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Oracle® Fusion Middlewareリリース・ノート
11g リリース1 (11.1.1) for Linux x86
B55924-13
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22 Oracle WebCenter Content: Records

この章では、Oracle WebCenter Content: Recordsに関連する問題について説明します。次のトピックが含まれます:

この章の情報以外に、このリリース・ノートのOracle WebCenter Contentに関する章も参照してください。WebCenter Contentに影響する問題は、Recordsにも影響する場合があります。

22.1 一般的な問題および回避策

この項では、一般的な問題および回避策について説明します。内容は次のとおりです。

22.1.1 ロール・レポートの出力はレポートを生成するユーザーに依存する

ロール・レポートは、「メイン」メニューから「レコード」「レポート」「ロール」を選択して生成できます。レポートの出力には、すべてのロールのすべてのデータが表示されない場合があります。出力は、レポートを生成するユーザーおよびそのユーザーに付与されている権限に依存します。

22.1.2 スクリーニング使用時に返されるアイテム

スクリーニングは、ライフサイクルが設定されているコンテンツ・アイテムまたは凍結されたアイテムのみを返す保存機能であることに留意してください。

22.1.3 Oracle Text Searchおよびレポート構成オプション

Oracle Text Searchを使用する場合、レポート・テンプレートを除外するオプションおよび検索結果に含まれるレポートに関して、非互換性が存在します。これらのオプションは、「レポート設定の構成」ページに表示されます。

現時点では、「検索結果でのレポートの除外」チェック・ボックスを選択すると、検索結果からレポートを除外できます。ただし、「検索結果でのレポート・テンプレートの除外」チェック・ボックスを選択しても、検索にテンプレートが含まれます。オラクルではこの問題を認識しており、将来のリリースで修正する予定です。

22.1.4 10gからのアップグレードで監査証跡期間が欠落する

この製品をリリース・バージョン10gからリリース・バージョン11gへアップグレードした場合、監査証跡の日付が完全に表示されません。アップグレード後に2001から2010の監査期間が表示される必要がありますが、2001から2006の期間のみが表示されます。欠落している年は、手動で追加できます。オラクルではこの問題を認識しており、将来のリリースで修正する予定です。

22.1.5 DB2データベースおよびFOIA/PA機能

Freedom of Information Act/Privacy Act (FOIA/PA)機能で使用されるデータベースのサイズのため、データベースにDB2を使用するサイトでは、「FOIA/PA」オプションはサポートされていません。

22.1.6 保存カテゴリ・コンテンツのソートおよびリスト

保存カテゴリをソートしてからリストすると、これらはソース単位でリストされます。たとえば、3つのソース(Source1、Source2、Source3)が使用される場合、Source1のすべてのアイテムは1つの個別グループとしてソートされ、Source2のアイテムは別の個別グループとしてソートされ、Source3のアイテムはまた別の個別グループとしてソートされます。これにより、各ソースのアイテムはラウンド・ロビン形式で表示されます。つまり、Source1の最初のアイテム、Source2の最初のアイテム、およびSource3の最初のアイテムの後ろに各ソースの2番目のアイテムが続きます。

22.1.7 Firefoxを使用したダッシュボードの構成

Firefoxブラウザを使用しているとき、ダッシュボード・パネルの移動に「ドラッグ・アンド・ドロップ」機能を使用できません。かわりに、パネルを削除して、正しい場所に新しいパネルを再挿入する必要があります。

22.1.8 保存アイテムのセキュリティ・グループの設定

保存スケジュールで使用されるために作成されたアイテムには、パブリックではなくレコード・グループに設定されたセキュリティ・グループが必要です。パブリックに設定されている場合、URMユーザー以外は標準検索の実行時に保存スケジュールのアイテムにアクセスする可能性があります。

22.1.9 検索結果の表示の問題

DB2データベースを使用してURMを10gから11.1.1.8.0にアップグレードする場合、検索結果の最初のページのみ表示できます。後続のページを表示しようとすると、空白のページが表示されます。

回避策として、「設定」のRMセキュリティ・オプションに移動します。「補助マーキング」や「分類」などのいずれかのオプションを選択します。「セキュリティなし」または投稿フィルタなし権限がオフになっていることを確認します。

22.2 構成の問題および回避策

この項では、構成の問題および回避策について説明します。内容は次のとおりです。

22.2.1 FOIAアーカイブのインポート時のエラー・メッセージ

「設定チェックリスト」ページからFreedom of Information Act (FOIA)アーカイブをインポートする際に、「アーカイバはすでに実行中です。後で再試行してください」という誤ったエラー・メッセージが表示されることがあります。

このエラーは無視しても支障ありません。これは、アーカイブを開始するクリックが2回登録されるために発生します。警告を無視し、15分待ってから、このタスクのアラート通知が削除されたかどうかを確認してください。アーカイバを開き、FOIAPrivacyActアーカイブが存在するかどうかを検証することにより、アーカイブのインポートを確認することもできます。

