ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceアップグレード・ガイド
11g リリース1(11.1.1.7.0)
B63034-05
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次

前
 
次
 

5 Oracle Business Intelligence Enterprise Editionのアップグレード

この章では、既存のOracle Business Intelligence Enterprise Edition(Oracle BI EE)10g リリース3(10.1.3.2以降)の環境をOracle Business Intelligence 11gにアップグレードする方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

5.1 タスク1: Oracle BI EEアップグレードの開始ポイントについての理解

Oracle Business Intelligenceアップグレードの開始ポイントの詳細は、第3章「Oracle Business Intelligenceのサポートされるアップグレードの開始ポイント」を参照してください。第3章で指定されたバージョンより古いバージョンのOracle Business Intelligenceを実行している場合は、11gへのアップグレードを行う前に、サポートされる開始ポイントのバージョンまでアップグレードする必要があります。

すでにOracle Fusion Middleware 11gを実行している場合、最新のOracle Fusion Middlewareパッチの適用の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』を参照してください。

このガイドでは、Oracle Business Intelligence 10gから最新のOracle Business Intelligence 11gにアップグレードする手順について説明します。

5.2 タスク2: Oracle Business Intelligenceトポロジの決定

Oracle Business Intelligence 11gデプロイメントのターゲット・トポロジの決定に役立てるため、第4章「10gユーザーのためのOracle Business Intelligence」を参照してください。ここでは、10gと11gの機能、ディレクトリ構造およびアーキテクチャを比較しています。さらに、Oracle Business Intelligence 11gのOracle WebLogic ServerおよびOracle Fusion Middlewareアプリケーションとの統合について説明しています。

5.3 タスク3: アップグレード先BIPLATFORMスキーマを作成するためのRCUの実行

Oracle Business Intelligence 11gをインストールするには、まずOracle Business Intelligence 11gのスキーマ用にデータベースを特定し、準備する必要があります。その後、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行して、必要なスキーマをデータベースにインストールします。

RCUを使用してOracle Fusion Middlewareの必要なスキーマをインストールする方法の詳細は、次を参照してください。

RCUを使用してOracle Business Intelligenceのスキーマをインストールする場合、次の重要事項に注意してください。

5.4 タスク4: Oracle BI EE 11gのインストールと構成

Oracle Business Intelligence 11gインストーラを使用して、Oracle Business Intelligence 11gを別のホスト・コンピュータにインストールします。Oracle Business Intelligence 10gを実行しているコンピュータにOracle Business Intelligence 11gをインストールするシナリオはサポートされていないため、このインストールは行わないでください。

詳細は、次のトピックを参照してください。

5.4.1 10gのOracle BIリポジトリおよびカタログ・ファイルの可用性

Oracle Business Intelligence 11gをインストールする際、Oracle Business Intelligence 11gのアップグレード・アシスタント(Business Intelligence 11gのOracleホームより起動)が次の10gソース・ディレクトリにアクセスできることを確認してください。アップグレード・アシスタントは、これらのディレクトリに対して参照およびアクセスできる必要があります。

  • 10g Oracle BIリポジトリ・ファイルを含むディレクトリ

  • 10gのカタログおよびカタログ配信ディレクトリ

アップグレード・アシスタントで10gインストールが使用できない場合、別の方法で使用可能にすることができます。たとえば、これらを共有ネットワーク・ディスクまたはUSBドライブにコピーできます。

アップグレード・アシスタントの「ソース詳細の指定」画面でのこれらのコンポーネントのソース詳細の指定については、表5-2を参照してください。

5.4.2アップグレードの準備段階におけるOracle Business Intelligence 11gのインストール

Oracle Business Intelligence 11gにアップグレードする前に、Oracle Business Intelligence 10gのホスト・コンピュータとは別のホストで、新しいOracle Business Intelligence 11g環境のインストールと構成を行っておく必要があります。

Oracle Business Intelligence 11gインストーラでインストールを実行する場合は、エンタープライズ・インストール(新規インストール)インストール・タイプまたは「ソフトウェアのみ」インストール・タイプを選択できます。

