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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのマネージング
11g リリース1 (11.1.1)
B72426-04
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7 リポジトリ・フィールドとメタデータのカスタマイズ

この章では、入力フォームおよび検索をカスタマイズするためにカスタム・アプリケーション・フィールドおよびカスタム・メタデータを作成する必要がある場合のリポジトリ・コンテンツの管理について説明します。特定サイト向けにローカライズされた依存リストを管理するために、メタデータ・スキーマを作成することもできます。

この章の内容は次のとおりです。

7.1 カスタム・フィールドの理解

アプリケーション・フィールドは、フォームおよびページのカスタマイズに使用できるカスタム・フィールドです。アプリケーション・フィールドを使用すると、フォームに依存リストなどの機能を追加できます。また、カスタム・コンポーネント、Hypertext Content Server Page (HCSP)ファイルおよびHypertext Content Server Form (HCSF)ファイルで、アプリケーション・フィールドを使用することもできます。

デフォルトでは、アプリケーション・フィールドは標準のチェックイン・フォームおよび検索フォームには表示されませんが、カスタム・テンプレートでは使用されます。アプリケーション・フィールドは、プレースホルダとして使用したり、関連するメタデータ・フィールドを作成せずに依存リストを有効にするために、スキーマ・ビューと組み合せて使用できます。詳細は、第7.3項を参照してください。

コンテンツ・プロファイルで、どのアプリケーション・フィールドを、標準の「チェックイン」ページおよび「検索」ページに表示するのかを指定できます。詳細は、第10章を参照してください。

アプリケーション・フィールドは索引付けされておらず、検索可能ではありません。アプリケーション・フィールドの変更は、データベースまたは索引に影響を与えません。

電子シグネチャ・コンポーネントを使用する場合は、電子シグネチャ・メタデータとともに使用するためのカスタム・フィールドを定義することもできます。電子シグネチャの詳細は、第4.6項を参照してください。

各コンテンツ・アイテムについて、システムでは、そのコンテンツに関する一連の情報(メタデータ)がメンテナンスされます。メタデータは、図書館のカード目録にあるカードに類似しており、実際のファイルは図書館の本に類似しています。カード目録と同様に、メタデータはファイルに関する情報(タイトル、参照番号、作成者、件名、公開日、ブックの場所など)で構成されています。

システムに備えられている標準メタデータ・フィールドとは別に、独自のコンテンツやシステムの設計要件に対応するために新しいフィールドを作成できます。コンテンツ・アイテムの検索や管理を容易にするために必要な追加メタデータは、必要最低限の量のみを作成することが重要です。

カスタム・フィールドの名前を作成すると、予約名と競合しない一意の名前になるように、名前に接頭辞'x'が自動的に付加されます。同様に、カスタム・ユーザー情報(メタデータ)フィールドを作成すると、予約名と競合しない一意の名前になるよう、名前に接頭辞'u'が付加されます。

メタデータ・フィールドは、索引付けされているため検索可能です。カスタム・メタデータ・フィールドの変更は、データベース(メタデータ・フィールドに関する情報が格納される場所)または検索索引(メタデータ値が格納される場所)に影響を与える可能性があります。

この項の内容は次のとおりです。

7.1.1 標準メタデータ・フィールド

システムには次の標準フィールドが備えられています。これらのフィールドは編集および削除できません。

フィールド・キャプション 入力方法 必須かどうか 定義

コンテンツID

テキスト入力または自動生成

はい

各コンテンツ・アイテムの一意の識別子。

  • 重複する名前は使用できません。

  • 最大フィールド長は30文字です。

  • 文字、数値およびアンダースコア(_)のみを使用します。空白やその他の特殊文字は使用できません。

  • コンテンツIDは自動的に生成できます。詳細は、システム・プロパティ・ユーティリティの「標準オプション」タブを参照してください。

OracleまたはDB2のデータベースを使用している場合、コンテンツIDはすべて自動的に大文字に変換されます。

タイプ

リスト

はい

コンテンツのグループ化に使用する識別子。

  • タイプは、Webレイアウト・ディレクトリ内のサブディレクトリになります。

  • 最大フィールド長は30文字です。

  • 文字、数値およびアンダースコア(_)のみを使用します。空白やその他の特殊文字は使用できません。

タイトル

テキスト入力

はい

コンテンツ・アイテムの説明的なタイトル。

  • 最大フィールド長は80文字です。

作成者

リストまたはテキスト入力

はい

コンテンツ・アイテムをチェックインしたユーザー。

セキュリティ・グループ

リスト

はい

コンテンツ・アイテムにアクセスするためにユーザーに権限が必要なセキュリティ・グループ。

  • 重複する名前は使用できません。

  • 最大フィールド長は30文字です。

  • 文字、数値およびアンダースコア(_)のみを使用します。空白やその他の特殊文字は使用できません。

アカウント

リストまたはテキスト入力

いいえ

コンテンツ・アイテムにアクセスするためにユーザーに権限が必要なアカウント。

このフィールドは、アカウントが有効になっている場合にのみ使用できます。

プライマリ・ファイル

テキスト入力またはファイルの参照

はい

チェックインするネイティブ・ファイルへの完全パス。ファイル名の最大長は、ディレクトリ・パスとファイル拡張子を含めて80文字です。ファイル拡張子の最大長は8文字です。

