Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integrator接続およびナレッジ・モジュール・ガイド 11g リリース1(11.1.1) B62261-05 |
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この章では、Oracle Data IntegratorでのOracle Hyperion Financial Managementの使用方法について説明します。
この章には次の項が含まれます:
Oracle Data Integrator Adapter for Hyperion Financial Managementを使用すると、Oracle Data Integratorを介してHyperion Financial Managementと任意のデータベースを接続して統合できます。このアダプタには、Financial Managementアプリケーションでのメタデータとデータのロードと抽出、およびデータの統合を行うための、一連のOracle Data Integratorナレッジ・モジュール(KM)が用意されています。
Oracle Data Integrator Adapter for Hyperion Financial Managementを使用して、Financial Managementアプリケーションで次のデータ統合タスクを実行できます。
メタデータおよびデータのロード
データの抽出
データの統合
メンバー・リストのメンバーの列挙
このアダプタを使用して、次のタスクに関係するデータのロードまたは抽出を行います。
環境の設定: データ・サーバーおよびスキーマの定義。
21.3項「トポロジの設定」を参照してください。
リバース・エンジニアリング・ナレッジ・モジュール(RKM)を使用したFinancial Managementアプリケーションのリバース・エンジニアリング。
統合ナレッジ・モジュール(IKM)を使用したメタデータおよびデータのロード。
21.5項「インタフェースの設計」を参照してください。
ロード・ナレッジ・モジュール(LKM)を使用したデータおよびメンバーの抽出。
21.5項「インタフェースの設計」を参照してください。
Oracle Data Integratorには、Hyperion Financial Managementデータを処理するためのナレッジ・モジュール(KM)が用意されています。これらのリストを表21-1に示します。これらのKMではHyperion Financial Management固有の機能が使用されます。Financial Managementデータベースで汎用SQL KMを使用することもできます。詳細は、第4章「汎用SQL」を参照してください。
表21-1 Hyperion Financial Managementナレッジ・モジュール
ナレッジ・モジュール | 説明 |
---|---|
RKM Hyperion Financial Management |
Financial Managementアプリケーションをリバース・エンジニアリングし、Oracle Data Integratorインタフェースでターゲットまたはソースとして使用されるデータ・モデルを作成します。 |
IKM SQL to Hyperion Financial Management Data |
Financial Managementアプリケーションにデータを統合します。 |
IKM SQL to Hyperion Financial Management Dimension |
Financial Managementアプリケーションにメタデータを統合します。 |
LKM Hyperion Financial Management Data to SQL |
Financial Managementアプリケーションから、ステージング領域として使用される任意のSQL準拠データベースへ、データをロードします。 RKM Hyperion Financial Managementナレッジ・モジュールでリバース・エンジニアリングされたHFMDataデータ・ストアの列名を変更すると、このナレッジ・モジュールは機能しません。 |
LKM Hyperion Financial Management Members To SQL |
Financial Managementアプリケーションから、ステージング領域として使用される任意のSQL準拠データベースへ、メンバー・リストをロードします。 |
Oracle Data Integrator Adapter for Financial Managementの使用を開始する前に、この項の情報を必ず読んでください。
インストールを実行する前に、システム要件および動作要件のドキュメントを読んで、使用する環境がインストールする製品の最低インストール要件を満たすことを確認する必要があります。
サポートされているプラットフォームおよびバージョンのリストには、次のOracle Technical Network (OTN)からアクセスできます。
http://www.oracle.com/technology/products/oracle-data-integrator/index.html
