Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理 11gリリース1 (11.1.1.8.3) E51441-03 |
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この章では、WebCenter Portalでサポート可能な言語と、アプリケーションおよびポータル・レベルでの翻訳とポータル内の特定文字列の翻訳の管理方法について説明します。
この章には次のトピックが含まれます:
権限: この章のタスクを実行するには、次のロールが付与されている必要があります。
第1.8項「管理操作、ロールおよびツールの理解」も参照してください。 |
ポータルで異なる言語をサポートする必要がある場合、ローカライズされたコンテンツをユーザーが選択した言語とロケールに基づいて表示するように、ポータルを構成できます。たとえば、イタリア語を話すユーザーがページを表示することがわかっている場合、イタリア語が(ブラウザ、ユーザー・プリファレンス、ポータルまたはアプリケーション設定で)選択されたときにページ内のテキスト文字列をイタリア語で表示するように、ページをローカライズできます。
また、ロケールを選択する際は、選択したロケールに適用される、特殊な書式について考慮する必要があります。たとえば、通常の情報の表示方向が左から右、右から左のどちらであるか、数字をどのように表記するか(通貨情報など)などを考慮します。
WebCenter Portal内に表示される主な情報のタイプは、次の3つです。
ユーザー・インタフェース(UI)要素。フィールドとボタンのラベル、シードされたボイラープレート・テキストなどがあります。
ユーザー入力メタデータ。ページ名、ポータル名、ポータルの説明などがあります。
ユーザーが追加したコンテンツ。お知らせ、ドキュメント、ディスカッション・フォーラム・コンテンツなどがあります。
変更に関する処理は、情報のタイプごとに異なります。
UI要素:
注意: UI要素には、28の言語と100の異なるロケールに対応した、デフォルトの翻訳が含まれています。デフォルトのUIテキストが会社の要件に合っていない場合や、会社で追加の言語をサポートする必要がある場合にのみ、このテキストを変更する必要があります。 |
WebCenter Portalアプリケーション全体(1つのポータルだけでなく)のテキストを変更するには、オーバーライド・バンドル(SpacesSeedDataOverrideBundle
.xlf)の文字列を編集します。
特定のポータルのUIテキストを変更するには、ポータル固有のリソース・バンドル(scope-resource-bundle.xlf
)に含まれる文字列を編集します。
ユーザー入力メタデータ(ページ名、ポータル名、ポータルの説明など)は、文字列としてポータルのリソース・バンドルに保存されます。ポータルごとに、独自のリソース・バンドルがあります。ユーザー入力メタデータを変更するには、ポータル固有のリソース・バンドルに含まれる文字列を編集します。
注意: 一般的に、複数の言語で表示する必要があるユーザー入力メタデータは、会社全体向けのコンテンツまたはカスタマに表示されるコンテンツであり、多くの場合、なんらかの形式で翻訳が提供されます。より特殊なコンテンツ(特定の部門や地域に固有のコンテンツなど)に必要な言語は1つのみである可能性が高く、したがって翻訳を必要としません。 |
ユーザーが追加したコンテンツは、通常、そのユーザーが使用する言語で表示されます。
WebCenter Portalでは、28の言語と100の異なるロケールに対応した翻訳が実行時に提供されます。
表45-1のリストには、デフォルトでWebCenter Portalに提供されるすべての言語が含まれています。ユーザーは、特定の言語に関連付けられたロケールを選択することもできます。たとえば、ユーザーは言語をアラビア語に変更し、その言語グループの中で、アルジェリア、バーレーン、ジブチなど、20の異なるロケールを選択できます。
表45-1 WebCenter Portalで提供される言語
AからGe | GrからRo | RuからT |
---|---|---|
アラビア語 |
ギリシャ語 |
ロシア語 |
ポルトガル語(ブラジル) |
ヘブライ語 |
中国語(簡体字) |
チェコ語 |
ハンガリー語 |
スロバキア語 |
デンマーク語 |
イタリア語 |
スペイン語 |
オランダ語 |
日本語 |
スウェーデン語 |
英語 |
韓国語 |
タイ語 |
フィンランド語 |
ノルウェー語 |
中国語(繁体字) |
フランス語 |
ポーランド語 |
トルコ語 |
フランス語(カナダ) |
ポルトガル語 |
|
ドイツ語 |
ルーマニア語 |
注意: Oracle Enterprise Managerなど、WebCenter Portalにサービスを提供する管理層では、WebCenter Portalで使用可能な言語サブセットが提供されます。それらを次に示します。
