ここでは、WebCenter Sites 11gリリース1 (11.1.1.8.0)の新機能と変更された機能、およびこのガイドで説明されている重要な変更について説明し、詳細情報の参照先を示します。また、非推奨の機能についてもリストします。
WebCenter Sites 11gリリース1 (11.1.1.8.0)には、次の新機能および変更された機能があります。このガイドでは、これらの機能について説明します。
新機能および変更された機能
更新されたAdminインタフェース。管理者がWebCenter Sitesのフォームでデータを作成および管理する際の操作性が改善されました。たとえば、より直観的に移動できるように、管理ツリー・タブのノードの表示順を並び替えています。
WebCenter Sitesのセキュリティ暗号化。この新しい機能は、セキュアなサーバー・アクセスによって内外のセキュリティ攻撃からシステムを保護します。すべてのアクセスは、機密情報がファイル内またはサーバー自体のどちらに格納されているかに関係なく、機密情報を暗号化することによって保護されます。第7章「暗号化および暗号化キー・ストレージを使用したセキュリティの実装」を参照してください。
バニティURL。この新しい機能は、短くてわかりやすい、制御の簡単なURLをサポートします。このURLには一般に、参照するWebページの名前または説明を使用します。バニティURLは、自動生成するか、コンテンツ・コントリビュータがWebCenter Sites Contributorインタフェースで作成します。第24章「バニティURLの構成」を参照してください。
WebCenter Contentの統合。この新しい機能は、GUIで制御されるコネクタです。この機能によって、WebCenter Contentのドキュメントおよびデジタル・アセット(イメージやビデオなど)がWebCenter Sitesに同期され、そこでネイティブ・アセットとして管理されます。詳細は、第VII部「Oracle WebCenter Contentの統合」を参照してください。
ドキュメントの統合
このガイドには、これまで個別のドキュメントとして存在していた複数の管理者向けドキュメントが統合されています。このガイドには、次のトピックが追加されています。
第II部「Webエクスペリエンス管理フレームワークの管理」では、WEM Adminインタフェースを使用したWEMフレームワーク管理について説明します。WEM Adminインタフェースは、一元化したアプリケーション管理とユーザー認可をサポートします。WEMフレームワークは、Oracle WebCenter Sitesでのアプリケーションの開発と統合に使用します。
第III部「Oracle WebCenter Sites: Community-Gadgetsの管理」では、コミュニティ・インタフェースとガジェット・インタフェースを有効にする手順について説明します。また、本番キャッシュと管理キャッシュに格納されているコミュニティ・ガジェット・データの表示についても説明します。
第IV部「Oracle WebCenter Sites: Gadgetsアプリケーションの管理」では、グローバル・カタログとサイト・ガジェット・カタログへのガジェットの登録について説明します。また、登録済ガジェットの管理手順についても説明します。
第V部「コミュニティ・ブログ・モジュールの管理」では、コンテンツ・プロバイダがコミュニティ・ブログ・モジュールを使用してブログを作成したり作成者プロファイルを変更したりできるようにする手順について説明します。
第VI部「Oracle WebCenter Sites: Site Captureの実装」では、動的にパブリッシュされたWebサイトをダウンロードするためのWebアプリケーションについて説明します。サイト・キャプチャ・アプリケーションとそのファイル・システム内を移動して、クロール・セッションおよびダウンロードされたWebサイトを管理する方法について説明します。
第VII部「Oracle WebCenter Contentの統合」
注意: これは新しく追加された部です。新しい機能であるWebCenter Contentの統合について説明します。また、この機能を使用して、WebCenter Contentのドキュメントおよびデジタル・アセット(イメージやビデオなど)をWebCenter Sitesに同期する手順について説明します。WebCenter Contentのドキュメントおよびデジタル・アセットは、WebCenter Sitesのネイティブ・アセットとして管理されます。 |
第VIII部「ファイル・システムおよびMicrosoft SharePoint対応のOracle WebCenter Sites Content Integration Platformの実装」では、ファイル・システムおよびMicrosoft SharePointからOracle WebCenter Sites Webアプリケーションにコンテンツをパブリッシュする手順について説明します。
第IX部「EMC Documentum対応のOracle WebCenter Sites Content Integration Platformの実装」では、Oracle WebCenter SitesとEMC Documentumの間でコンテンツを転送するプラットフォームを構成および使用する手順について説明します。
次の機能は、WebCenter Sites 11gリリース1 (11.1.1.8.0)では非推奨になっています。
SOAPベースのWebサービス。この機能は、RESTサービスに置き換えられました。
ミラー・パブリッシュ。この機能は、リアルタイム・パブリッシュに置き換えられました。
静的パブリッシュ
WebCenter Sites: Desktop
WebCenter Sites: DocLink