C SAPスタンドアロン接続テスト

この付録では、SAPスタンドアロン接続テストを実行する方法を説明します。

すでに説明した接続テストに加えて、ODIの外部でのテストを、スタンドアロンのJavaユーティリティを使用して実行できます。

SAPスタンドアロン接続テスト

スタンドアロンJavaユーティリティを使用して接続をテストする手順は次のとおりです。

1. コマンド・ウィンドウを開きます。

2. oracledi/driversディレクトリに移動します。

3. JAVA_HOMEがJVM (1.5以上)を指していることを確認します。

4. SAP Java Connectorがインストール済であることと、sapjco3.jarおよびsapjco3ライブラリがoracledi/driversディレクトリにあることを確認します。

5. 次のコマンドを使用してユーティリティを起動します。

   Windowsの場合:

   java -cp sapjco3.jar;odi-sap.jar oracle.odi.sap.km.test.JCoTest

   Linux/UNIXの場合:

   java -cp sapjco3.jar:odi-sap.jar oracle.odi.sap.km.test.JCoTest

   この結果、次のような出力が得られるはずです:

   
   図image134.jpgの説明
   
   

6. テキスト・エディタを使用して、oracledi/driversディレクトリにあるODI_SAP_CON_POOL.jcoDestinationファイルを開きます。これは次のようなファイルです。

   #for tests only!
   jco.client.lang=EN
   jco.destination.peak_limit=10
   jco.client.client=800
   jco.client.passwd=<SAP Password>
   jco.client.user=<SAP User>
   jco.client.sysnr=00
   jco.destination.pool_capacity=5
   jco.client.ashost=<SAP Application Server>
   

7. SAP管理者から受け取ったSAP接続情報を入力します。これで、ファイルは次のようになります(実際の接続情報を使用してください)。

   #for tests only !
   jco.client.lang=EN
   jco.destination.peak_limit=10
   jco.client.client=800
   jco.client.passwd=ODI123
   jco.client.user=ODI
   jco.client.sysnr=00
   jco.destination.pool_capacity=5
   jco.client.ashost=123.123.123.123.
   

8. 次に示すコマンドを使用してユーティリティをもう一度起動します。

   Windowsの場合:

   java -cp sapjco3.jar;odi-sap.jar oracle.odi.sap.km.test.JCoTest

   Linux/UNIXの場合:

   java -cp sapjco3.jar:odi-sap.jar oracle.odi.sap.km.test.JCoTest

   この結果、次のような出力が得られるはずです:

   
   図image136.jpgの説明
   
   

   単なるSAP接続のテストに加え、ユーティリティでは、RKMで必要な特定のファンクション・モジュールが存在するかどうかの検証も行います。これらのモジュールはRKMの最初の実行の際にインストールされます(UPLOAD_ABAP = Yes)。

9. 実行後にODI_SAP_CON_POOL.jcoDestinationファイルを削除します。このファイルには、SAPログイン資格証明が格納されているからです。