43 ガジェット・アプリケーション・スタート・ガイド

この章では、ガジェット・インタフェースにログインする手順について説明します。

この章は、次の項で構成されています。

• 第43.1項「ログイン」

• 第43.2項「サンプル・ガジェット」

• 第43.3項「次の手順」

43.1 ログイン

ガジェット・アプリケーションはWebCenter Sitesに関連付けられています。グローバル・ガジェット・カタログ・インタフェースは、一般管理者がこのインタフェースが有効化されているサイトにログインするとアクセスできるようになります。ガジェット・アプリケーションがグローバル・ガジェット・カタログ・インタフェースが有効化されていないサイトに割り当てられると、一般管理者とサイト管理者(およびDesignerロールが割り当てられているユーザー)にユーザー・インタフェースが表示されます。

注意: Designerロールに関連付けられている権限の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sitesユーザーズ・ガイド』を参照してください。

グローバル・ガジェット・カタログ・インタフェースとガジェット・ユーザー・インタフェースにログインするには:

1. 次のURLでWEMフレームワークにアクセスします。

   http://<server>:<port>/<application context>/login

   ここで<server>はWebCenter Sitesを実行しているサーバーのホスト名またはIPアドレス、<port>はWebCenter Sitesアプリケーションのポート番号、<application context>はサーバー上にデプロイされているWebアプリケーションの名前です。

2. 一般管理者またはサイト管理者の資格証明を使用してWebCenter Sitesにログインし、ガジェット・アプリケーションにアクセスします。ログイン資格証明では大文字と小文字が区別されます。

   このガイドでは、一般管理者のデフォルトのログイン資格証明を使用します。

   • ユーザー名: fwadmin

   • パスワード: xceladmin

   図43-1 WebCenter Sitesログイン・フォーム

   
   「図43-1 WebCenter Sitesログイン・フォーム」の説明
   
   

3. 「ログイン」をクリックします。

4. 初めてログインする場合、またはこれまでアクセスしたことがないサイトにログインする場合は、次の画面が表示されます。表示されない場合は、前回アクセスしたアプリケーションにログインします。

   図43-2 WebCenter Sitesでのサイトの選択

   
   「図43-2 WebCenter Sitesでのサイトの選択」の説明
   
   

   • 一般管理者である場合は、グローバル・ガジェット・カタログ・インタフェースが有効化されているサイトを選択し、ガジェット・アイコンをクリックしてグローバル・ガジェット・カタログ・インタフェースにアクセスします。

     図43-3 WebCenter Sitesでの選択、ガジェット・アイコン

     
     「図43-3 WebCenter Sitesでの選択、ガジェット・アイコン」の説明
     
     

   • 一般管理者またはサイト管理者である場合は、ユーザー・インタフェースが有効化されている目的のサイトを選択し、ガジェット・アイコンをクリックしてガジェット・ユーザー・インタフェースにアクセスします。

     図43-4 WebCenter Sitesでの選択、ガジェット・アイコン

     
     「図43-4 WebCenter Sitesでの選択、ガジェット・アイコン」の説明
     
     

5. インタフェースは次のいずれかになります。

   • グローバル・ガジェット・カタログ・インタフェースが有効化されているサイトにログインすると、グローバル・カタログが表示されます。

     図43-5 グローバル・ガジェット・カタログ・インタフェース

     
     「図43-5 グローバル・ガジェット・カタログ・インタフェース」の説明
     
     

     グローバル・ガジェット・カタログ・インタフェースには、グローバル・カタログが含まれています。ここで、一般管理者は最初に(タイプFW_CSGadgetまたはサード・パーティの)ガジェットを登録してから、任意のサイト・ガジェット・カタログと共有できます。

   • ガジェット・ユーザー・インタフェースが有効化されているサイトにログインすると、次の画面が表示されます。

     図43-6 「カタログ」フォームの「ガジェットの登録」ボタン

     
     「図43-6 「カタログ」フォームの「ガジェットの登録」ボタン」の説明
     
     

     ガジェット・ユーザー・インタフェースには、サイト・ガジェット・カタログ、ダッシュボード、「権限」画面と「設定」画面、ダッシュボード・デプロイメント画面、単一ガジェット・デプロイメント画面、およびログインするサイトの「ソーシャル・ログイン」画面と「ログイン・バーのデプロイメント」画面が含まれています。

     
     

     注意: ダッシュボードおよび「権限」画面と「設定」画面の詳細、および単一ガジェットとダッシュボードのデプロイ手順は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sitesユーザーズ・ガイド』を参照してください。

     
     

43.2 サンプル・ガジェット

この項では、ガジェット・サンプル・モジュールがWebCenter SitesシステムのFirstSite IIサンプル・サイトにインストールされていることを前提としています。サンプル・モジュールをインストールする手順は次のとおりです。

• FW_CSGadget(記述はCS-Based Gadget)アセット・タイプをインストールします。ここから、サンプル・ガジェットとカスタム・ガジェットが作成されます。

• FW_CSGadget(記述はCS-Based Gadget)アセット・タイプをFirstSite IIで有効にします。

• サンプル・ガジェットをFirstSite IIにインストールします(表43-1参照)。

• サンプル・ガジェットのコンテンツを提供するアセットをインストールします。

• ガジェットをレンダリングするテンプレートを用意します。これらのテンプレート(表43-2)は、すべてのガジェット(サンプルおよびカスタム)に必要です。

表43-1 タイプFW_CSGadgetのサンプル・ガジェット

タイプFW_CSGadgetのサンプル・ガジェット	説明
ListGadget	FirstSite IIサンプル・サイトに記事のリストを表示します。
RSSGadget	RSSフィードからのエントリのリストを表示します。
SlideshowGadget	スライドショー形式で製品イメージのリストを表示します。
ThumbListGadget	サムネイル・イメージ付きで製品のリストを表示します。

表43-2 テンプレート

テンプレート	説明
ListSiteGadgets	ガジェット・ディスクリプタXMLファイルのURLをリストします。
GenerateGadgetXML	ガジェットのディスクリプタXMLのレンダリング・プロセスを開始します。

ガジェット・サンプル・モジュールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sitesインストレーション・ガイド』を参照してください。

43.3 次の手順

ガジェット・アプリケーションのインタフェースについて十分な知識を得たら、グローバル・カタログとサイト・ガジェット・カタログへのサンプル・ガジェットおよびサードパーティ・ガジェットの登録を開始できるようになります。ガジェットの登録の詳細および手順は、第44章「ガジェットの登録」を参照してください。