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Oracle Fusion Middleware Oracle Portalユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B61383-02
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D Oracle Portalのオブジェクト命名規則

この付録では、Oracle Portalのオブジェクトの命名時に適用されるルールをまとめます。特に指定のないかぎり、名前と表示名では大文字と小文字は区別されません。つまり、多くの場合APPappは同じになります。

表D-1 Oracle Portalのオブジェクト命名規則

オブジェクト 名前 表示名

属性

  • 256バイト

  • そのページ・グループ内と「共有オブジェクト」ページ・グループ内で一意

  • 値が入力されていない場合、表示名から無効な文字数を引いた値をデフォルトとして使用

  • 英数字およびアンダースコア(AからZ、aからz、0から9、および_)

  • 256バイト

  • カンマを除く任意の文字。

    属性の「表示名」にカンマがあると、検索関連の選択ボックスに属性を表示する際に障害が発生します。これは、カンマが属性名の間のデリミタとして使用されているためです。たとえば、Sales, London, UKという表示名を持つ属性は、検索関連の選択ボックスでは3つの属性として表示されます。

  • マルチバイト文字も使用可

カテゴリ

  • 60バイト

  • 大文字と小文字を区別

  • 値が入力されていない場合、表示名から無効な文字数を引いた値をデフォルトとして使用

  • ページ・グループ内の同じレベルにあるすべてのカテゴリで一意

  • 英数字およびアンダースコア(AからZ、aからz、0から9、および_)

  • 240バイト

  • 任意の文字

  • マルチバイト文字も使用可

HTMLテンプレート

  • 50バイト

  • ページ・グループ内で一意

  • マルチバイト文字も使用可

  • 次を除く任意の文字:

    , & # % \ / : * ? < > | "

HTMLテンプレートの「テンプレート名」は、「名前および表示名」も兼ねます。

アイテムおよびポートレット

  • ファイル名は256バイトまたは126バイト

  • 大文字と小文字を区別

  • 親ページ内で一意。タブがある場合、そのタブ内で一意。

  • マルチバイト文字も使用可

  • 次を除く任意の文字:

    , & # % \ / : * ? < > | "

  • アップロードされたファイルの場合、デフォルトはファイル名。ファイル名に無効な文字が含まれる場合、デフォルトはGUID

  • 256バイト

  • 任意の文字。アップロードされたファイルで未指定の場合、ファイル名をデフォルトとして使用

  • マルチバイト文字も使用可

アイテム・タイプ

  • 30バイト

  • そのページ・グループ内と「共有オブジェクト」ページ・グループ内で一意

  • 値が入力されていない場合、表示名から無効な文字数を引いた値をデフォルトとして使用

  • 英数字およびアンダースコア(AからZ、aからz、0から9、および_)

  • 256バイト

  • 任意の文字

  • マルチバイト文字も使用可

ナビゲーション・ページ

  • 60バイト

  • 大文字と小文字を区別

  • 値が入力されていない場合、表示名から無効な文字数を引いた値をデフォルトとして使用

  • ページ・グループ内で一意

  • マルチバイト文字も使用可

  • 次を除く任意の文字:

    , & # % \ / : * ? < > | "

  • 256バイト

  • 任意の文字

  • マルチバイト文字も使用可

ページ・グループ

  • 60バイト

  • 大文字と小文字を区別

  • 値が入力されていない場合、表示名から無効な文字数を引いた値をデフォルトとして使用

  • ページ・グループ内で一意

  • マルチバイト文字も使用可

  • 次を除く任意の文字:

    , & # % \ / : * ? < > | "

  • 256バイト

  • カンマを除く任意の文字。

    ページ・グループの「表示名」にカンマがあると、検索関連の選択ボックスにページ・グループを表示する際に障害が発生します。これは、カンマがページ・グループ名間のデリミタとして使用されているためです。たとえば、Sales, London, UKという表示名を持つページ・グループは、検索関連の選択ボックスでは3つのページ・グループとして表示されます。

  • マルチバイト文字も使用可

ページ

  • 60バイト

  • 大文字と小文字を区別

  • 値が入力されていない場合、表示名から無効な文字数を引いた値をデフォルトとして使用

  • ページ・グループのページ階層の同じレベルにある全ページで一意

  • マルチバイト文字も使用可

  • 次を除く任意の文字:

