この章では、Oracle WebCenter Portalに関連する問題について説明します。次のトピックが含まれます:
注意: IBM WebSphere上にインストールされるWebCenter Portalに関するリリース・ノートは、第7章「IBM WebSphere上のOracle Fusion Middleware」を参照してください。 |
この項では、一般的な問題および回避策について説明します。次のトピックが含まれます:
14.1.1項「JDeveloper用WebCenter Portal拡張機能バージョン11.1.1.8.3のインストール」
14.1.7項「OAMを使用してWebCenter PortalにアクセスするとPortalに正しい言語が表示されない」
14.1.10項「OpenSocialページレットを使用したユーザーのアクティビティ・ストリームへのアクティビティのポスト」
14.1.27項「ディスカッション・フォーラムで「トピックの作成」ボタンをクリックしても「トピックの作成」ダイアログが表示されない」
14.1.30項「Portal Frameworkアプリケーションのアクティビティ・ストリームにコマンドおよびタグの更新がリストされない」
14.1.31項「チェックアウトされたファイルと同じ名前のファイルをアップロードすると不正確なエラー・メッセージが表示される」
14.1.37項「WebCenter PortalでOracle BPM Process Spacesが有効な場合にFrameworkFoldersはサポートされない」
WebCenter Portal拡張機能は、JDeveloperにWebCenter Portal機能の完全なセットを提供するアドインです。Oracle WebCenter Portal 11.1.1.8.3は、WebCenter Portal拡張機能11.1.1.8.xおよびOracle JDeveloper 11.1.1.7.0でのみ機能します。デフォルトで、JDeveloperでは、最新バージョンであるリリース11.1.1.8.3用WebCenter Portal拡張機能をダウンロードすることが推奨されています。正しいバージョンがインストールされていることを確認する必要があります。拡張機能のインストールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Developing Portals with Oracle WebCenter PortalおよびOracle Jdeveloperでのポータルの開発』のJDeveloper用WebCenter Portal拡張機能のインストールに関する項を参照してください。
Oracleでは、Jive Softwareからの組込みディスカッション・サーバーをサポートしています。WebCenterポータルに同梱されているタスク・フローを使用して、このディスカッション・サーバーをコールします。Jive Webサービス・レイヤーのAPIに対するカスタム・デプロイは、Oracleによる再検討の対象となっているため、サポートされないことがあります。
Jive Softwareがディスカッション・サーバーの一部として配信しているベータ機能の限定セットがありますが、Oracle推奨ではなく、サポートされていません。
参照専用として、Jive Forumsのドキュメントが付属しています。WebCenter Portal製品のインストール対象外となるJive Softwareのインストールおよびアップグレードは、サポートされません。
Oracle WebCenter Portalページレット・プロデューサは、クラスタ化構成でフェイルオーバーをサポートします。ただし、処理中のデータ(未保存または保留中の変更)は保持されません。フェイルオーバー時には、管理者は管理セッションを再確立する必要があります。特定の状態を保持するためにプロキシが必要な場合は、エンド・ユーザーもセッションを再確立する必要があります。SSOが構成されている場合、資格証明が自動的に提供され、セッションが再確立されます。
SQLデータ・コントロールを使用するときに、NCHAR
データ型を使用した列が問合せに含まれる場合、エラーが発生する可能性があります。回避策として、to_char(NCHAR_COLUMN NAME)
関数を使用できます。
Oracle WebCenter Portal iPhoneアプリケーションなどのRESTクライアントの使用時にWebCenter Portal RESTサーバーの特定の機能が正しく機能するには、使用しているOracle WebLogic ServerプラグインでフラグWLForwardUriUnparsed
をON
に設定する必要があります。
WebLogic Serverの前にApacheを実行している場合、このフラグをweblogic.conf
に追加します。
WebLogic Serverの前にOracle HTTP Server (OHS)を実行している場合、このフラグをmod_wl_ohs.conf
に追加します。
