Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integratorスタート・ガイド 11g リリース1(11.1.1) B65041-02 |
|
前 |
次 |
この章では、次のものの実行方法について説明します: Load Sales Administrationパッケージ(第7章「パッケージの使用」で作成)および統合インタフェースPop.TRG_CUSTOMERとPop.TRG_SALES (第6章「統合インタフェースの使用」で作成)。この章では、実行の追跡方法と実行結果の解釈方法についても説明します。
この章の内容は、次のとおりです。
この項の内容は、次のとおりです。
Load Sales Administrationパッケージを実行するには:
デザイナ・ナビゲータで、「Sales Administration」ノード下の「パッケージ」ノードを展開します。
Load Sales Administrationパッケージを選択します。
右クリックして「実行」を選択します。
「確認」ダイアログで、「はい」をクリックします。
「実行」ダイアログでデフォルト設定のままにし、「OK」をクリックします。
「セッションを開始しました」情報ダイアログが表示されます。「OK」をクリックします。
Oracle Data Integratorで実行セッションが開始されます。
オペレータ・ナビゲータを使用すると、実行結果を表示でき、セッションでの開発物の実行を管理できます。
Load Sales Administrationパッケージの実行結果を表示するには:
オペレータ・ナビゲータの「セッション・リスト」アコーディオンで「すべての実行」ノードを展開します。
オペレータ・ナビゲータのツールバーで「リフレッシュ」をクリックして、表示されている情報をリフレッシュします。「リフレッシュ」は次のとおりです。
Load Sales Administrationパッケージの実行セッションのログの表示は、図8-1のようになります。
この項では、次のものによって検出された無効なレコードの特定方法について説明します: Pop.TRG_CUSTOMERインタフェース。これらは、制約を満たさず、次のもののフロー制御によって拒否されたレコードです: Pop.TRG_CUSTOMERインタフェース。
この項の内容は、次のとおりです。
次のものによって処理されたレコードの数を特定する手順: Pop.TRG_CUSTOMERインタフェース(これは、挿入、更新、削除およびエラーの数です):
オペレータ・ナビゲータの「セッション・リスト」アコーディオンで「すべての実行」ノードを展開します。
オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニューで「リフレッシュ」をクリックして、表示されている情報をリフレッシュします。
Load Sales Administrationパッケージ・セッションを展開し、次のもののセッション・ステップ・エディタを開きます: Pop.TRG_CUSTOMERステップ。これはステップ4です。
セッション・ステップ・エディタの「定義」タブで、TRG_CUSTOMER表のロードによって25個の挿入が生成され、9個のエラーがエラー表に分離されたことが「レコード統計」セクションに表示されます。
図8-2に、セッション・ステップ・エディタの「レコード統計」セクションを示します。
この例では、結果のデータは、インタフェースの実行時にTRG_CUSTOMER表に挿入された25行です。
インタフェースの実行結果のデータを表示するには:
デザイナ・ナビゲータで、「モデル」アコーディオンおよび「Sales Administration - HSQL」モデルを展開します。
「TRG_CUSTOMER」データストアを選択します。
右クリックして「データの表示」を選択し、ターゲット表にデータを表示します。
「データ」を選択することでも、ターゲット表のデータを表示および編集できることに注意してください。
図8-3に示すようなデータの表示エディタが表示されます。
モデルのデータストアで右クリックし、「制御」→「エラー」の順に選択すると、無効なレコードにアクセスできます。
TRG_CUSTOMERデータストアのエラー表を確認するには:
デザイナ・ナビゲータで、「Sales Administration - HSQL」モデルを展開します。
「TRG_CUSTOMER」データストアを選択します。
右クリックして「制御」→「エラー」の順に選択します。
図8-4に示すようなエラー表エディタが表示されます。
実行したインタフェースによって、9個の無効なレコードが特定され、自動的に作成されたエラー表に分離されています。
このエラー表に、インタフェースによって次のものが拒否されたことが表示されます。
FK_CUST_CITY制約を満たさなかった2レコード(CITY_ID値が市区町村表SRC_CITYに存在しない、など)。
21歳より若い顧客に対するビジネス・ルール(AGE > 21制約)を満たさなかった7レコード。
無効なレコードはエラー表に保存され、ターゲット表に統合されませんでした。
無効なデータを修正するには:
デザイナ・ナビゲータで、「Orders Application - HSQL」モデルを展開します。
「SRC_CUSTOMER」データストアを選択します。
右クリックして「データ」を選択します。
図8-5に示すようなデータ・エディタが表示されます。
「データ」表で、CUSTIDが203
のクライアント行を検索します。
列ヘッダーをクリックすると、表をソートできることに注意してください。顧客203が表示されない場合、メニュー・ツールバーの「データのリフレッシュ」をクリックして表示をリフレッシュします。
この顧客のCITY_ID値は208
です。このCITY_IDはSRC_CITY表にリストされていません。これを修正するには、この顧客のCITY_ID列の値をダブルクリックします。「CITY_ID」フィールドに107
と入力します。
[Enter]を押して、入力を有効にします。
