ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス
11g リリース1 (10.3.6)
B55569-07
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次

前
 
次
 

9 Oracle SOA SuiteカスタムWLSTコマンド

この章では、Oracle SOA SuiteでWLSTコマンドを使用して、SOAコンポジット・アプリケーションをデプロイ、管理、コンパイル、パッケージ化、テスト、エクスポート、インポート、パーティション化および診断し、構成プランを管理して、ヒューマン・ワークフロー・タスクを検証する方法を説明します。コマンド・ラインの構文、引数およびコマンド例についても記載します。


注意:

これらのコマンドを使用するには、コンポーネントがインストールされているOracleホームからWLSTを呼び出す必要があります。Oracle Fusion Middleware管理者ガイドのカスタムWLSTコマンドの使用に関する項を参照してください。


この章の内容は次のとおりです:

デプロイメント、構成プランおよびテスト・スイートの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド』を参照してください。

WSLTコマンド・カテゴリの概要

WLSTコマンドは表9-1に示すカテゴリに分かれています。

表9-1 Oracle SOA Suiteコマンド・カテゴリ

コマンド・カテゴリ 説明

デプロイメント・コマンド


SOAコンポジット・アプリケーションをデプロイおよびアンデプロイします。

SOAコンポジット・アプリケーション管理コマンド


デフォルトのリビジョン・バージョンの起動、停止、アクティブ化、リタイア、割当てを行ったり、デプロイされたSOAコンポジット・アプリケーションを一覧表示したりします。

構成プラン管理コマンド


SOAコンポジット・アプリケーションの構成プランを付加、抽出、生成および検証します。

タスク検証コマンド


人員のワークフロー・タスクを検証します。

SOAコンポジット・アプリケーション・コンパイルのコマンド


SOAコンポジット・アプリケーションをコンパイルします。

SOAコンポジット・アプリケーション・パッケージ化のコマンド


デプロイするアーカイブ・ファイルにSOAコンポジット・アプリケーションをパッケージ化します。

SOAコンポジット・アプリケーション・テスト・コマンド


本番環境へのデプロイメントの前にSOAコンポジット・アプリケーションをテストします。

SOAコンポジット・アプリケーションのHTTPクライアント・ベースのエクスポートおよびインポート・コマンド


HTTPクライアントに基づいてSOAコンポジット・アプリケーションをエクスポートおよびインポートします。

SOAコンポジット・アプリケーションのMBeanベースのエクスポートおよびインポート・コマンド


サーバー・ベースのコンポジット・ストアMBean (CompositeStoreMXBean)上でSOAコンポジット・アプリケーションをエクスポートおよびインポートします。

SOAコンポジット・アプリケーションのパーティション管理コマンド


SOAコンポジット・アプリケーションの様々なリビジョンを別々のセクションに論理的にグループ化します。


デプロイメント・コマンド

表9-2に示すデプロイメント・コマンドを使用して、SOAコンポジット・アプリケーションをデプロイおよびアンデプロイします。

表9-2 WLST構成のデプロイメント・コマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

sca_deployComposite


SOAコンポジット・アプリケーションをデプロイします。

オフライン

sca_undeployComposite


SOAコンポジット・アプリケーションをアンデプロイします。

オフライン


sca_deployComposite

コマンド・カテゴリ: デプロイメント・コマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

Oracle WebLogic ServerにSOAコンポジット・アプリケーションをデプロイします。このコマンドは、デプロイメントのアプリケーションのアーティファクト・ファイルをパッケージ化しません。SOAコンポジット・アプリケーションのパッケージ化の詳細は、「SOAコンポジット・アプリケーション・パッケージ化のコマンド」を参照してください。

構文

sca_deployComposite(serverURL, sarLocation, [overwrite], [user], [password], 
[forceDefault], [configplan], [partition])
引数 定義

serverURL

SOAインフラストラクチャ・アプリケーションをホストするサーバーのURL (たとえば、http://myhost10:7001)。

sarLocation

次のいずれかの絶対パス。

  • SOAアーカイブ(SAR)ファイル。

    SARファイルは、sca_という接頭辞(たとえばsca_HelloWorld_rev1.0.jar)を必要とする特殊なJARファイルです。SARファイルはデプロイメント・コマンド(sca_deployComposite()など)でデプロイできますが、通常の.jarファイルは特殊なSARファイルとしては扱われません。

  • 複数のSAR、メタデータ・アーカイブ(MAR)、または両方を含むZIPファイル。

  • SARファイルを含むエンタープライズ・アーカイブ(EAR)ファイル。

overwrite

オプション。既存のSOAコンポジット・アプリケーション・ファイルを上書きするかどうかを表します。

  • false (デフォルト): ファイルは上書きされません。

  • true: ファイルは上書きされます。

user

オプション。基本認証が構成される場合、コンポジット・デプロイヤ・サーブレットにアクセスするためのユーザー名。

password

オプション。基本認証が構成される場合、コンポジット・デプロイヤ・サーブレットにアクセスするためのパスワード。

forceDefault

オプション。デフォルトとして新しいコンポジットを設定するかどうかを表します。

  • true (デフォルト): そのコンポジットをデフォルト・コンポジットにします。

  • false: そのコンポジットをデフォルト・コンポジットにしません。

configplan

オプション。ZIPファイルに含まれる特定のSARファイルまたはすべてのSARファイルに適用される構成プランの絶対パス。

partition

オプション。SOAコンポジット・アプリケーションがデプロイされるパーティションの名前。デフォルト値はdefaultです。パーティションを指定しないと、コンポジットはdefaultパーティションに自動的にデプロイされます。



注意:

タスク・マップ属性(以前はフレックス・フィールド・マッピングと呼ばれていました)やルール(たとえば休暇ルール)などのヒューマン・ワークフロー・アーティファクトは、タスク定義のネームスペースに基づいて定義されます。そのため、ヒューマン・ワークフロー・タスクのあるSOAコンポジット・アプリケーションを複数のパーティションにデプロイする場合は、次の問題が発生します。

  • タスク定義タイプが同じ場合は、あるパーティションで定義されたマップ属性は他のパーティションでも参照できます。

  • あるパーティションのタスク定義で定義されたルールは、他のパーティションの同じ定義に適用できます。


次の例では、HelloWorldアプリケーションをデプロイします。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_deployComposite("http://myhost10:7001",
"/tmp/sca_HelloWorld_rev1.0.jar")

次の例では、デフォルト・バージョンとしてHelloWorldアプリケーションをデプロイします。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_deployComposite("http://myhost10:7001", 
"/tmp/sca_HelloWorld_rev1.0.jar", true)

次の例では、基本認証が構成された場合、ユーザー名を必要とするHelloWorldアプリケーションをデプロイします。次に、このユーザー名のパスワードを指定するように求められます。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_deployComposite("http://myhost10:7001",
"/tmp/sca_HelloWorld_rev1.0.jar", user="weblogic")
Password:

次の例では、HelloWorldアプリケーションをデプロイし、deployplan.xmlという構成プランを適用します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_deployComposite("http://myhost10:7001", 
"/tmp/sca_HelloWorld_rev1.0.jar", forceDefault=false, 
configplan="/tmp/deployplan.xml")

次の例では、複数のSARまたはMAR、あるいはその両方を含むHelloWorld ZIPファイルをデプロイします。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_deployComposite("http://myhost:7001",
"/tmp/HelloWorld.zip")