次の例は、これら両方の事例で使用可能な構成を示しています。
WebLogic Serverプラグインの構成方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic ServerでのWeb Server 1.1プラグインの使用』を参照してください。
例1: <location /rest>
を使用して/rest
URIに対してのみフラグを適用する(推奨)
<Location /rest> # the flag below MUST BE set to "On" WLForwardUriUnparsed On # other settings, example: WebLogicCluster or WebLogicHost & WebLogicPort # set the handler to be weblogic SetHandler weblogic-handler </Location>
例2: Oracle WebLogic Serverによって処理されるすべてのURIにフラグを適用する
<IfModule mod_weblogic.c> # the flag below MUST BE set to "On" WLForwardUriUnparsed On # other settings, example: WebLogicCluster or WebLogicHost & WebLogicPort WebLogicCluster johndoe02:8005,johndoe:8006 Debug ON WLLogFile c:/tmp/global_proxy.log WLTempDir "c:/myTemp" DebugConfigInfo On KeepAliveEnabled ON KeepAliveSecs 15 </IfModule>
JSFポートレット(つまり、Oracle JSF Portlet Bridgeを使用して作成されたポートレット)のカスタマイズまたはパーソナライズ後に「OK」をクリックすると、ポートレットが応答せず、タイムアウト・メッセージが表示されます。これは、編集アクションを実行して単一操作でポートレット・モードを変更すると発生します。エンド・ユーザーは、「適用」(「OK」ではなく)をクリックして編集処理を行った後、「戻る」をクリックして、ポートレット・モードを「表示」モードに戻すことで、この問題に対処できます。ポートレット開発者は、生成済のデフォルトの編集モード(edit_defaults.jspx
ファイル)および編集モード(edit.jspx
ファイル)のコードを編集し、エンド・ユーザーが強制的に「適用」ボタンを使用するように「OK」ボタンのコードを削除することで、この問題が発生しないようにできます。
ユーザーがOAMを介してWebCenter Portalにアクセスすると、ポータルにOAMログイン・ページで選択した言語が表示されません。WebCenter Portalでは、OAMと同じxlf
ファイル名規格を使用しません。
表示言語をThaiに設定すると、通知公開形式が正しくない可能性があります。これは、通知を開いて編集した後保存すると、通知自体が更新されていない場合でも発生します。
JSFポートレット(Oracle JSF Portlet Bridgeを使用するポートレット)は、「JSR 286 Javaポートレットの作成」ウィザードを使用して、ウィザードの第3ステップで「ADF-Faces JSPXの生成」実装方法を選択することで作成できます。
この方法でJSFポートレットを作成すると、ポートレットのプロデューサ・テスト・ページで「サーブレットとして実行」リンクをクリックすると、エラーが発生することがあります。ただし、ポートレット自体は正しく実行されます。
この問題を回避するには、そのポートレットが含まれるプロジェクトに「ADFページ・フロー」スコープを追加します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Developing Portals with Oracle WebCenter PortalおよびOracle Jdeveloperでのポータルの開発』のテクノロジ・スコープの追加および削除に関する項を参照してください。
OpenSocialガジェットに基づいたページレットは、アクティビティをユーザーのアクティビティ・ストリームにポストできません。一時的な解決方法を実行するには、次のWLST/WSAdminコマンドを使用してユーザー・プロファイルの「編集」権限をOracle WebCenter Portalのページレット・プロデューサに付与します。
