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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic ServerメッセージドリブンBeanのプログラミング
11g リリース1 (10.3.6)
B61425-04
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1 メッセージドリブンBeanについて

メッセージドリブンBean (MDB)とは、Java EEアプリケーションが非同期でメッセージを処理できるようにするエンタープライズBeanのことです。MDBは、JMSまたはJCAメッセージ・リスナー(イベントのかわりにメッセージを受信することを除いてイベント・リスナーと同様)として機能します。メッセージは、どのJava EEコンポーネント(アプリケーション・クライアント、別のエンタープライズBean、またはWebコンポーネント)または非Java EEアプリケーションからでも送信できます。

メッセージドリブンBeanの主な特長は以下のとおりです。

メッセージ受信時に、コンテナはメッセージドリブンBeanのonMessageメソッドを呼び出してメッセージを処理します。onMessageメソッドは、ヘルパー・メソッドを呼び出すか、またはセッション/エンティティBeanを呼び出してメッセージ内の情報を処理したり、データベース内に情報を保存します。

メッセージはトランザクション・コンテキスト内のメッセージドリブンBeanに配信することもできます。そうすれば、onMessageメソッドのすべての処理が単一トランザクションに属することになります。メッセージの処理がロールバックされた場合、そのメッセージは再配信されます。

メッセージドリブンBeanを設計する上での選択肢については、「MDBとメッセージング・モデル」を参照してください。

EJB開発プロセス全体については、『Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansバージョン3.0のプログラミング』を参照してください。

JCAベースのMDB

JCA仕様に定義されているとおり、MDBはJCA 1.5準拠のリソース・アダプタからメッセージを受信するように構成できます。MDBがJCAを使用するように構成するには、resource-adapter-jndi-nameデプロイメント記述子を設定します。

詳細は、JCA 1.5仕様と、『Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』の「resource-adapter-jndi-name」を参照してください。