次の例では、HelloWorldアプリケーションをmyPartitionパーティションにデプロイします。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_deployComposite("http://stadp10:7001", 
"/tmp/sca_HelloWorld_rev1.0.jar", partition="myPartition")

sca_undeployComposite

コマンド・カテゴリ: デプロイメント・コマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

現在デプロイされたSOAコンポジット・アプリケーションをアンデプロイします。

構文

sca_undeployComposite(serverURL, compositeName, revision, [user], [password], [partition])
引数 定義

serverURL

SOAインフラストラクチャ・アプリケーションをホストするサーバーのURL (たとえば、http://myhost10:7001)。

compositeName

SOAコンポジット・アプリケーションの名前。

revision

SOAコンポジット・アプリケーションのリビジョンID。

user

オプション。基本認証が構成される場合、コンポジット・デプロイヤ・サーブレットにアクセスするためのユーザー名。

password

オプション。基本認証が構成される場合、コンポジット・デプロイヤ・サーブレットにアクセスするためのパスワード。

partition

オプション。SOAコンポジット・アプリケーションが存在するパーティションの名前。デフォルト値はdefaultです。パーティションを指定しないと、SOAコンポジット・アプリケーションのdefaultパーティションが検索されます。ただし、他のパーティションは検索されません。


次の例では、HelloWorldアプリケーションをアンデプロイします。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_undeployComposite("http://myhost10:7001",
"HelloWorld", "1.0")

次の例では、基本認証が構成された場合、ユーザー名を必要とするHelloWorldアプリケーションをアンデプロイします。次に、このユーザー名のパスワードを指定するように求められます。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_undeployComposite("http://myhost10:7001",
"HelloWorld", "1.0", user="weblogic")
Password:

次の例では、myPartitionパーティション内のHelloWorldアプリケーションをアンデプロイします。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_undeployComposite("http://stadp10:7001",
 "HelloWorld", "1.0", partition='myPartition')

SOAコンポジット・アプリケーション管理コマンド

表9-3に示す管理コマンドを使用して、デフォルトのリビジョン・バージョンの起動、停止、アクティブ化、リタイア、割当てを行ったり、デプロイされたSOAコンポジット・アプリケーションを一覧表示したりします。

表9-3 WLST構成のSOAコンポジット・アプリケーション管理コマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

sca_startComposite


以前に停止したSOAコンポジット・アプリケーションを起動します。

オフライン

sca_stopComposite


SOAコンポジット・アプリケーションを停止します。

オフライン

sca_activateComposite


以前にリタイアしたSOAコンポジット・アプリケーションをアクティブ化します。

オフライン

sca_retireComposite


SOAコンポジット・アプリケーションをリタイアします。

オフライン

sca_assignDefaultComposite


SOAコンポジット・アプリケーションにデフォルトのリビジョン・バージョンを割り当てます。

オフライン

sca_getDefaultCompositeRevision


指定されたコンポジット・シリーズのデフォルト・コンポジットのリビジョンを一覧表示します。

オフライン

sca_listDeployedComposites


デプロイされたSOAコンポジット・アプリケーションを示します。

オフライン

sca_listCompositesFailedInServerStart


サーバー起動時に失敗したSOAコンポジット・アプリケーションを一覧表示します。

オフライン


sca_startComposite

コマンド・カテゴリ: アプリケーション管理コマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

以前に停止したSOAコンポジット・アプリケーションを起動します。

構文

sca_startComposite(host, port, user, password, compositeName, revision, [label], [partition])
引数 定義

host

Oracle WebLogic Serverのホスト名(たとえば、myhost)。

port

Oracle WebLogic Serverのポート(たとえば、7001)。

user

実行中のサーバーに接続しMBean情報を取得するためのユーザー名(たとえば、weblogic)。

password

ユーザー名のパスワード。

compositeName

SOAコンポジット・アプリケーションの名前。

revision

SOAコンポジット・アプリケーションのリビジョン。

label

オプション。SOAコンポジット・アプリケーションのラベル。ラベルは、アプリケーションに関連付けられるメタデータ・サービス(MDS)のアーティファクトを識別します。ラベルを指定しない場合、システムによって最新のラベルが取得されます。

partition

オプション。SOAコンポジット・アプリケーションが存在するパーティションの名前。デフォルト値はdefaultです。パーティションを指定しないと、SOAコンポジット・アプリケーションのdefaultパーティションが検索されます。ただし、他のパーティションは検索されません。


次の例では、HelloWorldアプリケーションのリビジョン1.0を起動します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_startComposite("myhost", "7001", "weblogic", 
"welcome1", "HelloWorld", "1.0")

次の例では、パーティションmyPartition内のHelloWorldアプリケーションのリビジョン1.0を起動します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_startComposite("stadp10", "7001", "weblogic",
 "weblogic", "HelloWorld", "1.0", partition="myPartition")

sca_stopComposite

コマンド・カテゴリ: アプリケーション管理コマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

現在実行中のSOAコンポジット・アプリケーションを停止します。

構文

sca_stopComposite(host, port, user, password, compositeName, revision, [label],
 [partition])
引数 定義

host

Oracle WebLogic Serverのホスト名(たとえば、myhost)。

port

Oracle WebLogic Serverのポート(たとえば、7001)。

user

実行中のサーバーに接続しMBean情報を取得するためのユーザー名(たとえば、weblogic)。

password

ユーザー名のパスワード。

compositeName

SOAコンポジット・アプリケーションの名前。

revision

SOAコンポジット・アプリケーションのリビジョン。

label

オプション。SOAコンポジット・アプリケーションのラベル。ラベルは、アプリケーションに関連付けられるMDSアーティファクトを識別します。ラベルを指定しない場合、システムによって最新のラベルが取得されます。

partition

オプション。SOAコンポジット・アプリケーションが存在するパーティションの名前。デフォルト値はdefaultです。パーティションを指定しないと、SOAコンポジット・アプリケーションのdefaultパーティションが検索されます。ただし、他のパーティションは検索されません。


次の例では、HelloWorldアプリケーションのリビジョン1.0を停止します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_stopComposite("myhost", "7001", "weblogic", 
"welcome1", "HelloWorld", "1.0")

次の例では、パーティションmyPartition内のHelloWorldアプリケーションのリビジョン1.0を停止します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_stopComposite("stadp10", "7001", "weblogic",
 "weblogic", "HelloWorld", "1.0", partition="myPartition")

sca_activateComposite

コマンド・カテゴリ: アプリケーション管理コマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

リタイアされたSOAコンポジット・アプリケーションおよびそのインスタンスをアクティブ化します。その後、新しいインスタンスを作成できます。

構文

sca_activateComposite(host, port, user, password, compositeName, revision, [label], [partition])
引数 定義

host

Oracle WebLogic Serverのホスト名(たとえば、myhost)。

port

Oracle WebLogic Serverのポート(たとえば、7001)。

user

実行中のサーバーに接続しMBean情報を取得するためのユーザー名(たとえば、weblogic)。

password

ユーザー名のパスワード。

compositeName

SOAコンポジット・アプリケーションの名前。

revision

SOAコンポジット・アプリケーションのリビジョン。

label

オプション。SOAコンポジット・アプリケーションのラベル。ラベルは、アプリケーションに関連付けられるMDSアーティファクトを識別します。ラベルを指定しない場合、システムによって最新のラベルが取得されます。

partition

オプション。SOAコンポジット・アプリケーションが存在するパーティションの名前。デフォルト値はdefaultです。パーティションを指定しないと、SOAコンポジット・アプリケーションのdefaultパーティションが検索されます。ただし、他のパーティションは検索されません。