詳細は、次の項を参照してください。

5.4.2.1 エンタープライズ・インストール・タイプを使用したOracle Business Intelligenceのインストール

エンタープライズ・インストール(新規インストール)インストール・タイプでは、Oracle WebLogic Serverが自動的にインストールされ、エンタープライズ対応のOracle Business Intelligence 11gインストールを構成するために必要なすべてのオプションが提供されます。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceインストレーション・ガイド』のエンタープライズ・インストール(新規インストール)に関する項を参照してください。

Oracle Business Intelligence 11gインストーラを使用する場合、Oracle Business Intelligence 10gからのアップグレードの準備段階でインストールを行う際には、次の点に注意してください。

  • 「インストール・タイプの選択」画面で、エンタープライズ・インストール(新規インストール)を選択します。このオプションによって、ホストされたデプロイメントに対し、新しいOracle Business Intelligenceシステムのインストールと構成が行われます。

  • BIシステムの作成またはスケールアウト画面で、「新規BIシステムの作成」を選択します。

  • 「インストール場所の指定」画面で、インストーラによって作成される新しいOracle Middlewareホームの場所を指定します。インストーラによって、Middlewareホーム内にOracle WebLogic ServerおよびOracle Business Intelligence 11g Oracleホームがインストールされます。

  • 「データベース詳細」画面で、第5.3項「タスク3: アップグレード先BIPLATFORMスキーマを作成するためのRCUの実行」でインストールしたBusiness Intelligenceプラットフォーム・スキーマのデータベース・タイプ、データベース接続文字列およびユーザー名とパスワードを指定します。

5.4.2.2 ソフトウェアのみのインストール・タイプを使用したOracle Business Intelligence 11gのインストール

64ビット・オペレーティング・システムにインストールする場合は、表5-1に記載されている手順を実行する必要があります。

表5-1 Oracle Business Intelligence 10gを64ビット・オペレーティング・システムにインストールする場合に必要な手順の概要

タスク 説明 ツール 詳細情報

Oracle WebLogic Serverをインストールし、Middlewareホームを作成します。

この手順では、Oracle WebLogic Serverのバイナリ・ファイルをディスクにコピーし、Oracle Business Intelligence 11g OracleホームをインストールするMiddlewareホーム・ディレクトリを作成します。

Oracle WebLogic Serverインストーラ

Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド


Oracle Business Intelligence 11gのファイルをインストールし、BI Oracleホームを作成します。

この手順では、Oracle Business Intelligence 11gのバイナリ・ファイルをディスクにコピーし、Middlewareホーム内に新しいOracle Business Intelligence Oracleホームを作成します。

Oracle Business Intelligence 11gインストーラ

Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceインストレーション・ガイド』のソフトウェアのみのインストールに関する項

新しいOracle Business Intelligence 11g環境を構成します。

この手順では、新しいOracle WebLogic Serverドメインおよび新しい11g環境に必要なOracle WebLogic Serverのサーバーを作成します。

Oracle Business Intelligence 11gコンフィギュレーション・アシスタント

Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceインストレーション・ガイド』のコンフィギュレーション・アシスタントを使用したOracle Business Intelligenceの構成に関する項


5.5 タスク5: Oracle BIリポジトリおよびカタログのアップグレード

Oracle Fusion Middlewareのアップグレード・アシスタントを使用して、Oracle BIリポジトリおよびカタログをアップグレードします。詳細は、次のトピックを参照してください。

5.5.1アップグレード・アシスタントを実行する前に

アップグレード・アシスタントを実行する前に、11gシステムでTNSNAMES.oraを構成し、Oracle BIリポジトリで使用されるすべてのデータベースに接続できるようにします。

また、instanceconfig.xmlなどのOracle BI EE 10g構成ファイルへのカスタムの変更は、アップグレード・アシスタントではアップグレードされません。手動で11g構成ファイルを編集し、カスタマイズを再適用する必要があります。