grantPermission(appStripe="pagelet-producer", principalClass="oracle.security.jps.internal.core.principals.JpsAuthenticatedRoleImpl", principalName="authenticated-role", permClass="oracle.webcenter.peopleconnections.profile.security.ProfilePermission", permTarget="/oracle/webcenter/peopleconnections/profile/s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed/.*", permActions="view,edit")
コマンドの実行後に、ページレット・プロデューサ・サーバーを再起動します。
OpenSocial APIをOracle WebCenter Portalのページレット・プロデューサとともに使用して所有者のプロファイル、アクティビティ、友人情報にアクセスするには、『Oracle Fusion Middleware for Oracle WebCenter管理者ガイド』で説明されているように、WebCenterDS
データ・ソースをWC_Portlet
管理対象サーバーに対してターゲット指定する必要があります。この構成を保存すると、アクティビティおよび友人情報はフェッチできますが、プロファイル情報は戻されません。プロファイル情報にアクセスするには、WC_Portlet
管理対象サーバーを再起動します。
Apple iOSプラットフォームでは、スクロールバーが表示されません。iPadでページを表示する場合、スクロールバーが表示されないため、コンテンツが切り捨てられて表示されることがあります。また、iFrameコンポーネントはiPad上の寸法を無視します。コンテンツ領域全体を表示するには、iPadで2本指のスクロール・ジェスチャを使用します。
Apple iOSプラットフォームでは、RSSリンクをレンダリングするために、サイトreader.mac.com
でそれらをロードしています。WebCenterポータル・インスタンスがファイアウォールの外側からアクセスできない場合、RSSリンクは表示できません。
Apple iOSプラットフォームでは、ネイティブ・ファイル・システム・ブラウザをサポートしません。そのため、iPadからコンテンツをアップロードできません。iPadからWebCenterポータルにアクセスすると、公開、アップロード、共有などすべてのアップロード・アクションは、無効になるか表示されません。
iPadでページにアクセスすると、ページに表示されたテキストはコピーできません。これはApple iOSプラットフォームの制限です。
メール・タスク・フローでは、埋込みイメージがレンダリングされません。電子メールにインライン・イメージが含まれる場合、これは添付ファイルとして表示されますが、メッセージ本体の中では表示されません。
Mozilla Firefoxブラウザを使用して初めてWebCenterポータルにアクセスし、SSLまたはHTTPS接続を介してデスクトップ統合を使用してドキュメントを開こうとすると、環境に有効な証明書があっても、証明書は信用できないという警告が表示されます。ドキュメントを開くことはできますが、Microsoft Officeアプリケーション内からドキュメントをチェックインまたはチェックアウトすることはできません。ただし、後でFirefoxブラウザでデスクトップ統合を使用すると、想定どおりに動作し、Microsoft Officeアプリケーション内からドキュメントをチェックインおよびチェックアウトできます。
Webクリッピング・ポートレットは、リリース11g (11.1.1.8.0)で非推奨となったため、使用しないでください。そのかわりに、Oracle WebCenter Portalのページレット・プロデューサを使用してクリッパ・ページレットを作成します。
ADFアプリケーションのデフォルトでは、アプリケーションのバージョン管理はサポートされなくなりました。初期デプロイメントでは、アプリケーションのバージョン管理に関係なく、アプリケーションは既存(11.1.1.7.0以前)も新規(11.1.1.8.0以降)もデプロイに成功します。ただし、JDeveloper 11.1.1.7.0からWebLogic Serverにバージョン管理されていないアプリケーションを再デプロイする場合、そのアプリケーションのバージョン管理されるインスタンスがすでに実行されていると、デプロイメントは失敗します。これは、サーバーがすでにバージョン管理されたインスタンスを実行しており、WebLogic Serverは同じアプリケーションのバージョン管理されていないインスタンスのデプロイを許可しないために発生します。次のようなエラー・メッセージが表示されます。
Weblogic Server Exception: weblogic.management.ManagementException: [Deployer:149082]You cannot deploy application 'Application1_application1' without version. The application was previously deployed with version 'V2.0'.
