ヘッダーをスキップ
Oracle Fusion Middleware Oracle Portalユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B61383-02
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

14.5 アイテムのチェックアウトとチェックイン

アイテムのチェックアウトによって、複数のユーザーで管理されるアイテムの文書管理ができるようになります。ユーザーがアイテムをチェックアウトすると、そのアイテムはロックされます。他のユーザーはそのアイテムを上書きできません。他のユーザーは、そのアイテムの表示はできますが、変更はできません。適切な権限を持っていれば、ユーザーはチェックアウト・アイテムをコピーできます。コピーは、自動的にチェックインされます。

ユーザーがアイテムをチェックインした後、別のユーザーがそのアイテムをチェックアウトして、編集できます。これによって、ユーザーがお互いの変更を上書きするのを防ぎます。

この項では、Oracle Portalの文書管理機能(アイテムのチェックアウトおよびチェックイン)の使用について説明します。この項の内容は次のとおりです。

Oracle Portalのチェックインまたはチェックアウト機能の有効化については、14.4.4項「アイテムのチェックアウトの有効化」を参照してください。

14.5.1 アイテムのチェックアウト

現行バージョンのアイテムの編集中に、他のユーザーが独自のバージョンでアイテムを上書きすることを防ぐ方法として、アイテムのチェックアウトを使用します。


注意:

ページ・グループ管理者およびページ設計者は、他のユーザーによってチェックアウトされたアイテムをチェックインできます。


アイテムをチェックアウトするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Portalにログインします。

  2. チェックアウトするアイテムが含まれるページに移動します。

    「ページ・グループ」ポートレットからページを検索する方法は、8.1項「Oracle Portalでのページの検索」を参照してください。

  3. ページ上部の「編集」リンクをクリックします。

    ページが編集モードで開きます。

  4. チェックアウトされるアイテムの横の「操作」アイコンをクリックします(図14-23)。

    図14-23 「操作」アイコン

    「操作」アイコン
  5. 「チェックアウト」リンクをクリックします。

これでアイテムがチェックアウトされました。他のユーザーはこのアイテムを編集することはできません。

アイテムのチェックアウト中に、アイテムの横の「アイテムの編集」アイコンをクリックして、アイテムを編集できます。このユーザーは、アイテムに対して、非表示、移動、コピーおよび期限切れにする、などの操作を行うことができます。アイテムの横の「操作」アイコンをクリックして、使用可能な操作一覧を参照します。

アイテムの作業が終了したら、他のユーザーが使用できるように必ずアイテムをチェックインしてください。


注意:

アイテムがチェックアウトされているときにアイテムをコピーすると、新しいコピーはチェックインされます。


14.5.2 アイテムのチェックイン

アイテムをチェックインすると、アイテムはアクセス権限を持つユーザーによる汎用アイテムに戻ります。アイテムは、より新しいバージョンによって上書きできます。他のユーザーは、アイテムをチェックアウトできます。通例、アイテムをチェックアウトしているユーザーのみが、それをチェックインして元に戻せます。ただし、例外があります。ページ・グループ管理者およびページ設計者は、他のユーザーによってチェックアウトされたアイテムをチェックインできます。

アイテムをチェックインするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Portalにログインします。

  2. チェックインするアイテムが含まれるページに移動します。

    「ページ・グループ」ポートレットからページを検索する方法は、8.1項「Oracle Portalでのページの検索」を参照してください。

  3. ページ上部の「編集」リンクをクリックします。

    ページが編集モードで開きます。

  4. 該当するアイテムの横の「操作」アイコンをクリックします(図14-24)。

    図14-24 「操作」アイコン

    「操作」アイコン
  5. 「チェックイン」リンクをクリックします。

    これで、他のユーザーがこのアイテムを編集できるようになりました。