次の例では、HelloWorldアプリケーションのリビジョン1.0をアクティブ化します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_activateComposite("myhost", "7001", "weblogic", 
"welcome1", "HelloWorld", "1.0")

次の例では、パーティションmyPartition内のHelloWorldアプリケーションのリビジョン1.0をアクティブ化します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_activateComposite("stadp10", "7001", "weblogic",
 "weblogic", "HelloWorld", "1.0", partition="myPartition")

sca_retireComposite

コマンド・カテゴリ: アプリケーション管理コマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

SOAコンポジット・アプリケーションおよびそれらの実行中のすべてのインスタンスを停止およびリタイアします。プロセス・ライフサイクルがリタイアされている場合、新しいインスタンスを作成できません。既存インスタンスは正常に完了できます。

構文

sca_retireComposite(host, port, user, password, compositeName, revision, [label],
[partition])
引数 定義

host

Oracle WebLogic Serverのホスト名(たとえば、myhost)。

port

Oracle WebLogic Serverのポート(たとえば、7001)。

user

実行中のサーバーに接続しMBean情報を取得するためのユーザー名(たとえば、weblogic)。

password

ユーザー名のパスワード。

compositeName

SOAコンポジット・アプリケーションの名前。

revision

SOAコンポジット・アプリケーションのリビジョン。

label

オプション。SOAコンポジット・アプリケーションのラベル。ラベルは、アプリケーションに関連付けられるMDSアーティファクトを識別します。ラベルを指定しない場合、システムによって最新のラベルが取得されます。

partition

オプション。SOAコンポジット・アプリケーションが存在するパーティションの名前。デフォルト値はdefaultです。パーティションを指定しないと、SOAコンポジット・アプリケーションのdefaultパーティションが検索されます。ただし、他のパーティションは検索されません。


次の例では、HelloWorldアプリケーションのリビジョン1.0をリタイアします。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_retireComposite("myhost", "7001", "weblogic",
"welcome1", "HelloWorld", "1.0")

次の例では、パーティションmyPartition内のHelloWorldアプリケーションのリビジョン1.0をリタイアします。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_retireComposite("stadp10", "7001", "weblogic",
 "weblogic", "HelloWorld", "1.0", partition="myPartition")

sca_assignDefaultComposite

コマンド・カテゴリ: アプリケーション管理コマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

SOAコンポジット・アプリケーションリビジョンをデフォルト・バージョンとして設定します。新しい要求が受信される場合に、このリビジョンはインスタンス化されます。

構文

sca_assignDefaultComposite(host, port, user, password, compositeName, revision, [partition])
引数 定義

host

Oracle WebLogic Serverのホスト名(たとえば、myhost)。

port

Oracle WebLogic Serverのポート(たとえば、7001)。

user

実行中のサーバーに接続しMBean情報を取得するためのユーザー名(たとえば、weblogic)。

password

ユーザー名のパスワード。

compositeName

SOAコンポジット・アプリケーションの名前。

revision

SOAコンポジット・アプリケーションのリビジョン。

partition

オプション。SOAコンポジット・アプリケーションが存在するパーティションの名前。デフォルト値はdefaultです。パーティションを指定しないと、SOAコンポジット・アプリケーションのdefaultパーティションが検索されます。ただし、他のパーティションは検索されません。


次の例では、HelloWorldアプリケーションのリビジョン1.0をデフォルト・バージョンとして設定します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_assignDefaultComposite("myhost", "7001", 
"weblogic", "welcome1", "HelloWorld", "1.0")

次の例では、パーティションmyPartitionにあるHelloWorldアプリケーションのリビジョン1.0をデフォルト・バージョンとして設定します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_assignDefaultComposite("stadp10", "7001",
 "weblogic", "weblogic", "HelloWorld", "1.0", partition="myPartition")

sca_getDefaultCompositeRevision

コマンド・カテゴリ: アプリケーション管理コマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

指定されたコンポジット・シリーズのデフォルト・コンポジットのリビジョンを一覧表示します。

構文

sca_getDefaultCompositeRevision(host, port, user, password, compositeName,
partition)
引数 定義

host

Oracle WebLogic Serverのホスト名(たとえば、myhost)。

port

Oracle WebLogic Serverのポート(たとえば、7001)。

user

実行中のサーバーに接続しMBean情報を取得するためのユーザー名(たとえば、weblogic)。

password

ユーザー名のパスワード。

compositeName

SOAコンポジット・アプリケーションの名前。

partition

オプション。SOAコンポジット・アプリケーションが存在するパーティションの名前。デフォルト値はdefaultです。パーティションを指定しないと、SOAコンポジット・アプリケーションのデフォルト・パーティションが検索されます。ただし、他のパーティションは検索されません。


次の例では、指定されたコンポジット・シリーズのデフォルト・コンポジットのリビジョンを戻します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_getDefaultCompositeRevision("myhost", "7001",
"weblogic", "weblogic","HelloWorld")

次の例では、myPartitionというパーティション内の、指定されたコンポジット・シリーズのデフォルト・コンポジットのリビジョンを戻します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_getDefaultCompositeRevision("myhost", "7001",
"weblogic", "weblogic", "HelloWorld", partition="myPartition")

sca_listDeployedComposites

コマンド・カテゴリ: アプリケーション管理コマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

SOAプラットフォームにデプロイされたすべてのSOAコンポジット・アプリケーションを示します。

構文

sca_listDeployedComposites(host, port, user, password)
引数 定義

host

Oracle WebLogic Serverのホスト名(たとえば、myhost)。

port

Oracle WebLogic Serverのポート(たとえば、7001)。

user

実行中のサーバーに接続しMBean情報を取得するためのユーザー名(たとえば、weblogic)。

password

ユーザー名のパスワード。


次の例では、サーバーmyhost上のデプロイされたすべてのSOAコンポジット・アプリケーションを示します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_listDeployedComposites('myhost', '7001', 
'weblogic', 'welcome1')

sca_listCompositesFailedInServerStart

コマンド・カテゴリ: アプリケーション管理コマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

サーバー起動時に失敗したSOAコンポジット・アプリケーションを一覧表示します。

構文

sca_listCompositesFailedInServerStart (host, port, user, password)
引数 定義

host

Oracle WebLogic Serverのホスト名(たとえば、myhost)。

port

SOAサーバーのポート(たとえば、7001)。

user

実行中のサーバーに接続しMBean情報を取得するためのユーザー名(たとえば、weblogic)。

password

ユーザー名のパスワード。


次の例では、サーバー起動時に失敗したSOAコンポジット・アプリケーションを一覧表示します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_listCompositesFailedInServerStart('myhost'
'7001','weblogic', 'welcome1')

SOAコンポジット・アプリケーションが失敗した場合、次の形式で出力が表示されます。

Following 1 composites failed in SOA server start process:
1. BPELInvokesHello[1.0], partition=default, mode=active, state=on,
isDefault=true, deployedTime=2012-09-28T00:48:13.182-07:00

SOAコンポジット・アプリケーション・コンパイルのコマンド

表9-4に示すコンパイルのコマンドを使用して、SOAコンポジット・アプリケーションをコンパイルします。

表9-4 WLST構成のSOAコンポジット・アプリケーション・コンパイルのコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

sca_setProp


JVMシステム・プロパティを設定します。

オフライン

sca_compile


SOAコンポジット・アプリケーションをコンパイルします。

オフライン


sca_setProp

コマンド・カテゴリ: アプリケーション・コンパイルのコマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

