Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentでの開発 11gリリース1 (11.1.1) B72427-04 |
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この章では、WebCenter Contentユーザー・インタフェースのカスタマイズに、カスタムのOracle Application Development Framework (Oracle ADF)スキンを使用する方法と、Oracle Metadata Services (MDS)シード・カスタマイズを使用する方法について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
WebCenter Contentユーザー・インタフェースは、2つの領域でカスタマイズできます。
カスタムOracle ADFスキン
MDSシード・カスタマイズ
前提条件
WebCenter Contentユーザー・インタフェースをカスタマイズするには、Oracle JDeveloperを使用してスキンやシード・カスタマイズを定義する方法を理解している必要があります。Oracle ADFカスタム・スキンを作成するには、JDeveloperのスキン・エディタ、HTMLおよびカスケード・スタイルシートを熟知している必要があります。
注意: カスタム・スキンを実装するドメインの管理者である必要があります。 |
WebCenter Contentユーザー・インタフェースをカスタマイズするための全体的な手順は、次のとおりです。
Oracle JDeveloper 11.1.2.4.0 Studio Editionをインストールおよび構成します。
WccAdfCustomizationアプリケーションを設定します。
カスタム・スキンを定義して、WccAdfCustomSkin.jar
を生成します。
シード・カスタマイズを定義して、WccAdfCustomization.mar
を生成します。
インストール済環境にカスタマイズを適用します。
Oracle JDeveloper 11.1.2.4.0 Studio Editionを使用すると、Oracle WebCenter Contentユーザー・インタフェースをカスタマイズできます。JDeveloperをダウンロードしてインストールした後で、シード・カスタマイズの定義をサポートするようにJDeveloperを構成できます。
WebCenter Contentユーザー・インタフェースのカスタマイズのために、JDeveloperをインストールして構成するタスクは次のとおりです。
JDeveloper 11.1.2.4.0をインストールしていない場合は、次の場所からOracle JDeveloper 11g (11.1.2.4.0) Studio Edition (ビルド6436)をダウンロードします。
http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/downloads/jdev11124download-1970562.html
同じディレクトリから入手可能な『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperインストレーション・ガイド』を使用して、サポートされているプラットフォーム(Windows、Linux、UNIXまたはMac OSシステム)のいずれかにJDeveloper 11.1.2.4.0 Studio Editionをインストールして起動します。
注意: 同じコンピュータに他のバージョンのJDeveloperがインストールされている場合、このバージョンのJDeveloperを最初に起動するときに、以前のインストールのプリファレンスをインポートするよう要求されます。以前のインストールのプリファレンスをインポートせずに続ける場合には、「いいえ」をクリックします。 |
インストールを完了するには、JDeveloperのバグ12708296に対応するパッチを適用する必要があります。
JDeveloperのパッチを適用するには:
JDeveloperインスタンスを停止します。
https://support.oracle.com
から、スタンドアロンJDeveloperインストール・タイプ用のOPatch、バージョン11.1.0.0.1 (p5912518_111000_GENERIC.zip
)を入手します。
OPatch ZIPファイルをJDEV_MW_HOME
/jdeveloper
に解凍します(JDEV_MW_HOME
はスタンドアロンJDeveloperインストールのMiddlewareホームになります)。これにより、JDEV_MW_HOME
/jdeveloper
の下にOPatchフォルダが作成されます。
https://support.oracle.com
から、パッチ番号12708296、バージョン11.1.2.4.0 (つまりp12708296_111240_Generic.zip
)を入手します。
p12708296_111240_Generic.zip
を一時フォルダtemp_location
に解凍し、次のコマンドを実行します。
UNIXコマンド:
JDEV_MW_HOME/jdeveloper/OPatch/opatch apply -jre JDEV_MW_HOME/jdk160_24/jre -oh JDEV_MW_HOME/temp_location/12708296
Windowsコマンド:
JDEV_MW_HOME\jdeveloper\OPatch\opatch apply -jre JDEV_MW_HOME\jdk160_24\jre -oh JDEV_MW_HOME\temp_location\12708296
JDeveloperインスタンスを起動します。
新規にインストールしたJDeveloper Studioインスタンスの場合は、統合されたOracle Weblogic Serverドメインを作成して、開発環境を設定する必要があります。
統合されたWebLogic Serverドメインを作成するには:
JDeveloperを開きます。
「実行」メニューから、「サーバー・インスタンスの起動」を選択します。
パスワードを決めて入力し、確認のため再度入力します。その他すべてのフィールドにはデフォルト値が入っています。「OK」をクリックします。
次のメッセージが表示されるまでログ・ウィンドウを監視します。
IntegratedWebLogicServer started.
