ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド
11gリリース1 (11.1.1.8.0)
E49682-01
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次

前
 
次
 

49 サイト・キャプチャ・ファイル・システム

サイト・キャプチャ・ファイル・システムは、インストール関連ファイル、プロパティ・ファイル、サンプル・クローラ、およびサイト・キャプチャ・プロセスを制御するためにFirstSiteIIクローラによって使用されるサンプル・コードを格納するために、サイト・キャプチャ・インストール・プロセスで作成されます。ファイル・システムは、サイト・キャプチャがカスタム・クローラとそれらのキャプチャを編成するフレームワークも提供します。

この章は、次の項で構成されています。

49.1 一般的なディレクトリ構造

図49-1は、よく使用されるサイト・キャプチャ情報を検索するうえで役立つように、サイト・キャプチャの最も頻繁にアクセスされるフォルダを示しています。<crawlerName>以外のフォルダはすべて、サイト・キャプチャのインストール・プロセスで作成されます。<crawlerName>フォルダの詳細は、表49-1「サイト・キャプチャの頻繁にアクセスされるフォルダ」および第49.2項「カスタム・フォルダ」を参照してください。

図49-1 サイト・キャプチャ・ファイル・システム

図49-1の説明が続きます
「図49-1 サイト・キャプチャ・ファイル・システム」の説明

表49-1 サイト・キャプチャの頻繁にアクセスされるフォルダ

フォルダ 説明

/fw-site-capture

親フォルダです。

/fw-site-capture/crawler

すべてのサイト・キャプチャ・クローラが含まれ、それぞれ専用のクローラ固有フォルダに格納されます。

/fw/site-capture/crawler/_sample

FirstSiteIIサンプル・クローラのソース・コードが含まれます。

注意: アンダースコア(「_」)で始まるフォルダ名はクローラとして扱われません。それらはサイト・キャプチャ・インタフェースには表示されません。

/fw-site-capture/crawler/Sample

「Sample」という名前のクローラを表しています。このフォルダは、「Sample」クローラがサイト・キャプチャのインストール・プロセスでインストールされた場合にのみ作成されます。

Sampleフォルダには/appフォルダが含まれ、そこに「Sample」クローラ固有のCrawlerConfiguration.groovyファイルが格納されます。このファイルには動的サイトをキャプチャするための基本構成コードが含まれます。コードは、BaseConfiguratorクラスの必須メソッド(getStartUriなど)の使用方法を例示しています。

Sampleクローラが静的モードまたはアーカイブ・モードで起動されると、/Sampleフォルダ内にサブフォルダが作成されます。

/fw-site-capture/logs

サイト・キャプチャのシステム・ログであるcrawler.logファイルが含まれます。

/fw-site-capture/publish-listener

パブリッシュ・トリガー・クロール用のサイト・キャプチャをインストールするために必要な次のファイルが含まれます。

  • fw-crawler-publish-listener-1.1-elements.zip

  • fw-crawler-publish-listener-1.1.jar

/fw-site-capture/Sql-Scripts

サイトキャプチャがデータを格納するために必要なデータベース表を作成する次のスクリプトが含まれます。

  • crawler_db2_db.sql

  • crawler_oracle_db.sql

  • crawler_sql_server_db.sql

/fw-site-capture/webapps

ROOT/WEB-INF/フォルダが含まれます。

/fw-site-capture/webapps/ROOT/WEB-INF

crawler.logファイルへのパスをカスタマイズするために使用されるlog4j.xmlファイルが含まれます。

/fw-site-capture/webapps/ROOT/WEB-INF/classes

次のファイルが含まれます。

  • sitecapture.propertiesファイル。サイト・キャプチャが実行されているWebCenter Sitesアプリケーションに関する情報を指定できます。情報には、WebCenter Sitesのホスト・マシン名(またはIPアドレス)およびポート番号が含まれます。

  • root-context.xmlファイル。サイト・キャプチャ・データベースを構成できます。


49.2 カスタム・フォルダ

カスタム・フォルダは、ユーザーがサイト・キャプチャ・インタフェースで作成する各クローラについて作成されます。カスタム・フォルダの<crawlerName>は、図49-2に要約されているとおり、クローラの構成ファイル、キャプチャおよびログを編成するために使用されます。

図49-2 サイト・キャプチャのカスタム・フォルダ: <crawlerName>

図49-2の説明が続きます
「図49-2 サイト・キャプチャのカスタム・フォルダ: <crawlerName>」の説明