Foldersのインストール時には、オプションによって、ファイル名のこの最大長が255文字に変更されます。

代替ファイル

テキスト入力またはファイルの参照

いいえ

ネイティブ・ドキュメントの別のWeb表示可能ファイル形式へのパス名、またはWeb表示可能フォーマットに変換可能なファイル形式へのパス名。

たとえば、複数のファイルで構成されたFrameMakerまたはQuarkドキュメントをチェックインしている場合は、ネイティブ・フォーマット(プライマリ・ファイル)としてzipファイルをチェックインし、その代替ファイルとしてPostscript、PDFまたは表示可能ファイルをチェックインします。zipファイルはWeb上で表示できませんが、Inbound Refineryでは、PostscriptファイルがそのWeb表示可能フォーマットであるPDFに変換されます。

ファイル名の最大長は、ディレクトリ・パスとファイル拡張子を含めて80文字です。ファイル拡張子の最大長は8文字です。

Foldersのインストール時には、オプションによって、ファイル名のこの最大長が255文字に変更されます。

リビジョン

自動生成またはテキスト入力

はい

コンテンツ・アイテムがそのライフサイクルを終了した回数(リビジョン数)を表すラベル(1、2、3、...またはA、B、C、...など)。リビジョン・ラベルは、独自のリビジョン・スキームに合わせてカスタマイズできます。

コメント(オプション)

ユーザーによるテキスト入力

いいえ

ファイルに関する追加情報のフィールド。フィールドの最大長は255です。

このフィールドはカスタム・フィールドとみなされるため、削除できます。

リリース日

自動生成またはテキスト入力

はい

ファイルがリリースされ、検索や表示に使用できるようになる日付。リリース日のデフォルトは、ファイルがチェックインされた日時です。

有効期限

テキスト入力

いいえ

ファイルが検索または表示に使用できなくなる日付。現在のリビジョンの有効期限が切れると、コンテンツ・アイテムのすべてのリビジョンが有効期限切れになります。コンテンツ・アイテムの有効期限が切れた場合、リビジョンは保存されるものの、期限切れの通知を使用しないかぎり、管理者のみがリポジトリ・マネージャからアクセスできます。


7.1.2 カスタム・フィールドの追加または編集

アプリケーション・フィールドやメタデータ・フィールドのカスタム・フィールドを追加または編集する手順は、次のとおりです。

  1. メイン・メニューを使用して、「管理」「管理アプレット」を選択します。

  2. 「構成マネージャ」をクリックします。

  3. 「構成マネージャ」ページで、「情報フィールド」をクリックし、メタデータ・フィールドを追加します。アプリケーション・フィールドを追加または編集するには、「アプリケーション・フィールド」をクリックします。

    「追加」をクリックして、新規フィールドを追加するか、フィールドを強調表示します。「編集」をクリックして、フィールドを変更します。

  4. メタデータ・フィールドを追加する場合は、名前を入力します。重複する名前は使用できません。最大フィールド長は29文字です。文字、数値およびアンダースコア(_)のみを使用します。空白やその他の特殊文字は使用できません。終了したら、「OK」をクリックします。

  5. メタデータ・フィールドの追加/編集ページまたはアプリケーション・フィールドの追加/編集ページで、フィールドに関する情報を入力または編集します。

    • フィールド・キャプション: ユーザーに表示されるフィールドのラベル。

    • フィールド・タイプ: ここで示したサイズは文字の入力長であり、フィールドを格納するために必要な実際のバイト数ではありません。

      • 整数: -231から231(-20億から+20億)。デフォルトでは、整数は自然数であるため、小数値およびカンマは使用できません。

      • メモ: 2000文字。

      • 日付: 日付書式(たとえば、English-USロケールの場合、dd/mm/yyyyまたはdd/mm/yy)。

      • ロング・テキスト: 200文字。

      • テキスト: 30文字。

    • フィールド表示順(メタデータ・フィールドのみ): ページ上でフィールドが表示される順序。数字は2から始まり、新しいフィールドが追加されるたびに自動的に増加します。ただし、将来追加されるフィールドに対応するために、15、20、25などのように、手動で数字を5ずつ増加させることをお薦めします。

    • デフォルト値(メタデータのみ): フィールドの任意のデフォルト値。

    • 値が必要(メタデータ・フィールドのみ): フィールドに値がない場合、ファイルがチェックインされないようにします。

    • プレースホルダ: 選択すると、フィールドは格納および索引付けされません。プレースホルダは、従属リストの親レベルに対してよく使用されます。

    • ユーザー・インタフェース上で有効化(メタデータ・フィールドのみ): 選択すると、フィールドが表示されます。選択を解除すると、フィールドは非表示になります。

    • 検索インタフェースの有効化(メタデータ・フィールドのみ): 選択すると、フィールドは索引付けされて検索に使用されます。選択を解除すると、フィールドは索引付けされず、検索ページに表示されません。

