この章では、ヘルスケア統合ユーザー・インタフェースの外観の構成方法とヘルスケア統合アプリケーションの実行時処理の構成方法について説明します。
この章には次のトピックが含まれます:
ランタイム設定は、Oracle SOA Suite for healthcare integrationが順序付け、機能確認、バッチ処理、Oracle BAMの有効化、デフォルトのキューなどの特定の機能を処理する方法を制御します。
ランタイム設定は、Oracle SOA Suite for healthcare integrationとOracle B2Bの間で共有されます。一方の設定を変更すると、もう一方の設定も変更されます。Oracle Enterprise ManagerのOracle B2Bの設定は、Oracle SOA Suite for healthcare integrationにも適用されます。Oracle Enterprise ManagerのOracle B2Bの設定の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイドのOracle B2Bの構成
を参照してください。
ランタイム設定を構成するには
Oracle SOA Suite for healthcare integrationユーザー・インタフェースで、「デザイナ」タブをクリックし、「管理」タブをクリックします。
「設定」を展開し、「ランタイム」を選択します。
表13-1にリストされているプロパティの値を変更します。
次のいずれかを行います:
変更を保存するには、「適用」をクリックします。
設定を前の値に戻すには、「元に戻す」をクリックします。
表13-1 ランタイム構成設定
ユーザー・インタフェース設定は、ヘルスケア統合ユーザー・インタフェースでのレポートとダッシュボードの外観を制御します。
レポートとダッシュボードの時間スライダの期間を構成するには
この手順では、レポートおよびダッシュボード・ページで使用される時間スライダにリストされた値を変更します。スライダに対して最大9種類の期間を選択できます。
Oracle SOA Suite for healthcare integrationユーザー・インタフェースで、「デザイナ」タブをクリックし、「管理」タブをクリックします。
「設定」を展開し、「UI」を選択します。
「時間スライダ期間の有効化」セクションで、スライダに表示する期間を選択します。
最大9個の期間を選択できるため、表示する期間用の領域を空けるには不要な期間を選択解除してください。選択を変更すると、ダッシュボード・サマリー・スライダに対する変更が右側に表示されます。
期間の選択をデフォルトにリストアするには、「デフォルトにリストア」をクリックします。
変更の終了後、「適用」をクリックして変更を保存します。
レポートを構成するには
表示するレコード数、自動リフレッシュの方法、ペイロードの表示など、レポート・ページの特定の表示属性を構成できます。
Oracle SOA Suite for healthcare integrationユーザー・インタフェースで、「デザイナ」タブをクリックし、「管理」タブをクリックします。
「設定」を展開し、「UI」を選択します。
表13-2で説明しているプロパティの値を変更します。
変更の終了後、「適用」をクリックして変更を保存します。
ダッシュボード・サマリーのデフォルト期間を構成するには
この手順では、ダッシュボード・サマリー・ページに情報が表示されるデフォルトの期間を変更します。たとえば、「5日」を選択した場合は、ダッシュボードを開くと、選択したエンドポイントの過去5日間のサマリーが表示されます。「週」を選択した場合は、前週のサマリーが表示されます。
Oracle SOA Suite for healthcare integrationユーザー・インタフェースで、「デザイナ」タブをクリックし、「管理」タブをクリックします。
「設定」を展開し、「UI」を選択します。
「ダッシュボード・サマリー」セクションで、スライダのポインタをダッシュボード・サマリー・ページのデフォルトとして使用する期間に移動します。
変更の終了後、「適用」をクリックして変更を保存します。
ダッシュボードでエンドポイント詳細を構成するには
ダッシュボードのエンドポイントの詳細ページの外観を構成できます。これは、ダッシュボード・サマリー・ページのエンドポイントの「エンドポイントの詳細」アイコンをクリックすると表示されるページです。
Oracle SOA Suite for healthcare integrationユーザー・インタフェースで、「デザイナ」タブをクリックし、「管理」タブをクリックします。
「設定」を展開し、「UI」を選択します。
表13-3で説明しているプロパティの値を変更します。
表13-3 「エンドポイントの詳細」の構成プロパティ
プロパティ | 説明 |
---|---|
処理されたドキュメント・タイプ・セクションの各行に表示するメッセージ・タイプ・ゲージの数。 |
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ダッシュボード内のエンドポイント詳細の自動的なリフレッシュ間にブラウザが待機する必要のある時間の長さ(秒単位)。 |
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ドキュメント・タイプ情報をゲージ形式と表形式のどちらで表示するかを示します。図13-4および図13-5に、各形式の例を示します。 |
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順序付けの遅さのしきい値(秒) |
処理が低速であるとみなされる前に順序メッセージがキュー内で待機できる秒数。処理が低速であるとみなされると、ダッシュボードのエンドポイントの詳細ページでステータスが黄色で表示されます。 |