この問題を解決するには、まずバージョン管理されたアプリケーションをアンデプロイしてから、バージョン管理されていないアプリケーションをデプロイします。
WC_Spaces
管理対象サーバーを起動すると、サーバーが実行状態に達した後、サーバー・ログに次の例外がレポートされます。
"Could not fetch the default portal configuration from webcenter-config oracle.webcenter.webcenterapp.WebCenterException: Getting WebCenter Attributes "
これにより失われる機能はありません。それは既知の問題です。
WebCenter Portalで、前のOracle WebCenter Portalインストールからアップグレードしたポータルを表示すると、ポータルの上部のバナーが正しくレンダリングされません。これは、特定の値に設定されたページ・テンプレートがポータルにあり、スキンが[System Default]
のままである場合に発生します。この問題を回避するには、ページ・テンプレートと一致するスキンを選択する必要があります。アップグレードしたポータルを、ページ・テンプレートに応じてSpaces FX
またはFusion FX
スキンを使用するように構成します。
次のすべての条件に当てはまる場合、デバイス(タブレットやiPhoneなど)上のポータル・ページにアクセスする際に問題が発生します。
ページ名にスペースが含まれている
ページのページ・バリアントが定義されていない
ページまたはポータル用の「ページ・フォールバック」設定が「ページを表示しない」である
この場合、デバイス上で予期される動作として、「ページが使用できません」が表示されます。しかし、前述のすべての条件に当てはまる場合、「ページが使用できません」ではなくページのコンテンツが(ページ・タイトルなしで)デバイスに表示されます。
詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの作成のページ・バリアントが存在しない場合のポータルのページ動作の設定に関する項およびページ・バリアントが存在しない場合の特定ページのページ動作の設定に関する項を参照してください。
このリリースには、WSS1.0ユーザー名トークンおよびパスワードを利用してPeopleSoftとWebCenter Portalを統合する際の既知の問題があります。これは、WebCenter PortalでPeopleSoftポートレットのセキュアな消費を必要とする顧客に推奨される方法です。顧客は、Oracleカスタマ・サポートに連絡してこの問題に対処するパッチを取得する必要があります。
メッセージ保護付きWSS1.0 SAMLトークンの使用はお薦めしません。この方法は、WebCenter PortalとPeopleSoft間の統合ではサポートされていません。
WebCenter Portal REST APIを使用して作成したポータルで、ページ作成の問題が発生します。この問題を回避するには、ページ権限を再適用する必要があります。WebCenterポータル・ビルダー管理の「セキュリティ」ページにナビゲートします。「ロール」タブでページのすべての権限を選択解除し、設定を保存します。同じ権限をもう一度選択し、設定を保存します。
モバイル・ページ・バリアントが新しいNexus 4デバイスで表示されません。この問題を解決するには、次のユーザー・エージェント文字列で新しいデバイスを作成します。
Mozilla/5.0 \(Linux; Android.+4.2.+Nexus 4.+Chrome.*Mobile Safari.*
新しいデバイスの作成およびユーザー・エージェント文字列の指定の詳細は、『Oracle Fusion Middleware for Oracle WebCenter管理者ガイド』の「デバイスの作成および管理」の項を参照してください。
Oracle WebCenter Portalリリース11.1.1.8.0は、Oracle SES 11.2.2.2をサポートしています。既存のOracle SESインストールにパッチを適用してリリース11.2.2.2にする場合、Oracle SESに新しいバージョンのOracle WebCenter Portalのドキュメント・サービス・マネージャをインストールし、Oracle SESファセットおよびソート属性を構成する必要があります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalインストレーション・ガイドの「Oracle SES 11.2.2.2のインストール」の項を参照してください。
ダイレクトURLを使用してディスカッション・ページに移動し、forumId
をページURLの問合せパラメータとして渡した場合、ディスカッション・フォーラムの「トピックの作成」ボタンをクリックすると、「トピックの作成」ダイアログのかわりにフォーラムのリストが表示されます。この問題は、「フォーラムID」属性の値に#{param.forumId}
を設定したディスカッション・フォーラム・タスク・フローを含むページにアクセスすると発生します。
「トピックの作成」ボタンをクリックした際に「トピックの作成」ダイアログを表示させるには、次の回避策を実行します。
コンポーザで、ディスカッション・フォーラム・タスク・フローを含むページを編集モードで開きます。
ビュー・スイッチャ―が「データ.」に設定されていることを確認します。
「ソース」タブで、フレーム下部にある「PageDef」をクリックします。
「PageDef」ソースの<executables>
セクション内にあるタスク・フロー・バインディングを見つけます。
