Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発 11gリリース1 (11.1.1.8.3) E49666-03 |
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アクティビティ・グラフ
既存のコネクションやポータル内のオブジェクトとの共有のやり取りに基づいて、ユーザーがコネクションとして関心を寄せている可能性のある人、ポータルおよびコンテンツを提案します。
エンタープライズ・アプリケーションによって収集されたアクション用の集中リポジトリが用意されている、アクティビティ・グラフ・ツールで使用されるエンジン。アクティビティ・グラフに格納されているデータは、ノードのランクの計算、新しいアクションの予想および推奨を行うために分析されます。
管理者
新しいマシンを設定し、WebCenter Portal、Portal Frameworkアプリケーションおよびデータベースを管理し、その他のツール(Fusion Middleware Control、コマンドライン・ツールなど)を操作する人。
WebCenter Portalでは、すべてのポータルのグローバル・オプションを管理および設定します。
Portal Frameworkアプリケーションでは、アプリケーション規模の設定、アセット、ユーザー、ロールを管理します。
管理コンソール
適切な権限のあるユーザーは、Portal Frameworkアプリケーションのデプロイ後もその開発を続けることができます。管理コンソールを使用すると、ユーザーはランタイム・ポータル・リソース(アセットとも呼ばれる)をダウンロードして、さらに開発するためにOracle JDeveloperにインポートしなおすこともできます。これらのアセットをJDeveloperからエクスポートして、デプロイ済アプリケーションにアップロードしなおすこともできます。
Ajax (Asynchronous JavaScript and XML)
既存の標準を使用してサーバーとデータを交換し、ページ全体をリロードせずにWebページを部分的に更新するアプローチ。WebCenter Portal開発者は、UIコンポーネント(ポートレットとページレットを含む)に対してAjaxを使用します。
分析
WebCenter Portalのツールは、ポータルの使用状況やアクティビティをリアルタイムでレポートします。このツールでは、ユーザーはWebCenter Portalのトラフィックや使用状況の追跡および解析ができます。
アプリケーションのカスタマイズ
管理者によって実行され、すべてのユーザーが変更を認識します。これらは、アプリケーションのコードまたはスキーマに対する変更を伴わない、サイトに影響を与えるアプリケーションに対する静的な変更です。
「ユーザーのカスタマイズ」および「パーソナライズ」も参照。
アプリケーション開発フレームワーク(ADF)
Java EEアプリケーション開発の時間を短縮し、容易にするための一連のテクノロジ。同時に、検証済のソフトウェア・パターンの利点を利用して、開発されたアプリケーションがスケーラブルで、パフォーマンスが高いことなどを確認します。
Application Programming Interface (API)
一般的に、Application Program Interface (API)は、メソッド、オブジェクト・クラス、データ構造および変数の仕様を含むソフトウェア・ライブラリのことを指します。APIは、ソフトウェア・コンポーネントが相互に通信するために使用するインタフェースを指すこともあります。Oracle WebCenter Portalでは、ユーザーがサービスやツール、外部アプリケーション、ポータル・コンポーネント、データ・コントロールなどにアクセスできるように、豊富な種類のJava、REST、式言語のAPIが提供されています。
アプリケーション・スキン
アプリケーションの背景色、画面フォント、および一部のスキンではアプリケーションのボタンとアイコンに使用する図形やイメージを指定します。WebCenter Portalでは、管理者がデフォルトのアプリケーション・スキンを選択し、ユーザーは「プリファレンス」ダイアログの「一般」タブでアプリケーション・スキンを変更できます。
アプリケーション・スペシャリスト
ポータル・ビルダーを操作して、ポータルとそのコンテンツを計画、作成、管理することでサイト構造を開発するWebCenter Portalユーザー。アプリケーション・レベルでは、アプリケーション・スペシャリストは、Application Specialist
ロールに付与される権限を持っています。アプリケーション・スペシャリストが作成したポータルにおいて、そのアプリケーション・スペシャリストは、Moderator
ロールで可能なアクションを実行できます。
アプリケーション・テンプレート(JDeveloper)
Oracle WebCenter Portalでは、Portal Frameworkアプリケーションとポートレット・プロデューサ・アプリケーションの2種類のアプリケーションを作成するためのテンプレートを用意しています。テンプレートにより、適切なテクノロジ・スコープを設定し、タグ・ライブラリを追加して、必要になるJavaクラスをクラス・パスに追加することができます。このようにしておくと、関連するコンポーネントがコンポーネント・パレットに取り込まれ、関連するポップアップ・メニューがJDeveloperで使用できるようになります。
「Portal Frameworkアプリケーション・テンプレート」および「WebCenter Portalプロデューサ・アプリケーション・テンプレート」も参照。
認証されたユーザー
WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションにログインしたユーザー。このユーザーの資格証明は、アイデンティティ・ストアに対して検証されます。デフォルトでは、認証されたユーザーは、パブリックな情報にアクセスできます。ページやポートレットなど、セキュアな情報にアクセスするには、ポリシー・ストアと資格証明ストアを介してこのユーザーを認証する必要があります。
ログインしていない、パブリック・コンテンツにのみアクセスできる「パブリック・ユーザー」と対比。
認証
アイデンティティ管理システムを介したユーザーの識別。ADF認証が必要になるのは、ユーザーに対して、Portal Frameworkアプリケーションにのみアクセスできる資格証明を適用する場合であり(アプリケーション内のすべてのADFリソースにそのままアクセス可能)、認証および認可が必要になるのは、ユーザーに対して、Portal Frameworkアプリケーションおよびアプリケーション内のセキュリティ保護されている任意のADFリソースにアクセスできる資格証明を適用する場合です。
ボックス・レイアウト・コンポーネント
Oracle WebCenter Portalのコンポーザを介して使用可能なレイアウト・コンポーネント。WebCenter Portalで作成されたコンテンツの、ページへの配置を可能にするコンテナ。コンポーザでは、ボックスは、破線で構成される矩形としてレンダリングされます。Portal Frameworkアプリケーションでは、これは、Panel Customizableコンポーネントと同等のランタイムです。
BPEL
Business Process Execution Language。エンド・ツー・エンドのプロセス・フローに対して一連の個別のWebサービスを作成するためのXMLベースのマークアップ言語。
ビジネス・ロール・ページ
WebCenter Portalシステム管理者によって作成された、特に組織内の特定のロールに対して提供されるページ。ビジネス・ロール・ページは、タイムリーな関係のある情報を、他のビジネス分野からの関係のない情報のノイズを入れずに個々のロールに配信することによって、特定のロールのユーザーに対してターゲット環境を提供します。ビジネス・ロール・ページには、指定されたロールの下で分類されたユーザーのホーム・ポータルに表示されます。
チェックアウト/チェックイン
ユーザーが、情報をチェックアウトによりロックし、他のユーザーが同じ情報を変更できないようにすることができるメカニズム。これにより、ユーザーが互いに変更を上書きできないようになります。ユーザーが、変更を行った後、その情報をチェックインしてリリースすると、再び他のユーザーがその情報を編集できるようになります。
クロム