    • オプション・リストの有効化: ユーザーが選択できるリストの使用を有効にします。詳細は、第7.2項を参照してください。

    • 表示専用(アプリケーション・フィールドのみ): 選択すると、フィールドはスキーマ・ビューでのみ使用されます。詳細は、第7.3項を参照してください。

  6. 「OK」をクリックします。

  7. 必要な場合は、データベース設計を更新し、検索索引を再構築します。

7.1.3 データベースまたは検索索引の再構築

次の表に、使用される検索エンジンに応じてデータベースの更新または検索索引の再構築が必要になるイベントを示します。

イベント 必要なアクション

メタデータ・フィールドの追加

データベースの更新

メタデータ・フィールドの編集

データベースの更新

メタデータ・フィールドの削除

データベースの更新

メタデータ・フィールドの「検索索引の有効化」の有効化または無効化

検索索引の再構築

「検索索引の有効化」が選択されているメタデータ・フィールドの追加

検索索引の再構築


データベースの再構築

データベースへの保存が必要となる変更を加えた場合は、「構成マネージャ」ページの「情報フィールド」タブの「データベース設計の更新」ボタンがアクティブになります。データベースを更新する手順は、次のとおりです。

  1. 「データベース設計の更新」をクリックします。

  2. フィールドを保存するには、フィールド名の横にあるボックスの選択を解除します。フィールドは非表示のままですが、データベース内に存在します。

    追加されたフィールドおよび編集されたフィールドは、このページを使用して削除できません。追加し、その後、削除する必要があります。

  3. 終了したら、「OK」をクリックします。

索引の再構築

検索索引の再構築が必要となる変更を加えた場合は、「構成マネージャ」ページの「情報フィールド」タブの「検索索引の再構築」ボタンがアクティブになります。検索索引を再構築する手順は、次のとおりです。

  1. 「検索索引の再構築」をクリックします。

  2. 検索索引の再構築前にデータベース設計の更新を求めるメッセージが表示された場合は、続行する前に、「データベース設計の更新」をクリックして変更をデータベースに保存します。

  3. メッセージ「再構築を開始しました。」が表示された場合は、「OK」をクリックします。


注意:

検索索引および使用可能なシステム・リソースのサイズによっては、検索索引再構築プロセスに数日かかることがあります。再構築が必要な場合は、システム使用率がピーク以外の時間帯に再構築を実施してください。


7.2 オプション・リストの定義

ユーザーが値を選択できる選択肢を示すために、カスタム・フィールドとともにリストを使用します。

リストを定義するには、次の手順に従います。

  1. カスタム・フィールドを作成して「オプション・リストの有効化」をクリックし、次に、「構成」をクリックします。詳細は、第7.1.2項を参照してください。

  2. オプション・リストの構成ページで、使用するリストのタイプを選択します。

    • 複数選択リスト: ユーザーが複数のアイテムを選択できるリストを提供します。

    • リストから1項目以上の選択、もしくは項目の追加選択: テキスト・フィールドとデータ入力ボックスの両方が提供されます。コントリビュータは、オプション・リストにない値を入力でき、複数の値を選択または入力できます。

    • リストから1項目選択、もしくは項目の追加選択: テキスト・フィールドとデータ入力ボックスの両方が提供されます。コントリビュータは、リストにない値を入力できます。

    • NVタイプの選択リスト:バッチ・ロードおよびアーカイバの場合、このオプションを選択すると、指定された値が現在のオプションとなっていないファイルのチェックインが可能になります。

    • Vタイプの選択リスト:バッチ・ロードおよびアーカイバの場合、このオプションを選択すると、指定された値がこのフィールドの現在のオプションとなっているファイルのみがチェックインされます。

    「詳細」をクリックして、リストの表示と格納に関する情報を指定する、オプション・リスト・ストレージ・ページを表示します。詳細は、第7.2.1項を参照してください。

  3. リストの値へのアクセス方法を選択します。

    • オプション・リストの使用: 新しいリストを作成するか、または既存の値を編集します。フィールドの名前のリストから取得された新しいリストの名前が挿入されます。詳細は、第7.2.2項を参照してください。

    • ビューの使用: リストではなく、保存されたビューの値を使用します。ビューに保存された値を変更するには、「値の編集」をクリックします。詳細は、第7.2.3項を参照してください。

    • ツリーを使用: ビューやリストではなく、ツリーに格納された値を使用します。ビューの表示方法または格納方法を変更するには、「定義の編集」をクリックします。

  4. オプション・リストの依存関係を決定します。

    • 依存フィールド: そのメタデータ・フィールドが別のメタデータ・フィールドに従属する場合に選択します。このオプションは、ビューを使用している場合にのみ使用できます。