ディスカッションには、WebCenter Portalのディスカッション・サーバーが使用されます。初期設定では、ディスカッション・サーバー・アプリケーションでは、英語とスペイン語がサポートされています。表45-1にリストされているその他の言語はサポートされません。ただし、アプリケーションはユーザー独自の翻訳ファイルを受け入れます。詳細は、Jiveのドキュメント・サイトを参照してください。この情報は、ディスカッション・サーバー・アプリケーションのユーザー・インタフェースに明示的に示されます。 |
注意: ページレット・プロデューサの管理UIでは、9か国語の管理言語とオランダ語がサポートされています。 |
変更または翻訳対象が、アプリケーション全体のUIテキスト、特定ポータルのUIテキスト、またはポータル内のユーザー入力メタデータのいずれであっても、そのプロセスは基本的に同じで、該当するファイルをそれぞれ変更するだけです。
アプリケーション全体にシードされたUIテキストを変更するには、オーバーライド・バンドル(SpacesSeedDataOverrideBundle.xlf
)を編集します。
アプリケーション・レベルで文字列を変更または翻訳するには:
WLSTを起動します。詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。
WLSTコマンドexportMetadata
を使用して、オーバーライド・バンドルをエクスポートします。
exportMetadata(application='webcenter',server='WC_Spaces',toLocation='/tmp/metadata',docs='/xliffBundles/SpacesSeedDataOverrideBundle.xlf')
この例では、WC_Spaces
管理対象サーバー上のWebCenter Portal (webcenter
)のSpacesSeedDataOverrideBundle.xlf
を/tmp/metadata
フォルダにエクスポートします。アプリケーション名には、必ずwebcenter
を使用してください。
WebCenter Portalのインストールをホストする管理対象サーバーの名前と一致するようにserver
値を変更します。
toLocation
値を、文字列ファイルのエクスポート先となる場所に変更します。
詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。 『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のexportMetadataに関する項も参照してください。
/xliffBundles/SpacesSeedDataOverrideBundle.xlf
をエクスポートしたフォルダに移動します。
注意: 編集したファイルを正しくエンコードしないと、翻訳をインポートする際にエラーが発生する場合があります。Oracle JDeveloperは特殊文字を自動的に正しくエンコードするため、ファイルの編集にはOracle JDeveloperを使用することをお薦めします。 |
ベース言語の文字列を変更する場合には、テキスト・エディタで/xliffBundles/SpacesSeedDataOverrideBundle.xlf
を開きます。
ファイルを別の言語に翻訳する場合には、そのファイルの言語固有バージョンを作成します。たとえば、アプリケーション全体のUIテキストをカタリナ語に翻訳するには、ファイルの名前をSpacesSeedDataOverrideBundle_ca.xlf
にします。翻訳の場合には、通常このファイルを翻訳チームに送信し、翻訳チームがファイルを更新して返信します。
変更または翻訳する<trans-unit>
ブロックを見つけます。
SpacesSeedDataOverrideBundle.xlf
内のID
属性は、WebCenter Portalのコンポーザに表示されるUI要素のリソース・キーに対応します。
たとえば、アプリケーション全体のSpacesSeedDataOverrideBundle.xlf
ファイルに含まれるAnnouncementsタイトルの<trans-unit>
ブロックは、次のとおりです。
<trans-unit id="ANNOUNCEMENTS.TITLE"> <source>Announcements</source> </trans-unit>
<source>
ブロック内のテキストをビジネス要件に合わせて編集し、ファイルを保存します。
WLSTコマンドのimportMetadata
を使用して、更新された文字列ファイルをWebCenter Portalに再度インポートします。例:
importMetadata(application='webcenter',server='WC_Spaces',fromLocation='/tmp/metadata',docs='/xliffBundles/SpacesSeedDataOverrideBundle.xlf')
この例では、/tmp/metadata
フォルダから、該当する文字列ファイルをWC_Spaces
管理対象サーバー上のwebcenter
アプリケーションにインポートしています。fromLocation