処理のアクセス・ポイントを提供するポートレットまたはタスク・フローを囲む視覚的要素。たとえば、「処理」メニュー上のものや、クロム自体内に埋め込まれたもの(最小化アイコンまたはサイズ変更ハンドルなど)があります。
CMIS
Content Management Interoperability Services (CMIS)標準は、アプリケーションが1つ以上のコンテンツ管理リポジトリまたはシステムと連携するために使用できる、ドメイン・モデルおよびWebサービスおよびRestful AtomPubバインディングを定義します。
コンポーザ
ページの移入、改訂および構成を行うためのシームレスに統合された環境。ユーザーはページ・レイアウトやコンテンツを簡単に構築または改訂できます。また、タスク・フロー、ポートレット、コンテンツおよびその他のオブジェクトなどの様々なコンポーネントをページに追加し、これらのコンポーネントをリンクしてより関連性のあるパーソナライズされた情報ビューを実現する手段が提供されます。
コンテンツ統合ツール
開発者が、データ・コントロールを作成するなどにより、コンテンツ・リポジトリからコンテンツを表示できるようにするために、WebCenter Portalのツールとサービスで提供されるツール。
コンテンツ・リポジトリ
作成者ベースのバージョニング、全文検索、コンテンツのカテゴリ化および属性などを提供する、専用ストレージおよび管理メカニズム。コンテンツ・リポジトリは、構造化されていない情報の格納用に最適化されており、データ・リポジトリと区別されます。
コンテンツ・リポジトリ・データ・コントロール
コンテンツ・リポジトリを介して供給されるデータ・コントロール。Portal Frameworkアプリケーションでは、Oracle Portal、Oracle WebCenter Content、Javaコンテンツ・リポジトリ(JCR)標準をサポートするサード・パーティのリポジトリ、およびローカル・ファイル・システムなどのコンテンツ・リポジトリ用に、コンテンツ・リポジトリ・データ・コントロールを作成できます。
資格証明プロビジョニング・ページ
外部アプリケーションに対する認証に使用されるJSF (*.jspx
)ページ。実行時に、資格証明プロビジョニング・ページには、外部アプリケーション登録で指定されたデータ・フィールドから成るログイン・データ・フィールドが表示されます。ログイン情報はプロデューサに渡され、プロデューサはログイン値を外部アプリケーションに渡します。アプリケーションは、リクエストされたポートレットをプロデューサに提供します。
認証後、ユーザーのログイン資格証明は資格証明ストアに保存され、それ以降のセッションではその情報が提供されます。情報に変更がなければ、ユーザーは資格証明を1回のみ提供します。
資格証明ストア
関連ドメインのためのログイン資格証明用のストレージを提供します。ユーザーが外部アプリケーションに対する認証のために提供するログイン資格証明も保存します。通常、資格証明ストアは、単一論理ストアとしてポリシー・ストアと結合されます。
資格証明ストアに格納された資格証明は、後続のログイン時に認証のために使用されますが、このストアの主要な機能は、これらのアカウントの認可を提供することです。
カスタム・アクション
ヘッダー上またはタスク・フローを囲むShow Detail Frameコンポーネントの「処理」メニュー上でレンダリングされるアイコンまたはメニュー・アイテム。カスタム・アクションでは、作成時にタスク・フローで定義されたアクションを表すことができます。たとえば、設計時に、開発者はカスタム・パーソナライズ設定を使用してタスク・フローを作成できます。実行時に、ユーザーは、タスク・フローの周りのクロム(またはShow Detail Frame)に表示される「処理」メニュー・アイテムまたはアイコンを介してこれらの設定にアクセスできます。
カスタム属性
WebCenter Portalのカスタム属性では、組込み属性によって提供される情報に加えて、情報を指定できます。カスタム属性を使用すると、渡されるパラメータに基づいて、ポータル内のコンポーネントのコンテンツを決定できます。たとえば、顧客IDを渡すことによって、特定の顧客のデータを表示することができます。カスタム属性は、customerId=400、orderId=11、userName=Smithなど、単純な名前と値のペアです。カスタム属性は、ポータル・テンプレート内に格納されます。
カスタム表示テンプレート
コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートは、コンテンツ・プレゼンタがPortal Frameworkアプリケーション・ページ上でコンテンツ・アイテムをレンダリングする方法を定義するJSFFファイル(JSFページ・フラグメント)です。WebCenter Portalにはデフォルトの表示テンプレートがいくつか装備されており、これらを使用してすぐに作業を開始できるほか、独自のテンプレートを作成できます。
カスタマイズ可能コンポーネント
WebCenter Portalコンポーネントの1つ。エンド・ユーザーが、コンポーネント内のコンテンツ上で移動、最小化、リストア、または削除といったパーソナライズを実行できるように、実行時にページに追加することができます。カスタマイズ可能コンポーネントは、Panel CustomizableコンポーネントおよびShow Detail Frameコンポーネントです。
データ・コントロール
ビジネス・サービスのデータ・モデルの抽象化を提供するメカニズム。ADFデータ・コントロールは、クライアントおよびWebアプリケーション・コントローラがデータ・オブジェクト、コレクション、メソッドおよび操作にアクセスする一貫したメカニズムを提供します。
デフォルト言語(アプリケーションレベル)
WebCenter Portalにユーザーがログインするときに使用される、システム管理者が指定する表示言語。管理者は、アプリケーションレベルのデフォルト言語を「管理」ページの「一般」タブで設定できます。個々のユーザーは、自身のユーザーレベルのデフォルト言語を「プリファレンス」ダイアログの「一般」タブで設定できます。
デフォルト言語(ユーザー・プリファレンス)
ユーザーがWebCenter Portalにログインするときにレンダリングされる、ユーザー指定の表示言語。ユーザーが別のデフォルト言語を指定するまで、この言語の選択が持続します。この言語は、セッション言語によってオーバーライドすることができますが、セッションCookieが消去されるか期限切れになったときにデフォルト値に戻ります。この値は、「プリファレンス」ダイアログの「一般」で設定されます。
デプロイメント・プロファイル
アプリケーション・デプロイメントで使用されるファイルで、次のタイプの情報を指定します。
パッケージ化されるソース・ファイル、デプロイメント・ディスクリプタ、その他の補助ファイル
作成するアーカイブのタイプおよび名前
依存情報
プラットフォーム固有の指示
その他の情報
デザイン・ビュー(コンポーザ)
コンポーザ内のビューで、ページとコンテンツがWYSIWYGで表示され、各コンポーネントのコントロールを直接選択できます。リソース・カタログがページの右側にインライン表示され、そこからページに追加するコンポーネントを選択できます。
「構造ビュー(コンポーザ)」および「選択ビュー(コンポーザ)」も参照してください。
デバイス・グループ
同様の表示要件を共有するデバイスの集合のことです。WebCenter Portalにはデフォルトで、いくつかの事前構成済デバイス・グループ(デスクトップ・ブラウザ、iOS電話、Android電話、iOSタブレット、Androidタブレット)が付属しています。
検出可能なポータル
検索などを介して、WebCenter Portalにログインしたユーザーが検出できるポータル。パブリックまたはプライベートなポータルはすべて検出可能です。検出可能なポータルは、「表示」リストから「すべてのポータル」を選択したときに、「ポータル」ページに表示されます。ポータルに参加したいユーザーは、セルフサービス(有効になっている場合)を使用するかポータル・モデレータに連絡して、メンバーシップをリクエストできます。
表示言語
ボタン、フィールド・ラベルおよび画面テキストなどのアプリケーション・ユーザー・インタフェース要素をブラウザでレンダリングする際の言語を制御します。WebCenter Portal表示言語設定の優先順位は、弱いものから強いものの順に、ブラウザ設定、アプリケーション設定、ポータルのデフォルト言語、ユーザー・プリファレンス設定、「言語の変更」タスク・フロー、グローバル言語スイッチャ(パブリックcookie)となっています。