    • 依存: 「依存フィールド」を選択すると、アクティブになります。フィールド名を入力するか、またはフィールド名のリストからフィールドを選択します。

    • リレーションシップ: 使用しているビューに対してリレーションシップが定義されている場合は、リストからリレーションシップを選択します。詳細は、第7.3.1項を参照してください。リストまたはビューを選択する場合、リレーションシップを指定する必要があります。

  5. 終了したら、「OK」をクリックします。

7.2.1 オプション・リスト・ストレージの定義

リストの作成には、ストレージ・オプションの決定が含まれます。ストレージを定義するには、オプション・リストの構成ページで、「オプション・リスト・タイプ」の横にある「詳細」をクリックします。次の情報を入力します。

  • ストレージ・タイプ: リスト・キーを永続的に格納するか、またはローカライズされたリストを格納するかを選択します。

  • 複数選択オプション: 複数選択リストの外観をカスタマイズするためのオプションを選択します。

    • 末尾のパディング: 複数選択の値のセパレータの長さをパディングします。

    • ストレージ・セパレータ: 値の格納に使用するセパレータを変更します。

    • 表示セパレータ: 値の表示に使用されるセパレータを変更します。

終了したら、「OK」をクリックします。

7.2.2 オプション・リストのコンテンツの追加または編集

「オプションリスト」ページを開くには、オプション・リストの構成ページで、「オプション・リストの使用」フィールドの横にある「編集」をクリックします。次の情報を入力します。

  • オプション・リストの値: 選択するアイテム。各値の間には改行を入力し、1行ごとに1つの値を指定する必要があります。

  • ソート順序(昇順または降順): リストを英数字の順序でソートします。昇順の場合は、大文字が小文字よりも前に配置されます。降順の場合、逆のことが行われます。「大文字小文字を区別しない」を選択すると、リストはソートされ、大文字小文字は無視されます。

  • 今すぐソートする: 指定した方法(昇順など)でリストがソートされます。

7.2.3 ビュー値の編集

ビューには、リストで使用できるアイテムが表示されます。ビューを編集するには、オプション・リストの構成ページで、「ビューの使用」フィールドの横にある「ビューの編集」をクリックします。次の選択を行います。

  • フィルタ: どの値がページに表示されるかを変更するためのフィルタを選択します。

  • 列の表示: 表示する列数を制限します。

  • 追加、編集: 現在のビュー内の値に対して、新しい値を追加または変更できるページを表示します。

  • 削除: ビューから値を削除することについて、確認を求めます。

  • バッチの編集: 行エディタで値を編集するのに使用できるページを表示します。値を追加するには、適切な列にパイプ記号(|)で区切ってデータを入力します。表内の各行は、改行で区切る必要があります。

7.2.4 ツリーの値の使用

ツリーには、リストで使用できるアイテムが表示されます。この方法を使用する場合、次のように選択します。

  • リレーションシップの選択: リスト内のオプション間のリレーションシップを選択します。

  • ビューの削除: クリックすると、選択したビューが、ツリーのそのレベルから削除されます。

  • 選択パス: オプションを選択したときに完全パスが表示されるようにするか、または、オプションを選択したときに完全パスが保存されるようにする場合に、選択します。

  • セパレータ: 値と値の間に使用するセパレータを指定します。

7.3 スキーマを使用したメタデータのカスタマイズ

値リストを表示するカスタム・メタデータ・フィールドを作成するには、構成マネージャ・ユーティリティの「情報フィールド」タブを使用します。また、別のフィールドの値に依存する、関連付けられたリストを作成することもできます。この構成は、依存選択リスト(DCL)と呼ばれます。

たとえば、CountryおよびStateという情報フィールドがあるとします。選択した国によって、「State」リストで使用できる選択肢が決定します。

メタデータ・スキーマ・マッピングを使用してフィールド・リストを作成することもできます。メタデータ・スキーマ・マッピングを使用すると、ローカライズの要件に従って、オプション・リスト表示を簡単に調整できます。

このセクションのトピックは次のとおりです:

7.3.1 スキーマ構造

スキーマは、関連するスキーマ・オブジェクトの集まりです。スキーマという用語は、コンテンツ・サーバーのメタデータ・スキーマ・マッピング機能をサポートするために作成されるデータベース構造のグラフィカル表現も指します。スキーマ階層構造は、表とその表の各列(フィールド)、データのビュー、およびデータ間のリレーションシップで構成されます。

3層の依存構造を表すために、City、RegionおよびArea Codeという情報フィールドをCountryとStateの例に追加します。

図7-1のサンプルの基本スキーマ階層では、1つの独立フィールドに2つの依存フィールドがあります。各依存フィールドにも1つの依存フィールドがあります。これらの依存関係は、親/子関係とも呼ばれます。

図7-1 基本スキーマ階層の例

この図は前後の本文で説明されています。

この3つのレベルのスキーマ階層では、Country、State、City、RegionおよびArea Codeの5つの個別メタデータ・フィールドが生成されます。各フィールドは、固有のリストをユーザーに対して提示します。