サーバーを停止します。「実行」メニューから「終了」を選択し、続いて「IntegratedWebLogicServer」を選択します。
JDeveloperの構成を指定することで、シード・カスタマイズの定義を適切にサポートできるようになります。
シード・カスタマイズの定義に向けてJDeveloperを構成するには:
アプリケーション・ナビゲータで、「ナビゲータの表示オプション」メニューから「ライブラリの表示」を選択します。
これにより、各プロジェクトは、そのプロジェクトのすべてのライブラリを「アプリケーション・ナビゲータ」にリスト表示するようになります。
*.jsf
ファイルと*.jsff
ファイルをSource
モードで開きます。
「ツール」で「プリファレンス. . .」メニューを選択します。
左側のパネルの「ファイル・タイプ」を選択します。
右側の「デフォルトのエディタ」タブをクリックします。
下にスクロールしてJSFF Label
(.jsff
ファイルの場合)の行を見つけて、そのデフォルトのエディタを「ソース」に変更します。
XHMTL Source
(.jsf
ファイルの場合)の行を見つけて、そのデフォルトのエディタを「ソース」に変更します。
「OK」をクリックします。
事前作成済のWccAdfCustomizationアプリケーションを使用すると、WebCenter Contentユーザー・インタフェースのカスタマイズを定義してパッケージ化できます。
WccAdfCustomizationアプリケーションを設定するには:
次のファイルを、インストール済環境からJDeveloperを実行するマシンにコピーします。
WCCUI_MW_HOME/oracle_common/webcenter/wccadf/WccAdfCustomization.zip
WccAdfCustomization.zip
を解凍します。
これにより、WccAdfCustomizationアプリケーションが含まれたWccAdfCustomization
フォルダが作成されます。
JDeveloperでWccAdfCustomizationアプリケーションを開きます。
「アプリケーションを開く…」を選択します。
「アプリケーションを開く」ダイアログ・ボックスで、手順2で作成したWccAdfCustomization
フォルダに移動します。
WccAdfCustomization.jwsを選択します。
「開く」をクリックします。
RIDC接続URLを構成します。
アプリケーション・ナビゲータの「アプリケーション・リソース」パネルで、「ディスクリプタ」→ADF META-INFの順に開きます。
エディタでconnections.xml
ファイルを開きます。
example-cs
を、Oracle WebCenter Content Serverインスタンスを実行している実際のホスト名と置き換えます。
コンテンツ・サーバーが異なるIDCポートをリスニングする場合は、IDCポート番号4444
を更新します。次に例を示します。
<Contents>idc://cshost.mycompany.com:4444</Contents>
「保存」をクリックします。
WccAdfCustomizationアプリケーションを実行します。
「アプリケーション・ナビゲータ」で、ViewController→「Webコンテンツ」の順に開きます。
index.htmlを右クリックして、「実行」を選択します。
これにより、JDeveloper統合Weblogic Serverを起動し、WccAdfCustomizationアプリケーションをサーバーにデプロイします。
ブラウザにindex.htmlページが表示されたら、そのページのリンクをクリックして、WebCenter Contentユーザー・インタフェースに移動します。
weblogic
ユーザーとしてログインします
WebCenter Contentユーザー・インタフェースが期待どおりに動作していることを確認します。
WccAdfCustomizationアプリケーションを停止します。
赤色の「終了」ボタンをクリックして、WccAdfCustomizationアプリケーションを停止します。
(オプション) IntegratedWebLogicServerアプリケーションも同様に停止できます。
WccAdfCustomizationアプリケーションには、事前作成済のwcc-custom-skin
というカスタム・スキンがあります。このカスタム・スキンでは、WebCenter Contentユーザー・インタフェース用のCSSカスタマイズを定義できます。このスキンは、JDeveloperではViewController→「Webコンテンツ」→「スキン」→wcc-custom-skin→wcc-custom-skin.css
にあります。また、ファイル・システムではViewController/public_html/skins/wcc-custom-skin/wcc-custom-skin.css