JVMシステム・プロパティを設定します。このコマンドは、SSL上にsca_deployCompositeおよびsca_undeployCompositeを使用する前に、セキュア・ソケット・レイヤー(SSL)システム・プロパティも設定できます。

構文

sca_setProp(propName, propValue)
引数 定義

propName

プロパティ名。

propValue

プロパティ値。


次の例では、プロパティ名およびプロパティ値を設定します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_setProp("oracle.home",
"/scratch/myusername/beahome/AS11gR1SOA")

sca_compile

コマンド・カテゴリ: アプリケーション・コンパイルのコマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

SOAコンポジット・アプリケーションをコンパイルします。


注意:

sca_compileコマンドは、ant-sca-compile.xmlスクリプトを検索するためにoracle.homeプロパティが必要です。これは一度設定する必要があります。scac_setPropコマンドまたはoracleHomeプロパティを使用して、値を設定できます。


構文

sca_compile(composite, [outXml], [error], [appHome], [displayLevel], [oracleHome])
引数 定義

composite

展開された(解凍された) SARディレクトリにあるコンポジット・ファイルの絶対パス。

outXml

オプション。出力XMLファイルの絶対パス。

error

オプション。エラー・ファイルの絶対パス。

appHome

オプション。アプリケーション・ホーム・ディレクトリの絶対パス。データが共有される場合、このプロパティが必要です。

displayLevel

オプション。表示する情報レベル。デフォルト値は1です。

oracleHome

オプション。oracle.homeプロパティ。


次の例では、FirstCompositeアプリケーションをコンパイルします。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_compile("/tmp/FirstComposite_
rev1.0/composite.xml", displayLevel=2) 

次の例では、FirstCompositeアプリケーションをコンパイルし、myout.xmlファイルに詳細をキャプチャします。エラーが発生する場合、error.outファイルにキャプチャします。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_compile("/tmp/FirstComposite_
rev1.0/composite.xml", outXml="/tmp/myout.xml", error="error.out") 

次の例では、FirstCompositeアプリケーションをコンパイルします。ant-sca-compile.xmlスクリプトを検索するためにoracleHomeプロパティ設定します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_compile("/tmp/FirstComposite_
rev1.0/composite.xml", displayLevel=2, 
oracleHome="/scratch/myusername/beahome/AS11gR1SOA")

SOAコンポジット・アプリケーション・パッケージ化のコマンド

表9-5に示すパッケージ化のコマンドを使用して、複合SARファイルにSOAコンポジット・アプリケーションをパッケージ化します。

表9-5 WLST構成のSOAコンポジット・アプリケーション・パッケージ化のコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

sca_package


コンポジットSARファイルにSOAコンポジット・アプリケーションをパッケージ化します。

オフライン


sca_package

コマンド・カテゴリ: アプリケーション・パッケージ化のコマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

コンポジットSARファイルにSOAコンポジット・アプリケーション・ファイルをパッケージ化します。このコマンドは、次の操作を実行します。

  • ${compositeDir}にコンポジット・アーティファクトをコンパイルするためにsca_compileを呼び出します。

  • ${compositeDir}/src内のソース・コードをコンパイルするためにjavacを呼び出します。

  • ${compositeDir}/composite.xmlのリビジョンを置き換えます。

  • ${compositeDir}/deploysca_${compositeName}_rev${revision}.jarを作成するためにアーティファクトをパッケージ化します。


注意:

sca_packageコマンドは、ant-sca-package.xmlスクリプトを検索するためにoracle.homeが必要です。これは一度設定する必要があります。scac_setPropコマンドまたはoracleHomeプロパティを使用して、このプロパティを設定できます。


構文

sca_package(compositeDir, compositeName, revision, [appHome], [oracleHome])
引数 定義

compositeDir

コンポジット・アーティファクトを含むディレクトリの絶対パス。

compositeName

コンポジットの名前。

revision

コンポジットのリビジョンID。

appHome

オプション。アプリケーション・ホーム・ディレクトリの絶対パス。データが共有される場合、このプロパティが必要です。

oracleHome

オプション。oracle.homeプロパティ。


次の例では、OrderBookingCompositeアプリケーションをパッケージ化します。このアプリケーションでは共有データが使用されるので、appHomeプロパティを設定します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_package("/tmp/app_data/OrderBookingComposite",
"OrderBookingComposite", "1.0", appHome="/tmp/app_data")

次の例では、HelloSOACompositeアプリケーションをパッケージ化します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_package
("/tmp/HelloSOAApplication/HelloSOAComposite", "HelloSOAComposite", "1.0")

次の例では、HelloSOACompositeアプリケーションをパッケージ化します。ant-sca-compile.xmlスクリプトを検索するためにoracleHomeプロパティ設定します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_package
("/tmp/HelloSOAApplication/HelloSOAComposite", "HelloSOAComposite", "1.0", 
oracleHome="/scratch/myusername/beahome/AS11gR1SOA")

SOAコンポジット・アプリケーション・テスト・コマンド

表9-6に示すSOAコンポジット・アプリケーション・テストのコマンドを使用して、SOAコンポジット・アプリケーションをテストします。

表9-6 WLST構成のSOAコンポジット・アプリケーション・テストのコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

sca_test


デプロイされたSOAコンポジット・アプリケーションをテストします。

オフライン


sca_test

コマンド・カテゴリ: アプリケーション・テストのコマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

本番環境にデプロイする前に、デプロイされるSOAコンポジット・アプリケーションをテストします。Oracle JDeveloperにテストのスイートを作成します。sca_testコマンドはant-sca-test.xmlを呼び出します。

構文

sca_test('compositeName', 'revision', 'testsuiteName', 'jndiPropFile',
[oracleHome='oracleHome'], [javaHome='javaHome'])
引数 定義

compositeName

SOAコンポジット・アプリケーションの名前。

revision

SOAコンポジット・アプリケーションのリビジョンID。

testsuiteName

テスト・スイートの名前。

jndiPropFile

JNDIプロパティ・ファイルの絶対パス。

oracleHome

オプション。oracle.homeシステム・プロパティ。

javaHome

オプション。java.passed.homeシステム・プロパティ。


次の例では、OrderBookingMainTestsuiteテスト・スイートを実行します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_test('OrderBookingComposite', '1.0',
 'OrderBookingMainTestsuite', '/tmp/tmp-jndi.properties',
 oracleHome='/scratch/<user>/beahome/AS11gR1SOA/',
 javaHome='/scratch/<user>/beahome/jdk160_05')

SOAコンポジット・アプリケーションのHTTPクライアント・ベースのエクスポートおよびインポート・コマンド

表9-7に示されているSOAコンポジット・アプリケーション・コマンドを使用して、HTTPクライアントに基づいてSOAコンポジット・アプリケーションをエクスポートおよびインポートします。これらのコマンドを使用するには、SOAインフラストラクチャが実行されている必要があります。

