17 コンテンツの保護

Oracle Portalでは権限を使用して、Portalオブジェクト(ページ、タブ、アイテム、テンプレート、スタイルなど)へのアクセスを制御します。管理者は、権限の割当てを他のユーザーやグループに委任できます。権限の割当てにより、ユーザーやグループはオブジェクトに対するアクセス、パーソナライズまたは変更ができるようになります。管理者は、指定されたタイプのすべてのオブジェクトに対してグローバル権限を付与することもできます。

図17-1 コンテンツを保護するためのアクセス・ルールの設定

「図17-1 コンテンツを保護するためのアクセス・ルールの設定」の説明

この章では、Portalのオブジェクトを表示し、オブジェクトと対話できるユーザーを制御するための権限の使用方法について説明します。内容は、次のとおりです。

• 17.1項「Oracle Portalでのページおよびオブジェクトのセキュリティ」

• 17.2項「権限の割当て作業の委任」

• 17.3項「グローバル権限の付与」

• 17.4項「ページ・グループの保護」

• 17.5項「ページの保護」

• 17.6項「タブの保護」

• 17.7項「ポートレットの保護」

• 17.8項「リージョンのロック」

• 17.9項「アイテムの保護」

• 17.10項「スタイルに対する権限の付与」

• 17.11項「Portalテンプレートに対する権限の付与」

• 17.12項「コンテンツ属性権限の付与」

• 17.13項「ページおよびオブジェクトのセキュリティ問題のトラブルシューティング」

対象読者

この章は、Oracle Portal内でのセキュリティの機能を理解する必要のあるユーザーを対象としています。この章で説明している操作を実行するために必要な権限は、操作のタイプによって異なります。各項では、必須権限についての情報を提供します。権限の詳細は、付録B「ページ・グループ・オブジェクト権限」を参照してください。