のパスを、文字列ファイルのインポート元となる場所に変更します。アプリケーション名には、必ず「webcenter
」を使用してください。WebCenter Portalのインストールをホストするサーバーと一致するようにサーバー名を変更します。
詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。 『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のimportMetadataに関する項も参照してください。
WC_Spaces
管理対象サーバーを再起動し、変更がUIの表示に反映されていることを確認します。
特定のポータルの文字列を翻訳するには、ポータル固有のリソース・バンドル(scope-resource-bundle.xlf
)を編集します。翻訳できる文字列は、ポータルの表示名、説明およびページ・タイトルです。
ポータルの文字列を翻訳するには:
WLSTを起動します。詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。
WLSTコマンドのexportMetadata
を使用して、文字列ファイルをエクスポートします。
すべての文字列ファイルをエクスポートする場合は、docs
属性を含めません。例:
exportMetadata(application='webcenter',server='WC_Spaces',toLocation='/tmp/metadata')
この例では、WC_Spaces
管理対象サーバー上にあるWebCenter Portal (webcenter
)のすべての文字列ファイルを/tmp/metadata
フォルダにエクスポートしています。アプリケーション名には、必ずwebcenter
を使用してください。
WebCenter Portalのインストールをホストする管理対象サーバーの名前と一致するようにserver
の値を変更します。
toLocation
のパスを、文字列ファイルのエクスポート先となる場所に変更します。
特定の文字列ファイルのみをエクスポートする場合は、docs
属性を含めます。例:
exportMetadata(application='webcenter',server='WC_Spaces',toLocation='/tmp/metadata',docs='/oracle/webcenter/translations/scopedMD/PORTAL_GUID/scope-resource-bundle.xlf')
この例の結果は1つ目の例と似ていますが、ポータル固有のリソース・バンドルのみがエクスポートされます。PORTAL_GUIDを文字列の変更対象となるポータルのGUIDに置換します。
注意: 複数のファイルをエクスポートするには、ファイルの場所をカンマで区切ります。 |
詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。 『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のexportMetadataに関する項も参照してください。
文字列ファイルをエクスポートしたフォルダに移動します。
注意: 編集したファイルを正しくエンコードしないと、翻訳をインポートする際にエラーが発生する場合があります。Oracle JDeveloperは特殊文字を自動的に正しくエンコードするため、ファイルの編集にはOracle JDeveloperを使用することをお薦めします。 |
文字列をベース言語で変更する場合は、/oracle/webcenter/translations/scopedMD/PORTAL_ GUID/scope-resource-bundle.xlf
を開き、PORTAL_GUIDを、文字列の変更対象となるポータルのGUIDに置換します。
ファイルを別の言語に翻訳する場合には、そのファイルの言語固有バージョンを作成して、テキスト・エディタで開きます。たとえば、ポータルのUIテキストをカタリナ語に翻訳するには、ファイルの名前をscope-resource-bundle_ca.xlf
にします。
翻訳する<trans-unit>
ブロックを見つけます。
scope-resource-bundle.xlf
内のOBJECTGUID
属性は、WebCenter Portalのコンポーザに表示されるUI要素のリソース・キーに対応します。
たとえば、ポータル固有のscope-resource-bundle.xlf
ファイル内にあるページの表示名では、<trans-unit>
ブロックは次のようになります。
<trans-unit id="SCOPEGUID:s2f80d470_6cc4_479a_884c_9feb574b35d6:Pagedf7eed1_13eea02290b__7ff6:SERVICEID:oracle.webcenter.page:OBJECTTYPE:page:OBJECTGUID::PAGES.:Page2.jspx.DISPLAY_NAME"> <source>Personal25</source> </trans-unit>
<source>