にあります。
このアプリケーションには、カスタム・イメージを配置できるimages
フォルダも含まれています。このフォルダは、ViewController→「Webコンテンツ」→「images」
にあります。ファイル・システムでは、ViewController/public_html/images/
にあります。
ブランド・バーのロゴやタイトルの変更などのユニバーサルな変更では、カスタム・スキンを作成する必要はありません。かわりに、アプリケーション構成を直接更新し、customBrandingLogo
およびcustomBrandingTitle
の値を変更できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のユーザー・インタフェース・コマンドに関する項を参照してください。
スキンに対して行った変更を保存する場合、ユーザー・インタフェースをリフレッシュして結果を確認する必要があります。
注意: 特にイメージに関する変更を行う場合、ユーザー・インタフェースでの変更を見るには、ブラウザのキャッシュをクリアする必要のある場合があります。 |
カスタマイズの設計とテストは、カスタム・スキンに内にある次のアイテムが対象になります。
ブランド・バー・ロゴ
デフォルトのフォント・サイズ
wcc-skin
セレクタ
次の各項では、スキンのカスタマイズについての説明と例を示します。JDeveloperのスキン・エディタの使用方法の詳細は、スキン・エディタ・ユーザー・ガイドを参照してください。
自分の所有しているイメージを使用してWebCenter Contentユーザー・インタフェースのブランド・バーのロゴをカスタマイズできます。
独自のイメージを使用してブランド・バー・ロゴをカスタマイズするには:
カスタマイズ用のイメージを保存するローカル・ディレクトリを作成します。
wccadfプロジェクトで「Webコンテンツ」を右クリックして、「新規」を選択します。
「新規ギャラリ」ウィンドウの「カテゴリ」セクションで「一般」をクリックし、「アイテム」で「フォルダ」を選択します。「OK」をクリックします。
「フォルダ名」フィールドで、images
などの名前を指定し、「OK」をクリックします。
ファイル・システムから新しく作成したフォルダを見つけ、使用するカスタムイメージをこのフォルダにコピーします。
WccAdf/public_html/images
スキン・エディタの「設計」タブで、次のものを選択します。
Style Classes/Miscellaneous/.AFBrandingBarLogo
「プロパティ・インスペクタ」の「共通」で、「背景イメージ」用のメニュー(右の方)をクリックし、「編集」を選択します。
手順1で作成したフォルダ内の新しいロゴ・イメージの場所を指定して選択し、「OK」をクリックします。
必要に応じてイメージが収まるように幅および高さのプロパティを調整します(デフォルトでは、.AFBrandingBarLogo
は高さ2.5em、幅119pxとなっています)。
「ファイル」メニューから「保存」を選択します。
生成されたセレクタおよびルールを確認するには、「ソース」タブに切り替えます。次に例を示します。
.AFBrandingBarLogo { background-image: url("../../images/my-company-logo.png"); height: 3.2em; width: 128px; }
WebCenter Contentユーザー・インタフェースに独自のデフォルト・フォントサイズを指定できます。
デフォルトのフォント・サイズをカスタマイズする手順は、次のとおりです。
スキン・エディタの「設計」タブで、次のものを選択します。
Global Selector Aliases/Font/.AFDefaultFont:alias
「プロパティ・インスペクタ」の「フォント/テキスト」で、「フォント・サイズ」に新しい値を入力します。
「ファイル」メニューから「保存」を選択します。
生成されたセレクタおよびルールを確認するには、「ソース」タブに切り替えます。次に例を示します。
.AFDefaultFont:alias { font-size: 14px; }
セレクタをカスタマイズするには、「ソース」タブでカスタム・スキンの.css
ファイルに対して直接それらのルールを追加および修正する必要があります。
カスタマイズの基本とするセレクタ情報は、次のファイルにあります。
wcc-styles.css
: このファイルには、WebCenter Contentセレクタおよびエイリアス(接頭辞「Wcc」
)のすべてが含まれます。さらに、このファイルには冒頭付近にセレクタ、グローバル・エイリアス、ブランド・バーおよび色スキームに関連するスキンのカスタマイズのヒントを一覧にしたセクションがあります。
wcc-skin.css
: このファイルには、基本のADF定義をオーバーライドするWebCenter Content拡張が含まれています。このファイルでは新しいセレクタは定義されていません。