アップグレード・アシスタントを実行する前に、次の構成の変更が必要となる場合があります。

  1. Oracle BIリポジトリで使用されるすべてのデータソースが11gシステムで構成されていることを確認します。

  2. データベース認証のため、10gシステムでnqsconfig.iniファイルを構成した場合、同じ構成を11gバージョンのファイルにコピーする必要があります。

    たとえば、このようなタイプの認証の場合、nqsconfig.iniファイルに次のパラメータを追加します。

    SECURITY
    AUTHENTICATION_TYPE = DATABASE;
    DATABASE
    DATABASE = "mydb";
    

    Oracle Business Intelligence 11gでのnqsconfig.iniファイルの使用の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のNQSConfig.INIファイルの構成設定に関する項を参照してください。

5.5.2 管理サーバーおよび管理対象サーバーが稼働状態であることの確認

管理サーバーと管理対象サーバーは、アップグレード処理中も実行されている必要があります。

5.5.3 アップグレード・アシスタントの実行

アップグレード・アシスタントは、自動的にOracle Fusion Middleware Oracleホームのbinディレクトリにインストールされます。Oracleホームの詳細は、第4.1項「Oracle Business Intelligence 11gとOracle WebLogic Server」を参照してください。


注意:

次の各項では、グラフィカル・ユーザー・インタフェース・モードでアップグレード・アシスタントを使用する方法について説明します。アップグレード・アシスタントのコマンドラインを使用してこれらのタスクを実行することもできます。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareアップグレード・プランニング・ガイド』のアップグレード・アシスタントのコマンドライン・インタフェースの使用に関する項を参照してください。


表5-2 Oracle BIリポジトリおよびカタログをアップグレードするためのアップグレード・アシスタントの実行

ステップ 画面 説明および必要なアクション

1

なし

グラフィカル・ユーザー・インタフェースを使用してアップグレード・アシスタントを起動するには、ディレクトリをOracle Fusion MiddlewareインストールのORACLE_HOME/binディレクトリに変更します。

注意: 複数のOracle BIリポジトリがある場合、Oracle BIリポジトリごとに1回アップグレード・アシスタントを実行する必要があります。

(UNIX) ./ua
(Windows) ua.bat

2

「ようこそ」画面


次へ」をクリックして続行します。

3

操作の指定


次へ」をクリックして続行します。

4

ソース詳細の指定


ソースの10g Oracle BIリポジトリおよびカタログの詳細を入力します。これは、既存の10gインストール内、または共有ネットワークの場所かUSBドライブに作成されたコピー内にあります。

リポジトリ(RPD)のアップグレード

RPDファイル: Oracle BIリポジトリ・ファイルの名前を入力します。

管理者ユーザー名: 10g管理者ユーザー名を入力します。通常、この名前はAdministratorです。

管理パスワード: 10g管理パスワードを入力します。

アップグレードされた11g RPDを保護するために使用されるパスワードを入力してください。: リポジトリ・パスワードは管理パスワードまたは他のパスワードと一致しなくてもかまいません。

カタログのアップグレード

カタログ・ディレクトリ: カタログ・ディレクトリの名前を入力するか、または参照します。

カタログ配信ディレクトリ:

10gでは、deliveriesディレクトリは、Briefing Booksが使用するダッシュボード・スナップショットなどのデータに使用される特別なディレクトリです。このディレクトリはデフォルトではdeliveriesという名前で、次のディレクトリにあります。

OracleBIData/web/catalog

多くの場合、10gディレクトリは空です。10g deliveriesディレクトリを使用できない場合は、deliveriesという名前の空のディレクトリをアップグレードに使用できます。アップグレード・アシスタントがdeliveriesという名前のディレクトリをカタログと同じフォルダに見つけると、このディレクトリがデフォルトで選択されます。