ドキュメント・ページ
ポータルおよびホーム・ポータルに表示されるシステム・ページで、「ドキュメント・エクスプローラ」タスク・フローを介してファイルおよびフォルダを管理するためのコントロールを提供します。
ドキュメント
ページにフォルダおよびファイルを表示するための様々なフォーマットを提供します。フォルダやファイルへのアクセス、追加および管理機能、ファイル・プロパティやフォルダ・プロパティの構成および表示機能、および接続されているコンテンツ・リポジトリのファイルやフォルダの内容の検索機能を提供するアプリケーションに適切なタスク・フローを選択できます。
ドメイン
WebLogic Serverインスタンスの基本的な管理単位です。Oracle WebCenter Portal開発者がJDeveloperを使用して、DefaultDomain内で管理される統合WebLogic Serverにデプロイします。本稼働のためには、Oracle WebCenter Portalの各部を管理対象サーバー・インスタンスにデプロイします。ドメインには管理対象サーバーを必要な数だけ指定できます。管理対象サーバーは、テスト環境、ステージング環境または本番環境、あるいは3つすべての環境でアプリケーションを実行するように構成できます。
EAR
エンタープライズ・アーカイブ・ファイル。Java EEアプリケーション・サーバーでアプリケーションのデプロイに使用されるJava EEアーカイブ・ファイルです。Portal Frameworkアプリケーションは、アプリケーションと個々のランタイム・カスタマイズを含む汎用EARファイルと、アプリケーション・サーバーへのデプロイ用のアプリケーションのみを含むターゲットEARファイルの両方を使用してデプロイされます。EARファイルは、開発からテスト、テストから本番へアプリケーションを移行する際に発生する可能性のあるエラーを減らすことで、アプリケーションのデプロイメントを簡略化します。
ECMAScript
ECMA-262仕様に従って、Ecma Internationalによって標準化されたスクリプト・プログラミング言語。しばしば、JavaScriptまたはJScriptと呼ばれ、どちらもECMA-262仕様の拡張です。
デフォルト編集モード
(JSR 286ポートレットのみ。)JSR 286ポートレットのパーソナライズを可能にするポートレット・モード。デフォルト編集モードは、JSR 286ポートレットのプロパティ用の表示モード。Portal Frameworkアプリケーションでは、デフォルト編集モードがポートレットの「アクション」メニューに「カスタマイズ」コマンドとして表示されます。
「編集モード」も参照。
EL
式言語。Java EE Webコンテナに入っているアプリケーション・データを取得および操作するための演算子を提供することにより、Webアプリケーション・データで処理する簡単な表記法を提供します。Portal Frameworkアプリケーションでは、EL式は#{と}で囲まれ、通常は、#{object.data}の形式になります。ここで、objectは、Java EE Webコンテナのページ、リクエスト、セッションまたはアプリケーションの有効範囲にある任意のJavaオブジェクトまたはOracle ADFコンポーネントを表します。
イベント
会議や予定などのスケジュールのためのカレンダを提供します。WebCenter Portalは、特定のポータルに関連するイベントを記録するカレンダが用意されています。個々のユーザーが自身のホーム・ポータルで個人用のカレンダにアクセスできるように、Microsoft Exchange Serverでイベントを統合することもできます。個人用のカレンダは、Portal Frameworkアプリケーションでも使用可能です。
有効期限ベースのキャッシュ
保持期間を使用して、アイテムがキャッシュ内で有効である期間を指定するキャッシュ方法。この期間が経過すると、更新が必要になります。保持期間を経過してからアイテムに対するリクエストが発生したとき、そのアイテムはキャッシュ内で更新されます。
「有効化ベースのキャッシュ」も参照。
外部アプリケーション
シングル・サインオン・サーバーに認証を委譲しないアプリケーション。かわりに、アプリケーション・ユーザーの名前とパスワードを要求するHTMLログイン・フォームが表示されます。最初のログイン時に、ユーザーは、これらの資格証明をシングル・サインオン・サーバーで取得するように選択することができます。その後、これらのアプリケーションに透過的にログインされます。
ファーム
Fusion Middleware Controlによって管理されるコンポーネントのコレクション。ファームには、管理対象サーバー・ドメイン、およびそのドメインでインストール、構成および実行されるその他のOracle Fusion Middlewareシステムのコンポーネントを含めることができます。
Portal Frameworkアプリケーション
Portal Frameworkアプリケーションは、WebCenter PortalのOracle JDeveloper用拡張機能を使用してADFの最上部に構築されます。このアプリケーションにより、Webコンテンツ、ポートレットおよび共同サービスが、エンド・ユーザー向けに結合されます。開発者および管理者は、組織内での役割やスキルのレベルに応じて、Portal Frameworkアプリケーションを作成できます。
ポータルには、ページ階層、ナビゲーション・モデルおよび委任管理も含まれます。
Portal Frameworkアプリケーション管理者
Portal Frameworkアプリケーションの管理および保守を担当する管理者。たとえば、管理者はアプリケーション規模のオプションの設定、アセットの管理、権限の付与と取消しを実行できます。
さらに、Fusion Middlewareの管理、Portal Frameworkアプリケーションのデプロイ、Fusion Middleware Controlを介したFrameworkアプリケーションおよびその他のWebCenter Portalコンポーネントに対する進行中の管理タスクの実行も担当します。
Portal Frameworkアプリケーション開発者
Oracle Application Development Framework、Oracle JDeveloperおよびWebCenter Portalのツールとサービスを使用して、Portal Frameworkアプリケーションを計画、構築および保守する開発者。
Portal Frameworkアプリケーション・テンプレート
サイト・ナビゲーション、ページ階層、委任管理、ページ・テンプレートなどのWebCenter Portal Framework機能を含む、JDeveloperテンプレート。
「アプリケーション・テンプレート(JDeveloper)」および「WebCenter Portalプロデューサ・アプリケーション・テンプレート」も参照。
Fusion Middleware Control
Oracle WebCenter Portalをインストールするときにデプロイされるブラウザベースの管理アプリケーション。Fusion Middleware Controlから、ファーム(Oracle WebCenter Portalなど)を監視および管理できます。
ホーム・ポータル
個人コンテンツの格納、ノートの記録、割当ての表示と対応、オンラインの友人リストの保守、および一意の作業日に関連する多数のその他のタスクの実行のために、各ユーザーにプライベート・ポータルを提供するWebCenter Portal内の作業領域。ユーザーは、追加の個人用ページおよびカスタム・コンテンツを作成することにより、この環境を拡張することもできます。
HTMLマークアップ・レイアウト・コンポーネント
コンポーザを介して使用可能なレイアウト・コンポーネント。ページ上にRaw HTMLとJavaScriptマークアップをインラインでレンダリングする単純なHTMLコンポーネント。
ハイパーリンク・レイアウト・コンポーネント
コンポーザを介して使用可能なレイアウト・コンポーネント。内外のWebページへのリンク。Portal Frameworkアプリケーションの設計者にとって、これは、実行リンク・コンポーネントと同等のランタイムです。
アイデンティティ伝播
