| Management Pack for Oracle® GoldenGate Oracle GoldenGate Directorの管理 12c (12.1.2) E52104-02 |
|
 前 |
 次 |
この章では、Oracle GoldenGate Directorのアーキテクチャとコンポーネントの概要を説明します。
Oracle GoldenGate Directorはリモート・クライアントからOracle GoldenGateインスタンスの構成管理を可能にする複数層クライアント/サーバー・アプリケーションです。Oracle GoldenGate Directorは図1-1に示すコンポーネントから構成されています。
Oracle GoldenGate Mangerプロセスの各インスタンスは、ホストの完全修飾ドメイン名(またはホストのIPアドレス)、Managerがリスニングしているポートとユーザー定義データソース名によってOracle GoldenGate Director内で識別されます。Managerプロセスはデータベースと関連付けられているため、この組合せはOracle GoldenGate Director Clientアプリケーション内でデータソースとして識別されます。
Oracle GoldenGate Director ServerによりOracle GoldenGateインスタンスの管理が調整されます。Oracle GoldenGate Director Serverは、Oracle WebLogic Serverドメインとしてインストールされます。
Oracle GoldenGate Director Serverには次のアプリケーションが含まれます。
Oracle GoldenGate Director Serverアプリケーションは、セキュリティ、ホスト情報サービス、オブジェクト・モデリング、ダイアグラミング、統合されたイベント・ロギング、アラート・サービスを制御するサービスの集合です。
モニター・エージェントは、GGSCI (GoldenGate Software Command Interface)の専用のセッションを確立するOracle GoldenGateホストへのクライアントです。接続はプロセス・ステータスとイベント情報を取得するために使用されます。Oracle GoldenGate Director Serverは、監視されている各Oracle GoldenGateインスタンスのOracle GoldenGate Managerポートを介してエージェントに接続されます。
Oracle GoldenGate Director Serverは、中央リポジトリとしてデータベースを使用し、ユーザーとグループ、ユーザーが作成したグラフィカル・ダイアグラム、統合されたイベントおよびその他の情報についての情報を保管します。ユーザーはシステム上のどのOracle GoldenGate Director Clientにもログインでき、ネットワークの格納されたビューを取得できます。
Oracle GoldenGate Director ClientはOracle GoldenGate Director Serverのクライアント・アプリケーションで、Oracle GoldenGateインスタンスを管理するグラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)を提供します。クライアントはJavaをサポートするどのプラットフォーム上でも実行でき、ドラッグ・アンド・ドロップ、メニューとツールバー、デスクトップ・アプリケーションで想定されるその他の機能が実行可能です。
Oracle GoldenGate Director WebはOracle GoldenGate Director Server内でホストされるWebアプリケーションです。クライアント・システムにソフトウェアをインストールする必要なしに、Oracle GoldenGateインスタンスのリモートによるブラウザベースの監視および制御が可能になります。
Oracle GoldenGate Director AdministratorはOracle GoldenGate Director Serverのクライアントであり、Oracle GoldenGate Director Serverの構成のために使用されます。AdministratorによりOracle GoldenGateインスタンスとユーザーの追加と削除ができ、Oracle GoldenGate Directorの全体的な構成の管理が可能です。