Oracle Data Integrator Adapter for Financial Managementを使用するためのテクノロジ固有の要件はありません。
この項では、Hyperion Financial Managementアプリケーションに接続するための要件をリストします。
32ビットWindowsプラットフォームではデフォルトの32ビットHFMドライバを使用してください。
64ビットWindowsプラットフォームでは、64ビット・バージョンのHFMドライバを使用する必要があります。64ビットHFMドライバを使用するには、次のようにします。
ODI Studioが開いている場合は終了します。
既存のHFMドライバ・ファイルを見つけ、名前をHFMDriver.dll
からHFMDriver32.dll
に変更します。
同じディレクトリで、Financial Managementのリリースに応じて次のいずれかのドライバ・ファイルのコピーを作成します。
デフォルトの64ビットHFMドライバ・ファイル(HFMDriver64.dll
)。このコピーの名前をHFMDriver.dll
に変更します。
HFM 11.1.2リリースでは、HFMDriver64_11.1.2.dll
を使用します。
HFM 11.1.1.2リリースでは、HFMDriver64_11.1.1.2.dll
を使用します。
このコピーにHFMDriver.dll
という名前を付けます。
ODI Studioを再起動します。
トポロジの設定には次が含まれます。
『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integrator開発者ガイド』のデータ・サーバーの作成に関する項に記載されている標準の手順で、Hyperion Financial Managementテクノロジ用データ・サーバーを作成します。この項では、Hyperion Financial Managementデータ・サーバーの定義に関する必須または固有のフィールドのみについて説明します。
「定義」タブ:
名前: データ・サーバー定義の名前を入力します。
クラスタ(データ・サーバー): Financial Managementクラスタ名を入力します。
「接続」の下に、Financial Managementサーバーに接続するためのユーザー名およびパスワードを入力します。
注意: 「テスト」ボタンは、Hyperion Financial Managementデータ・サーバー接続では機能しません。このボタンは、JDBCドライバを装備する関係テクノロジのみで機能します。 |
『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integrator開発者ガイド』の物理スキーマの作成に関する項に記載されている標準の手順で、Hyperion Financial Management物理スキーマを作成します。
「アプリケーション」(「カタログ」)の下で、FinancialManagementアプリケーションを指定します。
『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integrator開発者ガイド』の論理スキーマの作成に関する項に記載されている標準の手順で、この物理スキーマ用の論理スキーマを作成し、特定のコンテキストで関連付けます。
この項には次のトピックが含まれます:
『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integrator開発者ガイド』のモデルの作成に関する項に記載されている標準の手順で、Financial Managementモデルを作成します。
Financial Managementアプリケーションをリバース・エンジニアリングすると、アプリケーション内の各ディメンション用データストア、データ用データストア、複数の期間を伴うデータ用のオプション・データストア、およびEnumMemberListデータストアを含むOracle Data Integratorモデルが作成されます。
RKMを使用して、Hyperion Financial Managementでカスタマイズされたリバース・エンジニアリングを実行するには、『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integrator開発者ガイド』のモデルのリバース・エンジニアリングに関する項に記載されている通常の手順を行います。この項では、Hyperion Financial Managementテクノロジ固有のフィールドのみについて説明します。
Financial Managementモデルの「リバース」タブでRKM Hyperion Financial Managementを選択します。
次のようにKMのオプションを設定します。
CREATE_HFMDATA_MULTIPLEPERIODS: 複数の期間を伴うデータ用に追加のデータストアを作成する場合は、Yes
に設定します。そのモデルの期間数は、MULTIPERIOD_COUNTオプションで指定します。
デフォルトはNo
です。
MULTIPERIOD_COUNT: HFMData_MultiplePeriod表の期間数を指定します。