Portal Frameworkアプリケーションおよび関連するコンテンツ・リポジトリに対して、このオプションを選択すると、アプリケーションとプロセス全体にわたる現在のユーザーのアイデンティティの伝播が可能になります。伝播されたアイデンティティは受信者の側で検証され、ロール・ベースのアクセス制御の割当てなどの決定を下すために使用されます。
イメージ・レイアウト・コンポーネント
コンポーザを介して使用可能なレイアウト・コンポーネント。ハイパーリンクを組み込むことができる図。Portal Frameworkアプリケーションの設計者にとって、これは、イメージ・リンク・コンポーネントと同等のランタイムです。
初期化パラメータ
標準JSR 286ポートレットの起動時に初期化されるパラメータ。初期化パラメータは、JNDI (Java Naming and Directory Interface)変数に代わるもの。JNDIのかわりに初期化パラメータを使用して、ポートレットの様々なコンポーネント(たとえば、サーブレットや他のポートレット)すべての動作を互換性のある方法で構成します。WebCenter Portalのツールとサービスでは、初期化パラメータはportlet.xml
ファイルに入力されます。
統合開発環境(IDE)
エディタ、デバッガ、スクリーン・ペインタ、オブジェクト・ブラウザなどを含むビジュアル・アプリケーション開発ツール。Oracle JDeveloper IDEは、タスク・フロー、データ・コントロール、マネージドBean、シナリオなどのカスタム・ポータル・コンポーネントを構築するための完全な機能を備えた環境を提供します。
統合WebLogic Server
Portal Frameworkアプリケーションのデプロイをローカル・コンピュータ上で事前テストするためのプラットフォームとして使用されるWebLogic Serverインスタンス。統合WebLogic Serverには、事前構成のポートレット・プロデューサといくつかの有用な事前構築のポートレットも含まれます。
反復開発
反復開発では、統合WebLogic ServerでPortal Frameworkアプリケーションを実行しながら、このアプリケーションに変更を加え、ブラウザの現在のページをリフレッシュするだけで、その変更の効果を確認できます。反復開発機能は、特定の最適化機能を無効にすることにより動作します。反復開発機能により、開発者はPortal Frameworkアプリケーションを作成する際、より迅速かつ効率的に作業できるようになります。
Javaポートレット仕様
ポータル・サーバーのコンポーネントの開発方法を標準化。この仕様は、一般的なポートレットAPIと、パーソナライズ、プレゼンテーションおよびセキュリティの機能を提供するインフラストラクチャを定義します。このAPIを使用し、仕様に準拠するポートレットは、製品にとらわれず、仕様に準拠するどのポータル製品にもデプロイできます。「JSR 286」も参照。
JSF
JavaServer Faces。Webアプリケーションを作成するための標準Javaフレームワーク。Java Webユーザー・インタフェースへのコンポーネント中心のアプローチを提供することで、開発を簡略化します。JSFは、プログラミングの柔軟性をもたらす豊富で堅牢なAPIを提供し、Model-View-Controller (MVC)設計パターンをアーキテクチャに統合することにより、保守性のより高いアプリケーションをうまく設計できるようにします。JSFは、Javaコミュニティ・プロセスを介して開発されたJava標準であるので、Oracle JDeveloperのような開発ツールは十分に強化され、使いやすく、ビジュアルで生産的なJSF開発環境を実現します。
JSF JSP
JavaServer Faces JavaServer Page。JSF JSPは、ユーザー・インタフェースにOracle ADF Facesコンポーネントをサポートし、ページ・ナビゲーションにはJSFテクノロジをサポートする点で、プレーンJSPとは異なります。JSF JSPページは、ページ内のコンポーネントのADFモデル・バインディング機能を使用することにより、Oracle Application Development Framework (ADF) (Oracle ADF)の利点を活用します。
JSP
JavaServer Page。Webページに対して簡単なプログラムによるインタフェースを提供するサーブレットの拡張機能。JSPは、専用のタグとWebやアプリケーション・サーバー上で実行される埋込みJavaコードが含まれたHTMLページです。HTMLページに動的機能を与えます。最初にリクエストされたときに実際にサーブレットにコンパイルされ、サーブレット・コンテナ内で稼働します。
「JSPタグ」も参照。
JSR 286
Java Specification Request (JSR) 286。Javaを使用して標準ベースのポートレットを構築するための一連のAPIを定義します。この仕様に準拠して構築されたポートレットは、ポータルにローカルにレンダリングするか、またはWSRPコンテナにデプロイしてリモートでレンダリングできます。詳細は、http://jcp.org/en/jsr/detail?id=286
を参照してください。
キーストア
認証やデータ整合性に使用される、使用可能な公開鍵および秘密鍵の情報を提供するファイル。また、ピアの証明書の検証に必要なユーザー資格証明およびトラスト・ポイントも、キーストア内にセキュアに格納されます。
ナレッジ・ワーカー
コンテンツの提供と他のユーザーのコンテンツのレビューを主に担当するWebCenter Portalユーザー。アプリケーション・レベルでは、ナレッジ・ワーカーはAuthenticated-User
ロールに付与される権限を持っています。ポータル・レベルでは、ナレッジ・ワーカーにはViewer
またはParticipant
ロールが割り当てられる可能性があります。
レイアウト・コンポーネント
指定したページの有用性と外観を強化するオブジェクト。レイアウト・コンポーネントには、レイアウト・ボックス、リッチ・テキスト・エディタ、イメージ、ハイパーリンクなどが含まれます。
Layout Customizableコンポーネント
コンポーザ・タグ・ライブラリに提供されるコンポーネントの1つ。ユーザーが、事前定義されたレイアウト(たとえば、2列、3列、2行など)のセットから選択し、それをページに適用することを可能にします。ユーザーは、これらのレイアウトをページの特定の領域またはページ全体に適用することができます。
ライフ・サイクル
ポータルまたはPortal Frameworkアプリケーションの設計時環境での作成とテスト、本番システムへのデプロイ、および定期的なメンテナンス(パフォーマンスの監視やカスタマイズ・データの移行など)のプロセス。ポータルまたはPortal Frameworkアプリケーションのライフ・サイクルには、さらなる拡張の実行、再ステージングおよび本番システムへの再デプロイも含まれます。
管理対象サーバー
本番環境では、管理対象サーバーによりアプリケーションおよびこれらのアプリケーションに必要なリソースがホストされます。ドメインは、Oracle WebLogic Serverリソースの論理的に関連付けられたグループであり、任意の個数の管理対象サーバーが属することができます。これらのサーバーは管理サーバーによりホストされます。
MDS
Oracle Metadata Services。Application Development Framework (ADF)のコア・テクノロジ。MDSは、メタデータを拡張可能でカスタマイズ可能な形で定義および使用するための統一アーキテクチャを提供します。
MDSリポジトリ
アプリケーション・サーバーであるとともに、これらの領域にファイルベースのリポジトリ、ディクショナリ表(組込み関数からアクセス)およびメタデータ・レジストリのメタデータが保存されているOracleリレーショナル・データベースでもあります。MDSの主な用途の1つは、Oracleアプリケーションのカスタマイズおよび永続的なパーソナライズの内容を格納することです。
メタデータ
タイトル、作成者、セキュリティ・グループなどのコンテンツ・アイテムに関する情報。メタデータは、コンテンツ・アイテムを記述、検索およびグループ化するために使用されます。コンテンツ情報ともいいます。
モデレータ