リストの内容は、情報フィールドが依存しているかどうかによって決まります。したがって、サンプルの基本Country/State/Area Codeスキーマ階層からは、次のリストが生成されます。

  • 「Country」リストは独立しており、選択肢は固定されています。

  • 「State」リストで使用可能な選択肢は可変であり、ユーザーが「Country」リストで選択した国に依存します。

  • 「City」リストで使用可能な選択肢は可変であり、ユーザーが「State」リストで選択した州に依存します。

  • 「Region」リストで使用可能な選択肢は可変であり、ユーザーが「Country」リストで選択した国に依存します。

  • 「Area Code」リストで使用可能な選択肢は可変であり、ユーザーが「Region」リストで選択した地域に依存します。

スキーマはおよびリレーションシップで構成されており、これらについて次の各項で説明します。

7.3.1.1

スキーマ表は、情報フィールド(メタデータ)のリストに表示される選択肢を格納するデータベース表です。表とその列は、構成マネージャの「表」タブを使用して作成されます。各表は複数の列を持つことができますが、依存選択リストを生成するためには少なくとも2つの列が必要です。

  • 1つのリストと、そのリストで選択された選択肢に依存する2つ目のリスト(それぞれCountryとStateなど)の間の依存関係の作成に使用する共通の列名

  • メタデータ・リストの選択肢を格納する列

図7-2 スキーマ表の例

この図は前後の本文で説明されています。

3層のスキーマ階層の地理の例(Country、State、City、Region、Area Code)を使用して、スキーマ・ツリー構造のブランチごとに表を作成する必要があります。また、依存表(子表)には、従属する表(親表)の列に対応する列を含める必要があります。これらの対応する列は、2つの表間の依存関係の作成に使用され、最終的には依存選択リストの生成に使用されます。

たとえば、図7-3の表は、Country表とState表の各列の移入方法を示しています。各name列のデータは、リストで使用可能な選択肢を示しています。Country表とState表の対応する列(countryID)間に作成されるリレーションシップによって、Stateメタデータ・リストに表示される選択肢が決定します。

図7-3 移入済のスキーマ表

この図は前後の本文で説明されています。

7.3.1.2 ビュー

ビューは、対応する表のカスタマイズされた表現です。ビューにはデータが含まれませんが、各表からデータを導出します。ビューは、使用するデータベースを簡素化し、データを様々な観点で提示するために使用されます。

ビューは、プロパティのリストと関連付けられた表示ルールで構成されます。スキーマの各表には関連付けられたビューが必要です。ビューでは、次のアイテムに関する情報が提供されます。

  • スキーマに含まれる表の特定の列。選択された列は、表間の依存関係の確立に使用され、依存選択リストの生成にも使用されます。

  • 内部および外部の列名。

  • ユーザー・インタフェースの表示特性。

  • 編集およびソート順序の基準。

7.3.1.3 リレーションシップ

リレーションシップでは表間の依存関係が定義されるため、適切な依存選択リストを生成するのに不可欠です。定義したそれぞれのリレーションシップによって、親表と子表間の対応関係が確立されます。この対応関係は、親表の列に依存する子表の列を指定することで作成されます。したがって、子表の列のデータを使用して表示される選択肢は、親表の対応する列のデータの選択によって決定します。

たとえば、図7-4のCountryView (Country表)とStateView (State表)では、countryID列を使用して、親のCountryリストと子のStateリストを生成するリレーションシップが作成されています。Stateメタデータ・リストで使用可能な選択肢は、Countryメタデータ・リストでの選択に依存します。

図7-4 表と列のリレーションシップ

この図は前後の本文で説明されています。

7.3.1.4 スキーマ・ディレクトリ構造

/weblayout/resourcesディレクトリにある3つのサブディレクトリがスキーマ機能に関連付けられています。

  • schema

  • schema.work

  • schema.old

schema.workディレクトリは、一時ディレクトリのため、通常は表示されません。スキーマ作成プロセスが完了すると、作業ディレクトリの名前は変更されます。このディレクトリが存在する場合は、次のいずれかを表しています。

  • 大規模なスキーマの再構築が進行中です。

  • スキーマは作成されましたが、スキーマ構造に問題があります。


    注意:

    スキーマのファイルとディレクトリをレビューするためにディレクトリ構造内で作業する場合は、これらのファイルにアクセスしているオープン中のすべてのアプリケーションを必ず終了してください。ディレクトリの名前は、処理の完了後に変更されます。ただし、テキスト・エディタなどの外部アプリケーションによってこれらのファイルが使用されている場合は、schema.workディレクトリの名前を変更できません。


7.3.1.5 スキーマベースのリストのサンプル

スキーマ表、ビューおよびリレーションシップを作成し、適切に確立すると、リストに適切な選択肢が表示されます。たとえば、図7-5の「Country」リストには、「United States」と「Canada」の2つの選択肢が表示されるようになりました。

