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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド
11gリリース1 (11.1.1.8.0)
E49682-01
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31 システム・デフォルト

この章では、日常的に使用することになるWebCenter Sitesのシステム・デフォルトについて説明します。

この章は、次の項で構成されています。

31.1 ACL

WebCenter Sitesとそのアプリケーションは、複数のデフォルトACLを使用して、各機能に対するユーザー・アクセスを制御します。この項では、ACLで指定できる権限をまとめ、WebCenter SitesのデフォルトのシステムACLについて説明します。

この項は、次のトピックで構成されています。

31.1.1 権限

ACLによって一連の権限を指定します。ACLをデータベース表に割り当てると、データベース表ではACLで指定された権限のみを行使できるようになります。これらの権限を行使できるのは、表と同じACLを持つユーザーのみです。

表31-1「WebCenter Sitesによってサポートされる権限」には、ACLで指定できるすべての権限がリストされています。

表31-1 WebCenter Sitesによってサポートされる権限

権限 ビット・マスク脚注 1  アクション

読取り

1

表からデータを読み取ります。

書込み

2

表に情報を書き込みます。

注意: 表に行を追加するには、作成権限が必要です。

作成

4

表を作成します。

削除

8

表から情報を削除します。

取得

16

URL列(アップロード・フィールドとも呼ばれている)のコンテンツを取得します。URL列の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』を参照してください。

リビジョン追跡監査

32

追跡される表の行(レコード)のすべてのリビジョン追跡情報にアクセスします。

リビジョン追跡管理

64

表に対してリビジョン追跡を割り当てるか削除します。


脚注 1 ACLが作成されると、ACLに割り当てられている各権限のビット・マスク番号が相互に加算され、その合計がSystemACL表にACLとともに表示されます。

31.1.2 ACLへのアクセス

WebCenter SitesのACLとその権限は、リストまたは個別のエントリとしてアクセスできます。

  • ACLとその権限のリストを取得するには、SystemACL表を直接開きます。

  • 個別のACLとその権限を取得するには、次のように管理者インタフェースを使用します。

  1. 「管理」タブで、「ユーザー・アクセス管理」を開き、「ACL」をダブルクリックします。

  2. ドロップダウン・リストで、作業対象のACLを選択します。

  3. 「ACLの修正」を選択し、「OK」をクリックします。


    注意:

    デフォルトのシステムACLは変更できません。システム表に割り当てられているSCLは変更できません。


システムACLの詳細は、第31.2項「システムACL」を参照してください。

31.2 システムACL

表31-2「システムACLとその権限」には、システムACLとその権限がリストされています。各システムACLは、データベース表の特定の部分や、さらに、これらの表を使用する製品機能へのアクセスを制御するために存在しています。デフォルトACLの多くは同じ権限のセットを持っていますが、これらのACLは別々の表に割り当てられるものなので、すべて必要です。

表31-3「システムACLとその説明」では、各ACLの機能と、WebCenter SitesおよびSitesコンテンツ・アプリケーションによる各ACLの使用方法について説明しています。

表31-2 システムACLとその権限

ACL名 読取り 取得 書込み 作成 削除 リビジョン追跡監査 リビジョン追跡管理

Browser

あり

なし

なし

なし

なし

なし

なし

ContentEditor

あり

あり

あり

あり

あり

あり

なし

ElementEditor

あり

あり

あり

あり

あり

あり

なし

ElementReader

あり

なし

なし

なし

なし

なし

なし

PageEditor

あり

あり

あり

あり

あり

あり

なし

PageReader

あり

なし

なし

なし

なし

なし

なし

RemoteClient

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

SiteGod

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

TableEditor

あり

あり

あり

あり

あり

あり

なし

UserEditor

あり

あり

あり

あり

あり

あり

なし

UserReader

あり

なし

なし

なし

なし

なし

なし

Visitor

あり

あり

あり

あり

あり

あり

なし

VisitorAdmin

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

WsAdmin

なし

なし

なし

なし

なし

なし

なし

WSEditor

なし

なし

なし

なし

なし

なし

なし

WSUser

なし

なし

なし

なし

なし

なし

なし

xceladmin

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

xceleditor

あり

あり

あり

あり

あり

あり

なし

xcelpublish

あり

あり

あり

あり

あり

あり

なし


表31-3 システムACLとその説明

ACL名 説明

Browser

WebCenter Sitesデータベース内のコンテンツに対して読取り専用アクセスを許可します。システム・デフォルトとサンプル・サイトのユーザーのほとんどに割り当てられます。

