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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1.8.0)
E49680-01
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28 「ログイン・バー」ウィジェットでの作業

この章では、デザイナを対象としたクイック・リファレンスとして、「ログイン・バー」ウィジェットの設定の再構成および「ログイン・バー」ウィジェット・タグのデプロイについて説明します。「ログイン・バー」ウィジェットは、CommunityとGadgetsの両アプリケーションに共通です。Communityインタフェースの「ログイン・バー」ウィジェットに対する変更は、Gadgets Userインタフェースの「ログイン・バー」ウィジェットにも適用され、その逆も同様に適用されます。したがって、ビジターがWebサイトのコミュニティ・ウィジェットにログインすると、そのWebサイトでデプロイされているガジェットおよびダッシュボードのウィジェットにもログインされます。


注意:

Oracle WebCenter Sites: Gadgetsアプリケーションに関する作業の詳細は、第IV部「Gadgetsアプリケーションの使用」を参照してください。


この章は、次の項で構成されています。

28.1 概要

図28-1 「ログイン・バー」メニュー

図28-1の説明が続きます
「図28-1 「ログイン・バー」メニュー」の説明

「ログイン・バー」メニュー(図28-1を参照)は、会社のWebサイトのページにデプロイされたコミュニティ・ウィジェット(およびガジェット)にログインするためにサイト・ビジターが使用する、ログイン・バーを再構成するために使用します。ログイン設定の構成には、ビジターがコミュニティ・ウィジェット(およびガジェット)にログインする際に使用できる資格証明(たとえばFacebookやTwitter)の決定が含まれます。これらの構成を保存すると、Webサイト上にデプロイされているすべてのログイン・バー・ウィジェット(スタンドアロンおよび埋込み)でその新しい設定が使用されます。

この項の手順はクイック・リファレンスとして記載されており、Communityインタフェースへログイン済のユーザーを対象としています。ログインの手順が必要な場合には、第24.1項「ログイン」を参照してください。

28.2 「ログイン・バー」ウィジェットのデフォルト設定の再構成

「ログイン・バー」ウィジェットのデフォルトの設定は、ウィジェットの保存済設定です。この設定では、Webサイトのビジターがコミュニティ・ウィジェット(およびガジェット)にログインする際にどの資格証明を使用するか、およびビジターが自分のコメントやレビューをFacebookやTwitterなどのソーシャル・ネットワークのニュース・フィードで共有するかどうかを指定します。


注意:

「ログイン・バー」ウィジェット・タグは、CommunityとGadgetsの両アプリケーションに共通です。この項で示す手順は、CommunityインタフェースおよびGadgets Userインタフェースでの「ログイン・バー」ウィジェット・タグの再構成に適用できます。Gadgetsアプリケーションの詳細は、第IV部「Gadgetsアプリケーションの使用」を参照してください。


デザイナが「ログイン・バー」ウィジェットのデフォルト設定を再構成するには、メニュー・バーの「ログイン・バー」「構成」を選択します。これにより、「ソーシャル・ログインと共有の設定」画面(図28-2を参照)が開きます。デフォルト設定が保存されると、Webサイト上にデプロイされているすべての「ログイン・バー」ウィジェット・タグ(スタンドアロンのインスタンスや、コミュニティおよびダッシュボードのウィジェット・タグ内に埋め込まれ一緒にデプロイされたインスタンスを含む)で、この新しい設定が使用されるようになります。

図28-2 「ソーシャル・ログインと共有の設定」画面

図28-2の説明が続きます
「図28-2 「ソーシャル・ログインと共有の設定」画面」の説明

表28-1 ログイン・バーの再構成

オプション 説明

ソーシャル・ログインの無効化

このオプションを選択すると、デプロイ済のコミュニティ・ウィジェット(およびデプロイ済のガジェットやダッシュボード・ウィジェット)にサイト・ビジターがログインするときに使用できる資格証明は、そのビジターがWebサイトに登録した際に使用したもののみとなります。

有効なネイティブ・ソーシャル統合

開発者がCommunity-Gadgetsアプリケーションを、Facebook、TwitterまたはGoogleで登録した場合は、「有効なネイティブ・ソーシャル統合」を選択します。これにより、Facebook、TwitterおよびGoogleを、外部アイデンティティ・プロバイダとして使用できます。

次のオプションは、ネイティブ・ソーシャル統合に対して「ログイン・バー」ウィジェットが有効化されている場合にのみ使用可能です。

  • 「Facebookログインの有効化」を選択すると、ビジターがWebサイト上のウィジェットやガジェットにFacebookの資格証明を使用してログインできるようになります。

  • 「Twitterログインの有効化」を選択すると、ビジターがWebサイト上のウィジェットやガジェットにTwitterの資格証明を使用してログインできるようになります。

  • 「Googleログインの有効化」を選択すると、ビジターがWebサイト上のウィジェットやガジェットにGoogleアカウントの資格証明を使用してログインできるようになります。

注意: Community-Gadgetsアプリケーションをこれらの外部アイデンティティ・プロバイダに登録する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』を参照してください。

