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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data IntegratorのためのSAP ABAP BWアダプタ・スタート・ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B72793-01
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3 トポロジの構成

この章では、トポロジを構成する方法を、現実的な例を使用して説明します。

このプロジェクトでは、次に示すSAP BWターゲットからデータを抽出する方法を示します。

この章は、次の項で構成されています。

ターゲット・データ・サーバーの構成

この項では、Oracleデータ・サーバーをセットアップする方法を説明します。非Oracleのターゲット・データ・サーバーをLKM SAP BW to SQLとともに使用するように構成するときは、それぞれの設定を使用してください。

  1. トポロジ・マネージャに接続します。

  2. 「物理アーキテクチャ」ツリー・ビューで、「テクノロジ」ノードを開いて「Oracle」テクノロジを選択します。

  3. 右クリックして「データ・サーバーの挿入」を選択します。

  4. データ・サーバーの定義を、次に示すように入力します。

    image004.jpgの説明が続きます
    図image004.jpgの説明

  5. 「JDBC」タブを選択し、データ・サーバーへのJDBC接続情報を次に示すように入力します。

    image006.jpgの説明が続きます
    図image006.jpgの説明

    URLは、実際のOracleインスタンス構成に合せて変更してください。

  6. 「テスト」をクリックして、このデータ・サーバーへの接続をテストします。

  7. 「OK」をクリックしてデータ・サーバーを保存します。

  8. 表示された「物理スキーマ」ウィンドウで、次に示すように、「スキーマ」と「作業スキーマ」の両方に「ODI_SAP_DEMO」と入力します。

    image008.jpgの説明が続きます
    図image008.jpgの説明

    このデータ・サーバーのためのODIの作業スキーマが定義済の場合は、そのスキーマをODI_SAP_DEMOのかわりに使用できます。

  9. 「コンテキスト」タブに移動します。

  10. 「追加」をクリックし、「論理スキーマ」フィールドの値を「ODI_SAP_DEMO」と入力します。

    image010.jpgの説明が続きます
    図image010.jpgの説明

  11. OK」をクリックして保存します。

SAPソース・サーバーの構成

次の各トピックで、SAPソース・サーバーを構成する方法を説明します。

データ・サーバーの構成

  1. 「物理アーキテクチャ」ツリー・ビューで、「テクノロジ」ノードを開いて「SAP ABAP」テクノロジを選択します。

  2. 右クリックして「データ・サーバーの挿入」を選択します。

  3. データ・サーバーの定義を入力します。このデータ・サーバーのパラメータを次のように設定します。

    • 名前: SAP_BW。ODIに表示されるデータ・サーバーの名前です。

    • ホスト(データ・サーバー): SAP BWシステムのIPアドレスまたはホスト名。

    • ユーザー: SAPユーザー(SAP管理者から指定されたもの)。

    • パスワード: このユーザーのSAPパスワード。このパスワードでは大文字と小文字が区別されます。

      image012.jpgの説明が続きます
      図image012.jpgの説明

  4. このデータ・サーバーのフレックスフィールド値を「フレックスフィールド」タブで設定します。

    image014.jpgの説明が続きます
    図image014.jpgの説明

    • SAP言語: ログイン時に使用される言語のコード。たとえば、英語の場合はEN、ドイツ語の場合はDEです。

    • SAPクライアント番号: SAPでクライアントと呼ばれる、自己完結型の単位に割り当てられた3桁の番号。クライアントは、トレーニング、開発、テスト、本番クライアントなどです。また、大企業の個々の部門を表す場合もあります。

    • SAPシステム番号: SAPインスタンスに割り当てられた2桁の番号。SAPインスタンスは、Web Application Server (WAS)とも呼ばれます。

    • SAPシステムID: 1つのランドスケープ内でのSAPシステムの一意の識別子(3文字)。

    • SAP SNC接続プロパティ: SNC接続のプロパティ。このパラメータはオプションで、空のままにすることもできます。

    • SAPルーター文字列: ルーター文字列。このパラメータはオプションで、空のままにすることもできます。

    • SAPキャラクタ・セット: このキャラクタ・セットが必要になるのは、SAPシステムがUNICODEシステムではない場合のみです。すべてのキャラクタ・セットのリストは、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』のロケール・データに関する項を参照してください。たとえば、クロアチア語のデータの場合はEE8ISO8859P2です。UNICODEシステムの場合はUTF8を使用します。


      注意:

      このフレックスフィールドが使用されるのは、「LKM SAP BW to Oracle (SQLLDR)」の場合のみです。「LKM SAP BW to SQL」とともに使用する場合は、非UNICODE SAPシステムのキャラクタ・セットを、ファイル・ドライバURLの中のENCODINGパラメータを使用して定義してください(「トポロジのセットアップ」を参照)。


    • SAP BWバージョン: SAP BWバージョンを次のとおりに入力します:

      SAP BW 7.0以上のシステムの場合は、700と入力します

      SAP BI 3.5システムの場合は、350と入力します

    • SAP ERPバージョンおよびSAP ABAPバージョン: SAP BWコネクタでは使用しません。

  5. 「OK」をクリックします。


    注意:

    「テスト」ボタンでのSAP接続定義のテストは、この接続に対してはサポートされません。


データ・サーバー名を除いて、SAPデータ・サーバーを定義するときに指定するパラメータはすべて、SAP管理者から指定されたものを使用します。詳細は、「権限の取得」を参照してください。

SAPアダプタを使用するには、設定および実行の操作を行うための権限が必要です。付録A「SAP ABAP BWで必要な権限」に記載されている権限の一覧を管理者に渡してください。これらの権限は、管理者から指定されたSAPユーザーでSAPシステムにログインするために必要です。

これらのパラメータの詳細は、「SAP接続情報の収集」を参照してください。

論理スキーマの構成

  1. 「物理スキーマ」ウィンドウの「定義」タブは編集しないでください。

  2. 「コンテキスト」タブを選択して「追加」をクリックし、論理スキーマ名「LOGICAL_SAP_BW」を入力します。

    image016.jpgの説明が続きます
    図image016.jpgの説明

  3. 「OK」をクリックします。