    , & # % \ / : * ? < > | "

  • 256バイト

  • 任意の文字

  • マルチバイト文字も使用可

ページ・タイプ

  • 30バイト

  • そのページ・グループ内と「共有オブジェクト」ページ・グループ内で一意

  • 値が入力されていない場合、表示名から無効な文字数を引いた値をデフォルトとして使用

  • 英数字およびアンダースコア(AからZ、aからz、0から9、および_)

  • 256バイト

  • 任意の文字

  • マルチバイト文字も使用可

パラメータ

  • 200バイト

  • 大文字と小文字を区別

  • 親ページ内で一意

  • 英数字およびアンダースコア(AからZ、aからz、0から9、および_)

  • 4000バイト

  • 任意の文字。指定されていない場合、「名前」をデフォルトとして使用

  • マルチバイト文字も使用可

パースペクティブ

  • 60バイト

  • 大文字と小文字を区別

  • 値が入力されていない場合、表示名から無効な文字数を引いた値をデフォルトとして使用

  • ページ・グループ内の同じレベルにあるすべてのパースペクティブで一意。そのページ・グループ内と「共有オブジェクト」ページ・グループ内で一意。

  • 英数字およびアンダースコア(AからZ、aからz、0から9、および_)

  • 240バイト

  • 任意の文字

  • マルチバイト文字も使用可

Portalテンプレート

  • 60バイト

  • 大文字と小文字を区別

  • ページ・グループ内で一意

  • 値が入力されていない場合、表示名から無効な文字数を引いた値をデフォルトとして使用

  • マルチバイト文字も使用可

  • 次を除く任意の文字:

    , & # % \ / : * ? < > | "

  • 256バイト

  • 任意の文字

  • マルチバイト文字も使用可

リージョン

リージョンには「名前」フィールドはありません。

  • 4000バイト

  • 任意の文字

  • マルチバイト文字も使用可

スタイル

  • 65バイト

  • ページ・グループ内で一意

  • 値が入力されていない場合、表示名から無効な文字数を引いた値をデフォルトとして使用

  • 英数字およびアンダースコア(AからZ、aからz、0から9、および_)

  • 350バイト

  • 任意の文字

  • マルチバイト文字も使用可

タブ

  • 60バイト

  • 大文字と小文字を区別

  • タブ・セット中(同一セット中の同一レベルの全タブ、タブ・セットのメンバーであるサブタブを除く)で固有である必要があります。

  • マルチバイト文字も使用可

  • 次を除く任意の文字:

    , & # % \ / : * ? < > | "

  • 256バイト

  • 任意の文字。指定されていない場合、「新規タブ」をデフォルトとして使用

  • マルチバイト文字も使用可


注意

Oracle Portalでは、名前の一意性は値を追加することで自動的に保持されます。

「共有オブジェクト」ページ・グループに、移動されたオブジェクトと同じ名前を持つオブジェクトがすでに含まれる場合、その移動されたオブジェクトの名前(内部名)に値が追加されます。これにより、ページ・グループ内で名前の一意性が確保されます。

たとえば、共有オブジェクト・ページ・グループにsample_categoryという名前のカテゴリが含まれているとします。別のページ・グループであるDivisionにも、sample_categoryという名前のカテゴリが含まれています。sample_categoryDivisionページ・グループから共有オブジェクト・ページ・グループに移動します。Oracle Portalによって、移動されたカテゴリにsample_category_AABkUWAAJAABpiAACなどの値が追加されます。内部名は変更できますが、「共有オブジェクト」ページ・グループの他のオブジェクトと同じ名前を付けることはできません。

他のオブジェクトの名前と重複する表示名を持つオブジェクトを作成しようとした場合にも同じルールが適用されます。Oracle Portalでは、オブジェクトの表示名を使用して、オブジェクトの(内部)名が作成されます。オブジェクトの「表示名」にredを入力したときに、別のオブジェクトがすでにredという名前を使用していたとします。最初のオブジェクトの「表示名」はredになりますが、「名前」は一意性を維持するために値が追加され、red1などになります。