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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentの管理
11g リリース1 (11.1.1)
B72425-03
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6 コンテンツ・サーバーのログ・ファイルの監視

この章では、コンテンツ・サーバーのステータス情報およびエラーをログ・ファイルで確認し、使用する方法を説明します。

この章の内容は次のとおりです。

6.1 コンテンツ・サーバーのログ・ファイルの管理の概要

Oracle WebCenter Contentでは、ログ・ファイルにステータス情報およびエラーが格納されます。ログ・ファイルは、システム・イベントをその発生日時とともに登録するために使用されます。これは、詳細ロギングがオンになっている場合は特に、トラブルシューティングの際に有益なツールとなります。ログは、特定のイベントが発生したことを示すだけではなく、エラーや問題を引き起こすイベントの連鎖に関する重要な手がかりも提供します。


注意:

トレース・ログ出力に適用する場合、詳細ロギングによって、ログ・ファイルのサイズがすぐに大きくなり、コンテンツ・サーバー・インスタンスが遅くなる可能性があります。トレース・ログでは、特定の問題のトラブルシューティングの場合のみ、詳細ロギングを使用することをお薦めします。システム・イベントに関するコンテンツ・サーバー・ログでは、詳細ロギングに関してこのような問題はありません。

トラブルシューティングの情報は、付録Dを参照してください。システム監査情報の表示の情報は、第5章を参照してください。


OracleログAPIを使用して、Oracle Fusion Middleware ControlおよびOracle WebLogic Server管理コンソールによって制御されたログにも、情報が取得されます。WebCenter Contentインタフェースを使用して、これらのログにアクセスできます。Fusion Middleware Controlを使用してログを監視する方法の詳細は、第7.1項を参照してください。

6.2 コンテンツ・サーバーのログ・ファイルの特性について

コンテンツ・サーバー・インスタンス関連のログ・ファイルには、次の特性があります。

各ログ・ファイルには、次の列があります。

ログ・ファイルは標準的なHTMLページで、コンテンツ・サーバー・インスタンスごとに保持されます。ログは、回転するファイル名形式で、最大30ファイルまで保持されます。31番目のファイルが作成されると、最も古いものが削除されます。そのため、コンテンツ・サーバーのログ・ファイル名は、生成された日付と関係がありません。ログ・ファイルで特定の日付を検索するには、ブラウザで索引ファイルを表示し、その日付のリンクを選択します。ファイル名は、ブラウザのステータス・バー(有効な場合)に表示されます。


ヒント:

ログ・ファイル・ページをブックマークします。これを行うと、コンテンツ・サーバー・インスタンスが使用できない場合でも、問題のトラブルシューティングに役立ちます。また、コンテンツ・サーバー・インスタンスが使用できない場合に見つけられるように、構成ファイルがある場所を理解しておいてください。


6.3 コンテンツ・サーバー・ログへのアクセス

コンテンツ・サーバー・ログは、日時別にリストされます。1日に1ファイルが生成されます。エントリは、イベントの発生に従って終日にわたりファイルに追加されます。

次のサーバー・ログ・エントリのタイプが生成されます。

コンテンツ・サーバー・ログにアクセスするには:

  1. コンテンツ・サーバー・インスタンスに管理者としてログインします。

  2. 「管理」「ログ・ファイル」を選択します。

  3. 「Content Serverログ」を選択します。

  4. 「Content Serverログ」ページで、表示するログの日時に対応するリンクを選択します。


    注意:

    ログ・ファイルを表示できるように、コンテンツ・サーバー・インスタンスに管理者としてログインする必要があります。


    なんらかの理由で「管理」トレイまたはメニューからログ・ファイルを表示できない場合でも、コンテンツ・サーバー・インスタンスのファイル・システム上でそれにアクセスすることもできます。ログ・ファイルは次の場所にあります。

ログ・ファイル 場所

コンテンツ・サーバー

IntradocDir/weblayout/groups/secure/logs

コンソール出力ログ

IntradocDir/bin/classname.log

リファイナリ

IntradocDir/weblayout/groups/secure/logs/refinery

アーカイバ

IntradocDir/weblayout/groups/secure/logs/archiver


6.4 アーカイバ・ログへのアクセス

コンテンツ・サーバー・アーカイバ・ログには、インポート、エクスポートおよびレプリケーションに関する情報が表示されます。アーカイバ・ログは、日時別にリストされます。最初の「アーカイバ」情報ステータス、致命的エラーまたはエラーが発生した際に、1日に1回生成されます。

次のアーカイバ・ログ・エントリのタイプが生成されます。

アーカイバ・ログにアクセスするには:

  1. コンテンツ・サーバー・インスタンスに管理者としてログインします。

  2. 「管理」「ログ・ファイル」「アーカイバ・ログ」を選択します。または、「管理」ページの「アーカイバ・ログ」リンクをクリックします。

  3. 「アーカイバ・ログ」ページで、ログの日時に対応するリンクを選択します。

    各アクションのタイプ、日時および説明を示している表が開きます。表には、アーカイブを作成したコンテンツ・サーバー・インスタンスの名前も含まれます。

6.5 Inbound Refineryログへのアクセス

Oracle WebCenter Content: Inbound Refineryのログはすべて、Inbound Refineryインタフェースからアクセスします。ログ・ファイルによってリファイナリ・ステータスを監視する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのマネージング』を参照してください。