WebCenter Sitesでは、管理するオンライン・サイトへのすべての訪問者にユーザー・アカウントが必要です。このため、WebCenter SitesはDefaultReaderという名前のデフォルトのユーザー・アカウント付きで配信されます。これはすべての認証されていないユーザー、つまり独自のユーザー・アカウントを持たないユーザーに割り当てられます。

Browser ACLはDefaultReaderユーザー・アカウントに割り当てられます。このユーザー・アカウントによって、認証されていない訪問者にはWebCenter Sitesデータベースのコンテンツに対する読取り専用アクセス権が付与されます。

ContentEditor

サンプルのWebCenter Sitesサイトで使用されます。

このACLは、サンプル・サイトをサポートする表に割り当てられます。

ElementEditor

ユーザーがElementCatalog表とSystemSQL表にデータを書き込めるようになります。

サイト・デザイナや、テンプレート、CSElementおよびSiteEntryアセットの作成者には、このACLが必要です。

ElementReader

ユーザーがElementCatalog表とSystemSQL表のデータを読み取れるようになります。

WebCenter Sitesユーザーが、そのアセットに割り当てられたテンプレートを調査できるようにするには、このACLが必要です。

PageEditor

ユーザーがSiteCatalog表にページ・エントリを作成できるようになります。

サイト・デザイナや、テンプレート、CSElementまたはSiteEntryアセットの作成者には、このACLが必要です。

PageReader

ユーザーがSiteCatalog表からエントリを読み取れるようになります。

WebCenter Sitesユーザーが、そのアセットに割り当てられたテンプレートを調査できるようにするには、このACLが必要です。

RemoteClient

サイト・デスクトップなどのリモート・クライアントを介して、ユーザーがSites管理システムにログインできるようになります。

サイト・デスクトップのすべてのユーザーには、このACLが必要です。

SiteGod

WebCenter Sitesデータベースのすべての表に完全にアクセスできるようになります。

管理システムの少なくとも1人のユーザー(通常は管理者)に、SiteGod ACLが必要です。

TableEditor

ユーザーがWebCenter Sitesデータベースの表を作成および削除できるようになります。

データベース表を作成したり、(新しい表の作成を引き起こす)新しいアセット・タイプ作成するサイト・デザイナには、このACLが必要です。

管理者や、ミラーリング先の初期化機能を使用するその他のユーザーにも、このACLが必要です。

UserEditor

ユーザーがユーザー・アカウントを管理できるようになります。

管理者にはこのACLが必要です。

UserReader

WebCenter Sitesによってユーザー・アカウント情報を認識できるようにします。WebCenter SitesはこのACLを使用して、どのユーザーがどのサイト上でどのロールを持っているのか確認します。割当て先のコンテンツ管理サイトにアクセスできるようにするため、すべてのユーザーにこのACLが必要です。

Visitor

ユーザーが、訪問者データが格納されているOracle WebCenter Sites: Engage表にデータを書き込んで、推奨アセットを作成できるようにします。

  • 推奨アセットを作成する必要のあるEngageユーザーはすべて、このACLが必要です。

  • 配信システム上でそのデータが収集されている(Engageアセットの)認可された訪問者は、このACLがユーザー・アカウントに割り当てられている必要があります。

  • オンライン・サイトの認可されていない訪問者にはすべて、このACLが(DefaultReaderユーザー・アカウントで)自動的に割り当てられます。DefaultReaderアカウントの詳細は、第6.1.2項「DefaultReader、secure.CatalogManagerおよびsecure.TreeManager」を参照してください。

VisitorAdmin

ユーザーが訪問者属性、履歴属性、履歴タイプを作成できるようにします。これらのタイプのアセットを作成する必要のあるEngageユーザーはすべて、このACLが必要です。