ブロック内のテキストをビジネス要件に合わせて編集し、ファイルを保存します。
WLSTコマンドのimportMetadata
を使用して、更新された文字列ファイルをWebCenter Portalにインポートします。例:
すべての文字列ファイルをインポートする場合は、docs
属性を含めません。例:
importMetadata(application='webcenter',server='WC_Spaces',fromLocation='/tmp/metadata')
この例では、すべての文字列ファイルを、/tmp/metadata
フォルダからWC_Spaces
管理対象サーバー上のwebcenter
アプリケーションにインポートしています。fromLocation
のパスを、文字列ファイルのインポート元となる場所に変更します。アプリケーション名には、必ず「webcenter
」を使用してください。WebCenter Portalのインストールをホストするサーバーと一致するようにサーバー名を変更します。
特定の文字列ファイルのみをインポートする場合は、docs
属性を含めます。
importMetadata(application='webcenter',server='WC_Spaces',fromLocation='/tmp/metadata',docs='/oracle/webcenter/translations/scopedMD/PORTAL_GUID/scope-resource-bundle.xlf')
この例の結果は1つ目の例と似ていますが、ポータル固有のリソース・バンドルのみがインポートされます。PORTAL_GUIDを文字列の変更対象となるポータルのGUIDに置換します。docs
属性を使用することをお薦めします。
注意: 複数のファイルをインポートするには、ファイルの場所をカンマで区切ります。 |
詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。 『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のimportMetadataに関する項も参照してください。
WC_Spaces
管理対象サーバーを再起動し、変更がUIの表示に反映されていることを確認します。
ビジネス要件に合わせるために、ポータルの特定文字列のみを翻訳する場合があります。たとえば、ポータル内のページにある特定のインスタンスで、「お知らせ」タスク・フローのタイトルのみを翻訳する必要がある場合があります。
ポータル内の文字列の特定のインスタンスに翻訳を追加するには:
WLSTコマンドのexportMetadata
を使用して、文字列ファイルをエクスポートします。例:
exportMetadata(application='webcenter',server='WC_Spaces',toLocation='/tmp/metadata',docs='/oracle/webcenter/translations/scopedMD/PORTAL_GUID/scope-resource-bundle.xlf')
この例では、WC_Spaces
にデプロイされたWebCenter Portal (webcenter
)のポータル固有のリソース・バンドルを/tmp/metadata
フォルダにエクスポートしています。PORTAL_GUID
を文字列の変更対象となるポータルのGUIDに置換します。必要に応じて、WebCenter Portalのインストールに合うようにサーバー名を変更します。toLocation
のパスを、文字列ファイルのエクスポート先となる場所に変更する必要があります。
詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。 『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のexportMetadataに関する項も参照してください。
翻訳する文字列ファイルの言語/ロケール固有バージョンを作成します。
/oracle/webcenter/translations/scopedMD/
PORTAL_ GUID/scope-resource-bundle.xlf
をコピーして、PORTAL_GUIDをポータルのGUIDに置換します。次にそのファイルに必要な名前を付けて保存します。たとえば、ポータル全体のUIテキストをカタリナ語に翻訳するには、ファイルの名前をscope-resource-bundle_ca.xlf
にします。
翻訳されるファイルを翻訳チームに送信して、編集します。翻訳の手順は、次のとおりです。
JDeveloperまたはテキスト・エディタで文字列ファイルを開きます。
注意: 編集したファイルを正しくエンコードしないと、翻訳をインポートする際にエラーが発生する場合があります。Oracle JDeveloperは特殊文字を自動的に正しくエンコードするため、ファイルの編集にはOracle JDeveloperを使用することをお薦めします。 |
変更する<trans-unit>
ブロックを見つけます。
ポータル固有のscope-resource-bundle.xlf
