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Oracle Fusion Middleware Oracle HTTP Server管理者ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B55928-07
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2 Oracle HTTP Serverの管理ツール


注意:

特に他に記載のないかぎり、このドキュメントに収められている情報は、Oracle HTTP ServerがOracle WebLogic ServerおよびOracle Fusion Middleware Controlにインストールされている場合に適用できます。このドキュメントの対象読者は、『Oracle Fusion Middlewareコンセプト・ガイド』および『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の説明に従ってOracle Fusion Middlewareの主要概念を十分に理解しておく必要があります。

スタンドアロン・モードでのOracle HTTP Serverのインストールについては、『Oracle Fusion Middleware Oracle Web Tierインストレーション・ガイド』のスタンドアロン・モードでのOracle Web Tierのインストールに関する項を参照してください。


次の管理ツールがOracle HTTP Server用に提供されています。

この章の内容は、次のとおりです。

2.1 Oracle HTTP Serverの管理の概要

Oracle HTTP Serverを管理するための主要ツールは、Fusion Middleware Controlです。Fusion Middleware Controlは、Oracle Fusion Middleware環境を管理および監視するためのブラウザベースのツールです。


関連項目:

『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』


2.2 Fusion Middleware Controlへのアクセス

Fusion Middleware Controlを表示するには、Fusion Middleware ControlのURLを入力します。これには、WebLogic管理サーバー・ホストの名前と、インストール時にFusion Middleware Controlに割り当てたポート番号が含まれます。URLの形式は次のとおりです。

http://hostname.domain:port/em

最後のインストール画面で「保存」をクリックしてインストール情報を保存した場合、Fusion Middleware ControlのURLは、ディスクに書き込まれたファイルに含まれています。

  1. WebブラウザでURLを入力して、Fusion Middleware Controlを表示します。例:

    http://host1.acme.com:7001/em
    

    「ようこそ」ページが表示されます。

  2. Fusion Middleware Controlの管理者ユーザー名とパスワードを入力し、「ログイン」をクリックします。

    管理者ユーザーのデフォルトのユーザー名は、weblogicです。このアカウントは、初めてFusion Middleware Controlにログインするときに使用できます。weblogicパスワードは、Fusion Middleware Controlのインストール中に指定したパスワードです。

2.3 Oracle HTTP Serverのホームページへのアクセス

Fusion Middleware ControlのOracle HTTP Serverのホームページには、サーバーの管理に使用できるメニューとリージョンが含まれます。各メニューを使用して、監視、管理、ルーティングおよび一般情報の表示を行うことができます。

2.3.1 Fusion Middleware Control内のナビゲーション

ターゲット(WebLogic管理対象サーバーなど)やコンポーネント(Oracle HTTP Serverなど)を選択すると、コンテンツ・ペインにターゲットのホームページが表示され、ページの一番上のコンテキスト・ペインにそのターゲットのメニューが表示されます。たとえば、「Web層」フォルダからOracle HTTP Serverインスタンスを選択すると、「Oracle HTTP Server」メニューが表示されます。また、ターゲットのメニューは、ナビゲーション・ペインでターゲットを右クリックしても表示できます。

図2-1に、ターゲットのナビゲーション・ペインとOracle HTTP Serverのホームページを示します。

図2-1 Oracle HTTP Serverのホームページ

OHSのホームページ
「図2-1 Oracle HTTP Serverのホームページ」の説明

Oracle HTTP Serverのホームページには、次のリージョンが含まれます。

  • 「レスポンスと負荷」リージョン: アクティブ・リクエストの数、発行済のリクエストの数、Oracle HTTP Serverがリクエストに応答するのに要した時間などの情報が表示されます。また、リクエストで処理されたバイト数に関する情報も表示されます。

  • 「CPU使用率およびメモリー使用量」リージョン: Oracle HTTP Serverインスタンスで使用されているCPU(%)およびメモリー(MB)が表示されます。

  • 「仮想ホスト」リージョン: Oracle HTTP Serverの仮想ホストが表示されます。

  • 「モジュール・リクエスト統計」リージョン: Oracle HTTP Serverのモジュールが表示されます。

  • 「リソース・センター」リージョン: Oracle HTTP Serverに関連するドキュメントおよびトピックへのリンクが表示されます。


関連項目:

『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』に、ターゲット・ナビゲーション・ペインおよびホーム・ページ上のすべてのアイテムが詳しく説明されています。


2.4 opmnctlコマンドライン・ツールの使用方法

opmnctlコマンドライン・インタフェースを使用すると、システム・コンポーネントの起動と停止、システム・コンポーネントの監視、およびプロセス管理に関連するその他多くのタスクの実行ができます。

Oracle HTTP Serverコンポーネントを使用して実行できるopmnctl操作の一部を次に示します。


関連項目:

Oracle Process Manager and Notification Server


opmnctlコマンドは、OracleホームのORACLE_HOME/opmn/binディレクトリと、OracleインスタンスのORACLE_INSTANCE/binディレクトリ内にあります。


注意:

Oracle HTTP Serverが稼働している同じORACLE_INSTANCEからopmnctlを実行することをお薦めします(そのインスタンスが使用できない場合を除きます)。

ORACLE_INSTANCEが作成されていなければ、ORACLE_HOME/opmn/binからopmnctlを実行します。


次の例では、コマンド・シェルでopmnctlを使用してOracle HTTP Serverコンポーネントを起動してから、そのコンポーネントのステータスを確認しています。

> $ORACLE_INSTANCE/bin/opmnctl startproc ias-component=ohs1
> $ORACLE_INSTANCE/bin/opmnctl status
Processes in Instance: instance1
---------------------------------+--------------------+---------+---------
ias-component                    | process-type       |     pid | status  
---------------------------------+--------------------+---------+---------
webcache1                        | WebCache-admin     |   19556 | Alive   
webcache1                        | WebCache           |   19555 | Alive   
ohs1                             | OHS                |    7249 | Alive