RKMは、(論理スキーマおよびコンテキストによって特定される)アプリケーションに接続し、アプリケーションのディメンションに従って次のデータストアの一部またはすべてをインポートします。
HFMData: データのロードおよび抽出用です。
HFMData_MultiplePeriods: オプションMULTIPERIODS_COUNTによって期間数が指定されたデータ用です。
注意: データストアがインポートされるのは、モデル定義でCREATE_HFMDATA_MULTIPLEPERIODSオプションがYesに設定されている場合のみです。 |
Account: Accountディメンションのロード用です。
Entity: Entityディメンションのロード用です。
Scenario: Scenarioディメンションのロード用です。
Currency: Currencyディメンションのロード用です。
Custom1から4: Custom1から4ディメンションのロード用です。
EnumMembersList: メンバー・リストの抽出用です。
これらの表の詳細は、21.6項「データストア表」を参照してください。
Financial Managementアプリケーションをモデルとしてリバース・エンジニアリングした後、このモデル内のデータストアを次として使用できます。
データおよびメタデータをアプリケーションにロードするためのインタフェースのターゲット。Financial Managementをターゲット指定するインタフェースのフローを次の図に示します。
データおよびメンバー・リストをアプリケーションから抽出するためのインタフェースのソース。Financial Managementソースを使用するインタフェースのフローを次の図に示します。
インタフェース用に選択したKMによって、このインタフェースの機能およびパフォーマンスが決まります。この項に示す推奨事項は、Hyperion Financial Managementに関連する様々な状況でのKMの選択に役立ちます。
この項には次のトピックが含まれます:
Oracle Data Integratorには、Finanacial ManagementアプリケーションにメタデータをロードするためのIKM SQL to Hyperion Financial Management Dimensionが用意されています。
メタデータはディメンション・メンバーで構成されます。メンバーのデータ値をロードする前に、メンバー(つまりメタデータ)をロードする必要があります。
メンバーのロード先として使用できるのは、既存のFinancial Managementディメンションのみです。ロードするディメンションごとに、別個のインタフェースを使用する必要があります。インタフェースを結合すると、複数のディメンションに一度にメタデータをロードできます。
IKM SQL to Hyperion Financial Management Dimensionでは、アダプタによるFinancial Managementアプリケーションへのメタデータのロード方法を定義するための、次のオプションがサポートされています。
REPLACE_MODE: Yes
に設定すると、アプリケーションのメタデータが置き換えられます(置換)。Noに設定すると、アプリケーションのメタデータが上書きされます(マージ)。有効な値: YesまたはNo
(デフォルト)。
CLEAR_ALL_METADATA_BEFORE_LOADING: Yes
に設定すると、すべてのメタデータがロード前に消去されます。有効な値: Yes
またはNo
(デフォルト)。
注意: このオプションをYesに設定した場合、アプリケーション内のアクティブなデータまたはジャーナルは、すべて失われます。 |
LOG_ENABLED: Yes
に設定すると、ロード・プロセスの実行中に、LOG_FILE_NAMEオプションで指定されたファイルへのロギングが行われます。有効な値: Yes
またはNo
(デフォルト)。
LOG_FILE_NAME: ログの保存先となるファイルの名前です。デフォルト: Java temp folder/dimension.log
Oracle Data Integratorには、Financial ManagementアプリケーションにデータをロードするためのIKM SQL to Hyperion Financial Management Dataが用意されています。
Financial Managementですでに作成済の、選択したディメンション・メンバーにデータをロードできます。Financial Managementアプリケーションにデータをロードするには、あらかじめFinancial Managementアプリケーションを設定しておく必要があります。
データをロードする前に、メンバー(メタデータ)がFinancial Managementリレーショナル・データベース内に存在することを確認してください。メンバーが存在しない場合、データ・ロードは失敗します。
注意: 使用する統合インタフェースのターゲット・データストアとして、Hyperion Financial ManagementモデルのHFMDataまたはHFMData_MultiplePeriodsデータストアを使用してください。 |