表9-7 WLST構成のSOAコンポジット・アプリケーションのエクスポートおよびインポート・コマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

sca_exportComposite


SOAコンポジット・アプリケーションをSARファイルにエクスポートします。

オフライン

sca_exportUpdates


SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイ後の変更をJARファイルにエクスポートします。

オフライン

sca_importUpdates


SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイ後の変更をインポートします。

オフライン

sca_exportSharedData


指定されたパターンの共有データをJARファイルにエクスポートします。

オフライン

sca_removeSharedData


最上位の共有データ・フォルダを削除します。

オフライン


sca_exportComposite

コマンド・カテゴリ: アプリケーションのエクスポートおよびインポート・コマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

SOAコンポジット・アプリケーションをSARファイルにエクスポートします。

構文

sca_exportComposite(serverURL, updateType, sarFile, compositeName, revision,
[user], [password], [partition])
引数 定義

serverURL

SOAインフラストラクチャ・アプリケーションをホストするサーバーのURL(たとえば、http://stabc:8001)。

updateType

エクスポートするデプロイ後の変更のタイプ。

  • all: デプロイ後の変更をすべて含みます。

  • property: プロパティのデプロイ後の変更のみを含みます(バインディング・コンポーネント・プロパティ、監査レベル設定やペイロード検証ステータスなどのコンポジット・プロパティ、およびポリシー・アタッチメント)。

  • runtime: 実行時(ルール・ディクショナリおよびドメイン値マップ(DVM))およびメタデータのデプロイ後の変更のみを含みます。

  • none: (プロパティの変更および実行時の変更も含めて)デプロイ後の変更を含まずに元のコンポジットをエクスポートします。

sarFile

生成するSARファイル(sca_で始まる.jarファイル)の絶対パス。

compositeName

エクスポートするコンポジットの名前。

revision

エクスポートするコンポジットのリビジョン。

user

オプション。サーバーにアクセスするためのユーザー名(基本構成が行われている場合)。この引数には次の構文を使用します:

user='username'

password

オプション。サーバーにアクセスするためのパスワード(基本構成が行われている場合)。この引数には次の構文を使用します:

password='password'

partition

オプション。SOAコンポジット・アプリケーションが存在するパーティションの名前。デフォルト値はdefaultです。


次の例では、デプロイ後の変更を含まずにコンポジットをエクスポートします。

wls:/offline/mydomain/ServerConfig> sca_exportComposite('http://stabc:8001', 
'none', '/tmp/sca_HelloWorld_rev1.0.jar', 'HelloWorld', '1.0')

次の例では、デプロイ後の更新をすべて含めてコンポジットをエクスポートします。

wls:/offline/mydomain/ServerConfig> sca_exportComposite('http://stabc:8001', 
'all', '/tmp/sca_HelloWorld_ rev1.0-all.jar', 'HelloWorld', '1.0')

次の例では、プロパティのデプロイ後の更新を含めてコンポジットをエクスポートします。

wls:/offline/mydomain/ServerConfig> sca_exportComposite('http://stabc:8001', 
'property', '/tmp/sca_HelloWorld_ rev1.0-prop.jar', 'HelloWorld', '1.0')

次の例では、実行時/メタデータのデプロイ後の更新を含めてコンポジットをエクスポートします。

wls:/offline/mydomain/ServerConfig> sca_exportComposite('http://stabc:8001', 
'runtime', '/tmp/sca_HelloWorld_ rev1.0-runtime.jar', 'HelloWorld', '1.0')

次の例では、デプロイ後の更新を含まずに、myPartitionパーティション内のコンポジットをエクスポートします。

wls:/offline/mydomain/ServerConfig> sca_exportComposite('http://stabc:8001',
 'none', '/tmp/sca_HelloWorld_rev1.0.jar', 'HelloWorld', '1.0',
 partition='myPartition')

sca_exportUpdates

コマンド・カテゴリ: アプリケーションのエクスポートおよびインポート・コマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイ後の変更をJARファイルにエクスポートします。

構文

sca_exportUpdates(serverURL, updateType, jarFile, compositeName, revision,
[user], [password], [partition])
引数 定義

serverURL

SOAインフラストラクチャ・アプリケーションをホストするサーバーのURL(たとえば、http://stabc:8001)。

updateType

エクスポートするデプロイ後の変更のタイプ。

  • all: デプロイ後の変更をすべて含みます。

  • property: プロパティのデプロイ後の変更のみを含みます(バインディング・コンポーネント・プロパティ、監査レベル設定やペイロード検証ステータスなどのコンポジット・プロパティ、およびポリシー・アタッチメント)。

  • runtime: 実行時(ルール・ディクショナリおよびドメイン値マップ(DVM))およびメタデータのデプロイ後の変更のみを含みます。

jarFile

生成するJARファイルの絶対パス。sca_exportUpdates()では、標準のデプロイメント・コマンドを使用してインポートすることができない標準の.jarファイルが作成されます。インポートするには、sca_importUpdates()を使用する必要があります。

compositeName

エクスポートするコンポジットの名前。

revision

エクスポートするコンポジットのリビジョン。

user

オプション。サーバーにアクセスするためのユーザー名(基本構成が行われている場合)。この引数には次の構文を使用します:

user='username'

password

オプション。サーバーにアクセスするためのパスワード(基本構成が行われている場合)。この引数には次の構文を使用します:

password='password'

partition

オプション。SOAコンポジット・アプリケーションが存在するパーティションの名前。デフォルト値はdefaultです。


次の例では、デプロイ後の更新をすべてエクスポートします。

wls:/offline/mydomain/ServerConfig>  sca_exportUpdates('http://stabc:8001', 'all',
'/tmp/all-HelloWorld_rev1.0.jar','HelloWorld', '1.0')

次の例では、プロパティのデプロイ後の更新をエクスポートします。

wls:/offline/mydomain/ServerConfig> sca_exportUpdates('http://stabc:8001',
'property','/tmp/prop-HelloWorld_ rev1.0.jar', 'HelloWorld', '1.0')

次の例では、実行時/メタデータのデプロイ後の更新をエクスポートします。

wls:/offline/mydomain/ServerConfig> sca_exportUpdates('http://stabc:8001',
'runtime','/tmp/runtime-HelloWorld_ rev1.0.jar', 'HelloWorld', '1.0')

次の例では、パーティションmyPartition内のコンポジットのデプロイ後の変更をJARファイルにエクスポートします。

wls:/offline/mydomain/ServerConfig> sca_exportUpdates(serverURL, updateType,
 jarFile, compositeName, revision, user=None, password=None,
 partition='myPartition')

sca_importUpdates

コマンド・カテゴリ: アプリケーションのエクスポートおよびインポート・コマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイ後の変更をインポートします。

構文

sca_importUpdates(serverURL, jarFile, compositeName, revision, [user],
[password])
引数 定義

serverURL

SOAインフラストラクチャ・アプリケーションをホストするサーバーのURL(たとえば、http://stabc:8001)。

jarFile

デプロイ後の変更を含むJARファイルの絶対パス。

compositeName

デプロイ後の変更のインポート先となるコンポジットの名前。

revision

デプロイ後の変更のインポート先となるコンポジットのリビジョン。

user

オプション。サーバーにアクセスするためのユーザー名(基本構成が行われている場合)。この引数には次の構文を使用します:

user='username'

password

オプション。サーバーにアクセスするためのパスワード(基本構成が行われている場合)。この引数には次の構文を使用します:

password='password'

partition

オプション。SOAコンポジット・アプリケーションが存在するパーティションの名前。デフォルト値はdefaultです。


次の例では、SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイ後の変更をインポートします。

wls:/offline/mydomain/ServerConfig> sca_importUpdates('http://stabc:8001',
'/tmp/all-HelloWorld_rev1.0.jar', 'HelloWorld', '1.0')