WSUser

Webサービス機能のSiteCatalogページ・エントリに割り当てられます。ユーザーがWebCenter SitesのWebサービスによりWebCenter Sitesにアクセスできるようにします。

WSEditor

Webサービス機能のSiteCatalogページ・エントリに割り当てられます。ユーザーがWebCenter SitesのWebサービスによりWebCenter Sitesにアクセスできるようにします。

WSAdmin

Webサービス機能のSiteCatalogページ・エントリに割り当てられます。ユーザーがWebCenter SitesのWebサービスによりWebCenter Sitesにアクセスできるようにします。

xceladmin

ユーザーがユーザー・プロファイル、ロール、サイト、アセット・タイプなどを作成できるようにします。つまり、「管理」、「サイト管理者」、「ワークフロー」の各タブのすべての機能を使用できるようにします。

システム管理者、サイト管理者およびワークフロー管理者にはこのACLが必要です。また、「管理」タブには管理機能とサイト設計機能の両方が含まれているので、サイト・デザイナにもこのACLが必要です。

xceleditor

ユーザーがSitesコンテンツ・アプリケーションにログインできるようになります。ログイン・リクエスト・コードによって、ユーザーがこのACLを持っているかどうかが検証されます。

管理システムのすべてのユーザーに、このACLが必要です。

xcelpublish

ユーザーがパブリッシュ・コンソールを表示できるようにします。


31.3 デフォルト・ユーザーのACL

表31-4 デフォルト・ユーザーとそのACL

ユーザー名 Browser 説明

fwadmin

Browser

ElementEditor

PageEditor

PageReader

RemoteClient

TableEditor

UserEditor

UserReader

Visitor

VisitorAdmin

xceladmin

xceleditor

xcelpublish

wsadmin

wseditor

wsuser

Sitesコンテンツ・アプリケーションの構成を開始できるようにするためにWebCenter Sitesによって作成される基本的な管理者ユーザー。

同一のACLを持つ別のユーザーがすでに存在する状態になるまで、このユーザーを削除しないでください。

WebCenter Sites

(インストールのユーザー・アカウント)

Browser

ContentEditor

ElementEditor

ElementReader

PageEditor

PageReader

SiteGod

TableEditor

UserEditor

UserReader

製品のインストール時にインストール・プログラムによって作成されるユーザー・アカウント。

このアカウントの名前は、インストーラによって選択されている任意の名前です。

DefaultReader

Browser

Visitor

Browserは、配信システム上の認証されていないサイト訪問者に対して、WebCenter Sitesによって割り当てられるACLです。

Visitor ACLも自動的に割り当てられます。


31.4 カスタム・ユーザー用の必須のACL

表31-5 ユーザーに必要とされるシステムACL

ユーザー 必須のACL

すべてのユーザー

Browser、Element Reader、PageReader、UserReader、xceleditor

ワークフロー管理者

サイト管理者

xceladmin

一般管理者

xceladmin、TableEditor、UserEditor、VisitorAdmin (Engage用)

サイト・デザイナ

xceladmin、ElementEditor、PageEditor、TableEditor、Visitor (Engage用)、Visitor Admin (Engage用)

Engageユーザー

Visitor

ContributorインタフェースのWebモードのユーザー

Browser、ElementReader、PageReader、RemoteClient、UserReader、Visitor (Engage用)、xceleditor

サイト・デスクトップ

サイトDocLink

RemoteClient、Visitor (Engage用)


