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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Captureの管理
11g リリース1 (11.1.1)
E51448-01
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1 Captureシステム管理の概要

この章では、Oracle WebCenter Capture、ワークスペース、システム管理者ロールとユーザー・ロール、および標準的なシステム管理タスクの概要を含む、Oracle WebCenter Captureシステム管理の概要について説明します。

この章には次の項が含まれます:

1.1 Oracle WebCenter Captureとワークスペースについて

Oracle WebCenter Captureは、プロセス指向のイメージング・アプリケーションやイメージ対応のエンタープライズ・アプリケーションを中心に、拡張性の高いドキュメント・キャプチャを提供します。集中環境および分散環境向けのWebインタフェースが用意されており、紙ドキュメントと電子ドキュメントのキャプチャ・プロセスを合理化できます。これは、完全にOracle WebCenter Content: ImagingおよびOracle WebCenter Contentと統合されており、非常に重要なビジネス・コンテンツをキャプチャ、保存、管理および取得できる1つのシステムを組織に提供します。

キャプチャ・ワークスペースは、特定の環境のメタデータ、構成プロファイルおよび物理データを集中管理する場所を提供する完全なキャプチャ・システムです。ワークスペース・マネージャは、自分にアクセス権が付与されているワークスペースを構成および管理し、自分のワークスペースに対する他のユーザーのアクセスを制御します。

Oracle WebCenter Captureでは、ワークスペース・マネージャがCapture全体で使用するワークスペースと要素を作成および管理できる、Oracle WebCenter Captureワークスペース・コンソールと呼ばれる中央の構成コンソールが提供されます。たとえば、ワークスペース・マネージャはコンソールでメタデータ・フィールド、選択リストおよびデータベース参照を作成し、それらをクライアント・プロファイルやプロセッサ・ジョブなど、Capture内の複数の領域で使用できます。

Captureクライアントは、ナレッジ・ワーカーや本番ユーザーが、スキャナまたはユーザーのシステムからインポートされたドキュメント・ファイルを使用してバッチを作成するためのエンドユーザー・アプリケーションです。このクライアントは、ドキュメントの索引付け(メタデータ値の適用)にも使用します。

ワークスペースとその使用方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Captureのマネージング』のキャプチャ・ワークスペースの概要に関する項を参照してください。

1.2 システム管理者ロールとユーザー・ロールについて

Captureでは、それぞれ異なるアクセス権と権限を持つ、次のユーザー・ロールと管理者ロールが提供されます。

キャプチャ・ユーザーを作成し、それらのユーザーにロールを割り当てる方法の詳細は、第3.3項を参照してください。

1.3 システム管理者のタスク

次に、Oracle WebCenter Captureシステム環境の初期構成および監視手順のサマリーを示します。

  1. 『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのインストールと構成』の説明に従って、Oracle WebCenter Captureのインストールと初期構成を行います。

    • Enterprise Managerを使用して、システム設定を変更します。第3.2項を参照してください。

    • Enterprise Managerを使用して、LDAPユーザーおよびグループをキャプチャ・アプリケーション・ロールに割り当てます。第3.3.2項を参照してください。

    • Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、データベース選択リストおよびデータベース参照用のデータ・ソースを管理します。JDBCデータ・ソースの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの構成と管理を参照してください。

  2. WebサイトにSSLセキュリティを適用します。第3.3.4項を参照してください。

  3. Capture環境を監視し、ログおよび監査ファイルを管理します。第4章を参照してください。