、/.adf/META-INF/サブディレクトリにあります。
wcm-config.xmlファイルは/WEB-INF/サブディレクトリにあります。
変更は更新されたSite Studioプロジェクトを再起動した後に有効になります。