これらのファイルのいずれかからルールを見つけてコピーし、「ソース」タブでカスタム・スキンの.css
ファイルに貼り付け、そこでルールを修正すると簡単です。
注意:
カスタム・スキン用の |
「ドキュメント・プロパティ」ページで小さいロゴをカスタマイズする手順は、次のとおりです。
スキン・エディタの左上隅の「拡張スキン」メニューをクリックし、wcc-styles.cssを選択します。
「ソース」タブで、「検索」バーを使用してWccSmallBrandingBarLogoを検索します。必要に応じて、検索バー右側の下矢印を使用して後続のインスタンスを検索します。
名前および関連する定義を含む行を選択し、その上で右クリックして「コピー」を選択します。
.WccSmallBrandingBarLogo { display: block; width: 19px; height: 1.3em; background-image: url("/adf/resources/wcc/images/company-small-logo.png"); background-position: center; background-repeat: no-repeat; }
wcc-custom-skin.css
ファイルをエディタで開いた場合は、そのタブをクリックしてこのファイルに切り替えます。開かれない場合、「アプリケーション・ナビゲータ」タブでその場所を指定し、ダブルクリックしてエディタで開きます。
ViewController > Web Content > skins > wcc-custom-skin > wcc-custom-skin.css
「ソース」タブをクリックし、定義が必要なファイルにカーソルを置き、右クリックして「貼付け」を選択してルールを貼り付けます。
ロゴ・イメージ・ファイルへのパスを指定し、イメージが収まるように必要に応じて幅および高さのプロパティ・ファイルを調整します。カスタム拡張の一部としてオーバーライドしない定義のある行を削除します。次に例を示します。
.WccSmallBrandingBarLogo { width: 24px; height: 1.25em; background-image: url("../../images/my-company-small-logo.png"); }
「ファイル」メニューから「保存」を選択します。
スキンのカスタマイズが終了したら、アプリケーションを停止します。「実行」メニューから「終了を選択し、「WccAdf (IntegratedWebLogicServerで実行)」を選択します。
JDeveloperでは、WebCenter Contentユーザー・インタフェースのカスタム・スキンをデプロイして、そのスキンをWccAdfCustomSkin.jar
ファイルにパッケージ化できます。
カスタム・スキンをパッケージ化するには:
「アプリケーション・ナビゲータ」タブで、「ViewController」プロジェクトを右クリックし、「デプロイ」メニューから「WccAdfCustomSkin」を選択します。
「終了」をクリックします。ViewController/deploy/
の下にWccAdfCustomSkin.jar
ファイルが生成されます。
WebCenter Contentユーザー・インタフェースでは、customer
というシード・カスタマイズ・レイヤーを定義しています。このレイヤーは、顧客がユーザー・インタフェースにシード・カスタマイズを定義するためのものです。顧客は、このcustomer
レイヤーに1つまたは複数のレイヤー値を定義できます。ほとんどの場合は、1つのレイヤー値で十分です。ただし、複数のレイヤー値を定義している場合、それらのレイヤー値に対するカスタマイズは、それらの値が定義された順序で適用されます。
customer
レイヤーの値は、adf-config.xml
ファイルとCustomizationLayerValues.xml
ファイルで定義できます。
アプリケーション・ナビゲータの「アプリケーション・リソース」パネルで、「ディスクリプタ」→ADF META-INFの順に開きます。
adf-config.xml
ファイルをエディタで開きます。
「ソース」タブで、<customerCustomizationLayerValues>
タグを探して、そのタグの値を編集します。次に例を示します。
<customerCustomizationLayerValues>demo</customerCustomizationLayerValues>
「概要」タブで、左側のパネルから「MDS」を選択します。
右側で、「デザインタイム・カスタマイズ・レイヤー値の構成」リンクをクリックします。
これにより、新しいエディタ・ウィンドウでCustomizationLayerValues.xml
ファイルを開きます。customer
