Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Captureのためのスクリプトの開発 11g リリース1 (11.1.1) E51442-01 |
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この章では、クライアントを別のWebアプリケーションから起動するように構成する方法を説明します。
Webアプリケーションは、クライアントをWebアドレス経由で起動します。パラメータ(ワークスペース、キャプチャ・ソース、クライアント・プロファイル、ドキュメント・プロファイル、オプションのメタデータ値など)は、アドレス内で渡されます。
たとえば、「スキャン」ボタンをライン・オブ・ビジネスのWebアプリケーションに追加します。ビジネス・アプリケーションのエントリ・フィールドへの入力が完了したら、ユーザーは「スキャン」ボタンをクリックします。クライアント・ウィンドウがユーザーに対して表示され、キャプチャにより、Webアドレス内で指定されたクライアント・プロファイルの中で指定されるスキャナと設定を使用して、ただちにドキュメントのスキャンが開始されます。スキャンが完了すると、ドキュメントがドキュメント・ペインに表示されます。メタデータのフィールドには自動的に、Webアドレスで渡されたユーザー・エントリが移入されます。ユーザーはドキュメントを確認し、その他のメタデータ・フィールドに入力してから、バッチをリリースするか、その他のバッチをスキャンするか、ブラウザを閉じます。閉じると、ライン・オブ・ビジネスのWebアプリケーションに戻ります。
WebアプリケーションとCaptureクライアントとの統合を構成する手順は次のとおりです。
Webアプリケーションで、クライアントをアクティブ化する起動ポイント(「スキャン」ボタンなど)を追加します。
Webアドレスとそのパラメータを構成します。
パラメータの一覧と説明は表3-1を参照してください。
第3.1.1項の統合構成例を参照してください。
必要に応じて、スキャン開始前にユーザーがキャプチャにサインインする必要がなくなるよう、シングル・サインオン(SSO)を構成します。
表3-1 クライアント統合URLのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
CaptureWorkspace |
どのワークスペースにドキュメントをキャプチャするかを指定します。 |
ClientProfile |
ドキュメントのキャプチャに使用するクライアント・プロファイルを指定します(オプション)。プロファイルを指定した場合は、クライアントのバッチ・ペインに「クライアント・プロファイル」フィールドは表示されません。プロファイルが指定されていない場合は、そのシステム上でそのユーザーが前回使用したクライアント・プロファイルが使用されます。 |
CaptureDriver |
ドキュメントのキャプチャに使用するドライバを指定します。
ドライバIDもソース名も指定されていない場合は、前回使用されたドライバとソースが使用されます。 |
CaptureSource |
選択されているCaptureDriverに基づいて、ドキュメントのキャプチャに使用するソースを指定します。
ドライバIDもソース名も指定されていない場合は、そのシステム上でそのユーザーが前回使用したドライバとソースが使用されます。 |
SignOutOnRelease |
バッチのリリース後にビジネス・ユーザーをキャプチャからサインアウトさせるかどうかを指定します。
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SignOutAction |
ユーザーのサインアウト後に行われるアクションを指定します。
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ShowAllBatches |
クライアント・ユーザーに対してバッチの一覧をバッチ・ペインに表示するかどうかを指定します。
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DocumentProfile |
ユーザーがドキュメントの索引付けに使用するドキュメント・プロファイルを指定します。
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その他 |
URLに含まれているその他の文字は、メタデータ名および値と見なされます。 |
URLの例を示します。(このURLはすべてを1行に収める必要があります。)
http://svr-capture:16400/dc-client/faces/dc-client?CaptureWorkspace=Accounting&ClientProfile=Import%20Invoices&CaptureDriver=CAPTURE_IMPORT_DRIVER&CaptureSource=Import%20Source&SignOutOnRelease=1&SignOutAction=CloseBrowser&Company=MyCompany&Dept=Accounting
このWebアドレスによって、クライアント統合は次のとおりに構成されます。
CaptureWorkspace=Accounting
: ドキュメントのキャプチャ先のワークスペースとしてAccountingを指定します。
ClientProfile=Import Invoices
: 使用するクライアント・プロファイルとしてImport Invoicesを指定します。
CaptureDriver=CAPTURE_IMPORT_DRIVER
: スキャンではなくインポートCAPTURE_IMPORT_DRIVERをキャプチャ・ソースとして指定します。
CaptureSource=Import Source
: キャプチャ・ソースとしてImport Sourceを指定します。
SignOutOnRelease=1&SignOutAction=CloseBrowser
: 1&SignOutAction=CloseBrowserは、バッチのリリース後にユーザーをサインアウトさせてブラウザを閉じることを指定します。
Company=MyCompany
: Companyメタデータ・フィールドの値としてMyCompanyを渡します。
Dept=Accounting
: Deptメタデータ・フィールドの値としてAccountingを渡します。