Oracle® Fusion Middleware Oracle Enterprise Repositoryヘルプセット
11g リリース1 (11.1.1.5.0)
E59382-01

アセット、コンプライアンス・テンプレート、ポリシーの移行

概要

移行とは、あるアセット、コンプライアンス・テンプレートまたはポリシーのメタデータやファイルを、別のアセット、コンプライアンス・テンプレートまたはポリシー(通常は同じタイプ)に転送することです。メタデータの編集はその再作成よりも簡単であるため、この機能を使用すると、ユーザーは、異なるバージョンのアセットまたはコンプライアンス・テンプレートをすばやく作成できます。たとえば、JavaComponent v1.0を作成するには、JavaComponent v0.90のメタデータとファイルを移行してから、v1.0アセットのメタデータに必要な変更を加えます。アセットを移行する場合、新しいアセットの名前またはバージョン番号(あるいはその両方)は異なる必要があります。移行では、Oracle Enterprise Repositoryの元のアセットが削除されるわけではありません。

アーティファクトを別のタイプに移行することもできます。ただし、異なるメタデータ要素は転送されません。たとえば、元のタイプがそのタブのいずれかで表を使用し、同じ表要素を持たないタイプに移行される場合、表とそのメタデータは移行されません。表のメタデータ要素は、新しいタイプで作成される必要があります。

アセット、コンプライアンス・テンプレート、ポリシーの移行

この手順は、アセット・エディタで実行します。

「検索」を使用するか、アセット・エディタのファイル・ツリーを参照して、移行するソース・アーティファクトを見つけます。
「ファイル」メニューでコピーと移行を選択します。

コピーと移行ダイアログが表示されます。
「名前」テキスト・ボックスと 「バージョン」テキスト・ボックスに適切な情報を入力します。
「タイプ」リストで宛先のタイプ(ソース・アーティファクトが移行されるタイプ)を選択します。

類似しないタイプ間でアーティファクトを移行すると、詳細やアセット・エディタでのアセット情報の表示に影響があります。
終了したら「OK」をクリックします。

アセット・エディタに移行されたアーティファクトが表示されます。
新しいアーティファクトの「管理」タブをクリックします。
新しいアーティファクトを登録するか、登録するためにそのアセットを別のユーザーに割り当てます。
アーティファクトを保存します。