レイヤーを見つけて、そのレイヤーに同じレイヤー値を定義します。次に例を示します。
<cust-layer name="customer" id-prefix="c"> <cust-layer-value value="demo" display-name="Demo" id-prefix="d"/> </cust-layer>
「すべて保存」をクリックします。
customer
レイヤーでは、各レイヤー値に複数のシード・カスタマイズを定義できます。
各レイヤー値にシード・カスタマイズを定義するには:
「カスタマイズ開発者」ロールを使用してJDeveloperを起動します。
「カスタマイズ開発者」ロールを使用してJDeveloperでWccAdfCustomizationアプリケーションを初めて開くと、次のエラー・メッセージが「メッセージ」ログ・ウィンドウで報告されることがあります。
Error applying Customization Context changes for the application WccAdfCustomization. Please close and re-open the application
このエラー・メッセージが表示されたときには、「すべて保存」をクリックしてJDeveloperを終了してから、「カスタマイズ開発者」ロールを使用してJDeveloperを再起動してください。
customer
レイヤーのレイヤー値ごとに、次の手順を実行します。
「WccAdfCustomization - カスタマイズ・コンテキスト」ウィンドウに移動して、customer
ヒント・レイヤーで特定のレイヤー値を選択してから、「すべて保存」をクリックします。
ViewController
プロジェクトから、WccAdfLibrary.jar (通常は最後にあるライブラリ)を探して開いて、wccを開きます。
ここには、すべてのWebCenter Contentユーザー・インタフェース・ページ(.jsf
)と、ページ・フラグメント(.jsff
)がリスト表示されます。
シード・カスタマイズを定義するページまたはページ・フラグメントごとに、次のアクションを順序どおりに実行します。
エディタで開きます。
ページまたはページ・フラグメントにシード・カスタマイズを定義します。次に示すようなカスタマイズがありますが、これらに限定されるものではありません。
特定のUIコンポーネントを非表示または削除します。
UIコンポーネントを移動します。
新しいUIコンポーネントを追加します。
UIコンポーネントのプロパティを変更します。
リソース文字列を変更します。
「すべて保存」をクリックします。
WccAdfCustomizationアプリケーションを実行して、シード・カスタマイズをテストします。
index.htmlを右クリックして、「実行」を選択します。
テストが終了したら、WccAdfCustomizationアプリケーションを停止します。
JDeveloperでMDSシード・カスタマイズを定義することで、WebCenter Contentユーザー・インタフェースを変更できます。たとえば、次の手順は、「ドキュメント・プロパティ」ページを以下のカスタマイズ内容で変更する方法を示しています。
「サマリー」タブの名前を、「Overview」に変更します
「メタデータ」タブの「システム・メタデータ」セクションを非表示にします
「ドキュメント・プロパティ」ページにMDSシード・カスタマイズを定義するには:
JDeveloperのエディタで、docInfoTabs.jsff
を開きます。
ID summtabのaf:showDetailItemコンポーネントを選択します。
「プロパティ・インスペクタ」ウィンドウで、「テキスト」プロパティのメニューをプルダウンして、テキスト・ソースの選択. . .を選択します。
「テキスト・リソースの選択」ダイアログ・ボックスで、次の手順を実行します。
「リソース・バンドル」の選択リストをクリックして、エントリwcc.custom.view.DummyBundle (ViewController.jpr)を選択します。その次に、エントリoracle.wcc.adf.vc.resource.CustomizationBundle (ViewController.jpr)を選択します。
「表示値」の入力ボックスに、Overview
と入力します。
「保存して選択」をクリックします。
「オーバーライドの確認」ポップアップのプロンプトが表示されたら、「はい」をクリックしてポップアップを閉じます。この確認ポップアップが再度表示されないようにする場合は、「次回このメッセージを表示しない」を選択します。
JDeveloperの応答が回復するまで待機します。これには数秒かかる場合があります。
同じaf:showDetailItem
コンポーネントを再度選択します。
「プロパティ・インスペクタ」ウィンドウで、「ShortDesc」プロパティのメニューをプルダウンして、テキスト・ソースの選択. . .を選択します。