次の例では、パーティションmyPartition内のコンポジットのデプロイ後の変更をインポートします。

wls:/offline/mydomain/ServerConfig> sca_importUpdates(serverURL, jarFile,
 compositeName, revision, user=None, password=None, partition='myPartition')

sca_exportSharedData

コマンド・カテゴリ: アプリケーションのエクスポートおよびインポート・コマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

指定されたパターンの共有データをJARファイルにエクスポートします。

構文

sca_exportSharedData(serverURL, jarFile, pattern, [user], [password])
引数 定義

serverURL

SOAインフラストラクチャ・アプリケーションをホストするサーバーのURL(たとえば、http://stabc:8001)。

jarFile

生成するJARファイルの絶対パス。

pattern

MDS転送APIによってサポートされているファイル・パターン。複数のパターンを指定する場合は、デリミタとしてセミコロン(;)を使用します。パターンでは、共有データ・ネームスペース/appsを除外します。例:

/Project1/**;/Project2/**

この例では、/apps/Project1および/apps/Project2にあるすべてのドキュメントをエクスポートします。

user

オプション。サーバーにアクセスするためのユーザー名(基本構成が行われている場合)。この引数には次の構文を使用します:

user='username'

password

オプション。サーバーにアクセスするためのパスワード(基本構成が行われている場合)。この引数には次の構文を使用します:

password='password'


次の例では、指定されたパターンの共有データをJARファイルにエクスポートします。

wls:/offline/mydomain/ServerConfig> sca_exportSharedData('http://stabc:8001',
'/tmp/MySharedData.jar', '/Project1/**')

sca_removeSharedData

コマンド・カテゴリ: アプリケーションのエクスポートおよびインポート・コマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

サービス・エンジン内にデプロイされたコンポジットが存在する場合でも、最上位の共有データ・フォルダを削除します。

構文

sca_removeSharedData(serverURL, folderName, [user], [password])
引数 定義

serverURL

SOAインフラストラクチャ・アプリケーションをホストするサーバーのURL(たとえば、http://stabc:8001)。

folderName

削除する最上位の共有データ・フォルダの名前。

user

オプション。サーバーにアクセスするためのユーザー名(基本構成が行われている場合)。この引数には次の構文を使用します:

user='username'

password

オプション。サーバーにアクセスするためのパスワード(基本構成が行われている場合)。この引数には次の構文を使用します:

password='password'


次の例では、最上位の共有データ・フォルダProject1を削除します。

sca_removeSharedData('http://stabc:8001', 'Project1')

SOAコンポジット・アプリケーションのMBeanベースのエクスポートおよびインポート・コマンド

表9-8に示されているデプロイメント・コマンドを使用して、サーバー・ベースのコンポジット・ストアMBean (CompositeStoreMXBean)上でSOAコンポジット・アプリケーションをエクスポートおよびインポートします。

表9-8 WLST構成のSOAコンポジット・アプリケーションのエクスポートおよびインポート・コマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

sca_exportCompositeMb


SOAコンポジット・アプリケーションをSARファイルにエクスポートします。

オンライン

sca_exportUpdatesMb


SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイ後の変更をJARファイルにエクスポートします。

オンライン

sca_importUpdatesMb


SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイ後の変更をインポートします。

オンライン

sca_exportSharedDataMb


指定されたパターンの共有データをJARファイルにエクスポートします。

オンライン


このオプションを使用する場合、エクスポート・コマンドで生成されるファイルおよびインポート・コマンドで読み取られるファイルは、サーバーが実行されているホスト(Oracle WebLogic管理サーバーまたは管理対象SOAサーバーのいずれか)上に存在する必要があることに注意してください。

コンポジット・ストアMBeanは、SOAサーバーのサーバー実行時MBeanとOracle WebLogic管理サーバーのドメイン実行時MBeanの両方として登録されます。そのため、SOAサーバーが停止している間も、インポートとエクスポートを続行することが可能になります。コンポジット・ストアMBeanの使用では、WLSTコマンドのみが提供されています。antコマンドはありません。

connect()コマンドを実行して、SOAサーバーまたはOracle WebLogic管理サーバーのいずれかに接続する必要があります。

wls:offline>connect('weblogic', 'password', 't3://stabc:8001')

SOAサーバーの停止中にドメイン実行時MBeanを使用する場合、domainRuntime()コマンドを実行する必要があります。

wls:offline>connect('weblogic', 'password', 't3://stabc:7001')
wls:/soainfra/serverConfig>domainRuntime()

sca_exportCompositeMb

コマンド・カテゴリ: アプリケーションのエクスポートおよびインポート・コマンド

WLSTでの使用: オンライン

説明

SOAコンポジット・アプリケーションをSARファイルにエクスポートします。

構文

sca_exportCompositeMb(updateType, sarFile, compositeName, revision)
引数 定義

updateType

エクスポートするデプロイ後の変更のタイプ。

  • all: デプロイ後の変更がすべて含まれます。

  • property: プロパティの変更が含まれます(バインディング・コンポーネント・プロパティ、監査レベル設定やペイロード検証ステータスなどのコンポジット・プロパティ、およびポリシー・アタッチメント)。

  • runtime: デプロイ後の実行時の変更が含まれます(ルール・ディクショナリおよびドメイン値マップ(DVM))。

sarFile

生成するSARファイルの絶対パス。

compositeName

エクスポートするコンポジットの名前。

revision

エクスポートするコンポジットのリビジョン。


この例では、デプロイ後の変更を含まずにコンポジットをエクスポートします。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_exportCompositeMb('none', '/tmp/sca_HelloWorld_
rev1.0.jar', 'HelloWorld', '1.0')

この例では、デプロイ後の更新をすべて含めてコンポジットをエクスポートします。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_exportCompositeMb('all', '/tmp/sca_HelloWorld_
rev1.0-all.jar', 'HelloWorld','1.0')

この例では、プロパティのデプロイ後の更新を含めてコンポジットをエクスポートします。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_exportCompositeMb('property', '/tmp/sca_
HelloWorld_rev1.0-prop.jar', HelloWorld', '1.0')

この例では、実行時/メタデータのデプロイ後の更新を含めてコンポジットをエクスポートします。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_exportCompositeMb('runtime', '/tmp/sca_HelloWorld_
rev1.0-runtime.jar','HelloWorld', '1.0')

sca_exportUpdatesMb

コマンド・カテゴリ: アプリケーションのエクスポートおよびインポート・コマンド

WLSTでの使用: オンライン

説明

SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイ後の変更をJARファイルにエクスポートします。

構文

sca_exportUpdatesMb(updateType, jarFile, compositeName, revision)
引数 定義

updateType

エクスポートするデプロイ後の変更のタイプ: allpropertyまたはruntime

jarFile

生成するJARファイルの絶対パス。

compositeName

エクスポートするコンポジットの名前。

revision

エクスポートするコンポジットのリビジョン。


次の例では、デプロイ後の更新をすべてエクスポートします。

wls:/mydomain/ServerConfig>  sca_exportUpdatesMb('all',
'/tmp/all-HelloWorld_rev1.0.jar','HelloWorld', '1.0')

次の例では、プロパティのデプロイ後の更新をエクスポートします。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_exportUpdatesMB('property',
'/tmp/prop-HelloWorld_ rev1.0.jar', 'HelloWorld', '1.0')