IKM SQL to Hyperion Financial Management Dataでは、アダプタを介してFinancial Managementアプリケーションにデータをロードして統合する方法を定義するための、次のオプションがサポートされています。
IMPORT_MODE: データ・ロード時にアプリケーション・セル内のデータを処理する方法を指定します。有効な値は次のとおりです。
Merge
(デフォルト): ロード・データおよびアプリケーションに存在する一意の視点ごとに、ロード・データによってアプリケーション内のデータが上書きされます。ロード・データに存在してアプリケーションには存在しない一意の視点ごとに、ロード・データがアプリケーションにロードされます。
Replace
: ロード・データ内の一意の視点ごとに、対応する値がシステムによってアプリケーションから消去された後、データがロードされます。
注意: 指定されたすべてのセルの完全アクセス権が接続ユーザーに付与されていないかぎり、データは変更されません。 |
Replace by Security
: ユーザーが完全アクセス権を持つロード・データ内の一意の視点ごとに、対応する値がシステムによってアプリケーションから消去された後、データがロードされます。ユーザーが完全アクセス権を持たないセルは無視されます。
Accumulate
: ロード・データおよびアプリケーションに存在する一意の視点ごとに、ロード・データの値がアプリケーション内の値に加算されます。
ACCUMULATE_WITHIN_FILE: Yes
に設定すると、ロード・データに含まれる同じセルの複数の値が、加算されてからアプリケーションにロードされます。有効な値: Yes
またはNo
(デフォルト)。
FILE_CONTAINS_SHARE_DATA: ロード・ファイルに所有権データ(所有する株式など)が含まれる場合は、Yes
に設定します。有効な値: Yes
またはNo
(デフォルト)。
注意: ファイルに所有権データが含まれており、このオプションがNoに設定されている場合は、ファイルのロード時にエラーが発生します。 |
CONSOLIDATE_AFTER_LOAD: Yes
に設定すると、データのロード後にデータが統合されます。有効な値: YesまたはNo(デフォルト)。
CONSOLIDATE_ONLY: Yes
に設定すると、データは統合されますが、ロードされません。有効な値: Yes
およびNo
。
CONSOLIDATE_PARAMETERS: 次の順序で示したカンマ区切りの値として、統合のパラメータを指定します。順序: Scenario(必須)、Year、Period、Parent.EntityおよびType。デフォルト: 空の文字列。
Typeパラメータの有効な設定は次のとおりです。
"I" = 統合
"D" = データとともにすべてを統合
"A" = すべてを統合
"C" = 拠出額を計算
"F"= 拠出額を強制計算
例: Actual,1999,2,EastRegion.EastSales,A
LOG_ENABLED: Yes
に設定すると、ロード・プロセスの実行中に、LOG_FILE_NAMEオプションで指定されたファイルへのロギングが行われます。有効な値: Yes
またはNo
(デフォルト)。
LOG_FILE_NAME: ログの保存先となるファイルの名前です。デフォルト: Java temp folder/HFMData.logor HFMData_MultiplePeriod.log.
Financial Management内の選択されたディメンション・メンバーのデータを抽出できます。Financial Managementアプリケーションからデータを抽出するには、あらかじめFinancial Managementアプリケーションを設定しておく必要があります。
データを抽出する前に、そのメンバー(メタデータ)がFinancial Managementリレーショナル・データベースに存在することを確認してください。存在しないメンバー(ドライバ・メンバーおよび視点で指定されたメンバーを含む)のレコードは抽出されません。
この項には次のトピックが含まれます:
Oracle Data Integratorには、Essbaseアプリケーションからデータを抽出するためのLKM Hyperion Financial Management Data to SQLが用意されています。
Hyperion Financial Managementモデルのソース・データストア(HFMData)をソースとして使用します。
LKM Hyperion Financial Management Data to SQLでは、Oracle Data Integrator Adapter for Hyperion Financial Managementによるデータの抽出方法を定義するための、次のオプションがサポートされています。
SCENARIO_FILTER: データをエクスポートするScenarioディメンション・メンバー。
カンマ区切りの複数のScenarioメンバーまたは単一のシナリオを指定できます。シナリオを指定しない場合、すべてのシナリオのデータがエクスポートされます。
YEAR_FILTER: データをエクスポートするYearディメンション・メンバー。