31.5 システム・ロール

表31-6 システム・ロール

ロール 説明

GeneralAdmin

グローバルなWebCenter Sites管理者のデフォルトのシステム・ロール。

ツリーの「管理」タブ(およびその他の可能な機能すべて)にアクセスする必要があるユーザーに必須のロールです。

注意: GeneralAdminロールのユーザーが「管理」タブの機能を使用するためには、xceladmin ACLも必要です。

SiteAdmin

サイト管理者のデフォルトのシステム・ロール。

選択されたサイトの管理者であり、そのため「サイト管理者」タブ(「管理」タブの機能のサブセットが表示される)にアクセスする必要があるユーザーに必須のロールです。

SiteAdminロールは、他のサイト・ユーザーを管理する(ただし作成しない)ユーザーに割り当てます。

注意: SiteAdminロールのユーザーが「サイト管理者」タブの機能を使用するためには、xceladmin ACLも必要です。

WorkflowAdmin

ワークフロー管理者のデフォルトのシステム・ロール。

ツリーの「ワークフロー」タブにアクセスする必要があるユーザーに必須のロールです。

注意: WorkflowAdminロールのユーザーが「ワークフロー」タブの機能を使用するためには、xceladmin ACLも必要です。

AdvancedUser

WebCenter Sitesユーザーが管理者のインタフェースにアクセスできるようにします。

SitesUser

WebCenter Sitesユーザーがコンテンツ・コントリビュータのインタフェースにアクセスできるようにします。


31.6 システム・アセット・タイプ

表31-7には、デフォルトのアセット・タイプがリストされています。カスタム・アセット・タイプと異なり、システム・アセット・タイプは削除できません。

表31-7 システム・アセット・タイプ

アセット・タイプ 説明

属性エディタ

属性エディタは、フレックス・アセットまたはフレックス親アセットに対してフレックス属性が「新規」フォームまたは「編集」フォームに表示されるときに、その属性に対してデータ入力方法を指定します。これはテンプレート・アセットに類似しています。ただし、テンプレート・アセットとは異なり、属性値をオンライン・サイトに表示するときではなく、Sitesインタフェースに属性を表示するときにWebCenter Sitesで使用するコードを特定する場合に使われます。

CSElement

アセットをレンダリングしないコード(XMLまたはJSPおよびJava)を格納します。通常は、複数のテンプレート(バナーなど)からコールする共通のコードに対してCSElementを使用します。また、CSElementは、EngageでDynamicList推奨の作成に必要な問合せを提供する場合にも使用します。

コレクション

1つのタイプのアセットの順序付けリストを格納します。コレクションの構築は、1つ以上の問合せを実行し、その結果セットからアイテムを選択し、選択したアイテムをランキングする(順序付ける)ことによって行います。このランキングされ、順序付けられたリストがコレクションです。たとえば、前夜の選挙結果に関する記事が1位になるように政治関連記事のコレクションをランキングできます。

ディメンション

サイト内のロケールを表現しています。ディメンション・アセットは、管理システム上で有効にするロケールごとに作成する必要があります。特定のロケールでコンテンツをパブリッシュできるようにするには、対応するディメンション・アセットを配信システムにパブリッシュして、サイトのディメンション・セットでそのロケールを有効にする必要があります。

ディメンション・セット

オンライン・サイトで有効にするロケールとロケール・フィルタを定義します。配信システムでロケール・フィルタが動作するようにするには、配信システムに対して少なくとも1つのディメンション・セット・アセットを作成してパブリッシュする必要があります。管理システムには何も影響しません。

履歴属性

Engageで単一レコードとして扱われる情報のベクターを作成するためにグループ化した個々の情報タイプです。データのこのベクターが履歴定義です。たとえば、購買という履歴タイプは、SKU、アイテム名、数量および価格という履歴属性で構成できます。Engageで使用可能です。

履歴定義

履歴属性内のデータのベクター。データのこのベクターが履歴定義です。たとえば、購買という履歴タイプは、SKU、アイテム名、数量および価格という履歴属性で構成できます。Engageで使用可能です。

リンク

外部WebサイトのURLを格納します。このアセットは、外部リンクを別のアセット内に埋め込むために使用します。

ページ

他のアセットに対する参照を格納します。ページ・アセットの配置と設計によって、組織の表示方法やサイトのデザインが決まります。ページ・アセットの設計は、適切なコレクション、記事、イメージ・ファイル、問合せなどをページ・アセット用に選択して行います。さらに、WebCenter Sitesインタフェースの左側にサイトをツリー表示する「サイト・プラン」タブにページ・アセットを配置します。

プロモーション

サイト訪問者が購入しようとしているフレックス・アセット(たとえば製品)と訪問者が資格を有するセグメントに基づいて、ある種の価値または割引を訪問者に提供するマーチャンダイジング・アセットです。Engageで使用可能です。