このタスク・フロー・バインディングに属性Refresh="ifNeeded"
があり、タスク・フロー・バインディングへの入力パラメータの1つが"param.forumId"
であることがわかります。
属性Refresh="ifNeeded"
を削除します。
これを属性RefreshCondition="#{param.forumId!=null}"
に置き換えます。
「保存」をクリックして、変更を保存します。
すでに同じ名前を持つファイルまたはフォルダを含む場所に対し、「コピー・アンド・ペースト」、「カット・アンド・ペースト」または「移動してペースト」を実行すると、ファイルおよびフォルダの複製コピー(接頭辞「Copy of」が付く)が作成されます。たとえば、ファイルEvents.docx
をコピーまたは切り取って、そのファイルを含むフォルダに貼り付けると、新しく貼り付けられたファイルはCopy of Events.docx
という名前になります。
これは、FrameworkFoldersをフォルダ・サービスとして使用するようにOracle WebCenter Portalが構成されている場合にのみ適用されます。Folders_gが構成されている場合は、ターゲットに一致するコピーが見つかっても、ファイルおよびフォルダは複製されません。
FrameworkFoldersをフォルダ・サービスとして使用するようにWebCenter Portalが構成されている場合は、フォルダおよびファイルの名前に次の文字を使用することはできません。
? # & / \ * " | < > : î
Portal Frameworkアプリケーションでは、新しくアップロードしたドキュメントにコメントまたはタグを追加した場合、これらの更新は、アプリケーションのアクティビティ・ストリームにリストされません。これは、Oracle WebCenter PortalがFrameworkFoldersコンポーネントを使用するように構成されている場合に発生します。
あるユーザーがファイルをチェックアウトし、別のユーザーが同じ名前で新しいファイルをアップロードしようとすると、ユーザーに権限がないことを示すエラー・メッセージが表示されます。このエラー・メッセージは、ファイルがユーザーによってすでにチェックアウトされていることを指定するものではないため、このエラー・メッセージは完全なものではありません。このエラーは、Oracle WebCenter PortalがFrameworkFoldersコンポーネントを使用するように構成されている場合に発生します。
FrameworkFoldersがフォルダ・サービスとして有効な場合、CMIS REST APIを使用してファイルまたはフォルダを作成する機能、あるいはファイルをフォルダ間で移動する機能は動作しません。
WebCenter PortalドキュメントをWord、ExcelまたはPowerPointで編集するときに、タブ(「ステータス」、「メンバー」、「タスク」、「ドキュメント」、「リンク」)がドキュメント管理タスクバー(「Office」アイコン > 「サーバー」 > 「ドキュメント管理」をクリックすると起動される)に表示されません。タブは、ドキュメントがチェックインされた後にのみ表示されます。これは、Oracle WebCenter PortalがFrameworkFoldersコンポーネントを使用するように構成されている場合に発生します。
ワークフローの一部であるファイルの名前変更またはカット・アンド・ペーストを実行しようとすると、そのファイルがすでに存在しないため、名前変更や移動ができないことを示すエラー・メッセージが表示されます。たとえば、ファイルの名前を変更するときに、次のエラー・メッセージが表示されます。
"Messages for this page are listed below. Unable to rename the selected document. The document no longer exists. Please refresh to see the latest content (View > Refresh Content)."
このエラー・メッセージは間違っており、Oracle WebCenter PortalがFrameworkFoldersコンポーネントを使用するように構成されている場合に発生します。エラー・メッセージには、ファイルがワークフローの一部であるために名前変更や移動ができないこと、およびユーザーがレビューアとしてワークフローに追加されていないことが示される必要があります。
ホーム・ポータルでは、一連のすべてのフォルダへのアクセス権がない場合、ダイレクトURLを使用して「アイテム・レベルのセキュリティ」配下にあるファイルにアクセスすることはできません。これは、Oracle WebCenter PortalがFrameworkFoldersコンポーネントを使用するように構成されている場合に発生します。
ブログおよびWikiを含むポータル・テンプレートからポータルを作成すると、新しく作成されたポータルにブログおよびWikiは表示されません。これは、Oracle WebCenter PortalがFrameworkFoldersコンポーネントを使用するように構成されている場合に発生します。
Oracle BPM Process Spacesでは、Content Serverに対しFolders_gを有効にする必要があります。Oracle WebCenter Portal 11.1.1.8.3の新規インストールでは、WebCenter Portal用にProcess Spacesを有効にする場合、Folders_gを有効にし、FrameworkFoldersを無効にする必要があります。