図7-5 リストの例

この図は前後の本文で説明されています。

Stateメタデータ・フィールドはCountryフィールドによって決定するため、「State」リストには「Country」リストでの選択に基づいたアイテムが含まれます。ここでは、選択肢のうち「United States」が選択された場合は、「State」リストの選択肢として「Minnesota」と「Wisconsin」が表示されます。「Canada」が選択された場合は、「State」リストに「Ontario」と「Quebec」が表示されます。

図7-6 依存リストの例

この図は前後の本文で説明されています。

7.3.2 スキーマの作成

構成マネージャの「表」「ビュー」および「リレーション」の各タブを使用してスキーマ構造を作成します。

  • 「表」タブは、データベース表を選択または作成するために使用します。

  • 「ビュー」タブは、スキーマで使用されるビューを操作するために使用します。

  • 「リレーション」タブは、依存関係を操作するために使用します。

「情報フィールド」タブは、コンテンツ・サーバーのページで使用されるメタデータ・フィールドを作成するために使用します。リストを適切に表示するには、メタデータ・フィールドを表とビューに関連付ける必要があります。

新しいスキーマまたは変更されたスキーマは、スケジュールされた各パブリッシュ・サイクル時に自動的に更新されます。各パブリッシュ・サイクル間のデフォルト間隔は4時間に設定されているため、新しいスキーマまたは変更されたスキーマの結果は即座には表示されません。各パブリッシュ・サイクル間の間隔を調整するには、関連付けられた構成変数のデフォルト値を変更します。詳細は、第7.3.2.6項を参照してください。

この項では、構成マネージャの該当するタブを使用してスキーマ構造を作成する簡単な手順の概要を示します。

この項では、スキーマの作成における次のステップについて説明します。

7.3.2.1 スキーマ用の表の選択

スキーマ用の表を選択する手順は、次のとおりです。

  1. メイン・メニューを使用して、「管理」「管理アプレット」を選択します。

  2. 「構成マネージャ」「表」タブをクリックします。

  3. スキーマに表を追加するには、「構成マネージャ」: 「表」タブで、「表の追加」をクリックし、スキーマに追加する表を「表の選択」ページから選択します。新しい表を作成するときは、「表の作成」をクリックします。


    重要:

    「リビジョン」、「エイリアス」、「ドキュメント」、「ユーザー」などのコア・システム表を使用できますが、これらの表の編集(列の削除、列の長さの変更など)はできません。


  4. table_nameの作成/編集ページで、依存関係を確立するための主キーとして使用する列を選択し、「編集」を選択します。

  5. 列の追加/編集ページで、「主キー」というラベルが付いたボックスを選択し、「OK」をクリックします。「推奨の追加」を選択し、推奨の列を表に追加します。

  6. スキーマ内で使用するすべての表について、この手順を繰り返します。入力後、「OK」をクリックします。

7.3.2.2 スキーマ・ビューの作成

スキーマ・ビューを作成する手順は、次のとおりです。

  1. メイン・メニューを使用して、「管理」「管理アプレット」を選択します。

  2. 「構成マネージャ」「ビュー」タブをクリックします。

  3. ビューを作成するには、「構成マネージャ」: 「ビュー」タブで、「追加」をクリックし、「ビューの追加」ページ: 「表の選択」ページを開きます。

  4. ビューで使用する表を選択し、「次へ」をクリックします。

  5. 「ビューの追加」ページ: 「列の選択」ページで、ビューに含める列を選択し、「終了」をクリックします。

  6. ビューの追加/編集ページで、ビューの名前を選択し、その説明を追加します。ビューで使用する内部列(データベース内の名前)を選択し、エンド・ユーザーに表示する表示列を選択します。実際のフィールド値のかわりに表示される表示形式(テキストおよびIdocスクリプト)を指定できます。終了後は、「OK」をクリックします。

  7. ビュー内に含めるすべての表について、この手順を繰り返します。

7.3.2.3 スキーマ・リレーションの作成

スキーマ・リレーションを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 表および関連するビューが完成したら、表および列の間の依存関係を確立するために「リレーションシップ」をクリックします。現存しているスキーマ・リレーションのリストが表示されます。

  2. 「追加」をクリックして新しいスキーマ・リレーションを設定します。

  3. リレーションシップの追加/編集ページで、リレーションシップの名前(たとえば、Country表とState表間のリレーションシップを示すにはCountry_State)を入力します。「親情報」ボックスで、親情報が存在する表(たとえばCountry表)と、依存関係の確立に使用する列(たとえばcountryID)を選択します。「子情報」フィールドに対して同じ操作を実行します(たとえば、表名としてStateを選択し、リレーションシップとしてcountryIDを選択)。

  4. 終了したら、「OK」をクリックします。

    新しいリレーションシップが、「リレーション」リストに表示されます。

7.3.2.4 メタデータ・フィールドの追加

スキーマ作成の最終フェーズは、選択した各列を使用するためにメタデータ・フィールドを設定し、作成したビューとリレーションを使用するためにそれらの列を構成することです。手順の概要は、第7.1.2項および第7.2項を参照してください。