「テキスト・リソースの選択」ダイアログ・ボックスで、次の手順を実行します。
「リソース・バンドル」の選択リストをクリックして、エントリwcc.custom.view.DummyBundle (ViewController.jpr)を選択します。その次に、エントリoracle.wcc.adf.vc.resource.CustomizationBundle (ViewController.jpr)を選択します。
「一致するテキスト・リソース」の表で、「表示値」がOverview
の行を選択します。
「選択」をクリックします。
これらの変更を行うと、af:showDetailItemコンポーネントの冒頭部分は次のようになります。
<af:showDetailItem text="#{viewcontrollerBundle.OVERVIEW}" id="summtab" shortDesc="#{viewcontrollerBundle.OVERVIEW}
Textプロパティの値が#{diBundle.MTAB_SYSTEM_METADATA}
のaf:showDetailHeaderコンポーネントを選択します。
「プロパティ・インスペクタ」ウィンドウで、「レンダリング済」プロパティの選択リストをクリックして、「False」を選択します。
「すべて保存」をクリックします。
シード・カスタマイズの指定とテストが完了したら、そのカスタマイズをデプロイ用にWccAdfCustomization.mar
ファイルにパッケージ化します。
シード・カスタマイズをパッケージ化するには:
WccAdfCustomizationアプリケーションを右クリックし、「デプロイ」→WccAdfCustomization…の順に選択します。
「WccAdfCustomizationのデプロイ」ダイアログ・ボックスでは、デプロイメント・アクションをデフォルトの選択(「MARにデプロイ」)のままにして、「終了」をクリックします。
これにより、deploy/
ディレクトリ内にWccAdfCustomization.mar
ファイルが生成されます。
インストール済のOracle WebCenterユーザー・インタフェース環境にカスタマイズを適用するには、カスタム・スキンとシード・カスタマイズを適用します。
インストール済環境のWebCenter Contentユーザー・インタフェースに、新しいWccAdfCustomSkin.jar
ファイルで定義したカスタム・スキンを適用するには、新しいスキンをポイントして、WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ドメイン内のWccAdfCustomSkin.jar
ファイルを新しいものに置換するように、ユーザー・インタフェースのアプリケーション構成を更新します。
WLSTコマンドを実行して、新しいスキンをポイントするようにWebCenter Contentユーザー・インタフェース・アプリケーションの構成を更新します。
環境変数WL_HOMEをWCCUI_MW_HOME
/wlserver_10.3
に設定します。たとえば、Linuxマシンでは次を実行します。
export WL_HOME=/Oracle/WccUI/wlserver_10.3
WCCUI_MW_HOME
/oracle_common/webcenter/wccadf/WlstResources/common/bin
に移動して、wlst.sh
またはwlst.cmd
を実行します。
WCCADF_server1のポートに接続します。このポートのデフォルトは、16225
です。次に例を示します。
wls:/offline> connect() Please enter your username :weblogic Please enter your password : Please enter your server URL [t3://localhost:7001] :t3://localhost:16225
updateWccAdfConfig
コマンドを実行して、skinFamily
プロパティをこのカスタム・スキンを指定するように更新します。次に例を示します。
wls:/wccadf_domain/serverConfig> updateWccAdfConfig(appName='Oracle WebCenter Content - Web UI', skinFamily='wcc-custom-skin')
WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ドメインで、WCCADF_server1を停止します。
WCCUI_MW_HOME
/oracle_common/webcenter/wccadf
内のWccAdfCustomSkin.jar
ファイルを、生成したファイルに置き換えます。
WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ドメインで、WCCADF_server1を再起動します。