22.2.2 再起動が必要: パフォーマンス監視およびレポート

パフォーマンス監視を選択して有効化した後、監視を開始するにはコンテンツ・サーバーを再起動する必要があります。ソフトウェアの構成後も、すべてのレポート・オプションを適切なメニューに表示するために再起動する必要があります。

22.2.3 監査証跡のソート結果およびデータベース全文検索

Oracle DBを使用して監査証跡をソートする場合、実行するソートの種類によって出力が異なります。

データベース全文検索を使用してソートする場合、ソートは大文字と小文字を区別して実行されます。つまり、大文字のアイテムが常にリストの先頭に表示されます。 Oracle Text Searchを使用してソートする場合、大文字と小文字を区別しない検索が実行されます。

22.2.4 外部ストレージを使用する場合の接頭辞のサイズ制限

システムで外部ストレージ機能が有効化されている場合、物理アイテムのコンテンツIDの許容合計サイズは11文字です。外部ストレージを設定する際は、IDの自動割当てが有効化されているかどうかを確認し、有効な場合はコンテンツの接頭辞が5文字以下に設定されていることを確認してください。

22.2.5 電子メール・メタデータ・コンポーネントの有効化

WebCenter Contentで使用するためにEmailMetadataコンポーネントがインストールされている場合は、Recordsでユーザー・インタフェースを使用できるように、構成変数を設定する必要があります。

/components/EmailMetadataディレクトリにあるemailmetadata_environment.cfgファイルでShowEmailMetadataMenu変数をTRUEに設定します。

変数の設定後、Content Serverを再起動してブラウザのリフレッシュまたは再ロードを行います。電子メール・フィールドをメタデータ・フィールドにマップするためのオプションが使用可能になります。これらのオプションを使用するには、「メイン」メニューから「管理」「電子メール・メタデータの構成」を選択します。

22.2.6 相対Webルートを変更する必要がある

10gバージョンからアップグレードする場合、config.cfgファイルでHttpRelativeWebRoot構成パラメータを次のように変更する必要があります。

HttpRelativeWebRoot=/urm/

ここに示されているものと正確に同じように変更することが重要です。

22.2.7 バージョン11g用の10gアダプタの構成

10gアダプタをバージョン11gで機能するようにするには、接続アドレスを変更する必要があります。

前の接続文字列は次の例のようなものでした。

http://myhost.mycompany.com:myport/URMinstance/idcplg

新しい接続文字列は次の例のようになります。

http://myhost.mycompany.com:myport/_dav/URMinstance/idcplg

変更内容は、_dav文字列が追加されたことのみです。

22.2.8 ダッシュボード用のRSSリーダーの構成

次の構成変数は、ダッシュボードでRSSリーダーを構成するためにconfig.cfgファイルに設定する必要があります。

コンテンツ・サーバーがプロキシ・サーバーの背後で使用される場合、プロキシ・アドレスおよびポート番号は、次のように設定する必要があります。

RssProxyServerAutoDetected= コンテンツ・サーバー・ネットワークのプロキシ・アドレス

また、コンテンツ・サーバー・ネットワーク用のプロキシ・ポートを構成する必要もあります。

RssProxyPortAutoDetected=コンテンツ・サーバー・ネットワークのプロキシ・ポート

22.3 ドキュメントの訂正箇所

この項では、ドキュメントの変更事項について説明します。内容は次のとおりです。

22.3.1 ドキュメントに反映されていないメニュー名の変更

ドキュメントに記載されている「外部パフォーマンス監視」メニューを、「パフォーマンス監視」に変更する必要があります。このメニューにアクセスするには、「先頭」メニューから「レコード」「監査」「パフォーマンス監視」を選択します。

22.3.2 物理コンテンツ管理サービスの説明がない

次のサービスは、『Oracle WebCenter Contentサービス・リファレンス・ガイド』に記載されているPCMサービスから除外されました。

  • GET_RELATED_CONTENT: 指定されたコンテンツの関連リンクを表示するのに使用されるページを取得します。追加の必須サービス・パラメータは次のとおりです。

    • dSource: 検索に使用されるソース(「Physical」など)。

    • dID: 外部アイテムの一意の識別子。

    • dLinkTypeID: 関連コンテンツ・タイプ・リンクの一意の識別子。

  • GET_EXTERNAL_ITEM_SEARCH_RESULTS: 物理アイテムの検索に使用されるページを取得します。追加の必須サービス・パラメータは次のとおりです。

    • dSource: 検索に使用されるソース(「Physical」など)。

    • QueryText: 検索に使用されるテキスト。

    • ErmSearchTable: ソース表名。物理ソースの場合、EXTERNAL_SOURCEです。

    • SearchEngineName: 使用する検索エンジン。デフォルトはDATABASEです。

    • SearchQueryFormat: 使用する検索問合せ形式。デフォルトはUNIVERSALです。

22.3.3 外部ストレージ用の追加のFTPオプション

外部ストレージの作成時のFTPプロトコルとして、sftpを使用するオプションが使用できるようになりました(その他のオプションに追加)。これはマニュアルに記載されていませんでした。