カンマ区切りの複数の年または単一の年を指定できます。年を指定しない場合、すべての年のデータがエクスポートされます。
PERIOD_FILTER: データをエクスポートする一連のPeriodディメンション・メンバー。
開始期間と終了期間を表す数字の間に文字~を使用して、メンバーの範囲を指定します(例: 1~12)。期間を指定しない場合、最初の期間のデータのみがエクスポートされます。
ENTITY_FILTER: データをエクスポートするEntityディメンション・メンバー。
カンマ区切りの複数のエンティティまたは単一のエンティティを指定できます。親と子を指定する場合はピリオドで区切ります(例: I.Connecticut
)。エンティティを指定しない場合、すべてのエンティティのデータがエクスポートされます。
ACCOUNT_FILTER: データをエクスポートするAccountディメンション・メンバー。
カンマ区切りの複数の勘定科目または単一の勘定科目を指定できます。勘定科目を指定しない場合、すべての勘定科目のデータがエクスポートされます。
VIEW_FILTER: データをエクスポートするViewディメンション・メンバー。使用できる値: Periodic、YTDまたは<Scenario_View>(デフォルト)
LOG_ENABLED: Yes
に設定すると、抽出プロセスの実行中に、LOG_FILE_NAMEで指定されたファイルへのロギングが行われます。
LOG_FILE_NAME: ログを保存するファイルの名前。
DELETE_TEMPORARY_OBJECTS: Yes
(デフォルト)に設定すると、表、ファイルおよびスクリプトが統合後に削除されます。
ヒント: 一時オブジェクトは、問題解決に利用できます。 |
Oracle Data Integratorには、Essbaseアプリケーション内のディメンションからメンバーを抽出するためのLKM Hyperion Financial Management Members to SQLが用意されています。
Financial Managementアプリケーション内の選択されたメンバー・リストおよびディメンションから、メンバーを抽出できます。ディメンションのメンバー・リストからメンバーを抽出するには、Financial Managementアプリケーションを設定してメンバー・リストをロードしておく必要があります。
ディメンションのメンバー・リストからメンバーを抽出する前に、そのメンバー・リストおよびディメンションがFinancial Managementリレーショナル・データベース内に存在することを確認します。最上位メンバーがディメンションに含まれていない場合、レコードは一切抽出されません。
Hyperion Financial Managementモデルのソース・データストア(EnumMembersList)をソースとして使用します。
LKM Hyperion Financial Management Members to SQLでは、Oracle Data Integrator Adapter for Hyperion Financial Managementによるメンバー・リストのメンバーの抽出方法を定義するための、次のオプションがサポートされています。
DIMENSION_NAME: メンバー・リストを作成するディメンションの名前(必須)。
MEMBER_LIST_NAME: メンバー・リストのラベル(必須)。
TOP_MEMBER: メンバー・リストの最上位メンバー。
LOG_ENABLED: Yes
に設定すると、抽出プロセスの実行中に、LOG_FILE_NAMEオプションで指定されたファイルへのロギングが行われます。有効な値: Yes
およびNo
(デフォルト)。
LOG_FILE_NAME: ログを保存するファイルの名前。
DELETE_TEMPORARY_OBJECTS: Yes
(デフォルト)に設定すると、表、ファイルおよびスクリプトが統合後に削除されます。
ヒント: 一時オブジェクトは、問題解決に利用できます。 |
IKM SQL to Hyperion Financial Managementによって、データストア作成用の表に列がロードされます。次の各表には、各データストア内の列の説明が含まれます。
注意: 次の各表では、列の説明の中で指定されていないかぎり、列型はStringです。 |
表21-2では、カスタム・ディメンションに別名が設定されている場合、列名として(CustomNではなく)別名が表示されます。
表21-2 HFMData
列 | 説明 |
---|---|
Scenario |
Scenarioディメンション・メンバー。例: |
Year |
Yearディメンション・メンバー。例: |
Entity |
|
Account |
Accountディメンション・メンバー。例: |
Value |
Valueディメンション・メンバー。例: |
ICP |
Intercompany Partnerディメンション・メンバー。例: |
Custom1 |
Custom1ディメンション・メンバー。例: |
Custom2 |
Custom2ディメンション・メンバー。 |
Custom3 |
Custom3ディメンション・メンバー。 |
Custom4 |