問合せ

選択したパラメータまたは基準に基づいてアセットのリストを取得する問合せが格納されます。問合せアセットはページ・アセット、コレクション、および推奨で使用します。データベース問合せは、問合せアセットに対してSQL問合せとして「新規」フォームまたは「編集」フォームに直接書き込むか、「新規」フォームまたは「編集」フォームで特定されたエレメント(WebCenter Sitesの問合せタグが付いているもの、または検索エンジン問合せ)に書き込むことができます。

推奨

これはコレクションの拡張版と考えられます。これは、フレックス・アセット(製品や記事など)を収集、評価、ソートし、現在の訪問者が属するセグメントに基づいて、その訪問者に最適なものを推奨します。Engageで使用可能です。

セグメント

共通の特性(訪問者属性および履歴タイプ)に基づいて訪問者をグループに分けるアセットです。セグメントの作成は、セグメントの基となる訪問者データ・アセットを決定し、その基準に対して適格値を設定することによって行います。たとえば、アラスカの住民でフライ・フィッシングの道具一式を所有している人々や、過去6か月以内にパソコンを購入した人々などをセグメントで定義できます。Engageで使用可能です。

SiteEntry

WebCenter Sitesのページまたはページレットを表すものであり、そのページを生成したルート・エレメントとしてCSElementが割り当てられています。テンプレート・アセットは、エレメントとWebCenter Sitesのページの両方を表すため、SiteEntryアセットは関連付けられていません。

テンプレート

他のアセットをWebCenter Sitesのページおよびページレットにレンダリングするコード(XMLまたはJSPおよびJava)を格納します。開発者は、同一タイプのアセットがすべて同じように書式設定されるように、テンプレートの標準セットを(CSElementおよびSiteEntry以外の)アセット・タイプごとにコーディングします。コンテンツ・プロバイダは、コード自体にアクセスしたりコーディングする必要もなく、テンプレートを選択してコンテンツ・アセットをプレビューできます。

訪問者属性

1つの特性のみ(スカラー値)を指定する情報のタイプを保持します。たとえば、経験年数、肩書き、子供の数のような名前の訪問者属性を作成できます。Engageで使用可能です。


31.7 デフォルトのツリー・タブ

表31-8には、WebCenter Sitesのツリーのデフォルトのタブがリストされています。これらのタブはWebCenter Siteにとって重要です。WebCenter Sitesによって提供されるすべての機能に、これらのタブを介してアクセスできます。デフォルト・タブはインストール時に自動的に作成されます。

表31-8 WebCenter Sitesのデフォルト・タブ

タブ 説明

アクティブ・リスト

WebCenter Sitesで作成中または編集中のプロセス内のアイテムを表示します。

管理

システム内のすべてのCMサイトに影響する管理機能が表示されます。デフォルトでは、GeneralAdminというデフォルトのシステム・ロールのあるユーザーのみが、このタブにアクセスできます。

デザイン

サイトでページを作成するためのソースです。そのようなソースとして、テンプレート、製品定義、コンテンツ定義、およびページ作成のためのその他のソースがあります。

履歴

現在のセッションで使用したアセットが表示されます。このタブは、すべてのユーザーに対して、最初のアセットの作成、調査、編集またはコピー直後に表示されます。

問合せ

ユーザーが特定のタイプの記事を問い合せ、その方法で構成できるようにします。これはSQL問合せを使用して実行されます。

サイト管理者

システム規模の管理機能のサブセットを保持します。このサブセットは、SiteAdminがログインしているCMサイトのみに適用されます。デフォルトでは、SiteAdminというデフォルトのシステム・ロールのあるユーザーのみが、このタブにアクセスできます。このタブは、個々のCMサイトへのアクセス権限は管理するが、新規ユーザーまたは新規サイトを作成する必要のないユーザーにとって役立ちます。

サイト・プラン

サイトのレイアウトと概要を表現します。このタブには、WebCenter Sitesによって制御される各サイトが表示されます。ここには配置済ページと未配置ページがリストされます。配置済ページとは、作成されてライブ・サイトに統合されたページのことです。未配置ページとは、完成しているがライブ・サイトに統合されていないページのことです。

ワークフロー

ワークフロー構成機能がリストされます。デフォルトでは、Workflow Adminロールのあるユーザーのみが、このタブにアクセスできます。