7.3.2.5 スキーマの有効化

スキーマ、ビューおよびリレーションシップを構成した後で、「構成マネージャ」ページ上のボタンをクリックしてデータベース設計を更新します。構成マネージャの「ページ」メニューで「オプション」「スキーマのパブリッシュ」をクリックします。

スキーマの再パブリッシュ(更新)は、次の状況に基づいて自動的に実行されます。

  • data/schema/publishlock/publish.datファイルの存在。

  • 自動のパブリッシュ時刻の内部スケジュール。このスケジュールを変更する方法の詳細は、第7.3.2.6項を参照してください。

  • 前回スキーマのパブリッシュに要した時間。

「オプション」「スキーマのパブリッシュ」は、新しいコンテンツ・タイプをすぐに反映する必要がある場合以外は選択しないでください。大きいリストを再パブリッシュすると、システムがオーバーロードの状態になることがあります。

7.3.2.6 パブリッシュ・サイクル間隔の変更

新しいスキーマまたは変更されたスキーマは、スキーマの自動パブリッシュ・サイクル時に自動的に更新されます。ただし、パブリッシュ・サイクル間の間隔はデフォルトで4時間に設定されています。新しいスキーマや、既存のスキーマに加えた変更は、次回のパブリッシュ・サイクルの完了まで、対応するメニュー・リストに反映されません。パブリッシュ・サイクル間隔を調整するには、SchemaPublishInterval構成変数の値を変更します。

スキーマのパブリッシュ・サイクル間隔を変更する手順は、次のとおりです。

  1. テキスト・エディタで、IntradocDir/config/config.cfgファイルを開きます。

  2. 次の構成変数と値を追加します。

    SchemaPublishInterval=300
    

    値は秒数で指定します。この構成例では、リストは300秒(つまり、5分)ごとに再パブリッシュされます。


    注意:

    リストの数と、各リストのサイズおよび複雑さによっては、スキーマの自動再パブリッシュ(更新)を頻繁に行うと、システムのパフォーマンスに重大な影響を与える可能性があります。


  3. config.cfgファイルを保存して閉じます。

  4. コンテンツ・サーバーを再起動して変更内容を適用します。

スキーマのパブリッシュの問合せは、最大5分間キャッシュされます。パブリッシュの頻度を高くしても、現在のキャッシュが期限切れになるまで新しい値は取得されません。

新しい値がメタデータ・フィールドに追加された場合、次回のパブリッシュ・サイクルが完了するまで、その値はコンテンツ・アイテムの「コンテンツ情報」ページに表示されません。

あるコンテンツ・アイテムがチェックインされたときにその値が動的リスト内で一意であり、2つ目のアイテムがチェックインされたときに、値は同じで大文字と小文字の区別が異なる場合は、その値はリスト内で1つの値として処理されます。大文字小文字の使用は、データベースのソート・スキームによって決まります。

動的リストの作成の詳細は、第7.3.3項を参照してください。

7.3.3 スキーマの例: 動的リスト

動的リストを作成すると、ユーザーがメタデータ・リストに値を追加できるようになります。たとえば、ある値がリストに存在している場合は、ユーザーはその値をリストから選択できます。ただし、それが新しい値の場合は、ユーザーが値をテキスト・フィールドに入力すると、次のパブリッシュ・サイクルの後にその値が選択肢の1つとして使用できるようになります。

動的リストを作成するには、最初にデータベース内の表に対するビューを作成します。リスト値は、格納されているメタデータ列から直接取得されます。コンテンツ・アイテムがチェックイン、改訂および削除されると、リスト値はそれに応じて変更または更新されます。