Custom4ディメンション・メンバー。 |
Period |
Periodディメンション・メンバー。 |
Data Value |
共通部分に関連付けられている値。この値はDoubleとして渡されます。 |
Description |
データ値の説明。 |
表21-3では、カスタム・ディメンションに別名が設定されている場合、列名として(CustomNではなく)別名が表示されます。
表21-3 HFMData_MultiplePeriods
列 | 説明 |
---|---|
Scenario |
Scenarioディメンション・メンバー。例: |
Year |
Yearディメンション・メンバー。例: |
Entity |
|
Account |
Accountディメンション・メンバー。例: |
Value |
Valueディメンション・メンバー。例: |
ICP |
Intercompany Partnerディメンション・メンバー。例: |
Custom1 |
Custom1ディメンション・メンバー。例: |
Custom2 |
Custom2ディメンション・メンバー。 |
Custom3 |
Custom3ディメンション・メンバー。 |
Custom4 |
Custom4ディメンション・メンバー。 |
Period1からn |
ロードされるデータ値ごとに、期間を指定する必要があります。Hyperion Financial Managementモデルのリバース時に、各共通部分に対してロードされる期間の数が指定されます。指定された各期間に対して1つの期間列が作成されます。 |
Data Value1からn |
ロードされるデータ値。Hyperion Financial Managementモデルのリバース時に、各共通部分に対してロードされる期間の数が指定されます。指定された各期間に対して1つのデータ値列が作成されます。この値はDoubleとして渡されます。 |
Description1からn |
各データ値の説明。 |
表21-4 Account
列 | 説明 |
---|---|
Member |
勘定科目表(必須)。 |
Description |
勘定科目の説明(必須)。 |
Parent Member |
親勘定科目メンバー。 |
Account Type |
勘定科目タイプ(必須)。有効な値は次のとおりです。
|
Is Calculated |
勘定科目が計算されるかどうか。 有効な値: |
Is Consolidated |
勘定科目が親勘定科目に統合されるかどうか。有効な値: Y(勘定科目が親に統合される)またはN(デフォルト。統合されない)。 |
Is ICP |
この勘定科目の会社間取引が許可されるかどうか。有効な値は次のとおりです。
YまたはRを指定した場合は、ICP TopMemberの名前を入力します。最上位メンバーを入力しない場合、デフォルトの[ICP TOP]が使用されます。 |
Plug Account |
会社間取引での矛盾を特定するために使用される勘定科目の名前。この勘定科目の会社間取引が許可されている場合は必須です。 |
Custom 1から4 TopMember |
勘定科目に対して有効なCustomディメンション階層の最上位メンバー。 指定されたメンバー(そのすべての親と子孫を含む)は、勘定科目に対して有効です。Customディメンションのそれ以外のすべてのメンバーは、勘定科目に対して無効です。この勘定科目に対して会社間取引が許可されている場合、これらの列は必須です。 |
Number of Decimal Places |
勘定科目値の小数点の右側に表示される桁数(必須)。 0(デフォルト)から9の整数を指定します。 |
Use Line Items |
勘定科目に明細項目を使用できるかどうか。有効な値: Y(勘定科目に明細項目が使用される)またはN(デフォルト。使用されない)。 |
Aggr Custom 1から4 |
勘定科目とCustomディメンションの共通部分の集計が有効になるかどうか。この列は、合計ではなく特別な総計に使用されます。 有効な値: Y(デフォルト。Customディメンションの集計が許可される)またはN(許可されない)。 |
User Defined 1から3 |
勘定科目のカスタム・テキスト(オプション)。 |
XBRL Tag |
勘定科目のXBRLタグ(オプション)。 |
Security Class |
勘定科目データにアクセス可能なユーザーを定義するセキュリティ・クラスの名前。デフォルト: DEFAULTセキュリティ・クラス。 |
ICP Top Member |
勘定科目に割り当てられるICPグループの最上位メンバー。 |
Enable Data Audit |
勘定科目のデータ監査が有効になるかどうか。 有効な値: Y(デフォルト。監査は有効)またはN(監査は無効)。 |
Description 2から10 |
勘定科目に関する追加の説明(オプション)。 |
表21-5 Entity
列 | 説明 |
---|---|
Member |
エンティティ・ラベル(必須)。 |
Description |
エンティティの説明(必須)。 |
Parent Member |
親エンティティ・メンバー。 |
Default Currency |
エンティティのデフォルト通貨(必須)。 |
