Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Activity Monitoringユーザーズ・ガイド 11gリリース1(11.1.1.7) B61382-07 |
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この付録では、Oracle Business Activity Monitoring (Oracle BAM)のタイムゾーン・プリファレンスを設定する方法と、レポートおよびアラートの日付と時間の動作を構成する方法を説明します。
この付録の内容は次のとおりです。
Oracle BAMに送信されるデータはすべて、サーバー・タイムゾーンを使用してOracle BAMデータ・オブジェクトに格納されます。
Oracle BAMアーキテクトのデータは、サーバー・タイムゾーンを使用して表示されます。
フィルタおよびプロンプトのデータも、デフォルトではサーバー・タイムゾーンを使用して表示されます。
変換:
アクティブ・スタジオおよびアクティブ・ビューアの「パーソナライズ」ダイアログに表示されるタイムゾーン設定は、Oracle BAMサーバーの時間からユーザーのロケールのプリファレンスに時間を変換するためにデフォルトで使用されます。
時間ベースのアラートでは、ユーザー・プリファレンスで構成されているタイムゾーン設定が常に使用されます。
レポートでは、独自のパターンと変換が定義されるか、ユーザー・プリファレンスで構成されているタイムゾーン設定が使用されます。
フォーマット:
Webブラウザでの日付の表示はすべて、Webブラウザのロケールに従ってフォーマットされます。
電子メールによってユーザーに報告されるアラートの場合、ユース・ケースにはWebブラウザがないため、フォーマットにはユーザー・プリファレンスが使用されます。
タイムゾーン・プリファレンスは、Oracle BAMアクティブ・スタジオおよびOracle BAMアクティブ・ビューアの「パーソナライズ」ダイアログで設定できます。この機能により、ユーザーのデフォルトのプリファレンスを保持できます。ユーザーは次のどれでも1つを設定できます:
レポートのGMTおよびアラートのロケール・タイムゾーン。
自分自身のロケールのタイムゾーン(アジア/カルカッタ)。
タイムゾーン・プリファレンスの選択。
ユーザーは、サマータイムにあわせて時間を調整する必要があるかどうかを指定することもできます。
ユーザーが指定したタイムゾーン・プリファレンスは、レポートおよび時間ベースのアラートに時間を表示するために使用されます。
レポートでは、これはレポートにGMTの日時データが含まれる場合のみ適用され、値フォーマットは各ユーザーのタイムゾーン・プリファレンスとして指定されます。
時間ベースのアラートでは、タイムゾーン・プリファレンスが設定されていない場合、そのユーザーのWebブラウザのロケール・タイムゾーンに設定され、アラートではデフォルト設定をオーバーライドするためのリンクも指定されます。
レポート・ビュー:
「値のフォーマット」で設定が指定されていない場合、日付列の値に対する日付または時間の変換は行われません。
パターンおよび変換は、「値のフォーマット」を使用して上書きできます。
日付列の日付パターン(m/d/yy、MM/dd/yy H.mm.ss、長い日時など...)は、「値のフォーマット」を使用して定義できます。
日付列の日付変換(GMTを基準にして調整)は、「値のフォーマット」を使用して定義できます。変換に対して次のオプションの1つを選択できます:
各ユーザーのタイムゾーン・プリファレンス。
各ブラウザのロケールのタイムゾーン。
事前定義済のリストから選択された、特定のユーザー定義タイムゾーン。
ユーザーは、変換でサマータイムを考慮するかどうかを指定することもできます。
日付はプロンプトのユーザー・プリファレンスに従って変換されます。
レポート作成/編集:
フィルタ式では、日付はOracle BAMアーキテクトに表示されるデフォルトのタイムゾーンに入力されます。日付はプロンプトのユーザー・プリファレンスに従って変換されます。
アラートUIには、ユーザーの優先タイムゾーンで日時が表示され、ユーザーのブラウザのロケール設定に従って日時がフォーマットされます。ユーザーは、アクティブ・スタジオ/アクティブ・ビューア/アーキテクトの「パーソナライズ」リンクからアラートのタイムゾーン設定を設定できます。
特定のユーザーに対してタイムゾーンが設定されていない場合、そのユーザーがアラート・エディタに初めてアクセスしてアラートを作成または編集するときに、ユーザーのローカル・タイムゾーンに設定されます。
アラートが(別名実行機能を使用して)別のユーザーとして実行するように構成されている場合は、別名実行ユーザーのタイムゾーン設定が考慮されます。また、別名実行ユーザーがアラート・タイムゾーン・プリファレンスを設定していない場合は、現在のユーザー(アラート作成者)のローカル・タイムゾーンがアラート・タイムゾーン・プリファレンスとして設定されます。
アラートUIの日時のフォーマットは、ユーザーのロケール(ユーザーのブラウザで設定されているロケール)に従います。
EMSでは、受信ペイロードの日時値を解析できます。解析フォーマットを定義することも、EMS定義構成の「日時仕様」セクションのデフォルト解析を使用することもできます。
パターンはパターン文字を使用して指定されます(このパターンおよびロケール指定は、java.text.SimpleDateFormat Javaオブジェクトの作成に使用されます)。ロケールは、次に示す3つのサブ指定を指定することで指定されます(詳細はjava.uitl.Localeクラスの定義を参照):
言語: 2文字の小文字を使用したISO-639コード(en、fr、de、itなど)を入力します。
国: 2文字の大文字を使用したISO-3166コード(CN、TW、FR、DEなど)を入力します。
変数: ベンダーまたはブラウザ固有のコードを入力します。たとえば、WindowsはWIN、MacintoshはMAC、POSIXはPOSIXを使用します。バリアントが2つある場合は重要なものを先に配置し、アンダースコアで区切ります。たとえば、トラディショナルなスペイン語の照合の場合、ロケールを構築する言語、国、バリアントのパラメータは「es, ES, Traditional_WIN」となります。
パターンまたはロケール(あるいはその両方)が指定されているかどうかに基づいて、次の実装を使用します。