特定のポータルを管理する責任を持つWebCenter Portalユーザー。ポータル・モデレータは、メンバーの追加と削除、新しいメンバーの招待、自己登録の有効化、ポータル・メタデータの提供と更新、およびポータルで利用できるツールとサービスの管理を実行できます。
移動可能ボックス・レイアウト・コンポーネント
コンポーザを介して使用可能なレイアウト・コンポーネント。WebCenter Portalで作成されたコンテンツの、ページへの配置を可能にするコンテナ。移動可能ボックスは、そのコンテンツとともに、ページ上で移動することができます。Portal Frameworkアプリケーションの設計者にとって、これは、Show Detail Frameコンポーネントと同等のランタイムです。
MVC
Model-View-Controller。多くの場合、同じデータの複数のビューを保持する機能を必要とするアプリケーションによって使用される標準的な設計パターン。MVCパターンを使用するには、データを保持するモデル、データのすべてまたは一部を表示するビュー、モデルまたはビューに影響するイベントを処理するコントローラという3つのカテゴリのいずれかに各オブジェクトを整然と分類することが重要です。この分類により、複数のビューおよびコントローラが同じモデルとインタフェースをとれるようになります。ポートレットなどの以前は存在しなかった新しいタイプのビューおよびコントローラでも、モデルの設計を変更せずにモデルとインタフェースをとることができます。
ナビゲーション
WebCenter Portalには、ポータル・ナビゲーションを作成する3つのナビゲーション・コンポーネントが用意されています。これらのコンポーネントは、ブレッドクラム・ナビゲーション、メニュー・ナビゲーションおよびツリー・ナビゲーションです。
ナビゲーション・モデル
ナビゲーション・モデルは、ナビゲーション・ユーザー・インタフェースにデータを提供し、ポータルのアセット(ページ、ページ階層、タスク・フロー、外部サイト、ポートレットおよびその他のエンティティ)へのナビゲーションを可能にします。
通知
電話、メール、ワークリストなどの様々なメッセージ・チャネルにわたって通知をトリガーする自動化された手段を提供します。ユーザーがサブスクライブしているポータル・オブジェクトおよびアプリケーション・オブジェクトが変更されると、メッセージをトリガーします。
OmniPortlet
WebCenter Portalのツールとサービスのコンポーネントで、ポートレット、コンテンツ統合、カスタマイズのようなポータル同様の機能をOracle ADF Facesアプリケーションに挿入できます。
Oracle ADF
Oracle Application Development Framework。Java EEアプリケーション開発の時間を短縮し、容易にするための一連のテクノロジ。同時に、検証済のソフトウェア・パターンの利点を利用して、開発されたアプリケーションがスケーラブルで、パフォーマンスが高いことなどを確認します。
Oracle Access Manager (OAM)
Oracle Access Managerは、Oracleのアイデンティティ管理およびセキュリティ用のエンタープライズ・クラス製品スイートの一部であり、WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーションに対する複数のシングル・サインオン・オプションを含む、広範なアイデンティティ管理機能およびセキュリティ機能を提供します。OAMは、Oracle WebCenter Portal 11gのインストールに推奨するシングル・サインオン・ソリューションです。
Oracle ADF Faces
Oracle ADF Facesは、新しいJavaServer Faces JSR (JSR 127)に基づいたユーザー・インタフェース・コンポーネントを豊富に揃えたセットです。Oracle ADF Facesには、データ表、階層型の表、カラー・ピッカーおよび日付ピッカーなどの組込み機能を持つ各種ユーザー・インタフェース・コンポーネントが用意されており、これらはアプリケーション内でカスタマイズや再利用が可能です。
Oracle Enterprise Manager
管理者がOracle Fusion Middlewareのサービスを一元的に管理できるようにするコンポーネント。管理者はEnterprise Managerを使用して、Portal Frameworkアプリケーションを構成、管理および監視します。
Oracle HTTP Server (OHS)
Hypertext Transfer Protocol (HTTP)を使用するWebトランザクションを処理するソフトウェア。OracleではApache Groupが開発したHTTPソフトウェアを使用します。
Oracle Internet Directory
OracleのLDAP V3準拠のLDAPサーバー。ユーザーおよびグループをプロビジョニングするためのリポジトリとして使用されます。デフォルトでは、分散しているユーザーおよびネットワーク・リソースについてのOracle Internet Directory情報と照らし合せて、Oracle Single Sign-On (OSSO)がユーザー資格証明を認証します。Oracle Internet Directoryによって、LDAPバージョン3に、Oracleデータベースの高度なパフォーマンス、スケーラビリティ、堅牢性および可用性が取り込まれます。
Oracle JDeveloper
Oracle JDeveloperは、Java、XMLおよびSQLの最新の業界規格を使用してアプリケーションおよびWebサービスを構築するための統合開発環境です。開発者は、Oracle JDeveloperを使用して、Javaポートレット、Portal Frameworkアプリケーション、ポートレット、スキン、ポータル・テンプレート、タスク・フロー、mBeans、データ・コントロールなどを作成できます。
Oracle JSF Portlet Bridge
Oracle JSF Portlet Bridgeでは、JSR 329に基づきかつ準拠して、アプリケーション開発者がJSFアプリケーションまたはタスク・フローをJSR 286ポートレットとして公開し、別のアプリケーションで消費することができます。
Oracle Secure Enterprise Search (SES)
統合されたランキング結果を含む、パブリックでセキュアなデータに対して使いやすい検索を提供します。Portal Frameworkアプリケーションの場合、Oracle SESがデフォルトの推奨検索プラットフォームとして設定されます。
WebCenter Portalの場合、WebCenter Portalの内部ライブ検索アダプタがデフォルトの検索プラットフォームとして設定されます。ただし、大規模な実装で最高のパフォーマンスを得るには、Oracle SESを使用するように構成することが必要です。
Oracleシングル・サインオン(OSSO)
ユーザーが単一のユーザー名とパスワードを使用してOracle Fusion Middleware製品群のすべての機能、および他のWebアプリケーションにログインできるようにするコンポーネント。
Oracle WebCenter Content
コンテンツ・ライフサイクルのすべてのフェーズ(作成と承認から公開、検索、失効およびアーカイブや配置に至るまで)を管理する、柔軟かつセキュアで集中化されたWebベースのリポジトリを提供します。コントリビュータが、ネイティブ・デスクトップ・アプリケーションからコンテンツを簡単に提供し、リッチ・ライブラリ・サービスを介してビジネス・コンテンツを効率的に管理し、Webブラウザを使用してどこからでもそれらのコンテンツに安全にアクセスできます。コンテンツ・タイプに関係なく、すべてのコンテンツが、管理、再利用およびアクセスのためにWebリポジトリまたはデータベースに保存されます。
Oracle WebCenter Contentサーバー
チェックインとチェックアウト、リビジョン管理およびWeb対応フォーマットでの自動公開を含む、セキュリティ保護されたビジネス・ライブラリを構築するためのコンテンツ・リポジトリ。権限のあるユーザーは、現在の情報をいつでも、どこでも使用できます。
Oracle WebCenter Content Serverは、Oracle WebCenter Contentのコンポーネントです。
Oracle WebCenter ContentのSite Studio