次へ」をクリックして続行します。

5

WebLogic Serverの指定


次を入力します。

  • 「ホスト」フィールドは、このタイプのアップグレードの場合、常にlocalhostとなります。

  • 「ポート」フィールドには、サーバーのポート番号を入力します(例: 7001)。

  • 「ユーザー名」フィールドには、管理者のユーザー名を入力します(例: weblogic)。

  • 「パスワード」フィールドには、指定した管理者ユーザーに関連付けられたパスワードを入力します。

次へ」をクリックして続行します。

6

コンポーネントの調査


調査処理の間、アップグレード・アシスタントは次の点をチェックします。

  • ソース・ディレクトリが存在すること。

  • ソース・ディレクトリが読取り可能で、アップグレード用のファイルが含まれていること。

「ステータス」列の下に、「成功」という言葉が表示されます。「失敗」という言葉が表示された場合は、ログ・ファイルで詳細を調べてください。

次へ」をクリックして続行します。

7

アップグレード・サマリー


「アップグレード」をクリックします。

8

コンポーネントをアップグレードしています


アップグレード処理が開始され、ステータス・バーが100%に到達すると完了します。

アップグレード中にエラーが発生した場合、ログ・ファイルで詳細を調べてください。ログ・ファイルは、次のディレクトリにあります。

BI_ORACLE_HOME/upgrade/logs/ua<timestamp>.log

Windowsオペレーティング・システムの場合:

BI_ORACLE_HOME\upgrade\logs\ua<timestamp>.log

<timestamp>は現在の日時です。

ORACLE_INSTANCE\diagnostics\logsの下の、コンポーネント別に編成されるディレクトリのコンポーネント・ログ・ファイルもチェックできます。

次へ」をクリックして続行します。

9

アップグレード完了


「閉じる」をクリックします。



注意:

ログでエラーまたは警告を確認します。10gファイル内のすべてのエラーまたは警告を解決し、アップグレードした11gのリポジトリおよびカタログで、これらを手動で解決します。


5.6 タスク6: Oracle BI EE Schedulerスキーマのアップグレード

10g iBots(11gではエージェントと呼ばれます)はすべてOracle BI Presentation Catalogに格納されています。このカタログをアップグレードすると、エージェントはすべて格納されますが、これらは自動的に実行されません(エージェントを含む、スケジューラが実行するジョブのリストは、スケジューラ・スキーマが保持しています)。

スケジューラ・スキーマをアップグレードせずに、カタログ内のエージェントを再度有効にすることもできます。アップグレード後にテストのためエージェントのサブセットを有効にすることもできるので、これは有効なユースケースです。

Oracle Fusion Middlewareのアップグレード・アシスタントを使用して、Oracle BI EE Schedulerスキーマを新しいBIPLATFORMスキーマにアップグレードします。

アップグレード・アシスタントは、自動的にOracle Fusion Middleware Oracleホームのbinディレクトリにインストールされます。


注意:

次の各項では、グラフィカル・ユーザー・インタフェース・モードでアップグレード・アシスタントを使用する方法について説明します。アップグレード・アシスタントのコマンドラインを使用してこれらのタスクを実行することもできます。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareアップグレード・プランニング・ガイド』のアップグレード・アシスタントのコマンドライン・インタフェースの使用に関する項を参照してください。


アップグレード・アシスタントでは、ソース・スキーマ・コンテンツを宛先のOracle Business Intelligence Schedulerスキーマ・コンテンツにアップグレードすることにより、Schedulerスキーマのアップグレードを行います。


注意:

Oracle BI EE SchedulerスキーマとOracle BI Publisher Schedulerスキーマは、「操作の指定」画面で両方選択することで、同時にアップグレードできます。

表5-3は、Oracle BI EE Schedulerスキーマのみをアップグレードする手順について説明しています。


表5-3 Oracle BI EE Schedulerスキーマをアップグレードするためのアップグレード・アシスタントの実行

ステップ 画面 説明および必要なアクション

1

なし

グラフィカル・ユーザー・インタフェースを使用してアップグレード・アシスタントを起動するには:

ディレクトリをOracle Fusion MiddlewareインストールのORACLE_HOME/binディレクトリに変更します。

UNIXの場合:

./ua

Windowsオペレーティング・システムの場合:

ua.bat

2

ようこそ


次へ」をクリックして続行します。

3

操作の指定


「Oracle BI Schedulerスキーマのアップグレード」を選択します。

次へ」をクリックして続行します。

4

BIEEソース・データベースの指定


Oracle BI EE 10g Schedulerスキーマをホストするデータベースの詳細を入力します。

データベース・タイプ: ドロップダウン・リストからデータベース・タイプを選択します。

接続文字列: 接続文字列の2番目の部分を入力します。このフィールドに対する適切な構文の例が、フィールドのすぐ下に表示されます。

BIEE 10gスキーマ: 既存の10gスキーマ・データベース・ユーザーの名前を入力します。

BIEE 10gパスワード: 指定したソース・スキーマに関連付けられているパスワードを入力します。

DBAユーザー名: Oracle SYSデータベース・アカウントとしてログインするには、このフィールドでSYS AS SYSDBAと指定します。

DBAパスワード: 指定したDBAユーザー名に関連付けられているパスワードを入力します。

5

ターゲット・データベースの指定


Oracle BI EE 11g BI Schedulerのターゲット・データベースをホストするデータベースの詳細を入力します。

ターゲット・データベース・タイプ: ターゲット・データベース・タイプは、ソース・データベース・タイプに基づいています。

接続文字列: JdbcConnectionStringの2番目の部分を入力します。このフィールドに対する適切な構文の例が、フィールドのすぐ下に表示されます。

パスワード: 指定したソース・スキーマに関連付けられているパスワードを入力します。

DBAユーザー名: Oracle SYSデータベース・アカウントとしてログインするには、このフィールドでSYS AS SYSDBAと指定します。

DBAパスワード: 指定したDBAユーザー名に関連付けられているパスワードを入力します。

6

スキーマ名の指定


ターゲット・データベースの11g BIスキーマ名を入力します。

スキーマ名: BIPLATFORMスキーマをドロップダウン・リストから選択します。これには、RCUでこのスキーマを作成するときに定義された接頭辞が付いています。

パスワード: 指定したスキーマに関連付けられているパスワードを入力します。

次へ」をクリックして続行します。

7

コンポーネントの調査


アップグレード・アシスタントは、コンポーネントを調べ、ソースおよびターゲットの各スキーマに予想される列が含まれていることを確認します。

「ステータス」列の下に、「成功」という言葉が表示されます。「失敗」という言葉が表示された場合は、ログ・ファイルで詳細を調べてください。

次へ」をクリックして続行します。

8

アップグレード・サマリー


「アップグレード」をクリックします。

9

コンポーネントをアップグレードしています


アップグレード処理が開始され、ステータス・バーが100%に到達すると完了します。

アップグレード中にエラーが発生した場合、ログ・ファイルで詳細を調べてください。ログ・ファイルは、次のディレクトリにあります。

BI_ORACLE_HOME/upgrade/logs/ua<timestamp>.log

Windowsオペレーティング・システムの場合:

BI_ORACLE_HOME\upgrade\logs\ua<timestamp>.log

<timestamp>は現在の日時です。

次へ」をクリックして続行します。

10

アップグレード完了


「閉じる」をクリックします。



注意:

ログ・ファイルでエラーまたは警告を確認します。10gファイルのすべてのエラーまたは警告を、アップグレードした11gのリポジトリおよびカタログで、手動で解決します。


5.7 タスク7: アップグレード後に必要な構成タスクの実行

Oracle BI EEコンポーネントに対して実行が必要となる場合のあるアップグレード後のタスクの説明は、第8.1項「Oracle Business Intelligence Enterprise Editionのアップグレード後のタスクと考慮事項」を参照してください。


注意:

アップグレード・アシスタントの最終画面で、推奨される手動のアップグレード手順を確認します。


5.8 タスク8: Oracle BI EEアップグレードの検証

11gシステムにログインしてOracle BI EEコンポーネントが起動して実行中であることを確認することによって、Oracle BI EEが正常にアップグレードされたことを検証できます。

次のいずれかの方法でもアップグレードを検証できます。

  1. アップグレード・アシスタントを再度実行し、「操作の指定」ページで「インスタンスの検証」を選択します。

    特定のOracle Fusion Middlewareコンポーネントが起動して実行中であることの検証方法の詳細は、画面の指示に従ってください。

  2. Fusion Middleware Controlを使用して、Oracle Business Intelligenceコンポーネントが起動して実行中であることを検証します。

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlの使用の概要に関する項を参照してください。