ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JSPタグ拡張のプログラミング
11gリリース1 (10.3.6)
B55531-04
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次

前
 
 

5 管理と構成

この章では、JSPタグ拡張を使用するための管理タスクと構成タスクの概要を示します。

JSPタグ・ライブラリの構成

ここでは、JSPタグ・ライブラリを構成する手順について説明します。タグ・ライブラリはJARファイルにしてパッケージ化することもできます(「JSPタグ・ライブラリのJARファイルとしてのパッケージ化」を参照)。

  1. タグ・ライブラリ記述子(TLD)を作成します。

    詳細は、第3章「タグ・ライブラリ記述子の作成」を参照してください。

  2. このTLDを、Webアプリケーション・デプロイメント記述子(web.xml)で参照します。例:

    <taglib>
      <taglib-uri>myTLD</taglib-uri>
      <taglib-location>WEB-INF/library.tld</taglib-location>
    </taglib>
    

    この例では、タグ・ライブラリ記述子はlibrary.tldという名前のファイルです。tldの場所は、常にWebアプリケーションのルートを基準として相対的に指定します。

  3. タグ・ライブラリ記述子ファイルを、WebアプリケーションのWEB-INFディレクトリに配置します。

  4. JSPページでタグ・ライブラリを参照します。

    JSPで、JSPディレクティブを使用してタグ・ライブラリを参照します。例:

    <%@ taglib uri="myTLD" prefix="mytaglib" %>
    
  5. タグ・ハンドラのJavaクラス・ファイルを、WebアプリケーションのWEB-INF/classesディレクトリに配置します。

  6. WebアプリケーションをWebLogic Serverにデプロイします。詳細は、『Oracle WebLogic Serverアプリケーションの開発』の「分割開発ディレクトリからのデプロイとパッケージ化」を参照してください。

JSPタグ・ライブラリのJARファイルとしてのパッケージ化

前の節「JSPタグ・ライブラリの構成」で説明した手順に加えて、JSPタグ・ライブラリはJARファイルとしてパッケージ化することもできます。

  1. TLD (タグ・ライブラリ記述子)ファイルをtaglib.tldという名前で作成します。

    詳細は、第3章「タグ・ライブラリ記述子の作成」を参照してください。

  2. タグ・ライブラリで使用されるコンパイル済みJavaタグ・ハンドラ・クラスのファイルを格納するディレクトリを作成します。

  3. 手順2で作成したディレクトリのサブディレクトリを作成し、META-INFという名前を付けます。

  4. 手順1で作成したtaglib.tldファイルを、手順3で作成したMETA-INFディレクトリにコピーします。

  5. 手順2で作成したディレクトリから次のコマンドを実行して、コンパイルされたJavaクラス・ファイルをjarファイルとしてアーカイブします。

    jar cv0f myTagLibrary.jar
    

    (myTagLibrary.jarはユーザーが指定する名前です)

  6. Jarファイルを、タグ・ライブラリを使用するWebアプリケーションのWEB-INF/libディレクトリにコピーします。

  7. JSPでタグ・ライブラリを参照します。例:

    <%@ taglib uri="taglib.tld" prefix="wl" %>
    
    

    より柔軟性の高い方法は、手順1から6までを実行し、Webアプリケーション・デプロイメント記述子web.xmlでタグ・ライブラリ記述子を参照することです。例:

    . . .
    <taglib>
       <taglib-uri>myjar.tld</taglib-uri>
       <taglib-location>
          /WEB-INF/lib/myTagLibrary.jar
       </taglib-location>
    </taglib>
    . . .
    

    これで、タグ・ライブラリをJSPで参照できます。次に例を示します。

    <%@ taglib uri="myjar.tld" prefix="wl" %>