企業規模のWebサイトを設計、構築およびメンテナンスする包括的なアプローチを提供する強力で柔軟なWeb開発アプリケーション・スイート。Site Studioでは、Oracle WebCenter Content: Content ServerをWebサイトのメイン・リポジトリとして使用します。
WebCenterでは、コンテンツ・プレゼンタとSite Studioを統合することにより、Site Studioリージョン・テンプレートまたはカスタム・コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートで、Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルの作成、アクセス、編集および表示を実行することができます。
Oracle WebCenter Portal Framework
WebCenter Portal Frameworkアプリケーションは、ナビゲーション、ページ、ページ・テンプレート、コンテンツ統合などのポータル機能を含む、標準のADF Webアプリケーションです。
OTN
Oracle Technology Network. オンラインのOracleテクニカル・コミュニティ。Oracleに基づくアプリケーションを構築するための多様な技術上のリソースを提供します。http://www.oracle.com/technetwork
でOTNにアクセスできます。
Page Customizableコンポーネント
実行時にページの編集可能な領域を定義するコンポーザ・タグ・ライブラリに提供されているコンポーネント。この領域内では、ユーザーはコンポーネントのプロパティの編集、ページにコンテンツの追加、コンテンツの配置などができます。
ページ階層
親子関係でページを関連付ける、Portal Frameworkアプリケーション内のモデルで、任意のページが1つ以上のサブページを持つことがでます。この親子モデルは、ポータルの全体の構成の定義に役立つだけでなく、子ページがその親からセキュリティ・ポリシーを継承することを許可します。
ページ・パラメータ
ページのコンポーネントに渡すことができる値を格納するために使用することができるページに関連付けられたパラメータ。それはまた、ページがそのURLを介して値が取れるようにします。ページ・パラメータは、PageDef.xml
の最上部にある<parameter>
タグを使用して定義されます。ページ・パラメータはページ変数にバインドできます。
ページ・スキーム
ページで使用される背景イメージを決定します。WebCenter Portalには、複数のデフォルト・ページ・スキームとカスタム・ページ・スキームを指定するためのオプションが用意されています。
ページ・スタイル
1列または2列など、初期ページ構造を決定します。一部のデフォルト・ページ・スタイルには、特定の目的に役立つタスク・フロー、コンポーネントおよびページ・プロパティも含まれています。たとえば、テキスト・ページ・スタイルを使用して作成されたページには、テキスト・レイアウト・コンポーネントが含まれています。
ページ・テンプレート
全ページにわたって共通にするビュー・エレメントを指定できます。ページ・テンプレート・ファイルとは、ADFレイアウト・コンポーネントやその他のエレメントを持つJSPXファイルのことをいいます。一般に、ページ・テンプレートは、ヘッダー、フッターおよびコンテンツ領域によりページ・レイアウトを定義します。また、ページ・テンプレートでは、通常、ページのナビゲーションUIの配置とスタイルを指定します。
ページ変数
パブリック・ポートレット・パラメータをページにバインドする変数。ページ変数は、PageDef.xml
の<variableIterator>
内で定義されます。1つのページ変数を、複数のパブリック・ポートレット・パラメータにバインドできます。
Panel Customizableコンポーネント
コンポーザ・タグ・ライブラリに提供されているコンポーネントの1つ。実行時にカスタマイズできるOracle ADFコンポーネントおよびポートレットのグループのためのコンテナ・リージョンを提供します。子コンポーネントとしてPanel Customizableコンポーネントに追加された任意のShow Detail Frameコンポーネントおよびポートレットは、Panel Customizableコンポーネントを使用して移動または最大化することができます。
親コンポーネント
タスク・フローを含むBox layoutコンポーネントのような、他のコンポーネントを含むコンポーネント。Boxは、タスク・フローの親コンポーネントです。対照的に、タスク·フローは、Boxの子コンポーネントです。
「子コンポーネント」も参照。
参加者
ポータルのコンテンツを操作できるWebCenter Portalユーザー。参加者は、ドキュメントのアップロードと共有、他のメンバーとのチャットの開始およびチャットへの参加、ディスカッション・トピックの作成、リストの新規作成または既存のリストの表示を行うことができます。
PDK-Java
Java Portlet Developer Kit。WebCenter Portalのツールとサービスを使用してWebコンテンツとアプリケーションを構築および統合するための開発用フレームワーク。ポータルの開発を簡略化する際に役立つツールキット、サンプルおよび技術記事が含まれています。既存のJavaサーブレット、JSP、URLでアクセス可能なコンテンツおよびWebサービスを使用して、それらをポートレットにすることができます。一般的には、外部の開発者とベンダーが、ポートレットとサービスを作成するために使用します。
ピープル・コネクション
企業のコネクションの作成、そのコネクションでのやり取り、アクティビティの追跡を行うためのソーシャル・ネットワーキング・ツールを提供します。
「アクティビティ・ストリーム」、 「コネクション」、「フィードバック」、「メッセージ・ボード」および「プロファイル」も参照。
WebCenter Portalのパーソナライズ
自分のアプリケーション内のコンテンツを、選択した条件に基づいて対象となるユーザーに配信できます。WebCenter Portalのパーソナライズはまた、動的アプリケーション・フローを指定するための宣言的手段を提供します。
投票
ユーザーが自分のポータル・ページでオンライン投票を作成、編集および実施できるようになります。投票では、オーディエンスの意見、経験レベルなどの調査、重要情報を覚えているかどうかの確認、およびプレゼンテーションの効果に関するフィードバックの収集を実行できます。
ポータル・ビルダー
WebCenter Portalのポータルの作成、編集および管理領域で構成されます。ポータル・ビルダーでは、ポータルを作成し、ページ・エディタ(コンポーザ)でポータルのページを追加および編集し、ポータル所有者として1つのポータルを管理できます。システム管理者は、すべてのポータルを管理できるポータル・ビルダー管理領域にアクセスできます。
「ポータル」ページ
現在ログインしているユーザーが使用できるすべてのポータルのリストを表示する、ポータル・ビルダー内の事前定義済ページ。ユーザーは、「すべてのポータル」を表示するのか、自分がメンバーになっているポータルのみを表示するのか(「参加済」)、自分がモデレータになっているポータルのみを表示するのか(「モデレート」)、全員がアクセスできるポータルを表示するのか(「パブリック」)、検出可能になっているポータルを表示するのか(「検出可能」)を選択できます。
ポートレット
多数の異なるソースからコンテンツを描画できる再利用可能なWebコンポーネント。ポートレットでは、他のWebサイトからの抜粋の表示、主要情報のサマリーの生成、検索の実行および多様なデータ・ソースの情報を収集したコレクションへのアクセスなどを実行できます。共通のページに様々なポートレットを配置できるため、コンテンツが複数のソースから導出されている場合でも、ユーザーは単一のソースとして利用できます。ポートレット・リソースには、そのまますぐに使用できる多数の構築済のポートレットや、WebCenter PortalのJSR 286、PDK-Javaポートレット・ウィザードおよびその他のポートレット構築ツールを使用して構築されたプログラム的なポートレットが含まれます。
ポートレット・フィルタ
JSR 286の機能の1つ。ポートレットへのリクエストとポートレットからのレスポンスの両方で情報のオンザフライ変換を許可します。ポートレット・フィルタは、ポートレット・リクエストおよびポートレット・レスポンスの内容を変換できる再利用可能なコード部分です。
