13.4 ページへのナビゲーション・ページの追加

1つのページ・グループ内で一貫性のあるナビゲーションを提供するために、ナビゲーション・ページを作成して、ページ・グループのすべてのページ(またはPortalテンプレート)に追加できます。

ナビゲーション・ページをページまたはテンプレートに追加するには、ナビゲーション・ページをポートレットとして公開する必要があります。ナビゲーション・ページをポートレットとして公開する方法は、前の項(13.3項)を参照してください。ナビゲーション・ページの作成方法は、13.2項「ナビゲーション・ページの作成またはコピー」を参照してください。

ナビゲーション・ページ上のスマート・リンクは、常に配置先ページのコンテキスト内にレンダリングされます。これは、「ページ」ポートレットを使用して公開されたページにナビゲーション・ページが表示されている場合でも当てはまります。たとえば、「アカウント」ナビゲーション・ページに「編集」スマート・リンクを追加します。「Blakewellアカウント」ページに「アカウント」ナビゲーション・ページを配置します。「編集」リンクをクリックすると、「Blakewellアカウント」ページが編集モードで表示されます。今度は、「ページ」ポートレットを「一般アカウント」ページに配置し、「ページ」ポートレットを使用して「Blakewellアカウント」ページを公開します。「アカウント」ナビゲーション・ページの「編集」リンクをクリックします。これにより、「Blakewellアカウント」ページではなく「一般アカウント」ページが編集モードでレンダリングされます。

同じことが、スマート・テキスト・アイテムをナビゲーション・ページに配置したときに当てはまります。たとえば、「現行のページ」スマート・テキスト・アイテムをナビゲーション・ページに追加します。この場合は、ナビゲーション・ページを「人事管理」というページに配置します。スマート・テキスト・アイテムには「人事管理」が表示されます。「人事管理」ページをポートレットとして公開し、次に、そのポートレットを「研究開発」というページに配置します。このポートレットにレンダリングされたスマート・テキスト・アイテムは、元の「人事管理」ではなく、「研究開発」です。スマート・テキスト・アイテムは、ページが格納されているコンテキスト内でレンダリングされます(「研究開発」)。

ナビゲーション・ページをページに追加するには、次の手順を実行します。

Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、ナビゲーション・ページを追加するページを所有するページ・グループを選択します。

デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」ヘッダーで、該当するページへのリンクをクリックします。

ページが編集モードで開きます。
ナビゲーション・ページを含むリージョンの「ポートレットの追加」アイコン(図13-3)をクリックします。

図13-3 「ポートレットの追加」アイコン

ポートレット・リポジトリに移動します。
ポートレット・リポジトリの「検索」フィールドにナビゲーション・ページの名前を入力し、「実行」をクリックします。

あるいは、ナビゲーション・ページのページ・グループがわかっている場合は、「公開するPortalコンテンツ」ノードをクリックした後、このノードの下でそのページ・グループの名前をクリックして、ナビゲーション・ページ・ポートレットを探します。
「ポートレット・リポジトリの検索結果」で、ナビゲーション・ページ名をクリックして「選択したポートレット」リストに移動します。

「OK」をクリックして、ページに戻ります。

ヒント:

ナビゲーション・ページを含むリージョンのプロパティの編集が必要になることがあります。たとえば、ページ上でのナビゲーション・ページの外観をよくするために、リージョンの幅を変更する必要がある場合などです。リージョンのプロパティを編集するには、該当するリージョンに関連付けられた「リージョンの編集」アイコンをクリックします。詳細は、10.2項「リージョン表示オプションの構成」を参照してください。