Janrainプラットフォームとの統合の有効化

Janrainとは、ソーシャル・ログインおよびソーシャル・ユーザー・プロファイルの管理のためのサードパーティのサービスです。開発者がCommunity-GadgetsアプリケーションをJanrainプラットフォームで登録した場合に、Janrainプラットフォームでサポートされているソーシャル・ネットワークに対する割当済の資格証明を使用して、ビジターがWebサイト上のウィジェットやガジェットにログインできるようにするには、「Janrainプラットフォームとの統合の有効化」ラジオ・ボタンを選択します。

注意: 開発者がCommunityおよびGadgetsのアプリケーションをJanrainプラットフォームで登録していない場合は、このオプションは使用できません。CommunityおよびGadgetsのアプリケーションをJanrainプラットフォームで登録する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』を参照してください。

Oracle Social Access Managementとの統合の有効化

開発者がCommunityおよびGadgetsのアプリケーションをOracle Access Management (OAM)で登録している場合は、「Oracle Social Access Managementとの統合の有効化」を選択します。これにより、OAMでサポートされている任意のソーシャル・ネットワークの資格証明を使用して、デプロイ済のウィジェットやガジェットにビジターがログインできるようになります。Webサイトにログインすると、ビジターはそのWebサイト上にデプロイされているすべてのウィジェットおよびガジェットに自動的にログインされます。

注意: 開発者がCommunityおよびGadgetsのアプリケーションをOracle Access Management (OAM)で登録していない場合は、このオプションは使用できません。

CommunityおよびGadgetsのアプリケーションをOracle Mobile and Social Access Managerで登録する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』を参照してください。

ソーシャル共有の無効化

このオプションを選択すると、サイト・ビジターはコメントやレビューをソーシャル・ネットワーク(たとえばFacebook、Twitter、Google+)で共有できなくなります。

Facebook、TwitterおよびGoogle+に対するコメントおよびレビューのソーシャル共有

このオプションを選択すると、ビジターがWebサイトのコンテンツに関して投稿したコメントやレビューを、Facebook、TwitterおよびGoogle+のニュース・フィードで共有できるようになります。

専用Janrainウィジェットを経由したコメントおよびレビューのソーシャル共有

このオプションを選択すると、ビジターが投稿したコメントやレビューを、Janrainプラットフォームでサポートされているソーシャル・ネットワークで共有できるようになります。

注意: 開発者がCommunityアプリケーションをJanrainプラットフォームで登録していない場合は、これらのオプションは使用できません。CommunityアプリケーションをJanrainプラットフォームで登録する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』を参照してください。


28.3 「ログイン・バー」ウィジェット・タグのデプロイ

デザイナは、メニュー・バーで「ログイン・バー」「デプロイ」を選択して、「ログイン・バー」ウィジェット・タグをデフォルト設定またはカスタム設定でデプロイできます。「ログイン・バー」ウィジェット・タグは、スタンドアロンのウィジェットとしてWebページ上にデプロイすることも、別のコミュニティ・ウィジェットのタグに埋め込むこともできます。この項では、スタンドアロンの「ログイン・バー」ウィジェット・タグをデプロイする方法を説明します。

スタンドアロンの「ログイン・バー」ウィジェット・タグをデプロイするには

  1. メニュー・バーで、「ログイン・バー」「デプロイ」を選択します。

    「ログイン・バーのデプロイメント」画面が開きます(図28-3を参照)。

    図28-3 「ログイン・バーのデプロイメント」画面

    図28-3の説明が続きます
    「図28-3 「ログイン・バーのデプロイメント」画面」の説明

  2. 「ログイン・バー」ウィジェット・タグのこのインスタンスをカスタマイズする場合は、「表示タイプ」フィールドで、「短い」「完全」のどちらのバージョンの「ログイン・バー」ウィジェットをWebサイト上にデプロイするかを選択します。次のオプションのいずれかを選択します。

    • 短い: ビジターがWebサイトにログインすると、「ログイン・バー」ウィジェットにビジターのユーザー名が表示され、さらにリンクも表示されます。このリンクから、ビジターは自分のプロファイルを編集することや、Webサイトからログアウトできます。このバージョンの「ログイン・バー」ウィジェットには、Webサイトのフォント・スタイルが自動的に適用されます。

    • 完全: ビジターがWebサイトにログインすると、「ログイン・バー」ウィジェットにビジターのユーザー名とプロファイル画像が表示され、さらにリンクも表示されます。このリンクから、ビジターは自分のプロファイルを編集することや、Webサイトからログアウトできます。このバージョンの「ログイン・バー」ウィジェットは、デフォルトのフォント・スタイル(「ログイン・バー」ウィジェット・タグで指定されます)でWebサイトに表示されます。「完全」バージョンの「ログイン・バー」ウィジェットには、Webサイトのフォント・スタイルが自動的に適用されることはありません。

  3. 次のようにしてウィジェット・タグをデプロイします。

    1. 「タグ」フィールドで、ウィジェット・タグをコピー([Ctrl]+[C])します。

    2. ウィジェット・タグを目的のテンプレートに挿入し、テンプレートが割り当てられているアセットをプレビューし、Webサイトにテンプレートをパブリッシュします。詳細な手順は、第24.2項「コミュニティ・ウィジェット・タグをデプロイする方法」の手順3から7を参照してください。