事前定義済ページ
特定の機能を実行するためにWebCenter Portalで作成したページ。事前定義済ページの例として、「ようこそ」ページ、「検索」ページおよび「ドキュメント」ページがあげられます。
デプロイ前ツール
Portal Frameworkアプリケーションのユーティリティで、Oracle JDeveloperでアプリケーションに追加した新しいプロデューサ登録を使用してターゲット・システムを構成することを支援します。アプリケーションをデプロイする前に、このユーティリティを実行する必要があります。また、デプロイメント後に、たとえばカスタマイズをエクスポートおよびインポートする場合に、メタデータをステージングから本番に移行するためにこのユーティリティを使用することもできます。このツールを使用すると、ランタイム・カスタマイズを移行できるようにするためにMDSリポジトリの場所を定義することができます。
プロデューサ
ポートレット・コンシューマ(Portal Frameworkアプリケーションまたはポータルなど)間の通信リンク。ポートレットをレンダリングする際、コンシューマ・アプリケーションではそのポートレットのプロデューサをコールし、次にプロデューサがそのポートレットを実行して、その結果をポートレット・コンテンツの形で返します。1つのプロデューサには、1つ以上のポートレットが含まれます。1つのポートレットは、1つのプロデューサにのみ含めることができます。
WebCenter Portalのツールとサービスは、2つのタイプのプロデューサをサポートします。
Oracle PDK-Javaプロデューサ: Java EEアプリケーション・サーバーにデプロイされます。多くの場合、サーバーはリモートで、HTTPでSimple Object Access Protocol (SOAP)を介して通信します。
Web Services for Remote Portlets (WSRP): ユーザーを対象とした視覚的なWebサービスを、ポータルまたは他の中間Webアプリケーションにプラグ・アンド・プレイできるようにするWebサービスの標準。その標準性により、特定の言語(JSR 286、.NET、Perlなど)をベースとする標準対応のコンテナと任意のWSRPポータル間の相互運用が可能です。WSRP対応のコンテナにデプロイされたポートレットは、その言語に関係なく、この標準をサポートするあらゆるアプリケーションでレンダリングできます。
パブリック・ユーザー
ポータルまたはFrameworkアプリケーションにアクセス可能であるが、ログインしていないユーザー。パブリック・ユーザーは、パブリックとして指定されたすべてのページを表示できますが、そのコンテンツをパーソナライズまたは編集することや、なんらかのアクセス制御があるページを表示することはできません。
「認証されたユーザー」と対比。
アセット
ポータルの構造、ルック・アンド・フィールまたはコンテンツを定義するオブジェクト。アセットには、ページ・テンプレート、ナビゲーション・モデル、リソース・カタログ、スキン、ページ・スタイル、コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレート、タスク・フロー・スタイル、ページレット、タスク・フロー、データ・コントロールが含まれます。
リソース・カタログ
統合された検索および参照のユーザー・インタフェースに、本来であれば関連しない1つ以上のリポジトリの結合ビューを提供するカタログ。リソースはソース・リポジトリに作成および公開され、JDeveloperのリソース・パレットを使用している開発者とリソース・カタログ・ビューアを使用しているエンド・ユーザーに公開されます。リソース・カタログには、レイアウト・コンポーネント、Oracle ADFコンポーネント、ポートレット、タスク・フロー、ドキュメントを含めることができます。
リソース索引
WebCenter Portal REST APIにアクセスする際の開始ポイント。GETリクエストをリソース索引URIに送信すると、使用可能なすべてのサービスに対するエントリ・ポイントへのリンクのリストが返されます。
リソース・タイプ
WebCenter Portal REST APIリンクが識別するリソースのタイプを定義します。リソース・タイプを使用して、GETリクエストのレスポンス本文およびPOSTとPUTの受入可能なリクエスト本文を決定します。また、エンティティに対するresourceType
属性を使用してそれらのタイプを一意に識別します。
REST API
Oracle WebCenter Portalは、クライアントから動的にサーバー・データを取得および変更するための、一連のWebベースのREST (REpresentational State Transfer) APIを備えています。REST APIは多くのWebCenter Portalのツールとサービスで使用できます。
リバース・プロキシ・サーバー
サーバーを単一のパブリック・サイトとして公開することで、内部サーバーの物理的な場所を非表示にするサーバー・プロセス。パブリック・サイトへのリクエストは、該当する内部サーバーにルーティングされます。
ラウンドトリップ開発
ラウンドトリップ開発とは、メンテナンスや拡張のため、デプロイされた実行時ポータルからJDeveloperにリソースを戻すことができる機能および技法です。JDeveloperでリソースを変更した後、管理コンソールを使用して、デプロイされたポータルにリソースをアップロードしなおすことができます。WebCenter Portalのラウンドトリップ開発機能は、アプリケーション全体を再度デプロイすることなくポータル・リソースを変更する、簡単で便利な方法を提供します。
RSSリーダー
ポータル・ページに外部ソースからのパブリック・ニュース・フィードを組み込む、WebCenter Portalに用意されているRSSリーダー。このRSSリーダーはWebCenter Portalのみで使用可能で、Portal Frameworkアプリケーションでは使用できません。
選択ビュー(コンポーザ)
コンポーザ内のビューで、ページとコンテンツがWYSIWYGで表示され、ここでコンポーネントを選択すると、そのプロパティや親コンポーネントのプロパティにすばやくアクセスできます。選択ビューでは、コンポーネントは削除できません。
「構造ビュー(コンポーザ)」および「デザイン・ビュー(コンポーザ)」も参照してください。
自己登録ページ
ユーザーがWebCenter Portalに登録し、アイデンティティ・ストア・ログイン・アカウントをユーザー自身で作成できる事前定義済ページ。管理者はこのページの特定の側面をカスタマイズできます。
サービスID
Expression Languageでは、特定のサービスを識別する文字列。たとえば、文字列oracle.webcenter.collab.announcement
はお知らせサービスに対するサービスIDです。
PDK-Javaプロデューサの一意の識別子。PDK-Javaでは、1つのアダプタ・サーブレットの下に複数のプロデューサをデプロイできます。異なるプロデューサは、それぞれの一意のサービスIDによって識別されます。サービスIDは、サービスID/プロデューサ名がURLエンドポイントに追加されていない場合にのみ必要です。
サーブレット
通常はWebサーバー上で実行されるJavaプログラムで、Webサーバーの機能を拡張します。HTTPサーブレットは、クライアントのHTTPリクエストを受け取り、(データベースの問合せなどによって)動的コンテンツを生成し、HTTPレスポンスを返します。
セッション言語
セッションCookieの存続期間(ログオンからログオフまで)有効なユーザーが指定した表示言語。ユーザーがブラウザのCookieを消去した場合、表示言語はユーザーレベルのデフォルト言語に戻ります。指定した場合は、管理者が設定したアプリケーションレベルのデフォルト言語に戻ります。「ようこそ」ページからアクセス可能な「言語の変更」ポップアップでセッション言語を設定をします。
共有画面モード
ポートレットの本体をレンダリングするポートレット・モード。他のポートレットを含むことができるページにポートレットを表示できます。各ポートレットには、少なくとも共有画面モードが必要です。
「表示モード」も参照。
Show Detail Frameコンポーネント
