Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド 11gリリース1(11.1.1.7.0) B55911-06 |
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この章には次のトピックが含まれます:
Oracle Portal 11gインストールの重要な注意点
注意: 既存のOracle Single Sign-On 10gをご使用の場合、Oracle Access Manager 11gにアップグレードして、シングル・サインオン・ソリューションの機能をさらに拡張することをお薦めします |
Oracle Portal 11gの新規インストールには、インストール・プロセスの際にOracle Single Sign-On 10gが必要です。そのため、Oracle Portal 11gユーザーは、既存のOracle Single Sign-On 10gインストールを使用する必要があります。Single Sign-On 10gの新規インストールを実行する必要がある場合、ハードウェアの問題や、システムの破損などの予期しない問題について考慮してください。新規Single Sign-On 10gインストールについては、10gでサポートされているシステム・フレームワークに従うことをお薦めします。
Oracle Portal 11gのインストール後に、Oracle Single Sign-On 10gをOracle Access Manager 11gにアップグレードできます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementアップグレード・ガイド』を参照してください。
アップグレードやインストールを実行する前に、次のドキュメントを読み、Oracle Fusion Middlewareの環境が、インストールする製品の最小インストール要件を満たしていることを確認する必要があります。
Oracle Fusion Middlewareのシステム要件と仕様に関するドキュメントは、次の場所で入手できます。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-requirements-100147.html
このドキュメントには、ハードウェアとソフトウェア要件、データベース・スキーマ要件、最小ディスク領域とメモリー要件、必要なシステム・ライブラリ、パッケージ、パッチなどに関する情報が記載されています。
Oracle Fusion Middlewareでサポートされるシステム構成に関するドキュメントは、次の場所で入手できます。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
このマニュアルでは、サポートされる32ビットおよび64ビット・オペレーティング・システム、データベース、Webサーバー、LDAPサーバー、アダプタ、IPv6、JDKおよびサード・パーティ製品の動作保証に関する情報が記載されています。
インストール時に発生する可能性がある相互運用性および互換性の問題については、『Oracle Fusion Middleware相互運用および互換性ガイド』を参照してください。
Oracle Fusion Middleware製品が旧バージョンの他のOracle Fusion Middleware、Oracleまたはサード・パーティ製品と機能するために重要な情報がこのマニュアルに記載されています。この情報は、既存の環境をアップグレードする既存ユーザーと新しいOracle Fusion Middlewareユーザーの両方に適用されます。
シングル・サインオン・ソリューションで使用できるオプションは、次のとおりです。
既存のOracle Single Sign-On 10g 10.1.2.3を使用する。
既存のOracle Single Sign-On 10g 10.1.4.3を使用する。
Oracle Identity Management 10g 10.1.2.3の一部として、新規Oracle Single Sign-On 10g 10.1.2.3をインストールする。詳細は、次のリンクを参照してください。
Oracle Identity Management 10g 10.1.4.3の一部として、新規Oracle Single Sign-On 10g 10.1.4.3をインストールする。詳細は、次のリンクを参照してください。
Oracle Access Manager 11gを使用する。Oracle Access Manager 11gリリース1(11.1.1)のインストールと構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』のOracle Identity and Access Management(11.1.1.7.0)のインストールに関する項とOracle Access Managerの構成に関する項を参照してください。
シングル・サインオン・ソリューションの準備作業の際には、次の事項を考慮してください。
シングル・サインオン・ソリューションを使用してインストールまたは構成するのは、どのOracle Fusion Middleware製品か。
シングル・サインオン・ソリューションの構成は、インストール時に実行するか、またはインストール後の手順として実行するか。
既存のOracle Single Sign-On 10gがある場合、このインストールをOracle Access Manager 11gにアップグレードするタイミング。
Oracle Access Manager 11gは、Oracle Internet Directory 11gのインストール後の追加インストールであること。
Oracle Single Sign-Onの制限事項は、次のとおりです。
Oracle Portal 11gの新規インストールには、構成フェーズでOracle Single Sign-On 10g(10.1.2.3または10.1.4.3)が必要です。
Oracle Single Sign-On 10g(10.1.2.3)およびOracle Single Sign-On 10g(10.1.4.3)のPremier Supportは間もなく終了します。詳細は、次のリンク先で入手できるOracleライフタイム・サポート・ポリシーのドキュメントを参照してください。
http://www.oracle.com/us/support/library/lifetime-support-middleware-069163.pdf
Oracle Single Sign-On 10g(10.1.4.3)と既存のOracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscoverer 11g環境との組合せに対するPremier Supportが2012年12月まで延長されたため、Oracle Access Manager 11gアップグレードの準備作業が可能になりました。
Oracle Single Sign-On 10g(10.1.2.3)の新規インストールは、11g環境に対してはサポートされていません。
Oracle Single Sign-On 10g(10.1.4.3)の新規インストールは、バージョン11.1.1.4を介して11g環境でサポートされています。
シングル・サインオン・ソリューションの選択時には、次の要件とオプションについて慎重に考慮することをお薦めします。
Oracle Single Sign-On 10gとDelegated Administration Service環境との組合せが必要な場合には、既存のOracle Single Sign-On 10gとDelegated Administration Service環境を使用します。
新規Oracle Single Sign-On 10g環境をインストールする必要がある場合には、前にサポートされていたフレームワークのもとでインストールします。たとえば、Oracle Identity Management 10gの完全なインフラストラクチャでは、近いうちにOracle Access Manager 11gにアップグレードするつもりで、他の10gを廃止します。
Oracle Portalを使用しない場合は、Oracle Fusion Middleware製品をOracle Access Manager 11gと組み合せてインストールおよび構成します。
アップグレートの目的でOracle Portal 11gをインストールする場合には、インストール時に既存のOracle Single Sign-On 10gの接続を使用し、後からOracle Access Manager 11gにアップグレードします。Oracle Access Manager 11gのアップグレードの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementアップグレード・ガイド』を参照してください。
Delegated Administration Serviceを使用している場合は、必ずOracle Application Server Containers for J2EE上で実行します。Oracle WebLogic Server上で、Oracle Single Sign-On 10gからOracle Access Manager 11gに移動します。
新規のOracle Forms and Oracle Reportsインストールでは、Oracle Forms and Oracle Reports Release 2(11.1.2)を使用する必要があります。このインストールは、Oracle Single Sign-On 10gまたはOracle Access Manager 11gのインストールのオプションです。このインストールの前または後に、Oracle Single Sign-On 10gをOracle Access Manager 11gにアップグレードできます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Forms and Reportsインストレーション・ガイドを参照してください。
Oracle Discovererのみをインストールする場合には、そのインストール時にOracle Single Sign-Onソリューションをインストールしないでください。インストール後に、Oracle Access Manager 11gを構成します。