図8-6に示すようなデータ・エディタが表示されます。
メニュー・ツールバーで、「現在の行への変更のポスト」をクリックします。
「プロジェクト」アコーディオンで、次のものを選択します: 「Pop.TRG_CUSTOMER」インタフェース(「Sales Administration」モデル内)。
右クリックして「実行」を選択します。これによって、次のもののみが実行されます: Pop.TRG_CUSTOMERインタフェース。
「実行」ダイアログおよび「情報」ダイアログで、「OK」をクリックします。
Pop.TRG_CUSTOMERインタフェースが実行されます。
処理されたレコードを確認するには:
オペレータ・ナビゲータで、次のもののセッション・ステップ・エディタを開きます: Pop.TRG_CUSTOMERステップ。
必要に応じて、オペレータ・ナビゲータのメニュー・ツールバーで「リフレッシュ」をクリックします。
セッション・ステップ・エディタの「定義」タブで、TRG_CUSTOMER表のロードによって1個の挿入が生成され(これは、第8.1.3.4項「無効なデータの修正」で修正したレコード)、8個のエラーがエラー表に分離されたことが「レコード統計」セクションに表示されます。
図8-8に、セッション・ステップ・エディタの「レコード統計」セクションを示します。
この項の内容は、次のとおりです。
Pop.TRG_SALES統合インタフェースは、第8.1.1項「パッケージの実行」でLoad Sales Administrationパッケージによってすでに実行されています。この項では、次のものの実行方法についてのみ説明します: Pop.TRG_SALESインタフェース。
実行手順: Pop.TRG_SALES統合インタフェース:
デザイナ・ナビゲータで、「Sales Administration」ノード下の「インタフェース」ノードを展開します。
次のものを選択します: Pop.TRG_SALESインタフェース。
右クリックして「実行」を選択します。
「確認」ダイアログで、「はい」をクリックします。インタフェースが保存され、「実行」ダイアログが表示されます。
「実行」ダイアログでデフォルト設定のままにし、「OK」をクリックします。
「セッションを開始しました」情報ダイアログが表示されます。「OK」をクリックします。
Oracle Data Integratorで実行セッションが開始されます。
統合インタフェースの実行結果を表示するには:
オペレータ・ナビゲータの「セッション・リスト」アコーディオンで「すべての実行」ノードを展開します。
オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニューで「リフレッシュ」をクリックして、表示されている情報をリフレッシュします。
実行セッションのログ(Pop.TRG_SALESインタフェースの)の表示は、図8-8のようになります。
この項では、無効なレコードの特定方法について説明します。これらは、制約を満たさず、フロー制御によって拒否されたレコードです。
この項の内容は、次のとおりです。
処理されたレコードの数を特定するには:
オペレータ・ナビゲータで、次のもののセッション・ステップ・エディタを開きます: Pop.TRG_SALESステップ。
必要に応じて、オペレータ・ナビゲータのメニュー・ツールバーで「リフレッシュ」をクリックします。
セッション・ステップ・エディタの「定義」タブで、TRG_SALES表のロードによって5個の挿入が生成され、32個のエラーがエラー表に分離されたことが「レコード統計」セクションに表示されます。
図8-9に、セッション・ステップ・エディタの「レコード統計」セクションを示します。
これらの5個の挿入は、第8.1.3.4項「無効なデータの修正」で行った変更により、挿入された5行です。CUST_ID = 203の顧客のCITY_IDをSRC_CITY表にリストされているCITY_IDに変更すると、顧客203による売上がTRG_SALES表に追加されます。これらの5個の売上げ処理が図8-12で強調表示されています。
CUST_ID = 203の顧客によって、実際は7個の売上げ処理が行われたことに注意してください。これらの7個の処理は次のようにすると特定できます。
Pop.TRG_SALESインタフェースはLoad Sales Administrationパッケージですでに実行されていることに注意してください。これがTRG_SALES表に62行含まれ、図8-9に示す5個の挿入のみではない理由です。
インタフェースの実行結果のデータを表示するには:
デザイナ・ナビゲータで、「モデル」アコーディオンおよび「Sales Administration - HSQL」モデルを展開します。
「TRG_SALES」データストアを選択します。
右クリックして「データの表示」を選択し、ターゲット表にデータを表示します。
「データ」を選択することでも、ターゲット表のデータを表示および編集できることに注意してください。
図8-12に示すようなデータの表示エディタが表示されます。
モデルのデータストアで右クリックし、「制御」→「エラー」の順に選択すると、無効なレコードにアクセスできます。
TRG_SALESデータストアのエラー表を確認するには:
デザイナ・ナビゲータで、「Sales Administration - HSQL」モデルを展開します。
「TRG_SALES」データストアを選択します。
右クリックして「制御」→「エラー」の順に選択します。
図8-13に示すようなエラー表エディタが表示されます。
実行したインタフェースによって、32個の無効なレコードが特定され、自動的に作成されたエラー表に分離されています。
このエラー表に、インタフェースによって次のものが拒否されたことが表示されます。
FK_SALES_CUST制約に違反した(顧客表に存在しない顧客番号を持つ、など)31個のレコード
FK_SALES_PROD制約に違反した(製品表に存在しない製品番号を持つ)1個のレコード
無効なレコードはエラー表に保存され、ターゲット表に統合されませんでした。