コンポーザ・タグ・ライブラリにあるコンポーネント。子コンポーネントの周囲に境界線やクロムをレンダリングします。「アクション」メニューがあるヘッダーを提供し、それによって子コンポーネントの表示をカスタマイズするためにユーザー・インタフェース(UI)制御を提供します。ただし、子コンポーネントの表示をカスタマイズするには、Show Detail FrameコンポーネントはPanel Customizableコンポーネント内に組み込まれている必要があります。
詳細ページ表示モード
ポートレットをフル・ブラウザで表示するポートレット・モード。たとえば、ページ表示モードのポートレットでは、最近送信した経費報告書10件のみを表示するように制限されるのに対し、詳細ページ表示モードの同じポートレットでは、すべての送信を表示できます。
「ページ表示モード」と対比。
ページ表示モード
ブラウザ・ウィンドウ内で追加のポートレットやその他のオブジェクトにポータルを準備できるように、小さいポートレット表示を行うポートレット・モード。たとえば、ページ表示モードのポートレットでは、最近送信した経費報告書10件のみを表示するように制限されるのに対し、詳細ページ表示モードの同じポートレットでは、すべての送信を表示できます。
「詳細ページ表示モード」と対比。
類似度計算
特定の条件下で2つのオブジェクトがどの程度類似しているかを指定する類似度スコア(ゼロから1までの数値)を提供するために、アクティビティ・グラフによって使用されます。それぞれの計算の重み付けによって、その計算が推奨の総合スコアに与える影響が変化します。推奨は、推奨スコアの合計によって順序付けされます。
スキン
ポータル全体に対して1か所に設定される、CSS 3.0構文に基づいたスタイルシート。各コンポーネントへのスタイルシートの指定、または各ページへのスタイルシートの挿入を実行するかわりに、ポータル全体に対して1つのスキンを作成できます。
構造ビュー(コンポーザ)
コンポーザ内のビューで、ページ・コンポーネントのWYSIWYG表示と階層表示を組み合せて使用でき、ページ・コンポーネントを追加、編集、削除、非表示、再配置するために使用できるコントロールが階層リスト・ペインのヘッダーにあります。
「デザイン・ビュー(コンポーザ)」および「選択ビュー(コンポーザ)」も参照してください。
ポータル・ロゴ
ポータルの視覚的なアイデンティティを提供するためにホーム・ポータル・ページ上に表示されるイメージ。全画面モードでは、ページ上部のポータル名の横にもホーム・ポータルのロゴが表示されます。
ポータル・テンプレート
新しいポータルを作成する際の開始点。WebCenter Portalにはデフォルトのテンプレートがいくつか組み込まれており、これらを使用してすぐに作業を開始できるほか、既存のポータルを基にしてカスタム・ポータル・テンプレートを作成できます。
ポータルのスイッチャ
ユーザーが移動先のポータルを選択できるポップアップ・ウィンドウにアクセスできます。「最近のポータル」は、10までの最近アクセスしたポータルに続いて、現在のユーザーが最も最近アクセスしたポータルをリストします。「ポータル」は、現在のユーザーがアクセスできるすべてのポータルをアルファベット順で表示します。リンクのリストにより、ホーム・ポータル、ポータルのブラウザ・ページ、「ポータルの作成」ダイアログ、ポータル・ビルダーに、メニューから直接アクセスできます。
タスク・フロー
ADFコントローラ・アクティビティ、制御フロー・ルールおよびユーザーがタスクを完了できるように作用するマネージドBeanのセット。タスク・フローを使用すると、モジュール単位でポータルに制御フローを定義できます。開発者は、ポータルを単一のJSFページ・フローとして表すかわりに、再利用可能なタスク・フローのコレクションに分割できます。
テンプレート
「ポータル・テンプレート」、「アプリケーション・テンプレート(JDeveloper)」、「Portal Frameworkアプリケーション・テンプレート」、「WebCenter Portalプロデューサ・アプリケーション・テンプレート」、「ページ・テンプレート」および「カスタム表示テンプレート」を参照してください。
テキスト・レイアウト・コンポーネント
コンポーザを介して使用可能なレイアウト・コンポーネント。静的ページ・テキストを提供するリッチ・テキスト・エディタ。Portal Frameworkアプリケーションの設計者にとって、これは、Rich Text Editorコンポーネントと同等のランタイムです。
表示モード
(JSR 286ポートレットのみ。)他のポートレットも含まれるページ上にJSR 286ポートレットを表示できるポートレット・モード。JSR 286ポートレットに必要なモードはこれのみです。
「共有画面モード」も参照。
Web 2.0
高度にインタラクティブなWebアプリケーションの構成を可能にする、wiki、RSS、ブログなどのテクノロジ。
「WebCenter Portalのツールとサービス」も参照してください。
WebCenter Portal
JSF、Oracle ADF、WebCenter Portal Framework、WebCenter Portalのツールとサービス、コンポーザを使用して構築されたデフォルトのアプリケーション。WebCenter Portalは、エンタープライズ・ポータル、複数のサイトおよびコミュニティ、各ユーザーのホーム・ポータル、スレッド化されたディスカッション、ブログ、Wiki、ワークリスト、お知らせ、RSS、最近のアクティビティ、検索などを作成するためのブラウザベースのプラットフォームを提供します。
WebCenter Portalプロデューサ・アプリケーション・テンプレート
ポートレットの開発に必要な推奨されるプロジェクトおよびテクノロジ・スコープを使用してアプリケーションを作成するために、JDeveloperに用意されているアプリケーション・テンプレート。ポートレット・プロデューサ・アプリケーション・テンプレートは、ポートレットの作成用にスコープ設定された1つのプロジェクト(ポートレット)で構成されます。
Webページ・レイアウト・コンポーネント
コンポーザを介して使用可能なレイアウト・コンポーネント。WebCenter Portalで作成された別のWebサイト、wikiまたはブログをページのコンテキスト内に埋め込む手段です。Portal Frameworkアプリケーションの設計者にとって、これは、Inline Frameコンポーネントと同等です。
Oracle JDeveloper用のWebCenter Portal拡張機能
Oracle JDeveloperの更新ウィザードから使用可能な拡張機能で、Portal FrameworkアプリケーションをOracle JDeveloper内で構築およびデプロイするために必要なライブラリ、テンプレート、ウィザードおよびダイアログをインストールします。
ようこそページ
ようこそページには次の2つのタイプがあります。
パブリックようこそページ: WebCenter Portalにログインする前にユーザーに表示される事前定義済ページ。
個人用ようこそページ: ユーザーをそのホーム・ポータルに案内する事前定義済ページ。
WebLogic Server (WLS)
WebLogic Server。スケーラブルな企業向けのJava Platform, Enterprise Edition (Java EE)アプリケーション・サーバー。WebLogic Serverインフラストラクチャは、様々なタイプの分散アプリケーションのデプロイをサポートしており、サービス指向アーキテクチャ(SOA)に基づいてアプリケーションを構築するための理想的な基盤となります。
「統合WebLogic Server」も参照してください。
WLST
WebLogic Scripting Tool。Oracle WebCenter PortalなどのOracle Fusion Middlewareコンポーネントを管理するためのコマンド・ライン・ツール。
WSRP
Web Services for Remote Portlets (WSRP)は、ユーザーを対象とした視覚的なWebサービスを、ポータルまたは他の中間Webアプリケーションにプラグ・アンド・プレイできるようにするWebサービスの標準。その標準性により、特定の言語(JSR 286、.NET、Perlなど)をベースとする標準対応のコンテナと任意のWSRPポータル間の相互運用が可能です。WSRP対応のコンテナにデプロイされたポートレットは、その言語に関係なく、この標準をサポートするあらゆるポータル上にレンダリングできます。