新しいWccAdfCustomSkin.jar
ファイルで定義されたカスタム・スキンが、ただちに有効になります。ブラウザのキャッシュをクリアし、WebCenter Contentユーザー・インタフェースにログインして、カスタマイズを確認します。
インストール済環境内のWebCenter Contentユーザー・インタフェースに、WccAdfCustomization.mar
ファイルで定義したシード・カスタマイズを適用するには、customer
カスタマイズ・レイヤーの値を定義し、WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ドメインのMDSリポジトリにWccAdfCustomization.mar
ファイルをインポートするように、WebCenter Contentユーザー・インタフェース・アプリケーションの構成を更新します。
WebCenter Contentユーザー・インタフェースにシード・カスタマイズを適用するには:
WccAdfCustomization.mar
ファイルをステージングの場所(例: /tmp/WccAdfCustomization.mar
)にコピーします。
WLSTコマンドを実行して、customer
カスタマイズ・レイヤーの値を定義するように、WebCenter Contentユーザー・インタフェース・アプリケーション構成の構成を更新します。
環境変数WL_HOMEをWCCUI_MW_HOME
/wlserver_10.3
に設定します。たとえば、Linuxマシンでは次を実行します。
export WL_HOME=/Oracle/WccUI/wlserver_10.3
WCCUI_MW_HOME
/oracle_common/webcenter/wccadf/WlstResources/common/bin
に移動して、wlst.sh
またはwlst.cmd
を実行します。
WCCADF_server1のポートに接続します。このポートのデフォルトは、16225
です。次に例を示します。
wls:/offline> connect() Please enter your username :weblogic Please enter your password : Please enter your server URL [t3://localhost:7001] :t3://localhost:16225
updateWccAdfConfig
コマンドを実行して、customerCustomizationLayerValues
プロパティをcustomer
レイヤーの値に更新します。次に例を示します。
wls:/wccadf_domain/serverConfig> updateWccAdfConfig(appName='Oracle WebCenter Content - Web UI', customerCustomizationLayerValues='demo')
WLSTコマンドを実行して、WccAdfCustomization.mar
ファイルをWCCUIドメインのMDSリポジトリにインポートします。
WCCUI_MW_HOME
/oracle_common/common/bin
に移動して、wlst.sh
またはwlst.cmd
を実行します。
管理サーバーのポート(デフォルトでは、7001
)に接続します。次に例を示します。
wls:/offline> connect() Please enter your username :weblogic Please enter your password : Please enter your server URL [t3://localhost:7001] :
importMetadata
コマンドを実行して、WccAdfCustomization.mar
ファイルで定義したメタデータをMDSリポジトリにインポートします。次に例を示します。
wls:/wccadf_domain/serverConfig> importMetadata('Oracle WebCenter Content - Web UI', 'WCCADF_server1', '/tmp/WccAdfCustomization.mar')
WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ドメインで、WCCADF_server1を停止します。
WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ドメインで、WCCADF_server1を再起動します。
このWccAdfCustomization.mar
ファイルで定義したシード・カスタマイズは、すぐに有効になります。ブラウザのキャッシュをクリアし、WebCenter Contentユーザー・インタフェースにログインして、カスタマイズを確認します。