次の例では、実行時/メタデータのデプロイ後の更新をエクスポートします。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_exportUpdatesMB('runtime',
'/tmp/runtime-HelloWorld_ rev1.0.jar', 'HelloWorld', '1.0')

sca_importUpdatesMb

コマンド・カテゴリ: アプリケーションのエクスポートおよびインポート・コマンド

WLSTでの使用: オンライン

説明

SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイ後の変更をインポートします。

構文

sca_importUpdatesMb(jarFile, compositeName, revision)
引数 定義

jarFile

デプロイ後の変更を含むJARファイルの絶対パス。

compositeName

デプロイ後の変更のインポート先となるコンポジットの名前。

revision

デプロイ後の変更のインポート先となるコンポジットのリビジョン。


次の例では、SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイ後の変更をインポートします。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_importUpdatesMb('/tmp/all-HelloWorld_rev1.0.jar', 
'HelloWorld', '1.0')

sca_exportSharedDataMb

コマンド・カテゴリ: アプリケーションのエクスポートおよびインポート・コマンド

WLSTでの使用: オンライン

説明

指定されたパターンの共有データをJARファイルにエクスポートします。

構文

sca_exportSharedDataMb(jarFile, pattern)
引数 定義

jarFile

生成するJARファイルの絶対パス。

pattern

MDS転送APIによってサポートされているファイル・パターン。複数のパターンを指定する場合は、デリミタとしてセミコロン(;)を使用します。パターンでは、共有データ・ネームスペース/appsを除外します。例:

/Project1/**;/Project2/**

この例では、/apps/Project1および/apps/Project2にあるすべてのドキュメントをエクスポートします。


この例では、指定されたパターンの共有データをJARファイルにエクスポートします。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_exportSharedDataMb('/tmp/MySharedData.jar',
'/Project1/**')

SOAコンポジット・アプリケーションのパーティション管理コマンド

表9-9に示されているデプロイメント・コマンドを使用して、パーティションを管理します。パーティション化により、SOAコンポジット・アプリケーションの様々なリビジョンを別々のセクションに論理的にグループ化することが可能になります。これは、Oracle BPEL Process Managerの10.1.xリリースにおけるドメインのコンセプトに似ています。

表9-9 SOAコンポジット・アプリケーションのWLST構成用のパーティション管理コマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

sca_createPartition


パーティションを作成します。

オンライン

sca_deletePartition


パーティションを削除する前に、パーティション内のすべてのSOAコンポジット・アプリケーションをアンデプロイします。

オンライン

sca_startCompositesInPartition


パーティション内のすべてのSOAコンポジット・アプリケーションを起動します。

オンライン

sca_stopCompositesInPartition


パーティション内のすべてのSOAコンポジット・アプリケーションを停止します。

オンライン

sca_activateCompositesInPartition


パーティション内のすべてのSOAコンポジット・アプリケーションをアクティブ化します。

オンライン

sca_retireCompositesInPartition


パーティション内のすべてのSOAコンポジット・アプリケーションをリタイアします。

オンライン

sca_listPartitions


SOAインフラストラクチャ内のすべてのパーティションを一覧表示します。

オンライン

sca_listCompositesInPartition


特定のパーティション内のすべてのコンポジットを一覧表示します。

オンライン


sca_createPartition

コマンド・カテゴリ: アプリケーションのパーティション管理コマンド

WLSTでの使用: オンライン

説明

パーティションを作成します。

構文

sca_createPartition(partitionName)
引数 定義

partitionName

パーティションの名前。


この例では、myPartitionという名前のパーティションを作成します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_createPartition('myPartition')

sca_deletePartition

コマンド・カテゴリ: アプリケーションのパーティション管理コマンド

WLSTでの使用: オンライン

説明

パーティションを削除する前に、パーティション内のすべてのコンポジットをアンデプロイします。

構文

sca_deletePartition(partitionName)
引数 定義

partitionName

パーティションの名前。


この例では、パーティションを削除する前に、myPartitionパーティション内のすべてのコンポジットをアンデプロイします。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_deletePartition('myPartition')

sca_startCompositesInPartition

コマンド・カテゴリ: アプリケーションのパーティション管理コマンド

WLSTでの使用: オンライン

説明

パーティション内のすべてのコンポジットを起動します。

構文

sca_startCompositesInPartition(partitionName)
引数 定義

partitionName

パーティションの名前。


この例では、myPartitionパーティション内のすべてのコンポジットを起動します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_startCompositesInPartition('myPartition')

sca_stopCompositesInPartition

コマンド・カテゴリ: アプリケーションのパーティション管理コマンド

WLSTでの使用: オンライン

説明

パーティション内のすべてのコンポジットを停止します。

構文

sca_stopCompositesInPartition(partitionName)
引数 定義

partitionName

パーティションの名前。


この例では、myPartitionパーティション内のすべてのコンポジットを停止します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_stopCompositesInPartition('myPartition')

sca_activateCompositesInPartition

コマンド・カテゴリ: アプリケーションのパーティション管理コマンド

WLSTでの使用: オンライン

説明

パーティション内のすべてのコンポジットをアクティブ化します。

構文

sca_activateCompositesInPartition(partitionName)
引数 定義

partitionName

パーティションの名前。


この例では、myPartitionパーティション内のすべてのコンポジットをアクティブ化します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_activateCompositesInPartition('myPartition')

sca_retireCompositesInPartition

コマンド・カテゴリ: アプリケーションのパーティション管理コマンド

WLSTでの使用: オンライン

説明

パーティション内のすべてのコンポジットをリタイアします。

構文

sca_retireCompositesInPartition(partitionName)
引数 定義

partitionName

パーティションの名前。


この例では、myPartitionパーティション内のすべてのコンポジットをリタイアします。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_retireCompositesInPartition('myPartition')

sca_listPartitions

コマンド・カテゴリ: アプリケーションのパーティション管理コマンド

WLSTでの使用: オンライン

説明

SOAインフラストラクチャ内のすべてのパーティションを一覧表示します。

構文

sca_listPartitions()

この例では、SOAインフラストラクチャ内のすべてのパーティションを一覧表示します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_listPartitions()

sca_listCompositesInPartition

コマンド・カテゴリ: アプリケーションのパーティション管理コマンド

WLSTでの使用: オンライン

説明

パーティション内のすべてのコンポジットを一覧表示します。

構文

sca_listCompositesInPartition(partitionName)
引数 定義

partitionName

パーティションの名前。


この例では、myPartitionパーティション内のすべてのコンポジットを一覧表示します。

sca_listCompositesInPartition(myPartition)

SOAコンポジット・アプリケーションの事前構成されたWLDF監視コマンド

表9-10にリストされている診断コマンドを使用して、Webサービス・コールのデプロイメント、メモリーおよび経過時間用に事前構成されたWebLogic Diagnostic Framework (WLDF)監視を有効化します。WLDF監視と通知は、診断データを収集して問題を特定するために使用します。このデータにより、障害の発生時に、障害の分離と診断が可能になります。

表9-10 SOAコンポジット・アプリケーションのWLST構成用に事前構成されたWLDF監視コマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

sca_createWatches


事前構成されたWLDF監視を有効化します。

オンライン


sca_createWatches

コマンド・カテゴリ: アプリケーション診断コマンド

WLSTでの使用: オンライン

説明

Webサービス・コールのデプロイメント、メモリーおよび経過時間用に事前構成されたWLDF監視を有効化します。

構文

sca_createWatches()

注意:

このコマンドで指定する引数はありません。


この例では、Webサービス・コールのデプロイメント、メモリーおよび経過時間用に事前構成されたWLDF監視を有効化します。

sca_createWatches()

構成プラン管理コマンド

表9-11に示す構成プラン管理のコマンドを使用して、SOAコンポジット・アプリケーションの構成プランを付加、抽出、生成および検証します。

表9-11 WLST構成の構成プラン管理のコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

sca_attachPlan


SOAコンポジット・アプリケーションJARファイルに構成プラン・ファイルを付加します。

オフライン

sca_extractPlan


編集するためにJARファイルにパッケージ化された構成プランを抽出します。

オフライン

sca_generatePlan


編集の構成プランを生成します。

オフライン

sca_validatePlan


構成プランを検証します。

オフライン


sca_attachPlan

コマンド・カテゴリ: 構成プラン管理コマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

SOAコンポジット・アプリケーション・ファイルに構成プラン・ファイルを付加します。プランがファイルにすでに存在する場合、既存のプランは新しいプランで上書きされます。

構文

sca_attachPlan(sar, configPlan, [overwrite], [verbose])
引数 定義

sar

SARファイルの絶対パス。

configPlan

構成プラン・ファイルの絶対パス。

overwrite

オプション。SARファイルの既存の構成プランを上書きするかどうかを表します。

  • false(デフォルト): プランは上書きされません。

  • true: プランは上書きされます。

verbose

オプション。構成プラン添付ファイルに関する詳細な情報を出力するかどうかを表します。

  • true(デフォルト): 詳細な情報を出力します。

  • false: 詳細な情報を出力しません。


次の例では、HelloWorldアプリケーションにconfigplan.xml構成プラン・ファイルを付加します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_attachPlan("/tmp/sca_HelloWorld_rev1.0.jar", 
"/tmp/configplan.xml")

次の例では、HelloWorldアプリケーションの既存の構成プランをconfigplan.xmlファイルで上書きます。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_attachPlan("/tmp/sca_HelloWorld_rev1.0.jar", "/tmp/configplan.xml", overwrite=true)

sca_extractPlan

コマンド・カテゴリ: 構成プラン管理コマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

編集のために、SOAコンポジット・アプリケーション・ファイルにパッケージ化された構成プランを抽出します。これはオプションの手順です。プランが存在しない場合、これはsca_generatePlanで新しいファイルの作成と同じです。

構文

sca_extractPlan(sar, configPlan, [overwrite], [verbose])
引数 定義

sar

SARファイルの絶対パス。

configPlan

抽出する構成プラン・ファイルの絶対パス。

overwrite

オプション。SARファイルの既存の構成プラン・ファイルを上書きするかどうかを表します。

  • false(デフォルト): プランは上書きされません。

  • true: プランは上書きされます。

verbose

オプション。構成プラン抽出に関する詳細な情報を出力するかどうかを表します。

  • true(デフォルト): 詳細な情報を出力します。

  • false: 詳細な情報を出力しません。


次の例では、HelloWorldアプリケーションから編集するためにconfigplan.xmlファイルを抽出します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_extractPlan("/tmp/sca_HelloWorld_rev1.0.jar",
"/tmp/configplan.xml")

次の例では、HelloWorldアプリケーションから編集するためにconfigplan.xmlファイルを抽出します。このコマンドによって、既存のプランも上書されます。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_extractPlan("/tmp/sca_HelloWorld_rev1.0.jar",
"/tmp/configplan.xml", overwrite=true)

sca_generatePlan

コマンド・カテゴリ: 構成プラン管理コマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

編集の構成プランを生成します。

構文

sca_generatePlan(configPlan, sar, composite, [overwrite], [verbose])
引数 定義

configPlan

生成する構成プラン・ファイルの絶対パス。

sar

SARファイルの絶対パス。

composite

展開された(解凍された) SARディレクトリにあるcomposite.xmlファイルの絶対パス。

overwrite

オプション。既存の構成プラン・ファイルを上書きするかどうかを表します。

  • false(デフォルト): プランは上書きされません。

  • true: プランは上書きされます。

verbose

プランの生成に関する詳細な情報を出力するかどうかを表します。

  • true(デフォルト): 詳細な情報を出力します。

  • false: 詳細な情報を出力しません。


次の例では、HelloWorldアプリケーションの構成プラン・ファイルmyplan.xmlを生成します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_generatePlan("/tmp/myplan.xml", 
sar="/tmp/sca_HelloWorld_rev1.0.jar")

次の例では、HelloWorldアプリケーションの構成プラン・ファイルmyplan2.xmlを生成します。myplan2.xmlファイルは既存のプランを上書きます。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_generatePlan("/tmp/myplan2.xml", 
composite="/tmp/HelloWorld_rev1.0/composite.xml", overwrite=true)

sca_validatePlan

コマンド・カテゴリ: 構成プラン管理コマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

構成プランを検証します。このコマンドでは、デプロイメント時に行うすべての検索および置換の変更を示します。このオプションをデバッグのためにのみ使用します。

構文

sca_validatePlan(reportFile, configPlan, [sar], [composite], [overwrite], [verbose])
引数 定義

reportFile

生成するレポート・ファイルの絶対パス。検証の結果はこのファイルに書き込まれます。

configPlan

構成プラン・ファイルの絶対パス。

sar

オプション。SARファイルの絶対パス。

composite

オプション。展開された(解凍された) SARディレクトリにあるcomposite.xmlファイルの絶対パス。

overwrite

オプション。既存の構成プラン・ファイルを上書きするかどうかを表します。

  • false(デフォルト): プランは上書きされません。

  • true: プランは上書きされます。

verbose

オプション。構成プラン検証に関する詳細な情報を出力するかどうかを表します。

  • true(デフォルト): 詳細な情報を出力します。

  • false: 詳細な情報を出力しません。


次の例では、HelloWorldアプリケーションの構成プラン・ファイルconfigplan.xmlを検証します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_validatePlan("/tmp/myreport.xml", 
"/tmp/configplan.xml", sar="/tmp/sca_HelloWorld_rev1.0.jar")

次の例では、HelloWorldアプリケーションの構成プラン・ファイルconfigplan.xmlを検証します。configplan.xmlプランは既存のプランを上書きます。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_validatePlan("/tmp/myreport.xml", 
"/tmp/configplan.xml",composite="/tmp/HelloWorld_rev1.0/composite.xml", overwrite=true)

タスク検証コマンド

表9-12に示すタスク検証のコマンドを使用して、人員のワークフロー・タスクを検証します。

表9-12 WLST構成のタスク検証コマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

sca_validateTask


人員のワークフロー・タスクを検証します。

オフライン


sca_validateTask

コマンド・カテゴリ: タスク検証コマンド

WLSTでの使用: オフライン

説明

人員のタスク・エディタに人員のタスクを設計するときに作成された.taskファイルにある人員のワークフロー・タスクを検証します。

構文

sca_validateTask(taskFile, outXml, [displayLevel])
引数 定義

taskFile

タスク定義ファイルの絶対パス(.task)。

outXml

出力XMLファイルの絶対パス。

displayLevel

オプション。表示する情報レベル。デフォルト値は1です。


次の例では、人員のタスクのWFTaskDefinition.taskファイルを検証します。

wls:/mydomain/ServerConfig> sca_validateTask("/tmp/WFTaskDefinition.task", 
"/tmp/out.xml", displayLevel=2)