次の手順は、動的リストを作成する例を示しています。

  1. メイン・メニューを使用して、「管理」「管理アプレット」を選択します。

  2. 「構成マネージャ」「情報フィールド」タブをクリックします。

  3. 「構成マネージャ」: 「情報フィールド」タブで、「追加」をクリックします。

  4. 「メタデータ・フィールド名の追加」ページで、動的リストがあるメタデータ・フィールドの名前を入力します。たとえば、TestMetadataです。

  5. 「OK」をクリックします。

  6. メタデータ・フィールドの追加/編集ページで、必要に応じてフィールドに入力します。ただし、「オプション・リストの有効化」は選択しないでください。

  7. 「OK」をクリックします。

    ページが閉じ、「構成マネージャ」: 「情報フィールド」タブの「フィールド情報」リストに、追加されたメタデータ・フィールドが表示されます。

  8. 「データベース設計の更新」をクリックします。

  9. 「データベース設計の更新」ページで、「OK」をクリックします。

  10. 「構成マネージャ」: 「ビュー」タブを開いて、「追加」をクリックします。

  11. 「ビューの追加」ページ: 「表の選択」ページで「表の追加」をクリックします。

  12. 「表の選択」ページで、DocMeta表を選択します。

  13. 「OK」をクリックします。

    「表の選択」ページが閉じ、DocMeta表が「ビューの追加」ページ: 「表の選択」ページの「表」リストに追加されます。

  14. 「次へ」をクリックします。

  15. 「ビューの追加」ページ: 「列の選択」ページで、TestMetadata用のリストを作成するために使用する列を選択します。

  16. 「終了」をクリックします。

  17. ビューの追加/編集ページで、ビュー名を入力します。たとえば、TestMetadata_viewです。

  18. 「OK」をクリックします。

  19. 「構成マネージャ」: 「情報フィールド」タブを開いて、「TestMetadata」を選択します。

  20. 「編集」をクリックします。

  21. メタデータ・フィールドの追加/編集ページで、「オプション・リストの有効化」を選択します。

  22. 「構成」をクリックします。

  23. オプション・リストの構成ページで、「オプション・リスト・タイプ」リストから「リストから1項目選択、もしくは項目の追加選択」を選択します。

  24. 「ビューの使用」をクリックし、リストからビューを選択します。たとえば、TestMetadata_viewです。

  25. 「OK」をクリックします。

  26. オプション・リストの構成ページで、「OK」をクリックします。

  27. 「構成マネージャ」: 「情報フィールド」タブの「オプション」メニューから「スキーマのパブリッシュ」を選択します。

このリストをテストするには、ドキュメントをチェックインし、新しい動的メタデータ・フィールドに値を入力します。このリストは最初は空ですが、これはTestMetadataフィールドにデータが格納されたドキュメントがまだチェックインされていないためです。ただし、TestMetadataに値が入力されているドキュメントがチェックインされると、指定された値がリストに追加されます。

7.3.4 スキーマの例: 複数ツリーの再帰表

再帰表を作成すると、データを複数のスキーマ・ツリーに使用できるようになります。

  1. メイン・メニューを使用して、「管理」「管理アプレット」を選択します。

  2. 「構成マネージャ」「情報フィールド」タブをクリックします。

  3. 2つの列(id、parent)を含むデータベース表を作成します。

    1. 「表」タブを開いて、「表の作成」をクリックします。

    2. table_nameの作成/編集ページで、表の名前を入力します。たとえば、TreeTestです。

    3. 「列」ペインで、「追加」をクリックします。

    4. 列の追加/編集ページで、最初の列名(id)とその長さを入力します。「OK」をクリックします。

    5. 2番目の列名(parent)とその長さを入力します。「OK」をクリックします。

    6. 「OK」をクリックして表を作成します。

  4. 両方の列が含まれた表にビューを作成します。

    1. 「ビュー」タブを開いて、「追加」をクリックします。

    2. 「ビューの追加」ページ: 「表の選択」ページの「表」ペインでTreeTestを選択し、「次へ」をクリックします。

    3. 「列」ペインで、idparentのチェック・ボックスを選択し、「終了」をクリックします。

    4. ビューの追加/編集ページで、ビュー名を入力します。たとえば、TreeTestViewです。表示、オプションおよびセキュリティの構成を必要に応じて追加します。

      「表示」タブ: リレーションシップのルールを作成するために使用します。

      「オプション」タブ: スキーマ内のデータのソート順序や条件を設定するために使用します。

      「セキュリティ」タブ: スキーマのセキュリティ・ルールを定義するために使用します。

    5. 「OK」をクリックしてビューを作成します。

  5. ビューにリレーションシップを作成します。

    1. 「リレーション」タブを開いて、「追加」をクリックします。

    2. リレーションシップの追加/編集ページで、リレーションシップ名を入力します。たとえば、TreeTestRecursiveです。

    3. 「親情報」表リストから、「TreeTest」を選択し、対応する列リストで「id」を選択します。

    4. 「子情報」表リストから、「TreeTest」を選択し、対応する列リストで「parent」を選択します。

    5. 「OK」をクリックしてリレーションシップを作成します。

  6. 「情報フィールド」タブを開いて、「追加」をクリックします。

  7. 「メタデータ・フィールド名の追加」ページで、カスタム・メタデータ・フィールドの名前を入力し、「OK」をクリックします。

  8. メタデータ・フィールドの追加/編集ページで、「オプション・リストの有効化」を選択し、 「構成」をクリックします。

  9. オプション・リストの構成ページで、「ツリーを使用」をクリックし、「定義の編集」をクリックします。

  10. 「ツリー定義の編集」ページの作成レベル・ペイン: 「レベル1のビューを選択」リストで、「TreeTestView」を選択します。

    「ツリー定義」ペインに、TreeTestViewがレベル1として入力されます。

  11. 作成レベル・ペイン: 「1と2レベル間のリレーションシップを選択」リストの「TreeTestRecursive」をクリックします。

    「ツリー定義」ペインの「TreeTestView」の下に、TreeTestRecursiveが追加されます。

  12. 作成レベル・ペイン: 「レベル2のビューを選択」リストの「TreeTestView(レベル1に戻る)」をクリックします。

    「ツリー定義」ペインに、「TreeTestView(レベル1に戻る)」がレベル2として入力され、「ルートの選択」ボタンが追加されます。

  13. 「ルートの選択」をクリックします。

    ツリー・ルートの選択画面が開きます。