Allow Adj |
有効な値: Y(仕訳転記が許可される)またはN(デフォルト。仕訳は許可されない)。 |
Is ICP |
有効な値: Y(エンティティが会社間エンティティである)またはN(デフォルト。会社間エンティティではない)。 注意: 会社間エンティティは、[ICP Entities]の下のICPディメンションに含まれるPOVに表示されます。 |
Allow Adj From Child |
有効な値: Y(この親エンティティの子からの仕訳転記が許可される)またはN(デフォルト。許可されない)。 |
Security Class |
エンティティのデータにアクセス可能なユーザーを定義するセキュリティ・クラスの名前。デフォルト: |
User Defined 1から3 |
エンティティのカスタム・テキスト(オプション)。 |
Holding Company |
エンティティの親会社。有効な値: 有効な任意のエンティティまたは空白(デフォルト)。 |
Description 2から10 |
エンティティに関する追加の説明(オプション)。 |
表21-6 Scenario
列 | 説明 |
---|---|
Member |
シナリオ・ラベル(必須)。 |
Description |
シナリオの説明(必須)。 |
Parent Member |
親シナリオ・メンバー。 |
Default Frequency |
シナリオに対してデータ入力が有効な期間のタイプ(必須)。 |
Default View |
ビューがYTDまたはPeriodicのどちらか(必須)。 |
Zero View Non Adj |
欠落している未調整のデータ値がある場合に、ビューがYTDまたはPeriodicのどちらか(必須)。 |
Zero View Adj |
欠落している調整済のデータ値がある場合に、ビューがYTDまたはPeriodicのどちらか(必須)。 |
Consol YTD |
統合のビュー(必須)。 有効な値: Y (YTD)またはN (Periodic)。 |
Support PM |
データ・エクスプローラでプロセス管理コマンドが有効になるかどうか(必須)。 有効な値: Y(プロセス管理が有効)またはN(プロセス管理が無効)。 |
Security Class |
シナリオ・データにアクセス可能なユーザーを定義するセキュリティ・クラスの名前。デフォルト: |
Maximum Review Level |
シナリオのプロセス管理の最大確認レベル。 1から10の整数を入力します。 |
Use Line Items |
有効な値: Y(シナリオに明細項目を使用できる)またはN(デフォルト。できない)。 |
Enable Data Audit |
有効な値: Y(監査を有効にする)またはN(デフォルト。監査を無効にする)。 |
Def Freq For IC Trans |
会社間取引のデフォルト頻度。 アプリケーションの有効な頻度を識別する文字列を入力します。デフォルト値は空の文字列で、デフォルト頻度が指定されていないことを表します。 |
User Defined 1から3 |
シナリオのカスタム・テキスト(オプション)。 |
Description 2から10 |
シナリオに関する追加の説明(オプション)。 |
表21-7 Currency
列 | 説明 |
---|---|
Member |
通貨ラベル(必須)。 |
Description |
通貨の説明(必須)。 |
Scale |
その通貨で表示および格納する金額の単位(必須)。これによって小数点の位置が決まります。 次に示す有効な整数値のいずれかを指定する必要があります。
|
Translation Operator |
通貨変換が換算レートの乗算または除算のどちらで計算されるか。 有効な値: |
Description 2から10 |
通貨に関する追加の説明(オプション)。 |
表21-8 Custom1から4
列 | 説明 |
---|---|
Member |
カスタム・ディメンション・メンバーのラベル(必須)。 |
Description |
カスタム・ディメンション・メンバーの説明(必須)。 |
Parent Member |
親カスタム・メンバー(必須)。 |
Is Calculated |
基礎レベルのカスタム勘定科目が計算されるかどうか。基礎レベルのカスタム勘定科目が計算される場合は、値を手動で入力できません。有効な値: Y(勘定科目が計算される)、N(計算されない)。 |
Switch Sign |
FLOW勘定科目の符号(貸方/借方)が次のルールに基づいて変わるかどうか。
有効な値: |
Switch Type |
FLOW勘定科目の勘定科目タイプが次のルールに従って変わるかどうか。
有効な値: |
Security Class |
カスタム・ディメンション・メンバー・データにアクセス可能なユーザーを定義するセキュリティ・クラスの名前。デフォルト: |
User Defined 1から3 |
カスタム・ディメンション・メンバーのカスタム・テキスト(オプション)。 |
Aggr Weight |
カスタム・ディメンションの集計加重。Doubleとして渡されます。 デフォルト: 1 |
Description 2から10 |
カスタム・ディメンション・メンバーに関する追加の説明(オプション)。 |