Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sites: Analyticsユーザーズ・ガイド 11g リリース1 (11.1.1.6.0) E49678-01 |
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オブジェクト
Analyticsの構成単位。レポートで扱われる対象です。
情報を格納および処理する際、Analyticsではオブジェクトが使用されますが、WebCenter Sitesではアセットとアセット・タイプが使用されます。AnalyticsでWebCenter Sitesのアセット・タイプを認識し、そのタイプのアセットを追跡できるようにするために、管理者はWebCenter Sitesのアセット・タイプの単位でAnalyticsオブジェクトを定義します。方法としては、オブジェクトに対応するAnalyticsレポートを構成し、そのオブジェクトに目的のアセット・タイプを割り当てます。レポートを構成するプロセスを通じて、基礎となるアセットが定義されます。
オブジェクトの特殊なインスタンスにPageviewオブジェクトがあります。「一般情報」グループのレポートを機能させるには、管理者は(ページ・ビューを構成して)このオブジェクトを構成する必要があります。
「ページ・ビュー」レポートは、複数のアセット・タイプをサポートします。
Pageviewオブジェクト
「ページ・ビュー」レポートを通じて構成される、Analyticsのデフォルト・オブジェクト。Pageview
オブジェクトは、「ページ・ビュー」、「サイト情報」、「クリックストリーム」の各レポートの基礎となるオブジェクトであるため、このオブジェクトには、(マーケティングの観点で)最も有意義なアセットがレポートに組み込まれるようなアセット・タイプを割り当てる必要があります。
Pageview
オブジェクトには、複数のアセット・タイプを割り当てることができます。「ページ・ビュー」レポートには、このようなアセット・タイプの使用状況に関する統計が含まれます。
ページ・ビュー
Analyticsの構成単位。Analyticsデータ取得アプリケーションによるトラッキングが有効なアセット・タイプの1つ以上のアセットからなるグループ。
アセット・タイプに対するトラッキングが有効になるのは、アセット・タイプがPageviewオブジェクトに定義され、そのアセット・タイプを表示する公開ページがAddAnalyticsImgTag
(データ取得タグ)でタグ付けされている場合です。
処理データ
Hadoopジョブで処理されて統計データとなった、ビジターのアクティビティ・データ。処理が完了すると、データはAnalyticsデータベースに挿入され、ユーザーがAnalyticsレポート作成インタフェースから要求する各種レポートですぐに使用できるようになります。
生データ
データ取得プロセスの中で記録され、その後の処理に向けてローカル・ファイル・システムに格納された、ビジターのサイトでのアクティビティを表す未処理データ。統計は、このようなデータに関する計算で作成され、レポートに表示されます。(このデータをそのままレポート生成に使用することはできません。)