ファイルの<trans-unit>
ブロックの場合、次のようになります。SCOPEGUID
は選択したポータルの内部IDを示し、OBJECTGUID
は「お知らせ」タスク・フローのIDを示しています。
<trans-unit id="SCOPEGUID:s7735bad2_2e7d_4d73_a360_423a64bfc111:SERVICEID:oracle.webcenter.peopleconn:OBJECTTYPE:profile:OBJECTGUID:ANNOUNCEMENTS.TITLE"> <source>Announcements</source> </trans-unit>
OBJECTGUID
属性(scope-resource-bundle.xlf
内)は、コンポーザで必要な文字列に表示されるリソース・キーに対応します。リソース・キーの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の文字列のリソース・キーの確認に関する項を参照してください。
必要に応じて、指定された<trans-unit>
ブロックの<source>
テキストを翻訳します。
ファイルを保存します。
WLSTコマンドのimportMetadata
を使用して、更新された文字列ファイルをWebCenter Portalに再度インポートします。例:
importMetadata(application='webcenter',server='WC_Spaces',fromLocation='/tmp/metadata',docs='/oracle/webcenter/translations/scopedMD/PORTAL_GUID/scope-resource-bundle.xlf')
この例では、指定されたポータルの文字列ファイルを、/tmp/metadata
フォルダからWC_Spaces
管理対象サーバーにデプロイされたWebCenter Portal (webcenter
)にインポートしています。PORTAL_GUID
を文字列の変更対象となるポータルのGUIDに置換します。必要に応じて、WebCenter Portalのインストールに合うように管理対象サーバーの名前を変更します。fromLocation
のパスを、文字列ファイルのインポート元となる場所に変更します。
詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。 『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のimportMetadataに関する項も参照してください。
WebCenter Portal内の必要なUI要素のリソース・キーを更新します。たとえば、ポータル内における特定の「お知らせ」タスク・フローのタイトルを翻訳する場合、次の手順を実行します。
WebCenter Portalにログオンして必要なポータルに移動し、タイトルを翻訳する「お知らせ」タスク・フローの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログを開きます。「コンポーネント・プロパティ」ダイアログへのアクセスの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のコンポーネントの変更に関する項を参照してください。
「表示オプション」タブの「テキスト」フィールドで、新しいリソース・キーを次の形式で指定します。
#{o_w_f_t_TranslationsRBBean['trans-unit id']}
trans-unit id
は、scope-resource-bundle.xlf
ファイルの「お知らせ」タスク・フローのIDです。たとえば、次のリソース・キーを指定します。
#{o_w_f_t_TranslationsRBBean['SCOPEGUID:s7735bad2_2e7d_4d73_a360_423a64bfc111:SERVICEID:oracle.webcenter.peopleconn:OBJECTTYPE:profile:OBJECTGUID:ANNOUNCEMENTS.TITLE']}
「OK」をクリックします(図45-1)。
WC_Spaces
管理対象サーバーを再起動し、WebCenter Portalで変更内容が反映されているかどうかを確認します。
WebCenter Portalではデフォルトでサポートされていない新規言語のサポートを追加できます。WebCenter Portalを有効化して追加言語をサポートするには、ポータルの文字列をリソース・バンドル内で新規言語に翻訳し、2つの言語の構成ファイル(supported-languages.xml
およびfaces-config.xml
)を更新し、該当する言語更新をカスタム共有ライブラリにデプロイします。
新規言語のサポート追加に関する情報は、Oracle Technology NetworkのOracle WebCenter Portalホワイト・ペーパーおよびテクニカル・ノートページにあるホワイト・ペーパーSpacesのサンプル拡張機能を参照してください。